この記事は、「 勝率が高い手法と、低い手法、どちらが良いか 」の続きになります。

(1) 勝率が高く、コツコツと小さな利益を積み重ねていく方法

(2) めったに勝てないが、勝つ時は大きく稼ぐ、一発逆転の方法

この2つの手法のどちらが自分の性格に合っていて、続けやすいかを判断するために、それぞれの特徴を見てみましょう。


(1) 勝率が高く、コツコツと小さな利益を積み重ねていく方法

どちらかと言えば、勝率が高いトレード手法の方が人気があるでしょう(^^)

ボリンジャーバンドを使って、レンジ内で行ったり来たりする値動きを狙うトレードでは、こちらのパターンになりやすいです。
FXでは、こちらのパターンがうまく行くように思います。

コツコツ利益を積み上げていけるので、仕事に近い感じです。
トレードという労働をして、その労働に対してお金をもらう感覚があります。

勝つことが多いので、気分も良いです。
「自分は相場を分かっている」「トレードで利益を出す力がある」という自信を感じやすいです。

「このまま続けていけば、利益が増え続ける」と確信できるので、安心して続けられます。


欠点としては、めったに負けないので、負けることを忘れてしまうことがあります。

「どうせ勝てるから、もっともっとトレードしたい」と思って、我慢できず、安易なトレードをしやすいです。
また、「どうせ勝てるから、大きく稼ぎたい」と思って、無茶な大勝負をしやすいです。

また、負けのターンが来ても、いつも勝てると思い込んでいるので、損切りを躊躇しやすいです。

もしも大きな損失を出してしまったら、長い時間をかけて取り戻すしかありません。


(2) めったに勝てないが、勝つ時は大きく稼ぐ、一発逆転の方法

強いトレンドが出て、一方的に昇または下降する時を狙うトレードでは、こちらのパターンになりやすいです。
株、特に新興市場の株でトレードすると、こちらのパターンがうまく行くように思います。

トレードをしても、どちらかといえばお金が減ることが多いので、労働に対してお金をもらえる感じがしません。
リスクを取ることの対価として、お金が手に入る感覚です。

やってもやってもお金が減ってばかりなので、わざわざお金を捨てている気分になります。

ただ、ごく稀に大きく勝つ時は、気分が高揚したり、興奮を味わえます。
「相場がくれた大きなチャンスを、しっかりモノにできた」という満足感も得られるでしょう。

「このまま続けていけば、またいつか大きく稼げる時が来る」と確信できるので、希望を持って続けられます。

どちらかといえば負けるので、トレードを仕掛ける前から、損切りを考えざるを得ません。
損切りを忘れたり、躊躇することは無いでしょう。

逆に、「もう負けるのは嫌だ」と思って、エントリーを躊躇してしまうことがあります。

欠点としては、もしも、ごく稀に大きく勝つチャンスを逃してしまうと、ダメージが大きいことです。
何か用事があってトレードできない日に、運悪く、そうしたチャンスが訪れてしまうと、やるせない気持ちになります。



いかがでしたか?
ご自身の性格に合っている、続けやすい手法は、どちらでしょうか?

 

 

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皆さんのトレード手法は、勝率が高い手法でしょうか。それとも、勝率が低い手法でしょうか。

いろいろなトレード手法がありますし、複数の手法を組み合わせているトレーダーもいるので、一概には言えませんが、トレード手法を大きく2つに分けるとしたら、

(1) 勝率が高く、コツコツと小さな利益を積み重ねていく方法

(2) めったに勝てないが、勝つ時は大きく稼ぐ、一発逆転の方法

になるかと思います。

トレードを繰り返していくと、資産の増え方は、それぞれ次のようなグラフになると思います。

 





途中経過は違いますが、意外と、どちらも最終的な損益は似たようなものになったりします。

例えば、(1)の方法は勝率80%、勝てば+1万円、負ければ-2万円だとします。
100回トレードした時の損益は、次のようになります。

 1万円 × 80回 - 2万円 × 20回 = 80万円 - 40万円 = +40万円

一方、(2)の方法は、100回中96回は+1万円か-1万円でトントン、でも、100回のうち4回だけ+10万円を勝てるとします。
100回トレードした時の損益は、次のようになります。

 10万円 × 4回    + ( 1万円 × 48回 - 1万円 × 48回 ) = 40万円 + ( 48万円 - 48万円 ) = +40万円

この2つの手法は、同じ利益になりますね。


もちろん、2つの手法を比べてみたら、明らかに片方だけ利益が大きい、ということもあるでしょう。
それなら、利益が大きい方の手法を選ぶ、というのもアリです。

ですが、もし、どちらでも似たような利益になるのなら、ご自身の性格に合わせて、やりやすい方、続けやすい方を選ぶのがおススメです。

むしろ、計算上は利益が少なくなっても、自分の性格に合っている、やりやすい手法を選んだ方が、ミスも少なく、ずっと続けられて、結果的には利益が大きくなると思います。

 

