本日の「なぜなに★あたモンの」おコ~ナ~は現在ストーリーモードでお届けしているRecollection編の舞台となっているシュレイド地方の東西分裂(あたモン世界における)の歴史を解説していきたい思います。

補足としてあたモン世界観と公式設定におけるシュレイド王国滅亡の違いとしては、「大いなる竜の災厄が起きた時代がまったく異なる」という点です。あたモン世界観では、現在進行形のストーリーより、約70年前~80年前となっており、また、シュレイド最後の国王に暴君デーモン・ロザリーなるオリジナルキャストを配置しています。

現時点での公式設定とあたモン世界観の相違についてと王都ヴェルドに拠点を置く王立古生物書士隊についての解説は以下をご参照くださいお願い

■シュレイドと大いなる竜の災厄~なぜなに☆あたモンのおコーナー

■王立古生物書士隊とはなんぞや~なぜなに★あたモンのおコ~ナ~♪


また現段階のストーリーではシュレイド王国滅亡に至るまでのリコレクション(回想)はみられず、以下の回にて(あたモン世界観での)黒龍伝説の風説を知ることができますので本記事と合わせてご覧いただけると今後のストーリー展開がより楽しめるかも?しれませんウインク

■「黄金大剣は衰亡への誘い/PART4」の巻参照




~あたモン世界観における災厄の被害範囲

旧シュレイド城を中心に、その周囲にあった街が廃墟と化した。公式設定では古シュレイド王国破滅の有力な説として「黒龍との戦争」をあげているが、あたモン世界観では黒龍による一方的な襲撃を受け、シュレイド王国は消滅したというのが定説である。


-------あたモン世界観における東西シュレイドの分裂までの経緯--------

王国が健在していた時期、当時の国王デーモン・ロザリーは広くなった国土を中央にあたるシュレイド城を堺に東西に分け、それぞれの地に適した都市開発を進めると同時に軍備の増強も図った。シュレイド城を中心に大いなる竜の災厄を受け、中央集権が解体されるも災厄の被害が及ばなかったシュレイド東西の将校及び大臣たちは王国滅亡後もこの都市計画を進め、東シュレイド王国、西シュレイド王国を建設。かつての領内は完全に分割され東西各地の領主が国王として領地を治めるに至る。東シュレイド王国に関しては初代国王の崩御を受け、それまでの君主制国家を廃止。現在はリーヴェルを首都と定め、共和国として成り立っている(おそらくこの政治的運動はかつてのデーモン・ロザリーによる中央政権体制の悪政から学び受けたものであると思われる)。一方、西シュレイド王国は王都ヴェルドを中心とした城塞都市として現在も繁栄を続けるも、旧王国の政治的思想が強いせいか、王都に入れるのは経済的にゆとりのある富裕層が中心で、貧困層は城壁の外の外街と呼ばれる区画(スラム)での生活を余儀なくされている。また西シュレイド王国は街の全方位を囲っている物々しい外壁や大砲、バリスタで囲まれ、対モンスター用と推測できる巨大大砲を備えているのだが、やはりこれは大いなる龍の災厄(黒龍伝説)を恐れての配慮だと思われる。しかしながら災厄後の王国本土にモンスターが徘徊していることはなく、王都の住民はモンスターの姿を見ずに一生を終える者もいると云われ、現在ではモンスターハンターの存在すら伝説に過ぎないという認識を持った富裕層の住民も少なからずともいるようだ。

廃墟と化した旧シュレイド王国跡地の領有権を求め、東西シュレイドの間に小競り合いが起こった時期もあったようだが、現在では王国跡地を東西合意のもと不可侵と取り決め、中立地帯として定めることで領地争いは落ち着いている(旧東シュレイド王国が解体され、帝国主義的な思想が弱まったことも影響していると思われる。また現在も王国跡地に黒龍*がしばしば出現することも領有権を競わない大きな要因である)。

