東京都庁はさすが大金持ちだと思った。2026年度から、現在の民生委員児童委員の月1万円の活動費を3万円に増額するそうだ。また、会社勤めしながら民生委員児童委員をする会社員を雇用する企業にも一人あたり10万円の協力金が支給される。現在の民生委員児童委員は高齢化が進み若手は少ない。

 この世界も老々介護社会だ。都内は人口比率から、1万311人の定数に8707人しかいなくて(84・4%)、全国平均でも、2013年の97・1%から2025年は91・7%と確実に減り続けている。

 宮崎県でも、令和4年の平均年齢が69・4歳から令和7年には70歳になった。60歳代も令和4年の53・6%から令和7年には60・5%へ。75歳以上も令和4年から128人も増え25・7%をしめる。私はまだ若いほうだと日南市油津地区の会長に就任させられた。17人いるうち60代は二人。80代は6人(最高齢は87歳)先日、宮崎県の各地区会長だけの協議会があり、昨年に20歳代の民生委員が一人出た!30歳代も3年前より4人増えて5人いる。若い委員は、全員会社員だ。企業のバックアップがなければ定例会にも参加できない。月一の定例会はほぼ昼間だからだ。 

 義務ではないが、小中学の生徒の登校時間には、横断歩道に立ち、旗振りをする。私の場合、朝の7時20分から8時まで月曜日から金曜日まで週5日間立つ。宮沢賢治じやないが、雨の日も風の日も…。

 それ以外に、ひとり住まいの後期高齢者以上の見守りもある。ゴミ出しの不平不満。お隣り同志の枯れ枝問題。大声をあげる隣近所のゴタゴタまで相談される。

 月一万円の活動費は決して高くはない。会長協議会でも、活動費の値上げが議題に上がったが声をあげる人がいない!ので現状維持状態。国はボランティア精神に甘えて今日まできている。東京都庁の増費を、九州の片隅から複雑な思いで見ている!

「唖然、呆然、???」しかない、今回の衆議院選挙結果!圧勝!のマスコミ報道も、まさかの316議席を高市自民党が勝ち得るとは誰ひとり予想しえなかった。分析はともかく、国民は高市自民党へ投票した。

 しかし、よく見ると朝日新聞の「天声人語」が書くように、自民党の比例の得票数は36%の2100万票。6割以上は別の政党を選んだ。投票で自民党と書いたのは5人に1人だ。投票率も56・26%。単純に2人に1人しか選挙に行っていない。訳のわからない真冬の解散総選挙に無関心な国民であった!とも言える。私も、小選挙区制の死票を数えてみたら、一位自民党の投票数より、他党の合計数は反自民票として上回る。何かおかしい選挙制度だと思う。 

 保守王国の宮崎県3区のうち、2区では野党議員が勝利。2位の自民党議員は比例当選した。負けて比例復活って、こんなおかしな制度は辞めないと!

 高市早苗に「何かしてくれそう」「今まではっきり言わない歴代の男の首相と違い自分の発言する女性総理に期待」という声も報道された。台湾問題も、見かた一つ違うと勇気ある発言として受け止められる。彼女がした政策は、ガソリン税で油が安くなったこと。車を持つ人はこれだけで彼女に期待感を抱き投票した。問題はこれからである。公約通り、消費税を2年間の期限付きで本当に廃止できるのか? もう自民党単独で何でも決められるのだ。憲法もスパイ防止法、外国人問題も…。

間話休題。地元のゴミ捨て場に、五木寛之さんの「人間の関係」(ポプラ社)の本が捨てられていた。2007年の書籍だ。簡単に言うと「人間について考えることと、人間の関係について考えることとは同じように見えてもそうではない」そもそも、人間はひとりでは生きていけない存在。人間の関係が希薄になると自殺が増える(に違いない)人間と人間をつなぐシナプス(伝達接合)、心のシナプスが必要なのが人間。私たちは少子化、過疎化、高齢社会という人と人をつなぐ心のシナプスをどう見出すのか。それをどう社会の中で生かすのか。

 私は、高市政権との人間の関係を交わそうとは思わないが、国民は絶大な権力を与えてしまった。これからの最も重要な課題は、国民と高市自民党との関係を見つめ続けることしかない。

 今回の意味不明な解散総選挙には、怒りとため息しか出ない!マスコミの選挙予想では、自民党単独過半数!と出ている。めまいがしてくる。

 タレントの松尾貴史(65)さんがX(旧ツィッター)でつぶやいた。

「日本の有権者はすごい!寛容で我慢強い。いや、マゾなのか。これだけ国民を舐め切り蔑ろにしている自民党が優勢とは奇々怪界です。調査では、壺議員、裏金議員がどういうわけかリード。本当に地獄の一丁目の際まで来た日本国」と…。全く同意見。中道新党にいろいろ批判の声も多いが、私は、驕り切った高市政権への対抗措置としては今はこれしかない!と賛成する。

 これまで、野党が一致結束できなかったのは、憲法、安保、エネルギー(原子力)での考え方の違いからだ。いつも、ここで団結できない。

 私は、統一協会問題と裏金に見る自民党腐敗は何も変わっていない!と思う。旧統一協会の問題については、2年前のサンデー毎日で評論家・寺島実郎さんが「愛国を軸とする日本の保守政治の中枢と反日を教義とする宗教団体が(反共)という一点で共鳴し癒着していた。宗教団体が、日本人の朝鮮半島支配に対する贖罪感を利用、日本人から膨大な献金を上納させ、その活動に保守勢力が支援を受けていたことにある」と分析。故・安倍晋三襲撃事件の本質はここにこそある。母親が1億円以上の献金を統一協会にして身内が自死する環境からの行動。不幸にも殺害となったが殺意があったかどうか?

