「直播」にチャレンジ
今年は米づくりの新しい試みで「直播栽培」にも取り組んでみることにしました。
田んぼに苗を植える田植えをせずに、田んぼに直接種籾を播いて発芽させて育てる農法です。
どんな感じになるかは実際にやってみないとということで、今年は約13アールの田んぼ1枚だけ直播栽培してみます。
直播は色々とメリットがあるところが魅力です。
米づくり農家さんならイメージできると思いますが、まずは育苗の手間が省けることは労力の大きな軽減になります。
種まき作業や育苗ハウスでの温度管理や水管理、また重たい苗箱運搬の労力などが省けることはかなり楽になります。
またコスト面でもビニールハウスの設備費、育苗に必要な土の購入費なども不要になってきます。
直播用の新しい機械がやって来ました!
と言いましても機械を購入したわけではなく、今回は直播用の機械を借りてのお試し作業です。
やって来たのは「鉄まきちゃん」
かわいらしいネーミングです。
種籾には事前に鉄コーティングを施してあります。
田んぼに播いた後にスズメなどに食べられないようにするためです。
種まきと同時に肥料と除草剤も散布しながら進んで行きます。
作業のスピードがとても早いです。
これまでやっている田植え作業では、機械に苗が無くなると苗を補給するために停止することが定期的にありますが、そのロスがありません。
最初に鉄コーティング籾を入れた後はほとんどノンストップで作業を続けられます。
重たい苗箱を運ぶ必要も無く、オペレーター一人だけでの作業も楽に可能です。
田植えというと家族総出でこなしていくイメージがありますが、これだけ作業の工程が減るのでかなり楽になります。
5~6粒ずつ、苗を植えるときと同じように等間隔で種まきされました。
今のところ、これがきちんと発芽するのか不安なところですが、順調に成長してくれれば、7月頃には普通に田植えした田んぼの稲と同等サイズにまで追いつくそうです。
苗を植えたものよりも種からの成長開始となるので、分けつも多くて丈夫な株に育ち、倒れにくい稲にもなるそうです。
今後どのように育っていくのか楽しみです。
うまくできるようなら、徐々に面積も増やしていけばかなり労力軽減できそうです。
ゴールデンウィーク
田植え作業は29日から始めました。
29日は朝から雨降りで作業がしにくかったです。
降ったり止んだりの不安定のお天気で北からの風も強かったので、体感が寒かったです。
昼休みで休憩に帰ると家では暖房を点けるほどでした。
育苗中は天候が良かったからか、苗の成長も良すぎて大きく伸びすぎた感じです。
生育を抑えようと、例年よりも早めに夜間もハウスを開けて温度を上げないようにしていたのですが、中には既に分けつが始まってきているほど育った苗もあります。
逆に早くから夜間の低温にも慣れさせたこともあり、田んぼで強風に晒されても丈夫な苗に仕上がりました。
連休後半は気温も上がって、田植え後の生育も順調に進んで行きそうです。
柿の葉も出てきたので予防も始まりました。
今年の米づくり
すっかり記事更新が滞っておりました。
画像アップ方法も忘れかけてしまうほどに…(^_^;)
過去記事を見ても秋の収穫以来の記事になりますね(;´▽`A``
また同じように百姓活動報告になりますが、よろしくお願いします(*^ー^)ノ
3月にまずは畦塗りからスタートです。
田んぼには水が入りました。
この後、5月の田植え前に肥料を撒いて代かきをします。
種まきは4月3日でした。
作業途中、機械のトラブルがありましたが、近所の方から部品を貸してもらって終えることができました。
大変助かりました。
9日(土)の苗箱の様子はこんな感じです。
緑色の小さな芽が出始めました。
ビニールハウスの中でこれからグングン成長していきます。
今年の米づくりでは、新しい農法にもチャレンジします。
様子は改めて紹介しますので、どうぞお楽しみに(^-^)
コシヒカリできました!
今年のの稲刈りも完了しました。
稲も倒伏することなく、前半戦はとても順調に作業できました。
しかし、後半戦は悪戦苦闘の大変な思いをしました。
9月に入って必要のない雨が、なかなか干せにくい土質の田んぼ数枚をぬかるんだ状態にしてコンバインの作業を邪魔しました。
普通に走行して刈り取りができる状態ではなく、埋まっては脱出させての繰り返しでロスが多い…
とうとう、手刈りをしてコンバインに稲束を運んで脱穀を繰り返すという重労働を続けることになりました。
コンバインが走れない田んぼはぬかるむので歩くのも足が泥に取られて抜けにくかったりと大変です。
コンバインが走ってくれれば3時間ほどで刈ることができる田んぼも手刈りでは2日掛かりの作業です。
見かねた近所のお母さんたちもお手伝いに駆け付けて来てくれました。
人手のいる作業で大変助かりました。
最後の方は、重量の軽い小型のコンバインをレンタルして作業しましたが、これは正解でした。
手刈り範囲を少なくしてくれるいい仕事をしてくれました。
当初思っていたよりも一週間ほど稲刈り作業が遅れましたが、米の出荷も始めています。
収量は例年より少なめですが、出来具合は綺麗でおいしいコシヒカリになったと思います。
ご予約いただいておりました方より随時発送させていただいておりますので、しばらくお待ちください。
今年もたくさんのご注文をお待ちしております。
よろしくお願いします(^-^)