いしのまきカフェ「 」
仙台駅から高速バスで約1時間半。
宮城県東部に位置し、県内第2位の人口を有する港町、石巻。
ご存じのとおり、東日本大震災による津波被害を受けた街のひとつです。
そんな石巻を元気にしたいと、高校生が中心に作っている“いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ)。”
カフェ好きの私ですが、高校生が営業しているところは初めて知りました。
そこは、想像以上に刺激をもらうことのできる場所でした。
あゆみのレポートでお楽しみください。

いきなりですが、このポーズ、やってみてください。できましたか。……できませんよね。
それもそのはず。これ、実は1人ではできないんです。2人いて初めて、出来上がるポーズなんです。
これは、カフェの店名である「 」のロゴマークの由来のひとつでもあります。
店名の由来はいくつかあるそうですが、1番の理由は、どんな言葉でも入るから。それはお店で出している料理の名前であり、働いている高校生の個性であり、カフェに来てくれる街の人でもあり。みんなでこのカフェを作っていこうという想いが、この店名とロゴマークに込められているのです。
■高校生が0から作る
石巻駅の目の前にある石巻市役所。
その1階にカフェはありました。
開店と同時にお邪魔したのですが、もうすでにお客さんが。
高校生の「いらっしゃいませ!」という元気な声に導かれて、いざ入店。
入った瞬間驚いたのが、全体的に落ち着いたトーンでまとめられたその内装。とにかく、おしゃれ!
実はこれら、高校生のアイデアが元になっているのだそう。
看板、メニュー表には黒板が。実際のものではなく黒板塗料を使用。
イス、テーブルはイギリスの学校で使われていたスクールチェアのリメイク。
「学校らしい内装にしたい!」という高校生の意見が反映された可愛らしい、落ち着いた店内です。
「 」で出しているメニューも、もちろん高校生が作っています。

こちらは“石巻カレー」”。
野菜はもちろん、アナゴのつみれ、ムール貝の出汁など、石巻の食材がふんだんに使われています。
そして実はこのカレー、値段がついていないのです。食べたお客様に値段をつけて頂いて、改めて商品化するそうです。
お客さんからの意見も参考に、もっと良い商品にするにはどうしたらいいか、営業後や、月に一度のミーティングの日に、試行錯誤しているそうです。
このほかにも、「 」についてのチラシの作成や、ブログ、ツイッターでの情報発信、イベント営業の計画など、高校生の柔軟なアイデアを元に、大人スタッフの専門的な知識が加わって、実現が可能になるのだそう。
大人だけでは思いつかないようなアイデアが、このカフェにはいたるところに転がっています。
■人材育成のための、「 」
そもそもこのカフェの目的は、ずばり人材育成。将来の役に立つような知識や経験を積む機会を提供するため、いしのまきカフェ「 」ができました。フィリップ・モリス・ジャパン株式会社、日本財団、NPO法人み・らいず、NPO法人スマイルスタイル、NPO法人Co.to.hanaという5社が共同で運営をしています。
営業日だけの活動ではなく、長期休みには合宿を行ったり、今年の5月には、ホテル「ヒルトン東京」のスタッフの方に、実際に接客などを教わったそうです。
大学生である私たちでもできないような活動をすることが、ここでは可能なのです。
“震災復興のボランティアって、どうしてもすぐに消えてしまうイメージがあるようなんですね。僕たちもはじめは、「いつまで続けるの?」なんて言われてしまったりしました。けれど、活動を一年続けていくうちにどんどん地域に打ち解けてきました。石巻を元気にしたいという想いを伝えると、水産加工業者さんや、農家の方がぜひ協力したいと言ってくださるようになりました。”
カフェの運営というのは、あくまでも人材育成のツール。その過程で高校生にたくさんの経験を積んでもらい、そして石巻全体の元気に繋がることが、このカフェの目的です。
■自分の可能性が広がる
取材をしていて、ふと自分の高校時代を思い返してみました。すごく充実した高校時代だったけれど、もしかするとその枠はすごく狭かったのかもしれません。
このカフェ「 」は、自分の世界も、自分の可能性も、ものすごく広がる場所。学校での勉強ももちろん大事だけれど、それ以上に学ぶことがたくさんあります。
関わる年代も様々です。運営の大人スタッフ、協力してくださる地元企業の方々、お客様。将来について深く考えなくてはならない高校生にとって、人生の先輩のお話を聞くことのできる機会が多いのはとても貴重ですよね。
最後に、出勤していた高校生スタッフ、3年生のけっしーちゃんにお話を伺いました。
(「 」の中では親しみやすいように、スタッフ同士あだ名で呼び合っているんです!)
