前回、見事にアトレウスは残りの破片を見つけ、知識を授けるという仮面を完成させました。しかし、その仮面を狙うのはオーディン。実は今までずっとテュールに化けており、その最中ブロックまでもが殺されてしまうという悲劇が起きてしましました。
完全にオーディンと敵対することになったクレイトス一行。アースガルズへ攻める算段を立てますが、まずは各世界から仲間を集めるところから始めます。
フレイ 「なら僕はアルフヘイムでエルフをまとめるよ」
ヒルディスヴィーニはヘルヘイムで死の軍団を説得しに、フレイヤはヴァナヘイムへ行き、フレイはアルフヘイムでエルフを戦力に加えるという役割を担うようになりました。今でもエルフは戦争を起こしていますが、うまくまとめられるのでしょうか。神話上では確かに彼はエルフの人気者だったようですが。
そしてクレイトスはムスペルヘイムでスルトを説得しに行くことになりました。そして、ドワーフの住むスヴァルトアルフヘイムへは……
シンドリ 「行くと言ったでしょ」
行ってくれるのか、シンドリ!兄のブロックを殺されてから、もはやこれまでのシンドリではなくなって不安なのですが、今は彼を信じてあげるしかないのか……。
というわけで、炎の国であるムスペルヘイムについたクレイトス達。尋ね人であるスルトは簡単に見つかりました。
↑思ったより小さいなあ(バルドル風)。
オーディンと戦うために協力を仰ぎますが、すぐに断られてしまいます。なんでもラグナロクを起こすとなると妻のシンモラを犠牲にしないといけないとのことです。
スルト 「心臓を交換した」
妻と心臓を交換したというスルト。愛の形も色々あるなあ~?一旦出直そうとするクレイトスでしたが、スルトはブレイズ・オブ・カオスを目にすると別の方法があると提案します。
それは刃を心臓に刺すこと!
あー!痛そ~!
わっはっはっはっ!!
え?なんか笑ってない……?ちょっとこわっ……。
途中、オーディンの差し金が邪魔しに来ましたが、スルトの作戦はどうやら成功しラグナロクに変貌しました。……えっ、ラグナロクって人物なの?世界終末の大戦やその日のことを指していると思っていたのですが、これもゴッド・オブ・ウォーなりの解釈なのでしょうか。
ともかくムスペルヘイムでスルト(ラグナロク)を味方につけることに成功したクレイトス。アースガルズへ乗り込むべく、ミズガルズのテュール神殿の前に仲間が集合しておりました。他の者を見ている限り他の世界からの協力も得られたようですね。シンドリの姿が見えないのが少し残念ですが。
ここをキャンプ地とし、明日の決戦へと力を蓄えます。
テント内で就寝するアトレウスを見守るクレイトスですが……
クレイトスのこんな表情を見る日が来るとはな……
ギリシャ時代のクレイトスから知っている身としては感慨深いものがあります。これまでは無表情もしくは怒りの面をよく見てきましたからね。こういった慈しみに満ちた顔を見せたことなんて今まで無かったのではないのでしょうか。最後に良いものを見れました。
さて、夜が明け出陣の準備が完了しました。テュールの神殿内に入ってギャラルホルンを響かせるんでしたよね。
演説をして皆を鼓舞するクレイトス。スパルタ軍を率いていた時はこういったことも多く経験してきたのでしょうが、プレイヤーとしては新鮮ですね。今までゴッド・オブ・ウォーでこれほど多くの軍勢が味方になって戦うことは無かったのでかなり心強いです。
それに、これだけ戦力がいればアースガルズを落とすのも容易ではないでしょうか。敵対して危険な相手はオーディンやトールぐらいですからね。そう考えると、ほぼ一人でオリュンポスを滅ぼしたクレイトスのヤバさが改めて浮き彫りになります。
ギャラルホルンを吹いた!
ラグナロクの始まりの合図ですね。ギャラルホルンの音により、各国のゲートが開きアースガルズへ攻め込む準備が出来ました。
クレイトス 「出陣だ」
アースガルズへ着いたクレイトス一行。眼前には今となってはおなじみの強固な壁が。ラグナロクを使ってこの壁を壊す作戦だったのですよね。
↑おっ、エルフたちもアルフヘイムから駆けつけてきましたね!ただ、遠目から見ると小さくて羽虫のように見えます(笑)。
クレイトス 「ムスペルヘイムの塔が落ちた」
はえーよ!