 今回の衆議院選挙、私の選挙区からは、自民党と参政党候補しか出馬していない。両党ともに入れたくない。白紙投票しか選択がない。何という選挙だろうか?高支持率の今なら勝てる!という、その一点での今回の選挙戦。高市の驕り高ぶった意識を打ち砕かないと!日本国民は本当に滅びるよ!

 朝日新聞「声」に81歳の女性の投書。

「弁当に卵焼きが入れられる日本であって欲しい!」と…。高市政権の「世界的真ん中を咲き誇る日本」のスローガンが空しい。どこを見て政治をしているのだ?と思う。81歳の女性の孫娘は、一年の育児休業後に看護師のパートとして勤務復帰。公立の保育園に入れず高い保育園に子どもを預けている。二人目の子どもなんて夢のまた夢だとあきらめざるを得ない。毎日、弁当持参しているが、ふりかけご飯に、キャベツとちくわの炒め物だけ。看護師の激務に耐えられるのか?と祖母は嘆く。安い備蓄米も手に入らず4500円の米にため息をつく暮らし。そこで、お米券のような短絡的なその場しのぎの物価対策でない政治を望む。せめて、卵焼きを弁当箱に入れさせてあげたい!と…。

 米も相変わらず4000円代。卵もワンパック300円以上する。新年を迎えても物価高は続く。円安が大きな要因である。高市が今月の衆議院解散するようだ。自分の高い支持率の今なら勝てる!と思っているのだろう。自民党過半数を得て、野党に気兼ねなく政権運営したい!それだけだ。国民の窮状など頭にはない。彼女は、国家のことは頭にあっても国民のことは全くない!

 米についても、81歳の女性から投書があった。お米券ではなく、まず米価を下げた上で国が農家の所得補償をすればいいのでは…と。石破政権の政策をひっくり返し「(米価格)はマーケットの中で決まるべきもの。政府がコミットすべきではない」と鈴木農林大臣は国会で語った。

 元NHKアナの「松平定知の藤沢周平を読む」(実業之日本社文庫)に、江戸時代の米事情が書いてある。搗き米屋という米精米所が江戸には1600軒あり、全国から米が江戸に集まるため、江戸庶民は安い米を食べていたそうだ。幕府の家臣である旗本や御家人には一日五合の米が支給。余った米を生活に宛てるため換金もしたので一日一人四合は食べていた。一般庶民も同じくらい。対照的に農家では作るだけで、米は年に数回程度しか口にできなかったそうだ。

江戸庶民は、一汁一菜とおかずはそれほどなかったから、とにかくお米が主食だった。令和の今、私たちは高い米さえもなかなか食べられない。こんな政治しかできない高市政権を支持する輩が私は信じられない。我々庶民が望むのは普通の生活ができる日常生活だ。戦争をする日本ではない!対中国でもない。資源を海外に頼るしかない日本は、平等中立外交でしか生き抜く術はない。解散総選挙なんて国民無視の愚かな選択でしかない。弁当箱に卵焼きを入れられる生活を望むだけだ!

映画「エクスペンダブルス」(最強無敵の傭兵軍団で自らを消耗品と呼ぶ)が現実になるとは思いもしなかった。まさにトチ狂った大統領・トランプはベネズエラを現実に攻撃してしまった。映画の再現だ。中国軍隊が、永田町の首相官邸にヘリで襲撃して高市早苗を拉致して、中国で裁判にかける。こんな非現実的な出来事が現実に起こったようなものだ。

閑話休題。昨年の3月国際政治学者・藤原帰一さんが「巻き戻される国際秩序」で、実はトランプはプーチンと同じ人種だと書いていた。大国が小国を力で支配する国際関係。それは、第二次世界大戦以前の状態に戻そうとしている。デモクラシーの帝国からプレデター(捕食者)の帝国へ。トランプもロシアと同じ捕食者化する米国を夢見ていた。GDPの世界一の米国(29兆ドル)と、第二位の中国(18.7兆ドル)の両国で世界を仕切っていく「G2世界」までトランプの頭の中には計算されているのではないか。

 ロシアのウクライナ支配、中国の台湾統治もトランプは当然視している。高市早苗の台湾統治発言は、そんなトランプの思いをポロリ!と発言したのだろうがトランプは無視した。

 藤原さんによると「プーチンは世界は、6個か7個の勢力圏に分割されていることが望ましい。ユーラシア大陸ならロシア。中南米はアメリカ。東アジアは中国…」この3国で、他の勢力圏には踏み込まないことで大国同志の平和が共有される」

 森永康平(政治評論家)さんも「地球を半分に割ってアメリカはこっち、そっち(ロシア、中国)はあんたたちという風にして、お互い口出しするなよ!」の覇権主義のG2時代になる!とラジオで話していた。

 ジルベスタースタローンやジェイソンステイサムの軍団が映画の中でいろんな小国に舞い降りて殺戮しまくるフィクションなら娯楽ですんだが、今年は現実となった!米国の下駄の雪である日本はどうするのか?軍事費の多額の金を注ぎ込む高市政権は、たぶんトランプ支持の外交てんかいしかできないだろう。暮れの朝日川柳にこんな句があった。

「若者よ首相に命委ねるの」

「国の債払い続ける若者よ」

また、せかいの各地で戦争がはじまる!