70歳になり民生委員も2年目。いまの仕事は毎朝の旗振り(交通指導員でもある)と地域の福祉活動だ。残りの時間は読書とギターと歌の練習のみ。

 先日、宮崎日日新聞に「日南の民生委員加世田さん歌届ける」で三段記事になった。以下、その全文です。

「加世田さんは元週刊誌記者。約10年前に帰郷し、2022年12月から民生委員を務めるなど地域活動にちからを入れている。

 出前ライブのきっかけは民生委員が主催し油津赤レンガ館で開催したライブ。その際、高齢者から「行きたいけれど足が悪くて」との声を聞き、「ならば自分が出向けば」と思い立って活動をスタートさせた。

 加世田さんはボーカル兼ギター。レパートリーは約70曲て、そのほとんどが昭和歌謡。「誰もが知っていて、口ずさめる曲しかやらない」のがこだわりという。妻の悦子さんがキーボードで参加する時もある。

 6月中旬、近所の高齢者宅を訪れ「昴」「君といつまでも」「フェニックス・ハネムーン」など8曲を披露。郎らかで優しい歌声と郷愁誘うギターの音色で2人の観客を楽しませた。終了後はお茶を飲みながら談笑も。2人は「歌を聞いていたら、昔を思い出せて楽しかった。元気をもらえた」と笑顔を見せていた。加世田さんは「自分の趣味を生かせて、みんなに喜んでもらえるのはこの活動しかない。要望があれば、市外でもどこでも出向く」と話している」

 新聞掲載後、日南市外から2件。市内からは、夏祭り、敬老会への出演依頼が5件あった。なかには、尺八歴48年の男性から一度お手合わせできないか!との電話もあった。東京住まいの頃は、一人弾き語りでレパートリー30曲あった。デュオでのレパートリーは増え続けて、今は95曲になっている。これからは、レパートリーメニュー表を会場に回して、その中からリクエストしてもらい歌う形にして行きたい。私のモットーは、10人いたら10人が知っている曲しか演奏しない!こと。英語の歌はやめました。ただ、テネシーワルツ、ホテル・カリフォルニアは日本語訳にして歌っている。出前ライブがライフワークになりそうだ。