昨日はサンデー。イギリスではサンデーと言うとサンデーローストがお決まりです。と、2週間前にも同じことを申しました。 その時の記事は「こちら」から...
ですが、前回はフライパンで焼いたエセローストチキンでした。今回は正真正銘のサンデーロースト!
安いオージービーフ利用のお財布にも優しいサンデーロースト。下手に和食の晩御飯を準備するより手間要らずで、私にはこっちの方がよっぽど楽な献立なのです。
ローストビーフ
ここのところずっとのりが悪く、晩御飯にこれを作ろうっ!というひらめきがないんです。
昨日もそうで、そうなるとだんだん面倒になってきて、吉牛テイクアウェイしようかなぁ...とか思ってたんですが、日曜日だし、サンデーローストでローストビーフ焼いたろうで、なんとか決まりました。
決まったら早い!お買い物に行く前に早速ヨークシャプディングを焼きました。適当なブロック肉が売っていなくて別の献立に変更となっても、ヨークシャプディングは後日のために冷凍保存が出来るので大丈夫。
アメリカからの引っ越しで断念しちゃったけれど、以前はこういうヨークシャプディング用の特別な型で焼いていました。
こんなのイギリスやオーストラリアのキッチンショップに行ったら、千円までで売っているのに、3万円も出してわざわざ買えますかいなっ!
なので、今ではバーガーバンズ用のこの手の型4個代用で焼いています。私の使っている方はテフロン加工の物ですけどね。(深めのマフィン型よりもバンズ型の方が焼き易いですよ。)
ヨークシャプディングのレシピは「こちら」にあります。ちょっと重みのあるヨークシャプディングを焼きたければ水を使わず牛乳100%で。水を加えると軽いサクッと軽いヨークシャプディングが焼けます。
また、ヨークシャプディングは塩やブラックペッパーを入れずに焼くと、くぼみにバニラアイスを詰め、上からメープルシロップやゴールデンシロップをかけるとデザートにもなります!
お肉は幸い売っていました。買ったのはこの手のお安いオージービーフのももブロック。目方は530gほどありました。
オージービーフはちょっと乳臭いと嫌う人が多い。私もさほど好きではない。でも焼き方次第で臭みも気にならず、とても柔らかいローストビーフが作れます。
焼いている内に形が崩れないよう、また肉汁も逃げないよう、まずはタコ糸でしっかり縛ります。全体に薄く塩をして常温で15~20分置き、表面に浮いて来た水分を綺麗にペーパーで拭き取ります。
再度、今度は上になる面にだけ薄く塩をまぶし、その上に粗挽きのブラックペッパーをたっぷりフリフリします。粗挽きブラックペッパーはこれがオススメ。ペッパーミルで挽いたものと違い粒が揃っていて良いですよ。
そしてまたまたハンバーグの裏技が登場!「この前ステーキを焼いた時」にもこの裏技は効果を発揮して肉汁が逃げなかったので、今回も肉全体にオリーブオイルを手でぬりぬりしました。
グラタン皿(金属性のケーキ型でも使い捨てアルミ皿でも良いです)に100均で売っているケーキクーラーをセットし、その上にオイル塗った肉を載せ、肉に触れないところまで皿に水を加えます。
これでローストの準備は完了。180度で予熱を済ませたオーブンに皿ごと入れ、100gにつきおおよそ8分を目安に焼くと良いです。私の場合530gあったので45分焼きました。
確かアメリカでは牛の場合、中の温度が62度に達し、それから3分蒸らしたら食べても安全な温度と言われてたと思います。日本の基準は調べてね。多分違うと思うので。
私は肉の一番分厚いところに温度計を刺し、60度に達したら調理をストップしています。アルミフォイル二重で包み15~20分蒸らすので、その間に中の温度は上の基準より高いはずと信じているので。
切り分けるとこんな感じ。赤過ぎず焼け過ぎずちょうどいい感じでした。和牛ならもっと赤くしたいけれど、そこはお安いオージーなのでこれくらいの方が安心して食べれる。
同じ店で買った同じ部位を以前にも焼いたことがあるけれど、ハンバーグの裏技を使うと、
ジューシーさに半端ない違いがありました。
お肉にかけて食べるソースはオニオングレービー。バターで櫛型に切り分けたたまねぎ大1/2個を飴色になるまで炒め、小麦粉大さじ1.5ほど加え更に1分くらい混ぜながら炒めます。
ここに水400mlを加えて混ぜながら煮立て、固形コンソメ1個とブラックペッパーたっぷり、リーペリン大さじ1ほど加えます。とろみが緩ければここで数分煮詰めます。
味見をして必要なら塩で味を調え、あればブランディを大さじ1ほど加えて1分ほど煮たら出来があり。このオニオングレービーをロコモコのソースにすると、本場ハワイで食べるようなのが作れますよ。
やっぱグリーンピースっしょ、この手の料理の付け合わせには! なんで嫌われるグリーンピース?こんなに美味しいのに...お芋はお肉を焼いた後に、オーブンで揚げ焼きしたローストポテトです。
昨日このお肉を買いに行くのに久々に夫婦で出かけました。と言っても、私のお買い物中旦那はスーパーの外でまたまたスマホ2台でゲームしてたけど。
お買い物が終わりレジに並んでいたら、ゲームを中断して入店して来ました。そこでふと、牛乳を買うのを忘れていることに気づいた私、並び直すのがウザイから好都合と旦那を走らせました。
レジから牛乳売り場が見えるのね。もうすぐ私の順番だから、どれでも良いから1本取ってきてって頼んでんのに、あれでもないこれでもないと、うろうろしている旦那の姿が。
とうとう私の順番が来てしまったのにまだうろうろやっちょる。やっと間に合って1本持ってきたと思ったら、なんと低脂肪牛乳! 濃い牛乳が好きな私は低脂肪苦手なんだ。
確かにどれでも良いとは言ったけど、あれだけうろうろしまくった結果が低脂肪牛乳かよっ!と、なんかムッとするより、旦那ってなんでこんなにずっこけてんだと可笑しくなって来た。
夕飯前、ヨークシャプディングを温め直そうと思い、何個食べる?と聞くと、答えは、全部!おいおい、私の分まで食う気かよっ!
私もだけど旦那はヨークシャプディングが大好きなので、きっと3個平らげるだろうと思い全部温め直しました。とりあえず盛り付けは1個ずつ。
前回同じお肉をローストした時より、ハンバーグの裏技効果でめさジューシーで柔らかかった。オージービーフ特有の臭みも全然感じません。
有名なのでご存知の方も多いと思いますが、ロンドンにシンプソンズと言う老舗レストランがあり、ローストビーフが美味しいことで有名なのです。
トローリーで大きな骨付きのローストビーフをテーブルまで運んできて、好みの焼き加減のところを切り分け、付け合わせ野菜と共にサーブしてくれます。
私も一度だけ行ったことがある。確かに美味しかったけれど、ハンバーグの裏技を駆使して焼いた100g158円のオージービーフのローストビーフ、全然引けを取ってないしぃ!
めさめさ美味しかったです!フライパンでたたき風に作るローストビーフとは芳ばしさも違います。是非是非お安いオージービーフやアメリカンビーフでお試しくださいませ。
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