退屈な人間 空を見ない

都会の迷子 地に向かい叫ぶ

高貴な人間 足元を見ない

都会の申し子 物に向かい叫ぶ

 

運命の言い分 手をつなぎ

悲哀の迷子 見つめ合い戯れる

運命の言い訳 抱きしめあい

恋愛の申し子 唇に向かい叫ぶ

 

使い捨ての魔法 古びた言葉

俺は迷子 壁に向かい叫ぶ

運命の意味 人生の意味

俺は迷子 明日に向かい叫ぶ

 

 

 

 

 

 

 

大切なものが壊れて

心に大きな穴が開いた

思い出してはまた泣いて

心に大きな池が出来た

「それは何か?」と聞かれて

心は扉を閉ざした

退屈そうな夜の隙間に

心はぽっかりはまっていた

 

形あるものは壊れゆくと

知っているから生まれる大切なもの

傷跡隠すように着飾って

心はおめかしをはじめる

 

ある日

またひとつ見つけた

心に小さな蕾が芽吹いた

 

 

 

 

 

 

 

さよならを告げた途端 世界がはっきり見えた

色めく街 澄んだ青空 艶めく日々 煌めく星空

泥まみれの靴を 脱ぎ捨てるみたいに

まっさらな心で 全てを感じようとしている

 

新しいおはよう 新しい笑顔

新しい友達 新しい会話

何気ない日常が 出迎えてくれる

 

でも さよならをするだけが 別れじゃないことを

新しいさよならは そっとあなたに告げている

 

 

 

 

 

 

 

都合の良い言葉に 踊らされた日

丁度良い高さから 雨のように降らす涙

幾度も触れた優しさに 奥行きを確かめている

 

質の悪い言葉に 惑わされた日

望ましい距離から 矢のように撃つ溜息

幾度も触れた愛しさに 丈夫さを確かめている

 

西日に染まる 二人の頬に

明日の彼方から 吹く風

優しさが ぬくもりを生んだとき

どうしようもない 夢を見る

 

 

追記...

明けましておめでとうございます(^^)

今年も週に2回、詩を投稿していく予定ですので

よろしくお願いいたしますm(__)m

 

 

 

 

 

 

ふと見ると グラスの氷は溶けていた

君の手のぬくもりとともに呑み込んだ

街灯の明りに 雪の華が舞っている

外に行けば この虚しさも凍てつくはず

 

扉を開けると ただ寒いだけの風が吹く

ふり返ると 君は影のように背後にいた

心の氷は 少しずつ溶け出している

ぬくもりを逃がさないように 家路を辿る

 

暖炉の明かりが 冷たい部屋を照らす

言葉の氷を 溶かさずに過ごすのは

とても難しい夜を知る

 

 

 

☆追記...

今年もブログを訪問していただきありがとうございました(^^)

2021年の投稿は、本日で最後となります。

来年は1/4(火)から始めたいと思っております。

 

では皆さん、よいお年を(^^♪

 

 

 

 

 

不思議な夜に流れ出した血

傷ついたように唸る心

何になろうとしているのか

君に説明してみる

 

紅く染まった糸のほつれを

気にするように触れる指

どこに向かおうとしているのか

君に説明してみる

 

瞳をそらさないまま

生命の花を愛でる二人は

醒めない夢の続きを

美しい世界に描き始める

 

 

 

 

 

 

 

人が山に魅せられるのはなぜだろう?

人が森に魅せられるのはなぜだろう?

山の稜線を人生の波に例えたりして

ふたつの心は不意に尋ねてきた

 

「それは手の届かないところにあるからだ」と

「それは見たことのない景色に会えるからだ」と

排気ガスに覆われながら

ふたつの心は答えを探していた

 

急に吹いた風の音に耳を傾ければ

「それは山も木々も空に向かって育つからだ」と

「そして人は上を向いて歩いて行けるからだ」と

見えない明日にそびえ立つ

大樹が心に問いかける

 

 

 

 

 

 

 

 

沈黙を破ったのは 誰かの悪口だった

時間を費やしたけど 心にしこりが残った

幼い頃の笑い方を 今はもう忘れたみたい

現実はときに 悲惨な傷跡を刻んでしまう

 

喧騒に響いたのは 誰かの泣き声だった

言葉を捻り出したけど 涙は乾いていった

若い頃の夢を 今はもう忘れたみたい

現実はときに 悲痛な叫びを消してしまう

 

強くなりたいと願わなくても

それぞれの孤独の中で

人はそっと強くなれるから

今は大丈夫 ただ生きていればいい

 

 

 

 

 

 

 

頬杖をついたまま 外を見つめている

何か悩んでいるのか

涙を溜めているのか

ため息の数だけが 明日を証明する

 

頬杖をついたまま 窓を見つめている

何を想っているのか

誰かを求めているのか

ため息の音だけが 昨日の言い訳をする

 

ガラスに映る人波

ガラスの向こうに街並み

ただ黙って見ていたら

君は瞳をとじていた

 

 

 

 

 

 

 

 

気の抜けたシャンパンを ワインのように飲み込んで

分け与えられた愛情を 初恋のように吞み込んで

私の知らないあなたを 絵を描くように予想して

あなたの知らない私を もっと頼ってほしいけど

 

愛されたくないから 抱きしめたくない

強がるしかないから 泣き出したくない

 

魔が差した寂しさ たまに見せる虚ろな瞳

誰もが孤独の心に 翼が生える夜更け

祈り続ける切なさ ときに聴きたい優しい嘘

互いの知らない二人を もっと求めてほしいけど

 

愛されたくないから 抱きしめたくない

強がるしかないから 泣き出したくない

壊したくないから 抱きしめられない

強がるしかないから 泣き出したくない