先週の火曜日から禁酒をしなくてはいけなかった。非常にツラい毎日を送っているのだ。禁酒4日目はなんと華金ではないか。私が金曜日に酒を飲まなかったことなんてここウン十年もなかったことである。果たしてどうなるのか。飲んじゃおうかな?という気持ちが私の心の中でかなりの割合を占めている。しかも朝からである。

 

とりあえず、その日の仕事が終わり、ソファにうなだれて考える。飲むべきか、飲まざるべきか、それが問題だ。飲まないに越したことはないのだが、飲んでもよさそうな気もする。しかし、飲んだら何が起きるか分からない。ネットでいろいろ調べたが、飲んでもよさそうだし、飲んだら大変なことが起こりそうだし、非常に心がゆり動かされる夕方である。激しい運動もやめておいた方が良さそうなので家でじっとしているのだが、精神衛生上よくないのは確かだ。とりあえずシャワーを浴びよう。

 

サッパリした後に、ビールの無い夕飯をとる。シュワシュワっと泡がはじけるところだけ似ている強炭酸水レモンをお供にサバの塩焼き、豆腐にささみの肉など、普段の晩酌と変わらないメニューを食べる。飲んでも飲んでも一向に気持ちの良くならない飲み物は腹にたまる一方で、美味しく感じるのは最初のひと口目くらいのものだった。早々に食べ終えてインスタグラムの動画などを見ながら、長い夜を過ごした禁酒4日目なのであった。

 

明けて禁酒開始から5日目。20代前半の頃に遡らないと5日間禁酒をしたという記憶はアディダス、あ、じゃなかった、ない気がする。これは私にとって大記録だ。しかも土曜日。この週末は土日ともにプールの予約を取っていたのだがやめてキャンセルしておいた。前日に酒を飲んでいないので朝の目覚めも二日酔いではなく普通に起きることになる。別段スッキリしているとか、体調が良いとかいう感覚はなし。酒を飲んだ次の日と変わりはないのだ。私にとって、酒を抜いた翌日と飲んだ翌日には中尉、じゃなかった、大差がないのだよ。ないのだよ。ザマ見ろ。

 

5日が過ぎると酒なんて飲まなくてもいいかな?なんて考えるようになるのかとちょっと期待していたが、そんなことは全くなく「もう、今日は飲んじゃおうかな?」というようなことばかり、1日中考えてしまう煩悩にまみれた私なのであった。前日にやって来た台風も我が家の近所では大したことはなさそうだった。庭の芝生が雨を浴びて嬉しそうに天を目指して背伸びしている。そろそろ芝刈りをしなくてはならない時期だな、と少し面倒に思う。

 

前夜にLotusさんのブログで特攻隊の記事があがっていた。私の娘が夏休みの宿題で読書感想文を書くという事で「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」という文庫本を読んでいた。こちらも特攻隊の話で、非常に悲しい物語だといっていた。特攻隊に関しては日本人としていろいろな思いがあると思うし、私にもそういったものがある。その本は映画化されていたので妻と娘と一緒に観たらポロポロと涙が落ちてきた。土曜日の午前中、そんなことを思い出し、娘の部屋に行って文庫本はまだあるか聞いてみた。すると、あるというのでちょうどよい。今日はそれを読んでゆっくり一日を過ごそうではないか。

 

という事で読み始めたら一気に読み終わった。夕飯前である。薄い本なので集中して読めば読了までそんなに時間はかからない。あらかた知っているストーリーを読み進めると、映画で出てきた場面と同じ場面でこれまた涙がポロポロ落ちてきた。映画にはないストーリーもあり、少し不思議な部分もあったが、満足である。映画で一番印象に残ったのは、幼い子供が一人で泣き出してしまう場面があるのだが、そこで号泣してしまった。演技が非常にうまいのである。映画には映画の、小説には小説の良いものがあった。この日はそのようなことを思いながら静かに過ごした土曜日、禁酒5日目も何とか継続できたのだ。やればデキるぞ。

 

またまた明けて日曜日。禁酒を始めてから6日目である。この日も予定はなく、1日中家でゴロゴロしているつもりだったが、昨日気になった芝刈りをすることにした。午前中は少し陽が陰っていたのでちょうど良い。涼しいうちに一気に刈り込んでしまった。きれいになった庭は気持ちの良いものである。とはいえ、気温はグングン上がり、ちょっと熱中症気味になったので、いったん部屋に入ってしっかり冷えた強炭酸レモンを喉に流し込んだらクーラーを効かせた部屋でひと休みした。

