複雑系レトリック~自営業白書~ -85ページ目

死ぬかと思った

みなさん死にかけた経験はありますか?
私は入院もしたことがありませんし、幸い未だに大きな病気は一度も経験がありません。
しかし私は物心付く前に、一度死にかけたことがあります

物心付く前ですからこのことはまったく覚えていません。家族から伝え聞いた伝説です。

この話には私の爺ちゃんが重要な役割を果たしています。爺ちゃんは10年ほど前に天寿をまっとうして死にましたが、非常に強烈な人物でした。
まず、ウチの爺ちゃんはまともに職に付いたことがありません。ギャンブル好きの放蕩じじいで、仕事を見つけちゃわけの分からない理由ですぐ辞めるという繰り返しだったようです。
一度などは弁当のイモが気に食わないという理由で仕事を辞めたことがあるそうです。本当に意味が分かりません。
そんなわけで婆ちゃんは稀代の苦労人で、婆ちゃんの言うことはとても重みがあります。一方爺ちゃんの言うことは風船のようにスカスカです。

ただ、乱暴なことはしない人でした。純粋に死ぬまで大人になりきれなかっただけで、そういう意味ではみんなに愛される屈託のない人でした。

さて、私の爺ちゃんは、私が生まれてまもなく(長男の孫ということでうれしかったのでしょう)ご機嫌で私を連れ出してうろうろしていたんだそうです。
またこれが悪いことに一杯ひっかけており、かなり千鳥足でした。

事件は起きました。爺ちゃんはこともあろうに階段でコケたんです
私は爺ちゃんの腕に抱かれていましたが、コケた勢いで遠くに吹き飛ばされました。

しかしその時ヒーローが現れます。そこにいたのは会社帰りの中年サラリーマンです。
すわ、空中の私を見つけるやいなや、とっさのスーパーミレニアムジャンプ!!
はっしと私を掴み取り、ざざざと滑る音もサラリーマンのシャツを引き裂く一瞬の出来事!!
私は次の瞬間、ぼろぼろになったサラリーマンのおやじの腕に抱かれていたのです。


今でもその現場(階段)は存在しますが、ここは勾配の急な神社の階段。どう考えてもあそこで乳児を落とすとタダでは済みません

今現在、私がここに存在するのは、このスーパーサラリーマンのおかげです。このおじさんがこの瞬間、この場所にいなかったら私はどうなっていたか・・・

サラリーマンは、爺ちゃんに私を渡し、ただ一言・・・
「爺ちゃん、気ぃつけないかんばい」
そして名前も名乗らず颯爽と立ち去ったのでした。

かっこいい・・・このサラリーマンに私は会いたい。会って一言お礼を申し上げたい。しかし名前も分かりませんし、今回適当にイメージ先行でイラストを描きましたが、外見の特徴なども全く不明です。
年のころから考えて、多分今はおじいちゃんになっていると思います。

それにしても私の爺ちゃんは本当にタチが悪いです。


もし九州のこんな話を聞いたことがある方、お心当たりのある方は是非私に一言ご連絡ください(マジで)。
よろしくお願い申し上げます。 

クリスマスイブ

この写真は残念ながらトナカイではありません。サファリパークでみかけた非常に男前のシカみたいな動物です。
見れば見るほどかっこいい。特にイケてる髪型とスクリューしている角がかっこいいんです。
また、このシカは写真で見るとそうでもありませんが、かなりでかいです。

今日はクリスマスイブです。
しかし我が家はクリスマスのお祝いを特にしません。私も彼女もめんどくさいのです。

「誕生日だけでいいよねー」

こんなノリです。
その誕生日もプレゼントは本人が選びます。だいたい予算を決めて「これが欲しい」と申告して買ってもらいます。人によってはこれじゃつまらないと感じるでしょうが、その代わりに期待はずれということがありません。
こういう感性が似ているから一緒にいてもまったくストレスを感じません。

