ニューヨークダウ工業株30種平均とナスダック総合株指数は市場最高値を更新!
10月1日のニューヨーク株式市場は大幅続伸、ニューヨークダウ工業株30種平均とナスダック総合株指数はともに史上最高値を更新しました。
また、S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、17.84%まで低下しています。
直近に発表された経済指標は、必ずしも芳しいものではありません。しかしながら、市場関係者はそれをFRBによるさらなる利下げ実施の可能性が高まったと判断し、株式市場に対して強気になっているようです。
一方で、債券市場に目を移すと、10月1日に債券価格はわずかながら反発しました(長期金利は低下)。債券市場の関係者は米国の景気に対して、必ずしも楽観はしていないようです。
さらに、ドルインデックスをみると、わずかながら反発しています。米ドルショートの買戻しが入っているようです。米ドルの下落トレンドが終了するかどうかは現時点では判断できません。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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- 奥山 忠信, 高橋 靖夫
- 金の魅力 金の魔力―金投資へのいざない
国際商品市況の動向:上昇の勢い止まらず!
国際商品市況の上昇が続いています。これは米ドルの全面安と世界的なインフレ期待の高まりから、投機資金(ホットマネー)が商品相場に流入していることが原因です。
以下では、CFTCの統計から、主要な商品相場について、9月25日時点の投機筋のポジション動向と、直近のチャートをみてみましょう。
まず、原油(NYMEXのWTI先物)についてみてみましょう。
9月25日時点では43,564枚の買い越しとなりました(前週比10,608枚の減少)。2週間振りの減少です。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は「強気」スタンスを継続しています。
次は、COMEXの金先物取引です。
9月25日時点では174,045枚の買い越しとなり、前週に比べて32,395枚の増加となりました(5週間連続の増加)。過去最高値に迫っています。ヘッジファンドなどの投機筋は、金に対して「強気」スタンスを強めています。
下記は金先物・期近物のチャートです。上昇トレンドが強まり、2006年の高値を抜いてきました。
次は穀物相場の代表として、CBOTのとうもろこし先物取引をとりあげます。
9月25日時点では206,644枚の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて17,042枚増加しました(3週間連続で増加)。ヘッジファンドなどの投機筋は、コーンについても「強気」スタンスを継続しています。
コーン価格は再び上昇してきました。
ちなみに下記はCRB指数のグラフです。金価格や原油価格の上昇などにより、CRB指数は上昇トレンドが継続しています。
最後に、先物取引所で取引されているものではありませんが、バルティック海運指数のチャートを掲載します。
直近では、さらに騰勢が強まっています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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日経500種業種別株価の動向
ストックステーションさんのご好意で、金融サイト『ストックステーション』の「投資のヒント」
に、日経500種業種別株価のレポートを先週から掲載しています。こちらもご覧ください。
本日のレポートは下記から。
9月28日時点の業種別動向
http://www.stockstation.jp/uwasa/1079
9月の業種別騰落率
http://www.stockstation.jp/uwasa/1080