歩道に佇む 孤独の影

街に溶け込む あなたの背中を

見失う度 淋しさを覚え

夜の隙間に 深く怯えた

 

罪もない蒼さが 訳もなく

狂おしく想える 二人の写真

涙で淀む あの頃の夢

あなたに 託した

 

嗚呼、朱夏、燦々たるや、夢の如し

この季節 出逢うほど 祈った

初夏、散々たるや 流れ星

崇高の空に消え 弾けた

 

耳にこびりつく 電車の音

街に貼りつく 不自然な太陽

孤独に縋れば 愛しさを覚え

軋む心を 強く握った

 

嫌いでもいいわ。

でも 忘れないで 私の瞳を…

 

嗚呼、朱夏、燦々たるや、夢の如し

この季節 出逢うほど 祈った

初夏、散々たるや 流れ星

崇高の空に消え 弾けた

 

朱夏、燦々たるや、夢の如し

朱夏、燦々たるや、夢の如し

 

 

(2014年6月)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青空だらけで 気が滅入りそうだ

部屋でだらけて 今にも溶けそうだ

勢い任せて 一気飲みしたソーダ

犬に嚙ませて 歩き出せそうだ

 

おでかけしましょう 過去を裏切りながら

街路樹に水を撒いて きれいな花を咲かせて

おみそれしました 何かを伝えたくて

風の噂で聞いていた 君の誰かに向けてつくため息

 

青空ばっかで 涙も渇きそうだ

人目を憚って 泣いてみたくなりそうだ

仕事は捗って 一気に飲み込んだソーダ

今夜はダッカで 過ごした気になりそうだ

 

おでかけしましょう 今を貪りながら

街灯でたむろしてる 若者と胸張り歩けば

おみそれしました 何かを伝えたくて

風の噂で聞いていた 君の誰かに向けてつく粋な吐息

 

 

 

 

 

 

 

薔薇 髑髏 憂鬱 邂逅

調べたら 概要は わかるけど

昨日 今日 明日 未来

調べても 輪郭は わからない

 

喜び 怒り 哀しみ 楽しさ

表情で 概念は わかるけど

あなた だれか ともだち わたし

心まで 輪郭は わからない

 

告白 嫉妬 裏切り 謀略

突き詰めたら 概要は 掴めるけど

ぬくもり ときめき きらめき いとしさ

突き詰めても 輪郭は 掴めない

 

近すぎて (客観) わからない 私の心

遠すぎて (主観) わからない 君の心

いっそのこと たべてしまえ

 

 

 

 

 

 

 

怯える前のわたし

愚かな言葉も知らず

浅い川を泳いでいる

魚のような恋をした

 

例えるなら水溜まり

気持ちは知らず知らずに

太陽に心を奪われ

跡形もなく消え去った

 

所詮 忘れるだけの話

綺麗な言葉でまとめ

白い雲に流れている

風のような時の中

 

怯えるだけのわたし

微かな愛を覚えて

広い海を漂っている

舟のような毎日です

 

 

 

 

 

 

 

遠い星に 悩み事 打ち明けたら

それより近い明日を 信じてみたくなった

 

遠い君の心に 寄り添っていたら

それより近い私を 信じてみたくなった

 

思い出は いつも 時を彩るもの

今が素敵だって 人はなぜ言えないのだろう

 

潔く夢を見よう 日常を変えてしまうような

終りなき夢の中 少しだけ 探しものをしよう

 

だって思い出は いつも 過去を美化するもの

昔を捨てきれなくて 人は何を生むと言うのだろう

 

 

 

 

 

 

 

濡れた心を搾ると 君への想いが滴る

褪せる写真の笑顔 永遠は栄光に変わる

 

優しく灯した火のように 街明かりがせつなく揺れる

きっと思い出には遅すぎて 明日は僕だけのものになる

 

擦れた傷跡 触れると 君への想いが滲む

焦る化身の素顔 未来永劫に映る

 

儚くめぐる季節の中 二人はもうすぐ呑み込まれる

だから思い出には遅すぎて 明日は互いのものになる

 

 

 

 

 

 

 

雨の街角 傘も差さずに 誰もが知ってる 淋しさに出会う

次の街まで 歩いてみようか 向こう見ずな 想いに更ける

 

日が昇るまで 光も射さずに 誰もが知ってる 孤独に出会う

いっそこのまま 眠ってみようか むやみやたらな 想いに浸る

 

涙なんかは 流すまいと 誰もが知ってる 強がりに出会う

やり直せると 思ってみようか 斜に構えた 想いを怨む

 

雨の街角 傘も差さずに 私が知ってる 足音に出会う

いつもの道を 歩いてみようと 隣の傘が 雨宿りを誘う

 

 

 

 

 

 

 

君の声の余韻に浸る部屋で

空っぽの花瓶の水がこぼれる

さっき渡したバラの匂いのせいで

風に噂されたようなくしゃみが出る

 

笑いたいのか 泣きたいのか

当たりくじ探すような 心がうずく

遠目で未来を眺めていると

僕の存在だけがぼやけて見える

 

いつか誰かがくれた造花を見つけ

空っぽの花瓶にそっと挿してみる

いつまでも散りゆくことはないと

永遠を保証するような退屈が踊る

 

逢いたいのか 逢えないのか

望遠鏡を覗くような 心がうずくけど

肉眼で明日を眺めてみると

僕の存在だけがぼやけて見える

 

 

 

 

 

 

 

失くした鍵を 探すような

気持ちで手にした ぬくもり

言葉は 風に吹かれて

予想のできない 想いになる

 

知らない笑顔を 見つけた君は

明日の怖さで 僕を愛した

多くのものに 触れないまま

夜の闇を泳ごうか 今夜

 

合わない鍵で 探るような

気持ちで還した ぬくもり

言葉は 時に委ねて

思いもよらぬ 事態となる

 

知らない笑顔を 見ていた理由は

未来の儚さを 知っていたから

短い過去に ふれあったまま

夜の闇を泳ごうか 今夜

 

知らない笑顔を 見つけた君は

明日の怖さで 僕を愛した

多くのものに 触れないまま

夜の闇を泳ごうか 今夜

 

 

 

 

 

 

 

記念日を重ねる度 夜空を見上げ

流れ星に去年より 大きな願い事をする

 

笑顔が少し減るのも 徐々に慣れて

無言で寄り添う 時間に感謝する

 

自分だけのものにして 意気込んだまま

握りしめた砂のように 愛はこぼれるもの

 

二人だけのものにして こぼれた砂を

シャレた瓶で砂時計を 作って夜を過ごすの

 

記念日を探そうと カレンダーめくり

流れ星にさっきより 小さな願い事をした