 

しかしこの日、もう一つやっておきたいことがあった。愛ロードバイクのジョニーくんが我が家にやって来て1年とちょっとが経った。昨年の6月に中古で入手した際、いろいろとセルフメンテナンスをおこなったのだが、そろそろ交換した方が良い部品がいくつか出てきた。その中で一番気になっていたのがハンドルに巻いたバーテープである。昨年、自分で巻いたのだが、初心者が失敗しても巻き直しが効くようにという事で、接着剤がついていないものを使っていた。この1年、ジョニーくんとはいろんな場所に出かけたので、そのぶんハンドルにはかなりお世話になった。なので、そのバーテープがズレてしまって不格好に隙間がたくさんできていたのだ。

 

今回、似たような奴だが両面テープ付きのバーテープを購入しておいたので、今日はそれを巻くのだ。1年前は初めての作業だったので説明書とにらめっこしながらゆっくりと作業した。しかし、説明書には右側の巻き方だけが書かれており、左側の説明がなかった。知能指数1300のルチ将軍並みの天才と呼ばれた私なのだが、左右が逆になった説明書を想像しながら巻いて行くのが非常に難しかった。ワタシャ悲しい軍曹なのである。なので今回は事前に説明書の写真を撮って、鏡像処理することによって反対巻き対策用説明書を作成しておいた。ヤルネ。

 

悪戦苦闘しながらもとりあえずは見られるように巻けた。満足である。まだ試乗はしていないが気持ちよく乗れることは間違いないだろう。この日、私は1日を庭で過ごし、そんなに動いてはいないのだが汗だくになった一日だった。

 

シャワーを浴びてホッケなどを焼いたら夕飯である。今日も禁酒か。これで6日、成功すればビックリ日本新記録だな。などと思いながら冷蔵庫の中でキンキンに冷えているプレミアムモルツのレギュラー缶を取り出す。そうである。おい、やってられっか、このヤロウ!こんなたくさんの汗をかいた暑い日にビールを飲まないで何を飲むというのだ!

 

という訳で、私の禁酒劇場突発編は5日間で終了となったのである。メシツブ、メシツブ。そして5日ぶりに飲んだその最初の1杯が旨かったのなんのって、あ、説明はいらないか。酒好きの皆さまならきっとお分かりいただけるだろう。ああ、満足な週末の締めくくりなのであった。

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

もちろん今宵も吞みまっせ

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである。

ムフフフフ。


 


【昨日のビール】

ロング缶:0本

レギュラー缶:0本

芋焼酎ロック:0杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:◯



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という事で残念なことに禁酒期間が続いている。酒を飲まないという行為は特に気にならなくなったのだが、今日は酒が飲めないと思ってしまうと、気持ちが辛く落ち込んでしまう。朝目覚めると、ああ今日も酒が飲めないのかなどど浮かない気分で起き上がるのだ。カレンダーを見つめ、今日で何日目?あと何日?などと、たった1週間が長く感じる毎日なのである。


禁酒の3日目。

前日は大盛りの豚骨カップラーメンとポテトチップスの大袋を一気に食べてしまった。やっちまったな、こんな私でも少し後悔してしまう。なので今日は質素に行こうと考えた。


前日、カップラーメンとポテチを食べたのは17時頃で、その夜は後ろめたさを一心に背負い、ゆで卵1個だけにしておいた。茹で時間が甘かったようで半熟だったのが侘しさを増長させた。クーッ。こんな時は固ゆで卵に決まっているだろう、などとひとり憤りながら剥きづらい殻に四苦八苦してパクリとひと口。それでその日の夕飯は終わった。強炭酸水がなかったので息子の牛乳を横取りし、1パックまるごと飲んでやった。腹いっぱいである。満足。


そして問題の睡眠である。布団に潜りニュースや動画などを見る。最近はインスタグラムのショート動画を見ることが多くなった。自分で好みの動画を探しに行かずとも勝手に私が好きそうな動画を選んでどんどん流してくれるのだ。面白そうだったらそのまま見るし、興味がなかったらすぐに飛ばす。便利な世の中である。結果的に癒し動物系やホラー系をよく見る傾向だということがわかった。


