君の声の余韻に浸る部屋で

空っぽの花瓶の水がこぼれる

さっき渡したバラの匂いのせいで

風に噂されたようなくしゃみが出る

 

笑いたいのか 泣きたいのか

当たりくじ探すような 心がうずく

遠目で未来を眺めていると

僕の存在だけがぼやけて見える

 

いつか誰かがくれた造花を見つけ

空っぽの花瓶にそっと挿してみる

いつまでも散りゆくことはないと

永遠を保証するような退屈が踊る

 

逢いたいのか 逢えないのか

望遠鏡を覗くような 心がうずくけど

肉眼で明日を眺めてみると

僕の存在だけがぼやけて見える