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以前に私がこのブログでUPした記事を手直しして再UPさせていただきます。
 
 
(このブログにおける以前のどこかの記事で書いたと思うのですが、)かつての私の受験仲間の中に、特に短答式試験(マーク式試験)が凄まじくできる人がいまして、
(1)短答式試験本試験の当日の午前1~2時頃まで居酒屋で後輩と飲み明かして、下宿先で少し休んで本試験会場に直行し、ボーダーライン+約10点でその年の短答式試験に合格してしまったり(ちなみに、私はその年はボーダーラインスレスレで不合格でした)、
(2)「僕は疑義問(司法試験関係の予備校が本試験後に発表する予想正答が、予備校によって異なるような、相応にクセのある問題)は外したことはないんですよね」などと豪語して、実際に見事に当ててしまう
等といったような、いわゆる「知的武勇伝」みたいな伝説を結構持っているくらいのレベルのお方なんですよ。
 
確か、私が最後に旧司法試験を受けたときだったと思うのですが、大概の受験生は、特に直前期には必死こいて択一対策の勉強をするんですね(とりわけ、私のようなぶきっちょでマーク式試験との相性が良くないタイプの人間は尚更です)。
上記の方が気をきかせてくれて、某大手予備校の短答式用の直前模擬試験に関する受験手続きについて、私の手続きの代行までしてくださったこともあって、一緒にその模擬試験を受ける(&その後に復習的勉強会をする)ことになりました。
その結果は…
【必死こいて短答式試験対策の勉強をしてきた私と、論文式試験対策の勉強しかやっていなくて短答式はぶっつけ本番で当該模擬試験に臨んだそのお方の点数は、同点(得点率9割弱)でした】
私としては、それがわかったときの心の中は( ゚д゚);;ポカーン 状態でしたね。
しかも、私がある判例について知っていて、かつ、その方がたまたま失念していた箇所を見つけると驚く程猛省してました(私としては、「いやいや、そんなに謝らなくてもいいじゃないですか、本試験ではないんだし、まがりなりにも正解を導き出しているわけですから」という感じなんですけども)。それだけ意識レベル(知識欲や点数に対する貪欲さ)が根本的に違うんでしょうね。
更に驚いたのは、私が刑法のパズルチックな問題について、回答の手がかりになる箇所をピンポイントで探す作業を10~20秒でやるところを、彼はその「約半分以下」の時間でやってしまうんですよ。しかも、憲法等の穴埋め問題で微妙に迷ってしまうような箇所を半ば強引に「ショベルカーや戦車等で木をぶっ倒す」が如く解いて軽々と正解を導き出してしまうような荒業も平気でやっている節もありますし。
【こんな真似、俺にはゼッテーできねーな(→俺が下手にこんな真似したら間違った肢選んじゃいそうでおっかないよな…)】
というレベルです、ハイ ( ゚д゚);
いくつもの資格を取得して専門職をしている私の地元の友達の言葉を借りれば、
【パソコン(PC)で例えるならば、そもそもの「CPU」自体が違う】
んでしょうね。
正直、「カルチャーショック」を通り越すような感覚でしたよ ( ゚д゚);;
 
決定的なのは、
実際の旧司法試験の本試験(短答式試験)の直後に受験仲間同士である居酒屋で、いわゆる「お疲れさま会」をやったのですが、
上記の彼が、彼の後輩に対して、
【いや~、今日の刑法の問題は簡単だったな~♪ 早速自己採点したら、軽く満点(20点満点中20点)とれちゃったよ~♪】
と満面の笑みで言っている場面まで見せられました。
こちらとしては、
【表面的には、アニメ「ヱヴァンゲリヲン」の「碇ゲンドウ」が如くのような態様で、淡々と酒を飲んでいましたが、心の中は首を多少下げる感じで「ガクッ」と愕然せざるをえませんでしたね。】
つまり、
【なんだよ、今日の刑法は簡単だったのかよ。こちとら、憲法の妙な問題等で予想外に時間を費やしちゃって、刑法で時間に追われてパニックになりかけながら、某大型航空機事故におけるコックピット内の状況よろしくみたいな感じで必死こいて何とか8割近くいくかどうかって感じなのに、やってらんねぇな┐(-。-;)┌
これじゃあ、今年の択一もまたボーダーライン近辺かな…】
というような感じで、嘆き半分的な心情にならざるをえなかったですね。
結果的に、その予想が的中して私は運良くボーダーラインギリギリで合格したからまだよかったですが、上記のお方はボーダーライン+10点(全国で約10位)だったそうです ( ゚д゚);ポカーン    もちろん、そのお方は、(当人の自己採点通り、)刑法は満点で、しかも、(下記の記事

でも似たようなことを書きましたが、)妙な難問揃いで疑義問まであったために私が思いのほか手を焼いてしまって結果的にヒドい出来だった「憲法」でもそのお方は満点に近い点数(得点率10割弱)を取っていたようです( ゚д゚);;;
ちなみに、私は短答式の本試験の超直前に行われた別の予備校の模擬試験でヒドい点数をとってしまって、あわてて復習的勉強会の参加をキャンセルして、即刻下宿先に戻って、ある筋から入手した某T予備校の「条文マスター」的講座のテープを聴きながら、今までの全知識を総ざらいするようなことを朝から晩まで毎日やって、ようやく「ボーダーライン」に達する程度のレベルなので( ゚д゚);;;;;
そもそも、あの分野で昔から「実力者」と呼ばれている方々は、択一に関しては、本番ではボーダーライン+5点くらいの点数で毎年帳尻を合わせてくるような感じだったようで( ゚д゚);;;;;;;
 
