5月に鉄コーティングした種を直播きした田んぼはこんな感じに芽が出ました。
株が多い所と少ない所があったり葉丈もバラバラです。
また、田面が低くて常に水に浸っていた箇所は発芽しませんでしたので、後で移植しました。
来期は田面を均平に仕上げる課題ができました。
まだ心許ない稲株ですが、粗植したときのように各株が養分を十分に取り入れて太ってくれることを期待しています。
楽しみにしていきましょう。
田植えした田んぼの稲は「中干し」する時期を迎えましたので、田んぼの中をライディングしてきました。
一時的に田んぼの水を切るために、10列くらいの間隔で溝を付けて排水をよくします。
一旦水を無くすことで、根の成長を促して倒れにくい丈夫な稲にしたり、穂にならない無駄な株分けを抑制したり、土に酸素がいくようにしたりと、厳しい環境にした上でのいい米づくりにつなげています。
田んぼの水か無くなると、オタマジャクシなどの生き物たちは溝を伝って田んぼ脇の江に避難します。
逃げ遅れて水たまりに取り残されたものは、タヌキやサギたちのエサとなってしまいます。
走行途中ではカメの足跡発見!
気持ちよく晴れた日でしたが、暑すぎてなかなか大変でした。
汗から塩が吹き出る大量発汗で、水分補給もすごいことになってました。
作業の途中では畦草に潜んでいたヘビに気付くのが遅れて足で蹴り上げてテンション下がったり、石がゴツゴツする田んぼではお尻が痛くなったりと疲れました。
この日はカメの姿も確認できました。
エンジン音が嫌いらしく、慌てて逃げようと活発な動きでした。
今日は田んぼでの「生き物調査」も実施しました。
佐渡市が奨める米づくり「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」では6月と8月に田んぼでの生き物調査をすることが要件となっています。
自然の生き物にとっても暮らしやすい環境での米づくりが、安全でうまい米生産につながっています。
実際に田んぼの環境でどのような生き物たちがどれくらい生息しているかを調査して市にレポートを提出し、データを集計してもらっています。
農薬と化学肥料を減らした農法を続けてきており、生息している生き物の種類と個体数が年々増えてきています。
田んぼのその後の様子です。
直播きしてから2週間になりました。
所々で発芽が見られます。
心配した土に埋もれた種籾からも発芽しているのが確認できました。
まだ発芽していない箇所もありますが、遅れて出てくるのではないでしょうか。
早い所では緑色の葉になり始めているものもあります。
発芽にバラツキがありますが水を張ることにしました。
ビニールハウスで苗を育てるときに比べるとゆっくりの成長だと思いますが、ハウスで温々と育てられた苗よりも丈夫に育ってくれることでしょう。
ゴールデンウィークに田植えした苗はかなり成長が進みました。
このところお天気も良く、畦草もグングン伸びており、草刈り作業も忙しくなってきました。
田んぼに種籾を直播きして一週間が経ちました。
所々の籾から小さな芽が出はじめてきました。
きちんと発芽するか不安がありましたが一安心しました。
田んぼには高低差があるので、低い所は水に浸かっており、その箇所は発芽が遅れるか発芽しないのか、もうしばらく様子を見ていきます。
あと、困ったことはサギがやってきて田んぼを歩き回って行くことです。
エサとなるオタマジャクシなどを食べに来るようですが、大きな足で歩き回られると播いた籾を踏みつけて土の中に沈めてしまいます。
土中に沈められた籾は酸素不足となり発芽しない可能性が高くなります。
歩き回られた所はもしかしたら芽が出てこないかも知れません。
田植えをした田んぼの苗は順調に成長して、かなりしっかりしてきました。
今年は米づくりの新しい試みで「直播栽培」にも取り組んでみることにしました。
田んぼに苗を植える田植えをせずに、田んぼに直接種籾を播いて発芽させて育てる農法です。
どんな感じになるかは実際にやってみないとということで、今年は約13アールの田んぼ1枚だけ直播栽培してみます。
直播は色々とメリットがあるところが魅力です。
米づくり農家さんならイメージできると思いますが、まずは育苗の手間が省けることは労力の大きな軽減になります。
種まき作業や育苗ハウスでの温度管理や水管理、また重たい苗箱運搬の労力などが省けることはかなり楽になります。
またコスト面でもビニールハウスの設備費、育苗に必要な土の購入費なども不要になってきます。
直播用の新しい機械がやって来ました!
と言いましても機械を購入したわけではなく、今回は直播用の機械を借りてのお試し作業です。
やって来たのは「鉄まきちゃん」
かわいらしいネーミングです。
種籾には事前に鉄コーティングを施してあります。
田んぼに播いた後にスズメなどに食べられないようにするためです。
種まきと同時に肥料と除草剤も散布しながら進んで行きます。
作業のスピードがとても早いです。
これまでやっている田植え作業では、機械に苗が無くなると苗を補給するために停止することが定期的にありますが、そのロスがありません。
最初に鉄コーティング籾を入れた後はほとんどノンストップで作業を続けられます。
重たい苗箱を運ぶ必要も無く、オペレーター一人だけでの作業も楽に可能です。
田植えというと家族総出でこなしていくイメージがありますが、これだけ作業の工程が減るのでかなり楽になります。
5~6粒ずつ、苗を植えるときと同じように等間隔で種まきされました。
今のところ、これがきちんと発芽するのか不安なところですが、順調に成長してくれれば、7月頃には普通に田植えした田んぼの稲と同等サイズにまで追いつくそうです。
苗を植えたものよりも種からの成長開始となるので、分けつも多くて丈夫な株に育ち、倒れにくい稲にもなるそうです。
今後どのように育っていくのか楽しみです。
うまくできるようなら、徐々に面積も増やしていけばかなり労力軽減できそうです。
田植え作業は29日から始めました。
29日は朝から雨降りで作業がしにくかったです。
降ったり止んだりの不安定のお天気で北からの風も強かったので、体感が寒かったです。
昼休みで休憩に帰ると家では暖房を点けるほどでした。
育苗中は天候が良かったからか、苗の成長も良すぎて大きく伸びすぎた感じです。
生育を抑えようと、例年よりも早めに夜間もハウスを開けて温度を上げないようにしていたのですが、中には既に分けつが始まってきているほど育った苗もあります。
逆に早くから夜間の低温にも慣れさせたこともあり、田んぼで強風に晒されても丈夫な苗に仕上がりました。
連休後半は気温も上がって、田植え後の生育も順調に進んで行きそうです。
柿の葉も出てきたので予防も始まりました。