動画は無限に流れてくるので時間を忘れて見入ってしまう。ああ、もうこんな時間か、などと午前2時前を指している時計を見て、慌ててスマートフォンを枕元に置く。すると意外とすんなり眠れてしまった。禁酒3日目の夜はそのようにしてすんなりと終わったのであった。


メシツブ、メシツブ。


そして翌朝。顔を洗いに洗面所へ立つ。鏡に向かって自分の顔、そう、ジャージクルーニーそのものの顔をまじまじと眺めると異変に気づいた。なんだかいつもよりまばゆいというか、光り輝くスターのような、キラキラとしているではないか。うむ、今日もデキる男の顔だな、などとは思わない。よく見ると鼻頭の両脇にちょっと白いものがついている。オデコはテカテカ、鼻の下も脂っこい感じだ。ムムッ、こ、これは、、、


禁酒というストレスから逃げ出すために対策した、豚骨味の大盛りカップラーメンおよび、厚切りポテトチップスうす塩味160g大袋を一気にたいらげ、しかも成分無調整の牛乳を2日で2リットル飲み干した実績、成果、証し、結果、なななんと、鼻頭の脇から白い吹き出物ができているではないか!顔全体もテカテカのギトギトである。まるで顔面豚骨ラーメンではないか!


洗面台から娘のオシャレな洗顔液をこっそり借りて、顔全体を入念にマッサージしながら洗顔したら、やっとスッキリしたジョージクルーニーが現れた。この顔が常時来るに、安心だ。


禁酒にはそんな副産物、体の異変もおきるのである。生活習慣病プロフェッショナルな中高年の我ら、気をつけねばなのだ。


ビールをこよなく愛する皆さま


今宵も禁酒は続くのか?


答えは次回。


それじゃあ、股間!


あ、ちがった、また!



 

【昨日のビール】

ロング缶:0本

レギュラー缶:0本

芋焼酎ロック:0杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:◯

 

 

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突然の禁酒期間が襲来してきた。気を抜いていた私は非常に戸惑った。1日で済むだろうと油断していたら、なんと1週間ほど禁酒しなくてはいけないなどと言っているではないか。いったい誰だ?そんなことを言うのは。

 

しかし、いくら文句を言ってもこの状況は変わらないわけで、とりあえずは突然訪れた禁酒状況を受け入れるしかなさそうである。クソーッ!

 

禁酒2日目。

この日は休暇を取っていた。午前中からやるべきことがたくさんあって、しかも体力的に結構ツラいことをしなくてはならず大変な思いをしていた。その後、外出してすべての所用が済んだのは16時頃であった。その時点でこの日も酒が飲めないと分かっていたので、気分はやけっぱちである。このやり場のない怒りをどこにぶつけようか?と思いながら鼻息を荒げ、行きつけのスーパーへと向かった。

 

ビールが飲めないことが分かっているので、強炭酸でも飲むか、と決め込んでいたが自宅の冷蔵庫にあった強炭酸レモンは全てなくなってしまった。なので追加購入が必要である。大きめのモノを2本と500mlを4本手に取り、買い物かごに入れた。あとはツマミだ。贅沢なものを食べたいところだが酒も飲めないのに豪勢な刺身なんか食べたら虚しいだけである。なんか罪悪感に包まれるような、どエラい悪いことがしたい。周りの人が目を覆いたくなるような、そんなえげつないこと。さて、何があるかな?


そ、そうだ!アレとアレを買って、そしてあーして、こーして、こうやって、こんなこと、え?そんなことまで?いいの?まぁいい、しちゃおう、やっちゃおう。ムフフフフ。そして強炭酸と一緒に食べて、ウヒヒヒヒ。

 

会計を済ませたら大きく膨れた買い物袋をぶら提げて帰宅した。家には誰もいないことがわかっている。家族全員遅くなると聞いていたので自由気ままな独り暮らし気分である。悪いことをするには最高のシチュエーションである。チャンスだ。

 

まずはお湯を沸かしてと。ヤカンに水を入れキッチンのコンロに置いて火をつける。私は自由の身だ。何をやっても誰にも文句を言われないぞ。今だけだが。ニヤニヤしながらお湯が沸くのを待つ。


突然、部屋の奥でガタン、と音がしたのでとっさにクルリと振り返る。息を殺して部屋中を見て回るが誰もいない。なんだ、隣の家のドアが閉まった音だった。フーッ。

 