最初はすごく人見知りで、なかなかお客様と目も合わせられなかったそうです。しかし、活動を通し、コミュニケーション能力がついたと言います。将来も、この力を生かしたお仕事がしたいとのこと。
復興は、「街が元通りになること」ではなくて、「街が元気になること」。「 」がその元気の原点でありたいと、けっしーちゃんは力強く話してくれました。
いしのまきカフェ「 」―――――
みなぎる高校生パワーに、私もたくさんの元気をもらってきました。
復興へのアプローチの仕方はさまざまありますが、その地へ足を運び、その地の物を食べることもそのひとつなのではないでしょうか。
石巻に行った際は、ぜひこのカフェへ。
きっと良い出会いが待っているはずです。
もうしっかりとした完成形に見えたこのカフェも、“まだまだこれから”なんだとか。平日は学校がある高校生。現在は、土日営業が基本です。しかしこれからは、平日の営業も考えているそうです。大人のスタッフ、大学生のスタッフも増やし、今よりさらに石巻になじみの深いものにしていきたいということでした。
そこで、高校生を支える大人スタッフを随時募集中だそうです。県内の方であればどなたでも。興味のある方はぜひ、お店をのぞいてみてください。
また、「 」の第四期生メンバーも募集しているそうです。
高校生のみなさん、自分の可能性を広げられるこの場所で活動してみませんか。
以上、あゆみのレポートでお送りいたしました。
次回のCOLORwebの記事もお楽しみに。
いしのまきカフェ「 」
営業日時:土・日の12~16時
(月によって替わることもあるので、twitterやfacebookをチェック!)
アクセス:宮城県石巻市穀町14-1
webサイト:http://doorwaytosmiles.jp/
twitter:ishinomaki_cafe
facebook:ishinomakicafe
FASHION JOURNAL 番外編 ~美容専門学生に迫る!~
こんにちは。ゆかりです。
私のマイブームは、部屋を真っ暗にしてアニメを見ること!
最近は、HUNTER×HUNTERと名探偵コナンにはまっております。
みなさん、何かおすすめのアニメあったら教えてください~。
■夢が詰まったカバンの中身!
普段私たちの身近にあるものから、見慣れないものまで様々です!
特に、左側の女性の顔が気になります……ちょっと怖い……。
この中から何点かピックアップしてご紹介します!
まず1つ目。
やっぱり初めに目に入るこれ!
これ、実は“ウィッグ”と言うそうです。
ウィッグと聞くと、いわゆる付け毛をイメージしちゃいますよね。
このウィッグをまとめ髪用、練習用、国家試験用で1人3体持っているんだそう。
(3体って数えちゃったけど、体でいいのかな……)
画像のウィッグは国家試験用の大切なもので、顔に傷をつけてしまうとそれだけで不合格なんだとか……。
そしてダイスケくんは、ウィッグ3体それぞれに名前を付けているらしく、国家試験用は「ルーシー」!!
可愛くしなきゃ!って愛着が湧いてきそうな名前ですよね!
2つ目はこちら。
パーマをかける時によく見るあれ!ですね。
“ロット”という名前です。
色ごとに太さ・長さが違い、位置や好みによって使い分けるそうです。
ちなみに、国家試験用ウィッグの「ルーシー」にはピンクのロットが使われていますね!
そして3つ目。
いろんな種類の櫛がありますね~。
これらはコームと呼ばれ、左から“ジャンボコーム”、“カットコーム”、“リングコーム”という名前があります。
髪を梳(と)かすためのものや、カット時に使用するものなど用途は様々。
美容室を訪れた際には、何気なくチェックしてみると良いかもしれません!
■No.1になりたい!
