好きという気持ち。
好きという気持ちはどの程度まで本当なんだろう。私の今までの生き方は他人に弱味をみせない、本心をなるたけ語らない、嫌われないように表面上で好い人を演じるこれがすべて。だけど30代になってからそれがすこしだけ緩和した。それはなぜか?それはM氏に出会ったから。自分の弱いところを余すところなく素直に表現していて、それでもみんなに受け入れられている姿に私は衝撃をうけた。そして自分にないものをもっているちょっと寂しそうな他人に恋をした。それはスペックでも、年齢でも、ルックスでもなく彼の生き方に私は恋をした。恋をするとその人が気になる。できるだけ一緒にいたくなる。一緒にいて支えてあげたくなる。どうしようもない衝動。私は今の彼氏にそこまでの思い入れは正直ない。その理由は、M氏ほど衝撃的に自分をゆさぶることがあまりなかったから。M氏ほどの衝撃はそうそうない。だけど人一人一人は生きていればきっと自分にとっては衝撃的に思える価値観や生き方があるはず。M氏は焦がれても私の手には入らない。入らないけど想いはまだある。日溜まりのような私の宝物。最近無感動の私にしてはM氏を思い出すときは心が躍動する。今の彼にもその躍動を感じたい。自分のそばにいてくれそうな人に恋をしたい。私の心、どうかよみがえって欲しい。金色の銀杏の樹を見上げるように光があたるといい。