心理セラピールーム ComingHomeの徳山なおこです。
台風の被害が無いことをお祈りしております。
私は、いわゆる「ネガティブ・ナルシズム」の状態で、
幼い頃から自己否定が強く、
とても生きづらかったことから、
とにかく楽になりたい、
どうにかこの苦しみから抜け出したい。
そのことだけが私の人生の目的でした。
その後、癒しの道に足を踏み入れ、
自分の心を見つめて癒しに取り組む中で、
癒されれば、楽に生きられるようになる。
自分の問題が解決すれば、きっと大きな幸せを感じられる。
「癒されて、楽で良い感じの人生を送ること」
その方向を目指して癒しに取り組んで来ました。
でも、
ある程度は楽になったのに、
幼い頃から抱えている一番の苦しみは、
何故か変わらない。
楽にならない・・・。
それをどうにかしようと、
様々なことを学んで、取り組んで、
私なりにできることをしてきました。
けれども、ある時にふと、なんとなく、
その「一番の問題」だと思っているもの、
私の中の大きな「傷」とも言えるもの、
それが解決して、癒されて、
それから解放された自分をイメージしてみたんです。
その自分は、今より確かに楽そうで、
小さなことでイライラしたりしなさそうだし、
ストレスは少なさそう。
笑って良い感じで毎日を過ごしてる。
・・・でも。
心から満たされているか？
幸せと感じているか？？
これが自分が本当に望んでいることだろうか？？？
そう思った時に、
明らかに「違う」という感覚がありました。
問題が解決して、傷が癒されて、
毎日良い感じで過ごしていて、
でもいったい何が違うんだろう・・・？
そこで感じたのは、
自分の真実を知りたい。
真実の愛を感じたい。
それを思い出したい。
そういう深い願い、
祈りのようなもの。
それが自分の中にある、ということでした。
それが分かった時に、
私の中の傷ついた幼い私が求めているものも、
単なる愛や優しさ、労りではなく、
何か不変のもの、
絶対的なもの・・・
真実の愛
それなのだということが
改めてよく分かったのでした。
けれども幼い私は、
不変のもの、絶対的なもの
真実の愛
それを、どうしようもなく求めながらも、
「この世界にそんなものは無いのだ」と、
そういう確信も、同時に持っていました。
だから求めたって無駄なのだと、
その願いは深く抑圧されて、
ずっと、自分がそれを求めているという自覚さえありませんでした。
けれども、
それを感じたいという願いは、
私の中から消えてはいなかったのだと思います。
だからこそ、溝口あゆかさんのお話に惹かれて、
そこでセラピーや非二元といったものを学んだと思うのです。
（溝口あゆかさんは、心理と、悟り・非二元と言われるものを融合して教えていらっしゃる方です。）
ちなみに「自分の真実」というのは、
私にとっては、
悟りや目覚め、非二元という世界で言われるような「真理」、
そういうものだけでなく、
例えば、
自分でもまったく気付いていなかった、
深く抑圧して忘れ去ってしまった自分の気持ちや、
自分のエゴのパターン、
自分の奥深いところにある愛や光、パワーといったもの・・・
そういったものも含みます。
自分自身の中に、
そしてクライアントさんとのセッションの時にも、
そういったものに出会った時に
魂が震えるような感動があるのです。
私だけでなく、
そして「悟り」や「目覚め」といったものに関心がある人だけでなく、
潜在的にすべての人が、
何か不変のもの、
絶対的なもの、
真実の愛・・・
そういったものを求めているのだと思います。
自覚のある無しに関わらず。
ここでちょっと余談になりますが、
「今の」自分が何を求めているのか
それを自分の中で見つめてみることは
大切ではないかと思います。
まずは、求めているものに合ったアプローチを採用することが大切だと思うからです。
例えば、悟りや目覚めといったものを求めている人も、
今求めていることは、
正直に見つめてみたら、
悟り、真実ではなく、
「楽になること」かもしれない。
それであれば、それに合ったアプローチ、
たとえばセラピーなどの方が
今のその人には必要かもしれない。
ちなみに、悟りや目覚めと
「とにかく楽になること」、
どちらが良いとかすごいとか高尚とか、
そういうことはまったくありません。
あくまでも「今の自分が」何を求めているのか？
そこに正直に、
それを大切にしていただきたいと思うのです。
そして、それは「今はどうか」であって、
この先、変わったっていい。
というか、変わって行くことも多いと思います。
私もずっと、
とにかく苦しみから抜け出すこと、楽になることしか求めていませんでした。
悟ったら、目覚めたら、
一発逆転！
一気に楽になれそうな気がして
それを求めていた時期もありました。
そして瞑想や、悟り・目覚めのための色々なワークに取り組みました。
が、一向にそれが訪れる気配は無く・・・
笑
そして結局、
何をやれば、どうやれば悟れるか、
それは私には分かりませんでした。笑
そんな時に、セラピーの師である溝口あゆかさんの
苦しいのであれば、悟りや目覚めを目指すよりも、
セラピーで心の傷やトラウマを癒すこと、
そちらの方が有効。
悟ったり目覚めたりしたからと言って、
心の傷やトラウマが消えるわけではない。
それは別の問題。
そういうお話を聞いて、
セラピーで自分の心と向き合うことを始めたのでした。
そうして様々なプロセスを経て、
それまではどこか漠然としていた、
自分が真に望んでいること、
それを改めてはっきりと自覚したことで、
私の癒しの道で目指していた方向は、
それまでと少しずつ変わって行きました。
今、私が真に求めているもの。
それを言葉にするのは難しいのですが、
それは、
エゴ・・・「自分」というものを見破って
それを超えて行くこと。
それは、
真の自己への目覚めや、分離感の癒しとも言えるかもしれません。
これからは、
セッションの方向性も、少しずつ変わって行くかもしれません。
具体的なスタイルや方法といったものは、
まだ明確には分かっていませんが、
●自分の真実に出会いたい
●いわゆる「一般的な幸せ」では満たされない気がする
●この世界にあるものでは満たされない・癒されない欠乏感や飢え、痛みがある気がする
そんな方のお役に立って行けたらという気持ちがあります。
・・・と書きつつも、
何を大それたこと言ってるんだー無理だろ！！と言う自分が居ますし
どうなって行くのか、自分でもさっぱり分かりませんが
これからまたブログでもお伝えして行きたいと思います
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④～⑦が6月に開催したワークショップの音声です。
①～③と④～⑦をセットで聴いてみていただくと、
「心のセルフケア」について、より理解していただけると思います
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