日経平均の長期移動平均線(2013年5月末時点)
筆者は、中長期の動きを掴むために、5年ごとの移動平均の推移をみています。2013年5月末時点の状況を確認しておきましょう。
下記は日経平均の5年ごとの長期移動平均のチャートです。
5月31日の終値(13,774.54円)は40年移動平均線(5月末時点で13,718.16円)のすぐ上に位置しています。一時30年移動平均線(同16,319.77円)に近付きましたが、結局到達できませんでした。
長い上ヒゲをつけたため、目先は日柄調整が続く可能性が高まっています。
40年移動平均線を下回ると、次の下値メドは45年移動平均線(同12,494.30円)と15年移動平均線(同12,398.49円)となります。この2本のラインが強力な下値支持線として作用するとみています。
下記はTOPIXの5年ごとの移動平均線のチャートです。
5月末時点の終値(1,135.78ポイント)は40年移動平均線(5月末時点で1,129.24ポイント)と15年移動平均線(同1,155.58ポイント)の間に位置しています。
当面の下値メドは、40年移動平均線と10年移動平均線(同1,122.28ポイント)とみています。
下記は5年ごとの移動平均線の一覧です。参考にしてください。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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日経平均のAVS月次モデル(2013年5月末時点):「買い」継続だが、10カ月振りに下落!
筆者が活用しているトレンドフォローシステムAVS(月次モデル)のチャートを確認しておきましょう。なお、日経平均の2013年5月の月間騰落率は-0.62%となり、10カ月振りに下落しました。
5月末時点では「買い」継続となっています。6月末時点のSAR値(売買転換値)は12,644.05円です。6月末の終値がSAR値を下回れば、月次モデルは「売り」転換することになります。
なお、チャートをみてわかるように長い上ヒゲが現れました。これは相場が天井をつけた可能性を示唆しています。
下記は日経平均のMACDの月次チャートです。MACDは5月末時点では「買い」継続となっています。
下記は日経平均のRCIのチャートです。5月末時点でRCI(12カ月)は6カ月振りに下落しています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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円相場の動きと投機筋の動向(2013年5月28日時点)…円売り越し枚数は4週間連続で増加!
IMM円通貨先物取引の投機筋のポジション動向を確認しておきましょう。
2013年5月28日時点では99,769枚の円売り越しとなりました。32週間連続の円売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて4,583枚増加しています(4週間連続で増加)。
筆者は今回の発表では売り越し枚数が減少すると予想していましたが、逆に増加しています。これはポジション調整が進んでいないことを意味します。さらに円高が進行した場合、円の買い戻しの行動が相場の動きを速める可能性があることに注意する必要があります。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
下記は実需筋(コマーシャルズ=年金などの機関投資家)のポジション動向です。
2013年5月28日時点では140,546枚の円買い越しとなりました。34週間連続の円買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて1,914枚増加しました(4週間連続の増加)。
実需筋(コマーシャルズ)のスタンスは、「強気」継続と判断します。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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