 

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今日3月6日(水)は【4429 リックソフト】の怪しい動きが目立ちました(^^;

終わってみれば、高値を更新して、安値も切り上げて、とても良いチャートの形です(^^)



ですが、日中の値動きは、とても激しかったです(^^;



朝は、せっかくギャップアップから急上昇して、高値を更新したのに、急落して、前日比マイナスまで暴落。。。

前場の最後に急上昇したのに、後場はギャップダウン。。。

後場の半ばから大きく上昇したのに、急落して、一時は陰線に。。。

結局、最後の11分間で急上昇して、ほぼ高値で引けました。
「何度も急落したのは何だったの!?」という感じですね。


特に、昼休み前後に怪しい動きがありました。



●前場の終わり頃の動き

まず、11時頃には、前場の引けで、3000株もの大量の引け成りの買い注文が出ていました。

【4429 リックソフト】は板が薄く、買い板も売り板も、ほとんど数百株しかありません。
そんなところに、3000株もの成行買い注文を出したら、一気に株価が上昇して、もの凄く高い値段で買う羽目になってしまいます。

少しでも安く買いたいなら、こんな大量の成行買い注文を出すのは変です。
しかも、わざわざ早い時間から注文を出して、まるで

「この後で大量に買うので、株価が上がりますよ~」

とアピールしているようです。

おそらくこれは、他の人に買い注文を出させるための演出で、11:30になれば取り消されるのだろう、と思っていました。
皆さん同じように思っていたようで、【4429 リックソフト】を買う人は増えませんでした。

ところが、11:27になっても、まだ取り消されません。
このまま成行買い注文が実行されれば、本当に株価が上昇してしまいます。
皆さんも、「これは本当に買い上がるのかも!?」と思ったらしく、急に買う人が増えて、昼休みの前に株価が急上昇しました。

結局、残り1分を切った11:29から、急に引け成りの売り注文が増えてきて、ほぼ、3000株どうしの買い注文と売り注文で、相殺されたようです。

●昼休みの動き

前場は11370円で引けましたが、昼休みには、突如として11000円に3000株の大口の指値売り注文が出て、11060円まで大きくギャップダウンしそうな気配になりました。

せっかく昼休みの前に上昇して、良い感じになっているところに、わざわざ水を差すような売り注文です。
少しでも高く売りたいなら、こんな下の方で、大口の売り注文を出すのは変です。
しかも、わざわざ早い時間から注文を出して、まるで

「午後は、株価が下がりますよ~」

とアピールしているようです。

ですが、これに釣られて【4429 リックソフト】を売ろう、というトレーダーはいなかったようです。
成行売り注文はわずか100株しかなく、売り板もまったく出てきませんでした。

12:30の後場スタートが近づくと、買い注文がどんどん増えて、結局、11260円と、わずかに下落しただけでした。


前場の終わりに出た買い注文も、昼休みに出た売り注文も、どちらも3000株でしたので、同一人物が何か仕掛けていたのかもしれません。

 

 

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揉み合いが続いていた【4563 アンジェス】は、今日3月5日(火)の大引け前になって、突然に急上昇しました!

私はあいにく空売りしていたので、残念ながら損切りとなってしまいました。
でも、すぐにドテンで買い直したので、買いポジションを含み益で持ち越すことができました。



ザラ場の終値は1052円でしたが、その後、夜間のPTS(私設取引)では1091円まで上昇しています。
日足で見ても、三角持ち合いを上にブレイクした形になりますので、明日から期待が持てますね。




前日3月4日(月)が引けた時点で、三角持ち合いが収束していたので、今日は上か下か、どちらかに動くと思っていました。

朝の早いうちは、ギャップダウンして、991円の前日安値を割りそうな気配でしたので、売り目線で見ていました。
ですが、9時前に気配値は上昇して、998円で寄り付きました。
前日安値の付近には厚い買い板も並んでいたので、いったん様子見です。

しかし、寄り付きから急落して、すぐに991円の前日安値を割りました。
この時点で、三角持ち合いを下にブレイクした、とみなして、空売りを仕掛けました。



しかし、そのまま下落はしませんでした。
その後は、朝につけた985円の安値を割ることがなく、ほぼ横ばいとなってしまいました。

ですが、前場はマザーズ指数も伸び悩み、【4563 アンジェス】も上昇しかけてもすぐ下落する弱い動きを見せていたので、空売りのポジションを持ち続けました。
この時点では、このまま横ばいが続けば、「もう上昇はしない」と諦めた売りが出て、急落することも想定していました。


