たまに拝見させていただいている上記のブログの記事に対するコメントを書いていたときにふと思い出したことをツラツラと書いてみたいと思います。

このブログの一番最初の私の自己紹介的記事に書いた通り、私が「やっぱり俺は短答式(マーク)式の問題とは相性が良くねーな」と思わざるをえなかった出来事がいくつかあります。
そのわかりやすい例は、もう廃止されてしまいましたが、法科大学院受験生用に実施された「適性(マーク式)試験」です。旧司法試験対策の受験勉強の片手間に、ネット上の有用そうな情報や主に編入後の大学の先輩や受験仲間から流していただいた資料等をベースに勉強して、ほぼぶっつけ本番的に上記の試験を受けてみた結果、「全国平均+α」的な点数でした。先輩方や受験仲間は似たような感じでサクッと対策を練って勉強をしてだいたい8割くらいの得点率だったこともあって、さすがにそのときは彼等からも苦笑・失笑等されましたね。
更に決定的だった出来事は、私が最後に受験した旧司法試験の短答式試験でした。元々相性が比較的良かった憲法の問題において、最初の5択から最後に2択に絞られたときにどちらの肢が正解かの判断が微妙な難問がそれなりに出題されたんですね。普段から憲法の条文の音読等をして自分なりにきっちりと憲法感覚を研ぎ澄ましたつもりで本試験に臨んだにもかかわらず、その微妙な問題はことごとく最後の2択で不正解(ダメ押し的に、疑義問<各予備校の予想正答が予備校ごとに異なる問題>も不正解)でした。ちなみに、その年に全国約10位で短答式試験に合格した余勢をかってそのまま最終合格した受験仲間は、上記の微妙な難問もほとんど正解しています。
つまるところ、
【当人の生まれもったセンスのみならず、当人の小さな頃からの環境や、その環境における教育により習得されたセンス・ノウハウの差は、特に上記のような場面で如実に現れる】
ということです。
でもって、あそこまで凄まじいレベルの方々を見ていると、短答式(マーク式)試験が得意な猛者が「肢が光って見えたから、その肢を選んで正解した」などと一種の宗教家じみたことまで言っているのはわからないでもないです(生憎、私はそういった感覚をあまり持ち合わせてはいないですが)。現に、短答式試験では不合格になったことがない永山在浩弁護士もいつぞやの某予備校における無料ガイダンスで似たようなことを仰っていましたし、現代文が天才的に得意な私の親友も「調子の良いときは肢を見るだけで正解がわかっちゃうんだよね」などと豪語して軽々と偏差値70以上を連発していた記憶があります。

とりわけ重要なのは、
【上記の類いの話は、田舎から都会に出てきて予備校に通う等してどうこうなるレベルの話では全くない】
ということです。
というのは、都会に出てくる前の時点で、きわめて圧倒的に差がついてしまっている性質の話ですので。
なので、特に、軽々しく「だったら都会に出てくればいいじゃないか」みたいな、能天気きわまりない、少なくとも私からみれば多少イラッとしてかなり首を傾げてしまう程の珍妙な見解(ex.某政令指定都市における某B法律事務所の傲慢K坂糞弁護士 
に関しては、余計に、「ピンボケしているどころかピントがズレている」「軽薄なキレイゴトにしか聞こえない」「そういった一種の絶望的な感覚に陥った経験がない程に、比較的恵まれた素質なりをもっていて恵まれた環境なりにいたのだろうな」などと評価せざるをえないわけです。
換言すれば、上記のような珍妙なことをホザいてる時点で、「私は都会に出てきて予備校に通えばどうにかなる程に、それなりに良い育ち・環境・経験をしていて、それなりに修正力もあるくらいのポテンシャルがあることはもとより、他人の言説の趣旨等を総合的に勘案する等できずに場当たり的・即物的な反応に終始して軽々しくお笑い草にするようなポテンシャルもあるんだよ、スゴいでしょ」という主旨の自慢めいた自白をしてしまっているにすぎない、ということです。そのため、その傲慢K坂糞弁護士の言説は、何ら有効な反論にも助言にもならない、単なるピントのズレた皮肉めいた一種の自慢的なヤジのようにも聞こえてしまうんですね。

