森博嗣さんの『ε(イプシロン)に誓って』を読みました。

 



加部谷恵美と山吹早月が乗車した、東京発中部国際空港行の高速バスがハイジャックされた。
都市部の数ヶ所に爆弾を仕掛けたと言う犯人は、乗客に終始丁寧な口調で話し、携帯電話の使用も認めた。
一方、ハイジャックされた高速バスの乗客名簿には、「εに誓って」という名前の謎の団体客の名が記されていた。


1人でディズニーランドへ行った加部谷恵美と、姉のお使いで東京を訪れた山吹早月の2人が乗ったバスがハイジャックされます。
ここに、西之園萌絵と犀川創平、海月及介がどう絡んでくるのかな?と思っているうちに話が終わってしまって、あれあれって感じになってしまいました。

ハイジャックされたにも関わらず、緊張感のない車内。
それには理由があったことが後々わかるのですが、読んでいても緊張感がないんですよね。

最後に明らかになるトリックについては、よく捻られたものだということは認めますが、これだけではちょっと物足りないかな。
捻ってはあったけど、それはそれでどうなんだ?なんて思ったり。

ちなみに、私も作品を読みながら1つトリックが頭の中に浮かんだのですが、そっちの方が面白かったかも?なんて…

 

 

 

 

 

 

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