*補足:あたモン世界観における現在確認できる邪龍及び禁忌のモンスターの多くは、彼らの実体から放たれたドッペルゲンガー(思念の「擬龍化」とでもいおうか)であり、多くの狩人がプレステージを上げる為の狩猟相手に過ぎない存在、認識となっているのが現状である。よって多くの市場には彼らの素材も狩人の手によって提供されている(この設定の理由についてはMHP2G全盛期、作者個人がゲーム内における禁忌モンスターの乱獲に違和感を覚えた為。真の禁忌モンスターは更にプレステージが高く、人智を超えた偶像的ドラゴンと位置づける)


----------東シュレイドの太陽運動と共和制国家の誕生------------

■リーヴェル工作:タラスクギルドが大陸共通紙幣である「ゼニー」の偽札を製造し流通させることで、東西シュレイド国民のゼニーに対する信用を喪失させ、また当時、政変運動が盛んであった東シュレイド*1のプレステージを失墜させるという目的で進めた経済謀略。この経済謀略を受けた東シュレイドの反体制派はついにクーデターを敢行*2。こうして東シュレイドは君主制が廃止され、共和制に移行する。

*1.東シュレイドでは東西分裂前の旧国王(デーモン・ロザリー)による中央政権体制の悪政を踏まえ、国民による君主制国家を廃止する運動が盛んに行われていた。
*2.東シュレイドの太陽運動:旧東シュレイド王国の首都リーヴェルを中心に君主制の廃止を訴えたデモをはじめとする一連のデモ、騒乱の総称。リーヴェル工作による経済謀略の影響も受け、東シュレイドの経済は破綻寸前にあった。また王宮内では太子を決める前に国王が病没。陰惨な後継者争いに伴い悪政が行われる中、ついに国家としての機能も失った東シュレイドを見かねた君主制廃止論者からなる共和党の過激派はクーデターを敢行。王宮を陥落させた。デモに参加した君主制廃止論者たちは、長く続いた中央政権時代を東シュレイド地方の気候*3に合わせ、シュレイドの寒夜と呼び、胸に太陽草*4をつけていたことが名前の由来となっている。
*3.東シュレイド一帯は険しい山岳に囲まれた盆地に位置するため、冬が長く、非常に厳しい気候である。
*4.デーモン・ロザリーから続いた中央政権時代を凍てつく寒さの夜と見做し、一刻も太陽が昇るようにという願いが込められている。このことから抗議の際には「落陽草を刈り、太陽草の種を植えよ」と書かれたプラカードが多く使われた。

■暗黒商会の暗躍:この一連の事件の裏で共和党を扇動していたのが暗黒商会である。暗黒商会は偽札を利用して東シュレイドにインフレーションを引き起こし、現地の軍用資材も安価で購入していき、この経済撹乱によって国王軍の抗戦力を削いでいった。共和党は彼らが売る武器を「真札」で購入して武力を高めていき、暗黒商会はそこで利益を得る。更に王宮内も含め、東シュレイドの広範囲にていにしえ麻薬も流出。国を腐敗させた。革命後も共和党は暗黒商会と癒着があるとの噂がある。

*東シュレイドの陰謀論については「Recollection No.1_17」を参照



ということで今回はあたモン世界における古シュレイド王国と東西分裂の経緯をお勝手ながらに解説させていただきました。また今後のストーリー進展と共に、他のシュレイド名所(ミナガルデ、ヴェルド、ヒンメルン山脈等)も当コーナーでアップデートしていきたいと思うておりますバレエ

そしてシュレイド王国滅亡までのカウントダウン、領内では一体何が起きていたのか?

それもまた今後のストーリーで明かされていくでしょう....

また、あたモン世界観におけるシュレイド地方に関しては
こちら↓もあわせてお読みいただくと、よりご理解いただけるかと思います照れ

■あたモン世界における王都ヴェルド~「なぜなに★あたモン」のおコ~ナ~





★次回ストーリーモードは4/27(月)0時更新予定です★