いつぞやの記事でネタにさせていただいた、某T大を生意気呼ばわりしていた九州方面のYとかいう司法書士についても、上記と同様のことが言えるかと。
つまり、あの例の記事で某T大を生意気呼ばわりしている時点で、「私は某T大のU学長の祝詞を平面的・断片的にしか見られないで生意気呼ばわりできる程に&他人の頑張りのベクトルを恣意的にズラしたり他人の頑張りの成果を恣意的にぶっ潰す悪意的な輩もいる世界があることすら想起できない程に、それなりに良い育ち・環境・経験をしていて、他人の言説の趣旨等を総合的に勘案する等できずに軽々しくお笑い草にするようなポテンシャルもあるんだよ、スゴいでしょ」という主旨の自慢めいた自白をしてしまっているにすぎない、ということです。そのため、そのY糞司法書士の言説も、何ら有効な批判にも皮肉にもならない、単なるピントのズレた皮肉めいた一種の自慢的なヤジのようにも聞こえてしまうんですね。


…で、話を上記の旧司法試験短答式試験に戻すと、結局のところ、私はボーダーラインギリギリで首の皮が一枚つながったような感じで(∵刑法で一問ほどラッキーパンチ的に正解に達した問題があったので)何とか突破できたのですが、勝因は、
【元々相性があまり良くなかった民法で、上記の短答式試験全国約10位合格者と同点(得点率9割)だった】
という点に尽きます(その後の論文式試験では、やはり民法を含めた民事系科目が足を引っ張って、他系統科目の貯金を削ってしまいましたが)。
やはり、特に民法等できっちりと点数を確保するのはきわめて重要だなと痛感しました。

あくまでも私見ですが、短答式(マーク式)試験で芳しくない出来で悩まれている方は、
①まずは、ご自分がマーク式の試験とは相性が良くないことをきちんと認識された上で、
②元々マーク式の試験が苦手だったが最終的には首尾良く点数を高められた方の共通点をご自分なりに分析・検討する
のが堅実ではないかと考えます。
実際、私が現在有しているマーク式試験用のノウハウ(勉強法も含まれる)は、ほぼ100%、元々マーク式が苦手だったタイプの合格者のパクリないしアレンジヴァージョンですので。

具体的な勉強方法については、このブログにもかなり前に書きましたし、他にも親切な方がそれなりに有益なノウハウ等を書かれていると思われますので、ご自分なりにいろいろとお調べになった上で、ご自分がピンときた・自分に合いそうだなと思ったノウハウを参照するのが妥当かと考えます。
生憎、私は自分のノウハウを押し売りするような真似をする趣味はありませんし、ましてや、やれ「とにかく過去問を~回回す等すればいいんだよ」だの、やれ「だったら都会に出てくればいいじゃねーか」だの、やれ「あなたも司法試験関係の勉強では、予備校を利用したんでしょ」だの、やれ「某T大は生意気だ」だの、ピントのズレまくった傲慢きわまりない真似までする趣味もサラサラありませんので。
あと、断っておきますが、私は、特に司法試験対策の勉強に本格的に着手した頃は、予備校は断片的にしか利用していません(ある筋からの流用物等もそれなりにありましたし)。ある知り合いに誘われて、友達紹介キャンペーンでのキャッシュバック目的&編入後の大学の法律関係科目の理解の手助けを趣旨として、某予備校の講座を受講していたことはありましたが、いろんな事情で休んでいて必要なときに代替的に復習用講義テープを聴いていた頃もあって、しかもそのときの資料等は一身上の事情で他のある筋に譲ってしまいましたし。今思えば、若気の至りで&気負いすぎてずいぶん無茶をした(→もう少し冷静になって自分なりに分析・検討してよりコスパの良さそうな手段を採ることも十分に可能だった)な、と思うことはありますね(苦笑)。そういうこともあるので、尚更、私は「だったら都会に出てくればいいじゃないか」とか「あなたも予備校を利用したことがあるんでしょ」などと薄っぺらなキレイゴトは言う気にはなれないです。だいたい、都会に出てきて予備校に通って万事上手くいくのなら、いつぞやの記事でネタにした高校時代の同じ学年のN君その他の同種事例が出てくるハズはないでしょうし、ましてや、いろんな分野であれだけ資格試験その他の試験関係の受験浪人的な方々が出てくるハズがないと思われますので。

ちなみに、地元のある親友も似たような指摘をしていましたが、
この記事やこの記事に多少関連した記事をお読みになって「おまえ何ホザいてやがんだ」とか「おまえ嘘言ってるだろ」などと思って珍妙なキレイゴト等をホザくようなお方がいるとすれば、そのお方はよっぽど育ちが良い・恵まれた環境にいたタイプの人間だと思いますよ(悪く言えば、某政令指定都市における某B法律事務所の傲慢K坂糞弁護士
特に私の地元近辺には、あまりにも無茶な指導をされた等の事情により、結果的に変なクセがついてしまって難儀しているようなタイプの人間は、探せばゴロゴロいますので。