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コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

前回は、仮説検証の重要性について説明をしました。
今回から具体的な仮説検証の方法について学んでいきたいと思います。

◆ 仮説検証が失敗するケースとは?
仮説の検証が失敗するケースとはどういったケースでしょうか。失敗するケースには大きく2つの種類があります。一つは仮説を立証するための「仮説の根拠」に誤りがあったケースです。これはそもそも立て仮説の否定にあたりますので、仮説の再構築をする必要があります。

もう一つは仮説を立証するための「仮説の根拠」に対する必要な情報が"ない"ケースです。どんなに頑張っても見つからない情報があります。こういうケースの時は、仮説を立証するために新しい「仮説の根拠」を導き出す必要があります。


例えば、「中国がASEANより今後経済的に優位な立場になる」という仮説を立証するための一つの根拠として、ASEANの輸出品=中国の輸出品という根拠が必要だとしましょう。しかし、残念ながら「ASEANの輸出品>中国の輸出品」というが事実だとわかりました。輸出は、グローバル経済において重要な要素ですから、ASEANより中国の方が勝っていると「中国がASEANより今後経済的に優位な立場になる」という仮説は成り立たなくなる可能性があります。この場合は、仮説の再構築をする必要があります。

また仮説の根拠として、「ASEAN FDI<中国FDI」を成り立たたせる必要があるとしましょう。一生懸命統計資料などを探しましたが、見つかりませんでした(実際は簡単に見つかると思いますが)。この時は「ASEAN FDI<中国FDI」という根拠を諦め、新たな根拠から自分の立てた仮説を検証する必要があります。

検証の際は、シビアに自分の仮説の評価をしていく必要があります。間違っていたらやり直す。検証材料がなかったら新たな根拠を探す。地味で気が遠くなる作業ですが、根気よくやっていくことが大事です。

次回は仮説検証のポイントについて述べたいと思います。


自分の経験を中心に若手コンサルタントに求められる能力・経験・資質を徒然なるままに綴っています。 今日は「1週間、1日午前6時から午前1時までの計画を立てる」について書きたいと思います。

コンサルタントの仕事は皆さんのイメージの通り激務です。

コンサルになる前か、なりたての頃に読んだ本で、「コンサルタントには3つのタフネスが必要。その3つのタフネスとは、① 知的タフネス ② 体力的タフネス ③ 精神的タフネス である」と書かれており、妙に納得し、今でも学生の方にコンサルタントに必要な要件は何ですかと聞かれると必ずこの3つを挙げています。精神的にも体力的にもきついこのコンサルタントと言う仕事において、いかに生産性を上げていくかと言うことは、仕事の質を高めるだけでなく、自分の体を守るためにも非常に大事なことです。

激務と言うのは勝手な私の物差しですので、具体例で示していくと、例えば私が入社したての新人研修では入って一週間後の研修でなぜか深夜まで研修が続き、そのまま職場に宿泊。えらいきつい会社に入ってしまったなと思いました(笑)また1年目に入ったプロジェクトでは、終電帰りが当たり前。その内仕事は夜シフトに。午後3時に会社に出て、翌朝のお昼に一旦帰宅。シャワーを浴びてまた出勤と言う日々が続いたこともありました。

今はだいぶ仕事も落ち着いてきましたが、若い時はだいたい睡眠時間は3-4時間程度でしょうか。これにはもちろん自己研鑽をするために睡眠時間を削っている部分もあります。

このような状況下で、仕事をきちんと遂行するために、また自分の休み時間や学ぶ時間をきちんと確保するために大事なのが、「1週間、1日8時から午前1時までの計画を立てる」ということです。

私は月間のスケジュールはGoogleカレンダーで管理し、毎月末に翌月のToDoをすべてマインドマップにリストアップする作業をしています。これで翌月自分が何をやりたいのか、何をすべきなのかが整理されると共に、そのToDoリストを毎日見ながら、PDCAを回すことができます。

そして毎週月曜にやっているのが、その月間To Do Listを見ながらの1週間の計画の作成です。
私の手帳は朝6時から夜2時までの予定を書き込める手帳なので、そこにまず自分がすでに予約されている時間(例:会議など)を埋め、それから自分のやりたいこと・やるべきことをその隙間に入れて、一週間の計画を作成するようにしています。これをすることで向こう一週間、いつ頑張らなくていはいけないかシミュレーションでき、上手い具合に調整ができるのです。計画策定をする上で大事なのがバッファの時間を作ること。大体水曜までに1週間の、自分がコントローラブルな仕事を終わらせるように心がけ、金曜は極力空き時間を作っていくようにします。そうすると木曜までに終わらなかった仕事を金曜に片づけることができ、土日を使わなくて済むようになります。そうすれば土日は自分の時間に充てられるわけです。

