前回、オロルンの記憶を覗き見たことで、彼がナタを救うために「隊長」に自ら協力を申し出たことを知った主人公たち。
このことを炎神マーヴィカに伝えるため、聖火競技場の講談室へ向かいます。
マーヴィカ 「旅人、パイモン、それにシトラリ。ちょうどいいところに来た。「隊長」の行方が分かったぞ。」
!なんとマーヴィカのほうは「隊長」の居場所を突き止めたとのこと。「秘源装置」を探し出した彼は、もうすでに地脈の再構築する目途も立っているというわけなので、その計画を阻止するために主人公たちは急行します。
マーヴィカ 「それでも「隊長」には敵わないだろうな。それから、謎煙の主の守備網を至急強化しなければならない。シトラリ、集落に戻って加勢してもらえるか。」
マーヴィカに頼まれてシトラリは再度謎煙の主へ。……なんか、旅人と出会ってからシトラリ、この聖火競技場と謎煙の主を行ったり来たりして忙しいですね(笑)。仮にも結構偉い人なのに。
マーヴィカ 「現状、オロルンは「隊長」と行動を共にしている。彼らの計画は止めなければならない。」
マーヴィカ 「彼らの計画のカギとなるのは、「秘源装置」だ。こちらの強みを生かし、手分けして装置を壊せば目標は達成できる。」
別に「隊長」をぶっ倒す必要はありませんからね。「秘源装置」さえ壊せればとりあえず彼の目論見を阻止することが出来るので。そう聞くと今回のミッションは幾分かこなせそうな気がしてきましたよ!マーヴィカも付いてきますしね。
マーヴィカ 「シロネン、古代遺跡の周りに装置に近づくためのトンネルを掘ってほしい。『こだまの子』の得意技だろう?そうすれば、直接装置を壊せる。」
トンネルを掘るのはこだまの子の得意技……まあ、イメージできますね。ただ、ポワソン町からエピクレシス歌劇場までのトンネルを短期間で掘ったファデュイたちのほうが凄いと思いますけどね(笑)。
第五幕 第四章
燃ゆる運命の虹光
開放済
それではやってきましょ~!
マーヴィカ 「ここだ。彼らが造ったトンネルは、大勢のファデュイが見張っている場所の向こう側にあるはずだ。」
場所は懸木の民近くの洞窟内。正面にはファデュイたちが警備しているので、我々は回り道をして「隊長」たちの元へ接近します。
キィニチ 「計画通り、正面は俺とアハウにお任せください。」
というわけで、作戦開始!
↑おっ、ホントにキィニチ達、懸木の民がファデュイの前に出て睨みを利かせてますね。アハウに関しては元素爆発時の巨大化までして臨戦態勢バッチリです!
俺も仲間に入れてー!
キィニチ 「……」
ソルネヴ 「……」
……なんかすんません。邪魔せずにちゃんと我々の任務を遂行しましょう。
こだまの子の民は極力音を立てずに、驚異的なスピードで長いトンネルを掘った。
トテク 「中が覗けるぞ!」
ワンダフォー……
↑あっ、なるほど。ここが秘境になるのね。
ちょっとしたパズルがあるお馴染みの秘境の奥を進んでいくと……
いたぞ!「隊長」とオロルンが!
何やってんだよ~オロルン~!今すぐそんなバカげたこと止めなさ~い!
オロルン 「問題ない。こっちのほうが速い。」
「隊長」 「もう遅い。」
間に合わなかったのか……!?いや、まだだ!
オロルン 「させるか!」
オロルン 「!?」
どうした!?オロルンの様子が……?
主人公 (あと少し、「隊長」を引き離さないと……)
やはり何だか様子がおかしいオロルン。誰かが乗り移っているようにも見えますが、この状態のままシロネンに襲い掛かります!
シロネン (ん?動きが速くなった……?オロルンって、こんなに強かったっけ?)
え?シロネンって以前のオロルンのこと知っていたの?しかも、彼の強さに言及してますし……一体どういったエピソードがあったのか気になりますね……。
オロルン 「ふんっ!」
主人公 「シロネン!」
すかさずシロネンを助けようとする主人公でしたが、それよりも先に「隊長」がオロルンを止めました。
主人公 (「隊長」がシロネンを助けた?なんで?)
「隊長」 「オロルンではないな。お前は誰だ?」
なんだと!?
すぐにオロルンではないと見破りましたね~。そして、すかさず右手をかざして謎パワーを使います。
オロルン 「長官……」
長官!?
オロルン 「私のことを覚えてくださっていたのですね。なんと嬉しい……しかし、今は緊急事態に専念なさってください。」
オロルン……?壮年な声色で全くの別人みたいになっています。しかも、「隊長」のことを昔から知る人みたいですよ?
主人公 (今だ!)
