S&P500先物のCMEポジション動向(5月28日時点):買い越し枚数は4週間振りに増加! | COTレポートの読み方

S&P500先物のCMEポジション動向(5月28日時点):買い越し枚数は4週間振りに増加!

S&P500先物取引について、2013528日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみてみましょう。

 下記はCMES&P500先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。なお、CFTC2010615日分から、通常取引とミニ取引を合計した数値を発表しています。グラフは、2010615日以降はこの合計値、68日以前については通常取引の数値のみを反映させています。

528日時点では差引きで41,960枚の買い越しとなりました。38週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて9,503枚増加しました(4週間振りの増加)。買い越し枚数は依然として高水準を維持しています。

ヘッジファンドやCTAなどの投機筋の米国株式に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTCSP投機20130528

下記は、実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家)のポジション動向です。

528日時点では77,256枚の売り越しとなりました。49週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて16,579枚増加しました(4週間振りの増加)。

年金など実需筋のスタンスは、「弱気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTCSP実需20130528

最後に、小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。

 528日時点では35,297枚の買い越しとなりました。83週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて7,076枚増加しました(3週間連続の増加)。

小口投機家のスタンスは、「強気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTCSP小口20130528

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