午前6時から午前1時と言うのは、人それぞれだと思うので自分がアクティブな時間帯を設定すればよいと思いますが、とにかく月初め・週初めは計画の時間を作ること。そして必ず記録をして、何が何故達成できなかったかを考えることで、仕事・人生の生産性を高められるはずです。ぜひ意識してトライをしてみてください。


世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか?/KADOKAWA/中経出版
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本書は非常にエッジの効いた本です。
冒頭、本書のターゲットを下記のように定めて、始まります。

「日本のGDPと雇用の3割のグローバルな競争をしているビジネスにおいて、
そのまた数パーセント程度のトップクラスの高度知識人材として仕事をしたい人」

いわゆる万人向けではない、一定層を意識したグローバル競争に勝ち抜きたいと思う、
ビジネスパーソンに向けた本でした。
私もグローバルリーダーを目指す端くれとして、非常に興味深く読ませて頂きました。
本書は上記の目的を達成するための心構え編と実践編の2部に分かれています。

下記私が印象に残った部分です。自分用のメモとして残しておきます。
(⇒は私の意見メモ)

・コーチャブルであれ
⇒本書で、ビジネスパーソンが成長できるかどうかは「コーチャブル」であるかどうかと語られています。
どれだけ人の助言に柔軟性があるかどうか。もちろんすべてを鵜呑みにする必要はないのでしょうが、
厳しいことを言ってくれる人を何人もてるかが非常に重要と言うことでしょう。

・PCのモニターはデュアルで
⇒仕事をするときに2画面で仕事をすると生産性が高くなる!?

・ビジネスプロフェッショナルが習慣付けるべき体調管理
- 睡眠時間(6時間以上)
- バランスの良い食事(塩分・油分は控えめに)
- 習慣的な運動
- ストレスマネジメント
- 身体のケア

・無駄なプライドは捨て、できるだけ早く失敗する

・グーグルによる「非常に効果的なマネージャーの8つの習慣」
1. よきコーチであること
2. チームを後押し、細かいマネジメント(micromanage)はしないこと
3. チームメンバーの成功やよい生活に対し、意欲的であると伝えること
4. 臆病にならないこと:生産的で結果主義であること
5. よいコミュニケーター、よき聞き手であること
6. メンバーのキャリア形成を助けること
7. はっきりしたビジョンと戦略をもっていること
8. チームにアドバイスできるような技術力をもっていること

http://dailynewsagency.com/2013/04/06/project-oxygen/

・IGPI 8つの質問
思考と行動に関わる八つの質問

心は自由であるか?
逃げていないか?
当事者・最高責任者の頭と心で考え、行動しているか?
現実の成果に固執しているか?
本質的な使命は何か?使命に忠実か?
家族、友人、社会に対して誇れるか?
仲間、顧客、ステークホルダーに対してフェアか?
多様性と異質性に対して寛容か?

・簿記は会計の基本である
⇒ 自分の苦手な領域から避けないようにメモ

・プロフェッショナルとして付加価値を出す2種類の方法
① 素晴らしいビジネスアイディアを次々と構想できること
② アイディアを精緻に見うなく実行し、軌道修正しながら目的を達成すること
⇒ 私が良く言う「構想力」と「実行力」に近く、共感。

・成功する交渉の要素
① BATNA
② ZOPA(Zone of Possible Agreement)の把握
③ アンカリングで主導権を握っている

◆ 参考図書
新・世界経済入門
オリエンタリズム
日本思想全史
数字で考える技術



パリの国連で夢を食う。/イースト・プレス
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国連のリサーチ職として、パリで働かれた経験を持つ方のエッセイ。
国連での仕事の生活を含む、パリでの暮らしを非常に親近感の持てる形で書かれています。
国連と言う遠い職種が、このエッセイで非常に身近に、かつ一つの”事実”を垣間見れる良書かと思います。楽しく読める本ですので、ぜひ手に取ってみてください。
前回の投稿からだいぶ日が経ちました。この間、様々大事なイベントがあり、そちらに集中をさせてもらいました。今日から世の中より一足早く連休も開け、仕事が始まります。今この記事も、飛行機から降り、バスに揺られながら書いているとこです。

4月が終わり、2015年の1回目の節目が個人的には終わりました。
またこの5月から、気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。
前回までに目標の設定、仮説構築の方法について学びました。
今回から仮説の検証について一緒に学んでいきたいと思います。

仮説とは前回までに学んだ通りで、「仮の答え」です。
その仮の答えを「正しい答え」にするためには、検証が必要です。

ここでは構築した仮説が正しいかどうかを検証する方法を学びましょう。


この仮説検証と言うのは当然肝の作業なのですが、根気のいる作業でもあります。
自身立てた仮説をできるだけクリティカルな思考で検証をしていく必要があります。

当然間違った仮説であれば、仮説の再構築をする必要があります。
この仮説の検証で必要なのは、とにかく正しいエビデンスを集め、正しさ・確からしさを立証することです。情報収集能力と共に、論理的な思考能力も求められます。