ケトルがピーッとなり始めたのを聞いて再びニヤけてしまっている。火を止めるとパッケージのビニールをバリっと破り捨ててフタを開ける。中から小袋を取り出してその中にお湯を注ぐ。そう、今日、私はごつ盛りのとんこつラーメンを全て食べきるのだ。塩分大量、脂たっぷり、カロリー最高潮、背徳感満載の、あのとんこつラーメンの匂いにヨダレをたらしながら3分間待つのだ。焦るでないぞ。

 

ピピッと音が鳴り、セットしたアラームが3分経ったことを知らせると、テレビの前に陣取ったテーブルの上にキンキンに冷えた強炭酸水レモンとごつ盛りカップラーメンを置く。念のため辺りを見回すが誰もいない。ウヒヒ。


では、いただきます。両手を合わせ、箸を親指と人差し指の間に挟み一礼する。ごつ盛りなので、細い麺が大盛りでギッシリ入っているカップのど真ん中に箸をズドンと突き刺す。そして一気にすくい上げると、これでもか、と言わんばかりの大量細麺がその箸に引っかかって来たではないか。惚れ惚れするぜ。その麺を口元に持って行き、おちょぼ口の形にしてフーフーと息を何度が吹きかける。ここでナマ唾ゴクリ。


そろそろ麺が冷えただろうという頃合いを見計らって、おちょぼ口を一斉解除。大口をぐあーんと開けたら箸をそのど真ん中に持って行く。アムッと口を閉じて大量の細麺を完全にホールド。ズルッ、ズルッとその全てを口の中に溜め込んだら、モグモグモグモグ、ゴクリッ。

 

ンゴーッ!

うまーぃ!!

 

強炭酸水をゴクッ、ゴクッ。


ムーッ!カバ、昨日!

あ、違った、最強!

 

汗を拭き拭き、麺をズルリと最後の一本まで食べきったらお次はスープだ。カップを両手に持ったら優勝力士の盃のポーズで天を仰ぐ。ゆっくりと角度を上に向けながらゴクリ、ゴクリと独特のとんこつスープの味と香りを楽しみつつ、明らかに多すぎる塩分を摂取しているという背徳感に打ち勝つべくゴクゴク、ニヤリ。

フーッ、完飲だ。

完封だ。

完全勝利だ。

 

何か月ぶりかに味わった、カップラーメンで至福のひと時を過ごした私だが、今日はこんなもんで終われないぞ。なんてったってビールが飲めないのだ。それ相当の報いを受けるべきである。スーパーから持ち帰った買い物袋を手元に引き寄せ、中をガサガサッと探ると、あったぞ。その危険なモノを取り出した。

 

善良な大酒飲みである私は、その極悪非道で罪なモノを目の前に一瞬たじろぐ。果たしてこんなことをしてよいのか?さっき、ごつ盛りのとんこつラーメンをたいらげたばかりだぞ。おそらくこんなことをして良いのは生活習慣病患者である今の私にとって1年に一度、いや、4年に一度あるかないかのオリンピックイヤー。ええぃ!今日がその時だ!

 

両手でその悪の根源を鷲づかみにして左右反対方向にビリリと引き裂いた。ウワーッ!厚切りポテトチップスうす塩味、160gだ!よーし、こうなったらやるしかない。大きなチップを片っ端から食って食って気絶してやるぜ!


バリバリ、ボリボリ。クーッ!何か月ぶりだ?この味は。気分は最高裁判所、極刑間違いなしである。ウッ、ウウッ、涙がにじむ。思い起こせば数か月前。健康診断を前に、減らなかった体重、および、かかりつけ医からの脅迫、誹謗中傷、イジメ、恐喝、拷問、打ち首、島流しなどの嫌がらせを受けた血糖値の上昇疑惑。その恐怖により、別れを告げたポテトチップスとの悲願の再会である。涙無くして語れるだろうか、ああ、語れるに決まっている。

 

ムシャムシャ、モリモリと、あっという間にポテトチップスの大袋は空っぽになってしまった。せめてもの償いとして、飲み物は牛乳にチェンジしたが、糠に釘、暖簾に腕押し夏の日に、しず心なく花の散るラム酒飲みたい。

 

ビールが飲めないという鬱憤を見事にはらした私は、2日目の禁酒に突入。満たされた心で健やかに眠ることができたのであった。

禁酒大成功である。

 

メシツブ、メシツブ。

 

この禁酒は、まだまだ続くのか?

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

その答えは、次回のブログで。

 

腰ね!

 

あ、またね!