ところが、14:13から急に上昇し始めてしまいました。

この時点では、急上昇しても、すぐに急反落して、元に戻ってしまうことも考えていました。
1020円に14万株の、とても厚い売り板があったので、1020円を超えられずに反落してしまうこともある、と思っていました。

実際、1016円まで上昇した後、いったん1003円まで急落しました。

ところが、すぐにまた上昇し始めて、1016円の高値を超えました。
この時点で、1020円の14万株の厚い売り板もブレイクするだろう、と判断して、空売りのポジションを損切りし、すぐに、ドテンで買いのエントリーをしました。

その後、すぐに1020円をブレイクして、1062円まで駆け上がりました。




私が何故、すぐにドテンで買い直すことができたか、と言えば、

「大引け前に急上昇するシナリオも想定して、買いのエントリーを準備していたから」

です。

どちらかと言えば、「もう上昇はしない」と諦めた売りが出て、急落する可能性の方が高い、と考えていました。
ですから、空売りのポジションはそのまま持ち続けていました。

しかし、

・後場にはマザーズ指数が下落せず、意外と強い。
・特に【4592 サンバイオ】が上昇し続けている。
・【4563 アンジェス】も、なかなか985円の安値を割らない。

ということから、急上昇する可能性もあると考えて、買いの準備もしていた訳です。

空売りのポジションを持っていましたから、「急上昇してほしくない」という感情が湧きやすいところです。
でも、「急上昇するな~、下落しろ~」と祈るのではなく、

「急上昇したら、空売りを損切りして、すぐにドテンで買おう」

と準備をしていたからこそ、早い段階で買うことができて、含み益で持ち越すことができました。

 

 

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勝っているトレーダーは、やたらめったにトレードを仕掛けたりしません。
良く分からない時には手を出さず、「これは勝てる!」というチャンスだけトレードを仕掛けます。
つまり、勝てる時しか勝負しないことで、高い勝率をキープしている訳です。

ですが、たとえ勝率が悪くなっても、負けそうなところでもトレードを仕掛けた方が、利益を増やすことができます。


利益の金額は、期待値(トレード1回あたりの損益の平均)と、トレードした回数によって決まります。

 利益 = 期待値 × 回数


勝てる時しか勝負せず、勝率を高くすれば、期待値も大きくなります。
逆に、負けが増えて、勝率が悪くなれば、期待値も小さくなります。

例えば、勝ったら+10万円、負けたら-10万円、としましょう。

 

5勝0敗で、勝率100%なら、利益は50万円なので、期待値は+10万円です。
4勝1敗で、勝率80%なら、利益は30万円なので、期待値は+6万円です。
3勝2敗で、勝率60%なら、利益は10万円なので、期待値は+2万円です。

 

勝率が悪いほど、期待値は小さくなってしまいます。


ですが、実際は、ほぼ100%勝てる時だけトレードしたら、トレードできる回数はかなり少なくなってしまいます。
負けそうなところでもトレードを仕掛ければ、トレード回数を増やすことができます。

例えば、ほぼ勝率100%のチャンスは、1ヶ月に2回しか無いかもしれません。
ですが、勝率80%のチャンスは、1ヶ月に10回あるとしたら、どうでしょう?

ほぼ勝率100%のチャンスだけしかトレードしない場合、1ヶ月のトレード成績は、

 +10万円 +10万円

の2回だけで、20万円の利益になります。

ですが、5回に1回は負けそうな時にもトレードを仕掛けたら、勝率は80%と悪くなりますが、トレードの成績は

 +10万円 +10万円 +10万円 +10万円 -10万円
 +10万円 +10万円 +10万円 +10万円 -10万円

の10回で、60万円の利益を得られます。


勝率を悪くすれば、損失も増えますが、それ以上に、利益になるトレードが増えるので、トータルでは、利益の金額を増やすことができます。
ですから、たとえ勝率が悪くなっても、ある程度は、負けそうなところでもトレードを仕掛けた方が、利益を増やすことができます。


もちろん、『ある程度は』です。

勝率を下げて、トレード回数を増やし過ぎると、勝ちも増えますが、同じくらい負けも増えて、トータルでプラスマイナス・ゼロになってしまいます。
もっと酷くなると、負けの方が増えて、却って利益が減ってしまうかもしれません。
それでは意味がありませんね。

また、トレード回数を増やし過ぎると、同時にたくさんのポジションを持つことになります。
最悪の場合、現金を使い果たしてしまい、新たなチャンスにトレードを仕掛けられない事態になります。
負けそうなポジションをたくさん持った挙句に、肝心の勝算の高いトレードを資金不足で見送る、なんてことにならないようにしましょう。

 

 

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