次回は具体的な仮説検証方法について、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。
自分の経験を中心に若手コンサルタントに求められる能力・経験・資質を徒然なるままに綴っています。 今日は「パートナー(偉い人)と仲良くなること」について書きたいと思います。

外資系と聞くと、皆さんどんなイメージをもたれるでしょうか?
といった問いが最近よく書籍やWebの記事で目立ちますが、外資系だろうと日系だろうと基本的には人間の集まりです。多少組織文化が異なったり、社内のこれまでの伝統やルールの中で、年功序列といったルールがあったり、一方でフラットで風通しの良い組織になったりするのだと思いますが、人と人とのネットワークによって組織ができていることは言うまでもありません。

そして外資系コンサルティングファームももれなく人間つの集まりであり、その中で形成されるネットワークは非常に大事です。理論的にはソーシャルキャピタルと言われる領域です。

企業組織の中でハイパフォーマンスを実現するには組織社会化が必要であるという論もあるようですが、私は個人的には思うのは社内で若い時からしっかりとコネクションを作っておくこと。そしてできれば将来を含めて、偉くなるであろう方々と仲良くさせて頂くのがとても大事なのではないかと思っています。コンサルティングの世界で言うとパートナーと呼ばれる方々です。何か社内政治のようで嫌気がさす方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、事実としてパートナー(偉い人)と仲良くなる」人の方が、いいキャリア形成をできているように思えます。一方でパートナーであっても、パフォーマンスが出ていないパートナーに就いた若い方は不遇な状況になり、退社された先輩や同期、後輩をたくさん見ています。

◆参考書籍
活躍する組織人の探究: 大学から企業へのトランジション/東京大学出版会
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私の場合は入社2年目のある部品会社様の業務改革プロジェクトで、あるパートナーの方と知り合いました。とても怖い(と思っていた)方だったので、あまり仲良くなりたくないなと思っていたのですが(笑)、ある時からかわいがって頂き、今自分が所属組織にも引っ張ってもらいました(自分の希望する部署ではなかったですが、今となっては正解だと思っています。この点は別途お話しします)。結果的にはその方が、私のコーチのような存在になって頂き、良きアサインに恵まれて今の私がいます。またその方自身も出世をなされて、私にとってはより大きい権限をその方から与えて頂けるようになりました(今でも厳しくレビュー・フィードバックを頂きます。怒られることが少なくなってきているので本当に感謝です)。

人を見る目が大事と言いますが、それは目上の方に対しても同じくだと思います。
いい先輩(パートナー・上司)とお付き合いして、良き人間関係を築き、良きキャリアを形成していくのが大事だと思います。
はじめての日本語でのMOOC受講が完了しました。日本のメジャーMOOC「gacco」で開講されている「社会人のためのデータサイエンス入門」を受講しました。

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今回はテキストをアマゾンで購入しましたが、理解もかなり進み、自分が統計概念として取得できなかった部分もだいぶ理解をすることができました。続編があるようなので楽しみです。



社会人のためのデータサイエンス入門 オフィシャルスタディノート―データサイエンス・オンライン講座/日本統計協会
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世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本/KADOKAWA/角川書店
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GEのクロトンビルという世界初の企業内大学として、リーダー育成を主体とする機関で日本人として初めて講師になられた方が書いた書籍。クロトンビルについて前々から興味があり手に取りました。

1章 「Self-awarenessがすべて」自分を「知る」
2章 「最初の60秒で結論を見せる」自分を「伝える」
3章 「費用対効果の高い意思決定を」自分で「考える」
4章 「学ぶことをやめたら、会社を去れ」自分を「鍛える」
5章 「GEでは7割オッケーならゴーです」自分を「変える」
6章 「自分の運命は自分でコントロールしなさい」自分を「導く」
7章 「全社員がリーダーであることを望みます」他者を「導く」

という章構成です。

個人的には、
「給料の6%を自分に投資する」
「修羅場⇒内省」という最強の循環を意識する

という部分が強く印象に残りました。
オムニチャネル時代を勝ち抜く 物流改革の教科書/幻冬舎
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オムニチャネルとは「あらゆる顧客接点の統合」といった意味合いで使われる、最新の販売チャネルの考え方です。そのタイトルを載せた物流改革の書籍と言うことで期待をしましたが、k太一を満たす内容ではありませんでした。端的に言えば、オムニチャネルを実現するために裏方であるロジスティクスをしっかりしようというメッセージですが、具体策まであまり切り込まれていなく、「柔軟性のある」「機敏性のある」といった概念的な用語、またその実現策がクラウドと言った一般的なものだったので、少し私の期待が満たされなかったのだと思います。