今日はいい機会ですので彼女のキャラクターをちょっとご紹介したいと思います。

私の彼女は非常にシビアな金銭感覚を持っています。私は彼女と付き合う前は財布からお金ダダ漏れでしたが、いろいろと指導を受けて今ではそれなりに貯金などという生意気なことも出来るようになりました。
以前は十分給料を貰っていたのに、ただの一円も残らないという日々が延々続いていたのです。

彼女が私に施したオペレーションは単純で、月の出費をすべて書き出すという作業でした
家賃がいくら、昼ごはんがいくら、武術の月謝がいくらという感じです。
そうすると、給料の約4割くらいがいわゆる「使途不明金」だったんです。

私  「あら?あれ?なんでこんな残るの?」

どうでもいいことに沢山お金をかけているということを直視する5秒前です。
どんなに思い出そうとしても、これ以外に出費はない。じゃあこのお金はどこにいったのさ。いったい俺は何にお金を使っているんだ。
別にこれを削れ、あれを節約しろなどと言われたわけではなく、自分がどのくらい使っているかというのを私に教えてくれただけなのです。しかしそれだけでも十分私は貯金が出来る体質になりました。
もし私が彼女に出会っていなければ、多分商売もうまくいってないでしょうし、そもそも多分独立なんか出来ていません。

私の彼女は腹筋が6つに割れています。以前は腹筋運動300回とかやっていたそうで、まるで軍人のようです
ちょっとくすぐるとムキーーーーーーッと6分割するんです。体脂肪率は確か16%くらい。

私の彼女は若干潔癖ぎみです。掃除が大好きでいつも髪の毛を拾ったりクイックルワイパーを持ってうろうろしています。彼女によるとこれはダイエットも兼ねているのだそうです。

私の彼女は虫が大の苦手です。虫の羽音が聞こえたと思うとものすごいスピードでその場からの脱出をはかります。私はこれで何度かおいてけぼりにされました。

私の彼女は睡眠とお菓子をこよなく愛しています。体型のせいもあってお菓子が好きだと言うと、意外だと人は言います。しかしそんなとき彼女はこともなげにこういいます。
「私は努力してるから」


一緒に住んでかれこれ3年になりますが、彼女と喧嘩をしたことは今まで一回もありません。お互い結構似ている部分があって意見が衝突することも少ないです。

皮むきレベル 2

私は料理が大好きですが、包丁があまり得意ではありません。
特に皮むきが大の苦手です。

普通は刃を自分のほうに向けて、野菜をまわすようにしてゾリゾリむいていきますよね。
私はこれが出来ないんです。

彼女にもちゃんと教えてもらったのですが、どうしても出来ません。
多分、前世において皮むきで死んだりしたことがあると思います

かといって野菜の皮をむかないわけにはいきません。しかしよくある皮むき機ってめんどくさいんですよね。洗うのが。
ですので現在、私は上のイラストのようにして野菜の皮をむいています。

彼女はそれをみて「危険だ」と言います。しかし私にとってはこれが一番安全なんです。

ところで最近料理をアップしていませんが、作ってはいます。
先日なんとテリーヌに挑戦したのですがあえなく失敗。ただの魚のミンチとなってしまい、うまいこと固まりませんでした。
失敗したときはアップしません。味をお伝えすることができませんので、ブログでは見た目命です。
もっと極端に言うと、見た目がよければ味はどうだっていいのです。
彼女と私は食べますからイヤな思いをするでしょうが、みなさんにご覧いただく上でまったく支障ありません。

悪魔の番号「666」

私のブログ「複雑系レトリック」は本日総合ランキングでめでたく666位をゲット致しました。
上位1.7パーセント以内に入るという奮闘ぶり。
本当にこんな趣味の世界にお付き合いくださり、コメントやトラックバックを残してくださる皆さんに、感謝の思いで一杯です。

さて、このランキング666位という数字についてですが、皆さんは「オーメン」という映画をご存知でしょうか。
6月6日の6時6分に生まれた子供(ダミアン)を主人公にしたホラー映画です。この子供には生まれたときから「666」という痣があります。

ヨハネの黙示録ではこの666という数字を「獣の数字」と位置づけており、解釈には諸説あるようですが今では悪魔の番号として有名です。
シンプルに申し上げるとアンラッキーナンバーです