この機を逃すまいと主人公、見事に装置の機能停止をやってのけました!でかしたぞ~。
パイモン 「よし、止まったぞ!」
オロルン 「やはりこうなりましたか……一瞬沸き起こった正義感のせいで、チャンスを逃す……昔とちっとも変わりませんね。」
「チャンスを逃す」とか言ってますけど、元々こいつがオロルンの身体を勝手に借りるなんてことしなければ、気を取られることなく「隊長」たちの計画は果たされてたんじゃないのですかね?(笑)
パイモン 「ちょっと待った!声が違うぞ……まさか、オロルンのやつ、身体を乗っ取られてるのか……?」
オロルンの意識はどうなったのでしょうか?ここからオロルンの精神世界(?)の描写に移っていきます。
オロルン (僕がもうすぐ死ぬだと?……先ほどの声が原因か?装置を起動した後、地下から鋭い叫び声が聞こえてきた。何とも言い難い声だったな……)
ここではオロルンの過去の記憶が垣間見えます。まずはシトラリばあちゃんから。
シトラリ 「オロルン、何ボーっとしてるの?宿題は終わった?」
これじゃあシトラリ、ばあちゃんじゃなくて、かあちゃんなんだよなあ……w
お次は、オロルンが野菜を育てていた時の記憶。
イファ 「面白いっつってもな。そっちこそ、野菜の栽培なんて面白いのか?」
イファ 「それが正解。大半の人はぼ一っと生きてる。何かを成し遂げなきゃいけないのはごく少数の人問だ。世の中、そういうもんさ。」
ここでイファが初めて喋りましたね。……ん?この特徴的な声には聞き覚えがあるぞ……。確か森久保祥太郎っていう声優なんじゃないか!?と思っていましたがどうやら当たりだったようですね。
↑まだ看板に描かれたイラストしかありませんが、どういった顔をしているのか気になりますね。
そして、ここでオロルンの身体を乗っ取った犯人が登場。
グスレッド 「あがいてどうする?お前のような存在は、生まれてきたこと自体、奇跡だったのだ。ただ目を閉じて、静かに死を待てばいい。」
オロルン 「君は……さっき突然現れたやつだな。」
グスレッド 「その通り。だから、お前の妄想は笑い話でしかない。無能な人間に世界が教えるわけないだろう?」
おっ?このグスレッド、お召し物でも分かりましたが、瞳がダインスレイヴ同様星型になっておりますね。さてはカーンルイア人だな?テメー。
オロルン 「無能な人間……」
無能な人間……何も成し遂げられずにここまで来たオロルンにとって一番心に刺さる言葉でしょうね。
クーナウ 「『教世主』?はぁ…間こえはいいが、そんなもんが世の中にいるもんかねぇ。たとえいたとしても、それがお前じゃなきゃいけないって決まりはなかろう?」
おばあちゃん……おじいちゃん……
シトラリ 「楽しく生きるのが一番シアワセなのよ。だから、ジブンのやりたいことをやりなさい。ヒトの意見なんて気にしなくていいの。」
おばあちゃん……w
皆、オロルンのことを思って言っているのでしょうが、彼自身納得できずに消えないモヤッとした気持ちが残っているってことですよね。そういった慰めの言葉をもらう自分がとてもちっぽけで取るに足らない存在として映っちゃうんだろうなあ。
やはりこのナタのメインストーリーで一番、心の葛藤を上手く表現できているキャラはオロルンでしょう。まだ能力的に未熟な部分もある故、魅せられる部分があるってものです。
グスレッド 「お前の魂が砕け散ったら、少しだけその身体を使わせてもらう。長官に最後の忠誠を尽したいのでな。」
ってかお前何者よ?どうやってオロルンの精神に入って来れた?
オロルン 「いや、違う、理不尽だ!僕はまだ、何も役に立つようなことをしていない!このままじゃ死んでも死にきれない!」
何とか意識を保て!帰ってくるんだオロルン!
マーヴィカ 「……ロルン、オロルン!」
マーヴィカの声だ!これで助かる!やっぱ、なんだかんだ炎神様が来てくれると100人力、安心感があります。
マーヴィカ 「意識をしっかり保ち、自分の足で立てると信じろ!きっと大丈夫だ。」
オロルン 「……」
↑どうやら現実世界に帰ってこれたようですね。
パイモン 「目が覚めた!オロルンのやつ、生きてるぞ!」
オロルンが戻って来れて、とりあえず一安心です。
オロルンは計画が失敗に終わったことを少し悔やんでそうでしたが、これまで心配をかけてきたことをみんなの前で詫びました。
オロルン 「英雄になる運命を背負って生まれる者などいません。しかし、生まれながらにして優遇されるべき者もいません。出来たかもしれないのに出来なかったことを成し遂げる方法を……ずっと探しているのです。」
オロルンはこれまで身寄りのない自分を助けてくれた人たちに何も恩返しができていないってことを随分と気にしていたようです。無償の愛っていうものがあるんだから必要以上に気に病むことなんてないのにね。
マーヴィカ 「……その答えが、出てきたようだぞ?」
オロルン 「……!」
!これは……
古名が降りて来た!
ということは、オロルンが謎煙の主の英雄だったわけですね!これはいいタイミングだ~。
サンハジ 「君は私の『名』を受け維いで、謎煙の主の英雄として戦うことになる。」
↑こう見ると500年前の英雄もやっぱり普通の背丈ですね。流泉の衆の英雄が規格外だっただけか(笑)。
マーヴィカ 「久しぶりだな、サンハジ。彼を認めてくれたこと、感謝する。この時代の五人目の英離の誕生だ。」
五人目の英雄誕生!
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