最近、ミッドライフクライシスという言葉を知りました。

中学生時代に思春期があるように、30代半ばあたりになるとこれからの自分のアイデンティティーを再考する時期がくるそうです。

まさに私はいまそこにいるのでしょう

若い頃はまだまだ知らないことも多くて、未知のことに挑戦している自分に充実感がありました。

そして目上の人や先輩もたくさんいて甘えることも、助けてくれる人もいました。

毎日が新鮮で楽しかった。


でも、いつの間にか残酷に時は流れ今度は自分が目上の人や先輩の立場になりました。

若い頃先輩たちはとても頼りになって、知識があってすごいなと思っていたけど自分はそうはいきませんでした。

後輩たちの方が仕事ができる。

私は間違ったことをしている。

仕事が出来なくて自信がない。もちろん、火とに教えるなんておこがましい。

みんな一を聞いて十を知る優秀な後輩たち。

私は足場を失なって途方にくれる。


そんななか同年代たちはその8割は結婚して子供を育んだり、仕事に邁進したり年齢相応の人生を歩んでいます。

私は独りきりが寂しくて習い事をしたり、婚活をしたり、外にでなきゃといろんなことをして知り合いを増やす努力をしてみました。

一時は山を描くグラフのように全盛期がきて盛り上がるけど、いつの間にか下降してもともと仮の居場所にいただけだよ、というようにみんなある期間を過ぎるとふいっといなくなってしまう。


その儚さにまた孤独を覚えて全身を抱えて寂しさに耐えたこともあったけど。

いつの間にか周囲に誰もいないことになれてしまった自分を自覚しました。

砂のようにサラサラ流れていく空虚な時間。

でも、それは当たり前なのです。

寂しさも、空しさも、独りの時間も当たり前なのです。

凪ぎのような毎日も。

気がついたらあっという間に秋になり冬がやってくるけど夕焼けに照らされた橙色の湖を眺めながら数時間過ごしていると

感覚が麻痺してくるのです。

私は独りに慣れてしまった。

寂しさを乗り越えたその先はただ、自然の移り変わりをちっぽけに眺めているだけのひとつの存在。