そういえば、私こないだ体重計に乗ってみたら66.6kgと表示されました。(マジです)
その時は体重が減ったことを確認できたので喜んでいましたが。

これは本格的に不吉ではないですか。思わずしっこを漏らしそうになります。

でも大丈夫。私にはイザというときのひろし哲学があります。
そう。そんなことどうでもいいんです。生き死にの問題と酒のこと以外はどうでもいいことばっかりです

そのような訳で、皆さん今後とも複雑系レトリックをよろしくお願い申し上げます。

ひろし考

みなさん、ひろしのことをご存知ですか?ひろしといっても・・・


ひろしです。イカを飲み込むタイミングがわかりません。


このひろしじゃないですよ。そうです、ちびまる子の父親です。
このイラストは私が書いたものです。驚いたことになにも見ないで書けました。ダテに毎日見ていません

私は彼の生き方を非常に高く評価しています。まず冒頭で彼の思想を最も顕著に表した一言をご紹介します。


ひろし 「『生き死に』の問題と酒のこと以外は、どうでもいいことばっかりだ」


子供の前で堂々とこういうことを言うのはどうかと思いますが、これは非常に達観した大人の意見です。そしてこの言葉には生きていく上で非常に重要な知恵が隠されているのです
私もこのブログでいろんなことを書きました。そしてそれらはその時は本気でこだわっていますが、はっきり言ってどうでもいいことばっかりです
いろいろと思索をめぐらせて見ると、ひろしの言うように世の中本当にどうでもいいことばっかりです
人間の生死にかかわることと自分が一番好きなこと以外、自然体でのらりくらりとかわしながら生きていくのは、ひとつの幸せのスタイルと言えるでしょう

また彼は非常にめんどくさがり屋です。この性質を特に受け継いでいるのがまるこであることは皆さんご承知の通りです。

ある日母が自家製洗剤の作り方を教わり、自宅で製造をはじめました。これは案外大変な作業で、家族総動員でこの重労働に取り組みます。
仕事から帰宅したひろしは早速この作業に参加させられるのですが、このときにも彼は重要な発言をしています。

ひろし 「なんだって仕事から帰ってこんなことやらされなきゃならねぇんだ。洗剤なんて買やぁいいだろう。買やぁ。」

私も純粋にそう思います。全員で筋肉痛になりながら作ったこの洗剤は、あまりに大量なため使い切ることができずに変色してしまいます。最終的に母はこの洗剤で顔を洗い出す始末です。

彼の生き方は悪く言うと「開き直っているだけ」なのですが、そこには現代人の抱えるストレスなど毛ほども感じられない、ある種の強さがあります
ひろしが開き直るエピソードはまだ他にもあります。

ある日のこと、まるこの学校で野良犬が子供を咬んで怪我をさせるという事件がおこります。まるこ達は非常な恐怖を感じますが、この場面でひろしはこのような発言をします。

ひろし 「いい機会だから、この際おまえたちに言っておくが、俺はイザというとき家族を見捨てて、自分だけが助かろうとする可能性のある男だ。おまえたちそこらへんのことをよく分かっておくように。」
家族  「・・・・・・・・・」



もちろんそういった可能性は誰にでもあるものです。しかしどうやったらここまで開き直ることができるのでしょうか。

母   「お父さん、なにも子供のまえでそんなこと堂々と言わなくても・・」
ひろし 「いいんだ。こういうことはこの際はっきりとさせておくに限るんだ。」


まるこが海水浴場で沖まで流されたとき、ひろしは必死のバタ足で迅速に救助に向かいました。(結局、まったく役に立ちませんでしたが)
このような発言をしていますが、イザというとき彼は行動を起こすことが出来ています。男らしいような、男らしくないような。

彼の生き方は「自然体でわがままに生きる」という良い手本です。わがままという言葉は悪く使われがちですが、自分を中心に考えることが悪いことであるはずがありません
人に気を使うあまり相手にも気を使わせ、結局誰も幸せでないというようなことはままあることです。
ひろしの生き方を少しだけ参考にして自然でゆったりした人生を楽しみたいものです。