フレンチランチを食べに行きました。

 

いよいよ、パリを満喫する時期に入りました。


マントラジョリから電車でモンパルナス駅へ戻り、そのすぐそばにある日本人シェフの人気フレンチレストランへ。

 

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このお店は日本から予約をしていたので安心。

 

スタッフの方もみなさん日本人で、言葉の不安がないのもありがたいポイントです。





 

平日の午後1時ごろに伺ったのですが、お店は意外と落ち着いていて少し空いていました。

 

 

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この頃にはランチの注文にもすっかり慣れ、前菜とメイン一つとデザートをセレクト。

 



 

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ワンドリンクオーダーだったので
リンゴのジュース、美味しかったです。ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前菜は、お茄子と紫蘇の組み合わせが良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

お魚は身がふっくらで、ソースとの組み合わせもグッド。

 

 

 

 

 

 

クリームブリュレに抹茶のアイスがフローズンになっていて
すごく美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

期待どおり、丁寧で繊細な料理が運ばれてきて、パリでありながら日本的な安心感のあるフレンチを楽しむことができました。


 

 

 

少し残念だったこと

 

ただ、ひとつだけ残念に感じたことがありました。


食事の最中、スタッフさんがキッチンから大きなゴミ袋を抱えて店内を通り抜け、そのまま外のゴミ箱に捨てに行かれたのです。

 

 

もちろん超高級店ではないとはいえ、日本の感覚からすると食事中の店内でその光景を見るのは少し驚きでした。

 


せっかくのお料理や雰囲気がもったいないな、と正直思ってしまいました。

 

 


 

 

 

 お支払いは、8000円くらいでした。

 

 

 

 

 

翌朝のキッチンで

 

朝起きると、クララがキッチンへ案内してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「好きな飲み物を自由にどうぞ」と言われ、コーヒーを選んでテーブルにつきました。



 

 

 

クララは「たいした用意ができなくてごめんなさい」と恐縮していましたが、話し始めてその理由が分かりました。

 

 

 

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シャンブルドットのこれから

 

クララがこの家のオーナーになったのは最近のこと。


実はまだシャンブルドットとして本格的に営業しておらず、テスト的に予約サイトに登録してみたところ、偶然私の予約が飛び込んできてしまったそうです。


びっくりしてすぐにサイトを閉じたため、その後は連絡が取れなくなってしまったのだとか。

 

 

正式なオープンは2026年を予定しているとのことでした。

 


クララ自身は離婚を経験し、3人の子供はすでに独立。

 

これからは自分の夢として、この家をシャンブルドットにして運営していきたいのだと語ってくれました。


 

 

 

モネの話と少しの疑問

 

テーブルを囲んでいると、クララはモネの話にも触れてくれました。


最初の奥さんや二番目の奥さんのこと、ヴェテイユでの暮らしなど、モネ自身のエピソードを聞けて興味深かったです。

 

 

ただ、この家自体にはモネのオリジナルの品があるわけではなく、飾られている絵画もコピー。

 


「モネが住んでいた」という事実はあるものの、それ以上どうやって魅力を伝えていくのかなぁ、と少し考えてしまいました。

 

 

 


 

 

 


 

つたない英語でも心は通じて

 

お互い、流暢とはいえない英語でしたが、それでもいろんな話をすることができました。

 


クララの人柄や夢を直接聞けたことで、「ここまで来たかいがあったな」と心から思えました。

 

漫画とはかけ離れた、シャンブルドットでしたが、

クララの人柄に触れ、不思議にあたたかい滞在となりました。

 

 


パリへは、タクシーを呼んでマントラジョリ駅まで行きました。

 

 

タクシー代は、6千円ぐらいだったと思います^^;

 

 

 

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スーツケースをピックアップするために、N線でモンパルナス駅へ戻りました。

 

 

 

 

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ヴェテイユのバス停を降りてから、モネの家までは村の中を歩いて15分ほど。

 

静かな村の中を抜けていくと、写真で見ていたあの家がすぐに目に入りました。

 

 

 

 

 

 

 

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チェックインは夕方5時。


ベルを鳴らすと、オーナーのクララが出迎えてくれました。

クララは50代のフランス人でした。

 

お部屋の案内や鍵の開け方を一通り教えてもらったあと、クララは「これから近所のボーイフレンドの家で夕食なの」と言って、にこやかに出かけていきました。

 

 

 

なんだかフランスらしい自由な空気を感じて、ちょっと微笑ましかったです。


 

 

 

夕暮れの散策

 

まだ陽の高い午後6時。

 

 

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せっかくなので川まで散策してみることにしました。

 

 

 

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川のほとりには鴨の親子がいて、のんびりとした風景に心が和みます。

 

 

 

 

 

 

ただ、その景色の中でふと「どうしてこんな辺鄙な場所まで来てしまったんだろう」と少し後悔の気持ちも。

 

 

 

漫画にもあったけど、広い芝生は犬の落とし物がいっぱいで
踏まずに歩くようにするのに、注意がいります。

 

 

 

大好きな教会見学も、修復中で中をみることが出来なくて残念でした。

 

 


同じ“こんなところまで来た”でも、リルシュルラソルグで感じたワクワクとはまったく違っていました。

 

 

 

 


 

宿のお部屋

 

今回泊まったシャンブルドットは3部屋だけ。
1部屋は下宿している女性が使っていて、もう1部屋はクララ、そして残りが私のお部屋。

 

 

内装は偶然にも私の好みにぴったりで、落ち着いた雰囲気がとても心地よかったです。

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


しかもバスタブ付き。旅の疲れを癒やすにはありがたいポイントでした。

 

 

 

「明日の朝食はどんなかな?」と期待しながら、

その夜は眠りにつきました。