忙しい毎日を送るダイスケくんが、美容師を目指すキッカケとなったのは高校時代!
美容室で実際にスタイリングしてもらうのが楽しくて、自分も美容師となりたくさんのお客さんを楽しませたい!と思ったんだとか。
そんなダイスケくんに、夢を聞いてみました。
それは……No.1になること!!
「美容師になったら、売上や技術面すべてにおいてNo.1を目指す」と力強く語ってくれました!
学校や美容のお話を聞いていると、とても楽しそうに話してくれました。
好きなことに一生懸命頑張ることってこんなにキラキラしてるんだ……と、どこか羨ましくなってしまいます。
ダイスケくんが美容師になったら、ぜひスタイリングしてもらいたいな~。
カバンの中身からプライベートなことまで迫ってきましたが、
美容師になるまでには、たくさんの努力が必要なんですね…!
何気なく通う美容室も、ひとつひとつのアイテムや美容師さんに深く迫ってみると、
面白いエピソードや感動するドラマを発見出来るかもしれません。
より一層素敵な時間が過ごせるはず!
ではでは、次回のFASHION JOURNALもお楽しみに!!
みちのく100ランチ~中国めしや竹竹編~
みちのくにはうまいものがある!なんて、松尾芭蕉も言ったとか言わないとか。
そんなわけで、みちのくのおいしいランチを100店紹介する連載企画【みちのく100ランチ】スタートです!
今回は秘密のケンミンSHOWでも紹介された「あのお店」にがーすーがお邪魔してきました。
東北大学や東北学院大学が近くにあるので訪れたことのある学生さんも多いのでは?
実は私も今回が2回目なんです。
お店の読み方ですが「たけたけ」ではないんです。「ちくちく」なんです。なんだか可愛い響きですよね。どうしてその呼び方なのと気になった方は店主さんにお伺いしてみてください。
深いい話が待っていますよ……。
メニューは麻婆豆腐定食にマーボー焼きそばにマーボー麺にマーボーつけめんetc・・・・・
とにかく「マーボー」が目につくラインナップ!
その中でも今回はお客さんの半数がオーダーする「マーボー焼きそば」と店主さんオススメの「マーボー担々麺」を頂きました。
なんということでしょう。麺が麻婆豆腐に溺れていて姿を確認できません。この豪快なところがメニュー人気NO1の要素になっているのでしょうか。
ではでは、冷めてしまう前にいただきまーす!
甘辛に味付けされたたっーーーぷりの麻婆豆腐に、焼き目がついているけどもちもちの麺が絡み合っていて……表現がおかしいですがごくごくとマーボーを飲み干せてしまう勢いでした。
●マーボー担々麺……¥900円
麻婆豆腐×担々麺なんて珍しい組み合わせですよね。
写真からでもわかるように濃厚でしょう?頂いてみると……
「うわっ!ゴマがっ!ガツンとくる!(実際の店内での反応)」
一口飲んだだけでもゴマの風味いえ、そんなものではありません。ゴマそのものが口の中に広がります。
それもそのはず!
濃厚なスープ作りのためにこだわりの自家製の練りごまを使用されているんです。この組み合わせ癖になりそうです。
折角なので他のオススメメニューもということで
●餃子……¥420円
あんなに濃厚なご飯の後だというのに、ぺろりとたいらげちゃえます。
餃子のたれにプラスしたラー油ですが、これも自家製のもの。市販のラー油のような匂いではなく、なんとも柔らかい香りがします。
私も癖になってしまったように、竹竹の麻婆豆腐の虜になってしまう方も数多くリピート率が高い!昼も夜も大人気のお店です。
みなさんもぜひ足を運んでみては?
プチ女子会 ★☆☆☆☆
デート ★★☆☆☆
1人ランチ ★★★★★
金欠時 ★★★★☆
男子ランチ ★★★★★
【中国めしや 竹竹】
住所:宮城県仙台市青葉区北目町2-22
営業時間:(平日)11:30~15:00
18:00~22:00
(土曜日)11:30~15:00 ※ランチのみ営業
(定休日) 日曜日・祝日
TEL:022-721-7061










