CME日経平均先物の投機筋のポジション動向(2013年5月28日時点)…買い越し枚数は増加!
シカゴ日経平均先物取引について、2013年5月28日時点でのノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズのポジション動向(ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)です。
ノン・コマーシャズについては5月28日時点では43,506枚の買い越しとなりました。31週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて2,991枚増加しました(3週間振りの増加)。筆者は減少すると予想していただけに、意外感があります。なお、買いポジションと売りポジションは両方とも減少しています。
CTAやヘッジファンドなど投機筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
なお、円証拠金ベースのみのポジション動向をみると、5月28日時点では28,404枚の買い越しとなりました。32週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて253枚減少しました(2週間振りの減少)。
投機筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
次に実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家、ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)のポジション動向をみてみましょう。
5月28日時点では8,207枚の買い越しとなりました。86週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて3,430枚減少しました(2週間連続の減少)。
年金など実需筋のスタンスは、まだ「強気」継続と判断します。
最後に小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。
5月28日時点では51,713枚の売り越しとなりました。86週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて439枚減少しました(2週間連続の減少)。
小口投機家のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
筆者は次回の投機筋のポジション動向に注目しています。日経平均は大きく下落していますが、足元の発表数値をみると、裁定買い残、信用買い残をはじめとして、ポジション調整が進んでいないようにみえます(これは株価の下落がまだ続くことを意味します)。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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S&P500先物のCMEポジション動向(5月28日時点):買い越し枚数は4週間振りに増加!
S&P500先物取引について、2013年5月28日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみてみましょう。
下記はCMEのS&P500先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。なお、CFTCは2010年6月15日分から、通常取引とミニ取引を合計した数値を発表しています。グラフは、2010年6月15日以降はこの合計値、6月8日以前については通常取引の数値のみを反映させています。
5月28日時点では差引きで41,960枚の買い越しとなりました。38週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて9,503枚増加しました(4週間振りの増加)。買い越し枚数は依然として高水準を維持しています。
ヘッジファンドやCTAなどの投機筋の米国株式に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。
下記は、実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家)のポジション動向です。
5月28日時点では77,256枚の売り越しとなりました。49週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて16,579枚増加しました(4週間振りの増加)。
年金など実需筋のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
最後に、小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。
5月28日時点では35,297枚の買い越しとなりました。83週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて7,076枚増加しました(3週間連続の増加)。
小口投機家のスタンスは、「強気」継続と判断します。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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S&P500指数の中期的な動き(2013年5月31日):2週間連続で下落!
5月31日時点のS&P500指数の週足ベースのいくつかのチャートをみてみましょう。
S&P500指数は2週間連続で下落しています。
下記はS&P500指数の週足のボリンジャーバンドです(30週平均を利用)。5月31日時点では+2シグマの下に位置しています。まだ中期での上昇トレンドが継続しています。
下記はAVSの週足モデルのチャートです。
AVS週足モデルは、5月31日時点では「買い」継続となっています。6月7日時点のSAR値(売買転換値)は1,621.55ポイントとなっています。日次モデルは「売り」転換が近づいています。
下記はAVSの日足モデルのチャートです。
AVS日足モデルは、5月31日時点ではまだ「買い」継続となっています。6月3日時点のSAR値(売買転換値)は1,627.37ポイントとなっています。
下記はDMI週足のチャートです。5月31日時点では「買い」継続となっています。ADXは反発しています。
下記は週足ベースのMACDのチャートです。5月31日時点では「買い」継続となっています。
下記はストキャスティクス13週のチャートです。低下中ですが、まだ「買われ過ぎ」の領域にあります。
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