 
大袈裟な言い方になりそうですが、
日本史で例えるならば、上記の飲み会におけるその場面では、私としては、
【深志城の城主笠原清繁以下城兵一同が如く、目の前に生首三千どころか、生首一万以上もズラリと並べられたような気分】
でしたよ。
(武田晴信が深志城を攻めた際に、武田方の重臣の板垣信方や甘利虎泰等が、上杉憲政が派遣した後詰めの援軍を小田井原の合戦でフルボッコにして、そこで討ち取った敵兵の生首約三千を深志城の周囲に並べて威圧して士気喪失状態にさせた上で落城させたようです。戦後処理も、当時にしてはかなり苛烈だったそうです。おそらく、大勝利に奢った重臣どもが調子に乗ってけしかけた可能性が低くないのではないかと個人的に推測しています。当時は、武田晴信はそこまでの求心力はなかったようですし(武田晴信は若い頃は遊び呆けていて、父親の武田信虎が重臣達に愛想をつかされたから国外追放されて代替的な国主に担ぎ上げられたような節もあるようですので)。)
 
別の分野で専門職をしている地元の親友は、
【俺がそういうシチュエーションに直面したら、死にたくなるな…( ゚д゚);;】
みたいなことまで言っていましたが、その気持ちはわからないでもないです。というのは、その親友は私よりもはるかに人柄が好くて絵にかいたような「THE・善人」ですので。
 
ちなみに、私は
この記事で取り上げた「政治思想史0点事件」等、一定の異様とも思える空間で散々痛い目に遭わされていたこともあって、さすがに「希死念慮」までは生じなかったですが、上記のような愕然きわまりない心理にならざるをえませんでした。
正直、政治思想史の「0点」という結果を見たときは
【目の前に生首三千どころか、生首数万以上もズラリと並べられたような気分】
でしたね。
 
皆さんも想像してみてくださいよ、
【毎回講義に出て、一生懸命にノートをとって、ほぼ徹夜で必死こいて勉強して、必死こいて答案を書いた結果が「0点」である一方で、あんまり講義に出ないで友人知人のノートを拝借して自分の手持ちの哲学的知識をも適当な感じで加えた形態で対応して「80~84点」みたいな点数をとっているような方々や、試験前にノートをサラリと復習をしてサラリと答案を書いて「87点」(85点以上をつける場合には、学部の教授会の承認まで要する程のレベルです)みたいな点数をとっているような方々を見聞きしたら、どういう気分になりますか?】
 
妙にピュアな心の持ち主になればなるほど、正常な精神状態を保てなくなりやすいですし、なまじっか妙なコンプレックスをもっている人間になればなるほど、余計にそのコンプレックスが増幅されてますます正常な精神状態を保てなくなりますよ。
特に「ロンダリング」みたいな概念にとらわれて安易に自分のいる環境・分野から他の環境・分野に脱出しようとされているお方は、上記のようなことをふまえて、自分自身でよく検討されてみてください。
消去法的な意思決定でもって運良く(編入試験における論文試験の直前に偶然確認していた自分なりにまとめた資料の内容にかなり関連性の強い大問(法学関係)が偶然出題されましたし、他の大問(政治学関係)もごく基本的な事項を常識の範囲内で論理的にシンプルに繋ぎ合わせれば足りるような問題だったこともあって、さほど高尚な内容の論述まではできませんでしたし)他の分野に転身できた私ですら、エラい目に遭いましたのでね ( ゚д゚);
 
 
良識ある皆様ならば、

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その他関連記事等でネタにさせていただいた、「だったら都会に出てくればいいじゃないか」などと相応にフザけた&ピントのズレたような、傲慢なことを平然とヌカす人間(某政令指定都市の某B法律事務所の傲慢K坂糞弁護士

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のような一部の弁護士も含む)に対して、私がイラッとした・カチンときた根本的な理由もよくおわかりになるのではないか、と考えます。

つまり、

【テメェふざけんなよ、都会に出てきて予備校に通う等してどうにかなるんなら、誰も苦労しねーだろ、テメェはどんだけ恵まれた環境にいた(&恵まれたスペックをもってる)んだよ、この平和ボケ野郎! ある意味、「憲法9条」云々や「マイナンバーカード訴訟」云々や「国葬」云々や「民事訴訟IT化」等よりも余程重要なことじゃないの??】

ということにもなるわけで。

即ち、

【特に上記のようにある意味常軌を逸したような凄まじい類いの方々が持ち合わせているであろう能力は、単に田舎から都会に出てきて予備校に通う等して当然に身に付けられるという保証は一切ないといわざるをえないくらいのレベルの話】

であって、

【そういうことすら認識・予見・想起等できないような相応にフザけた言動までも平気でやからすということは、ある意味、そいつ自身が恵まれた才能を持っている・恵まれた環境にいた・元々良くも悪くも育ちの良い類いの人間であるという何よりの証拠ではないのか】

と評価することも可能ではないかと思われます。

そういうある意味fantasticきわまりないようなお方が、クライアントの悩み等に真摯かつ適切に向き合えるか自体が甚だ疑問ですね。 



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