他の塔も潰されると戦力補充ができなくなりますので、うかうかしてられませんね。
↑果敢に攻めるエルフたちですが、大半は撃ち落されてしまいます。スマヌ……君たちの犠牲は無駄にはしない。
状況は理解した!後はクレイトスのターンです。一気に攻め込むぞ!
戦争じゃーーー!!!
あまりラグナロクに乗り気でなかった私ですが、周りで戦いが起こっていると思わずこっちも興奮して戦闘本能のような物が刺激されます。怖いな~、実際の戦争に駆り出されている人もこういった感情になるのでしょうか。
エインヘリヤルを倒しながら壁へと進んでいくクレイトス。道中、巨大なあいつらが援軍として来てくれます!
ヨルムンガンド!
↑遠いし小さくて見づらいですが、空を飛んでヨルムンガンドと戦っているトールの姿が確認できます。
確か北欧神話ではトールとヨルムンガンド、両者相打ちになってしまうのでしたっけ。このままクレイトスと戦わずにトールがいなくなるとは……思いませんけどね!
それに駆けつけたのは彼だけではありません!
フェンリルも!
それにアングルボザが彼の背中に乗ってやってきました。北欧神話ではラグナロクの時にオーディンを飲み込んでしまう役割を担っていましたが……やはりこちらも、そんな展開にはならなさそうですかね?
そして、遅れてやってきたシンドリ!……?
アトレウス 「そんな!シンドリだけだ」
シンドリはスヴァルトアルフヘイムのドワーフたちを説得できなかったようですね。仕方がないですが、シンドリだけでも来てくれるだけありがたいです。ただ、やっぱり彼の精神面が今でも心配。今後変なことを起こさなければ良いのですが……。
それに遅れてやってきた切り札も登場!
ミーミル 「あやつめやっと現れおったわい!」
あの巨人がラグナロクか……。
彼が巨大な壁を破壊してくれると期待したのですが、結局のところシンドリが穴を開けてそこから攻めいることになります。これ、ラグナロクいる?
それでは壁内に入るため進軍していたアトレウスでしたが、危惧していたことが起きてしまいました。
スルーズ 「敵じゃないってあんたの言葉にまんまと騙された」
やっぱりスルーズと敵対するのか~
予想はしていましたが、嫌な展開ですね。しかも、ちょうどアトレウスと対峙してしまうのが運命のいたずらを感じてしまいます。何とか説得はできないものか……それとも戦うしかないのか!?
アトレウス 「シンドリ ダメ!友達なんだ」
スルーズを殺そうとするシンドリは止めるアトレウス。彼に戦う意思はなさそうですが、どう落とし前を付けるつもりなのか……。アトレウスは説得するために、オーディンが無関係な人間も戦争に駆り出されている現状を訴えます。ただ、その言葉が耳に届くのだろうか……と思っていたら意外な援護が!
シヴ 「信じたほうがいいでしょう」
シヴ!分かってくれるのか!
人間であるスキョルドの姿も見えますね。彼女の説得もあり、スルーズも武器を下ろしてくれました。助かった~。
シヴ 「オーディンが消えれば 家族がようやく ひとつになれるわ」
前からオーディンに対して不信感を持っていた感じのあるシヴですが、それでもここでの物わかりが良すぎて少し違和感を感じるのですよね。ブロックが殺されるあたりから、かなり物語としても巻きでいっている気がします。もう少しここら辺を丁寧に描写して欲しいですが、納期とかの関係で厳しかったのでしょうかね……。
というわけで、壁内に入ったクレイトス一行。ですが、その道を阻むものが一人、ヨルムンガンドの方からやってきます。
アトレウス 「ヨルムンガンド!」
あいつしかいないな……。
トール 「貴様も倅も覚悟するがいい」
まーたこいつら空を飛んでいるよ~!
トールは神だからこういった空中を素早く動けるのかもしれませんが、あまり多用すると絵面が少しチープな感じに見えてしまいます。うまく言葉に表せないですが、ゴッド・オブ・ウォーっぽくないんですよね。
トール 「殺していいと言われておるのでなあ」
飛ばされたのはオーディンの館の前、以前アトレウスがヘイムダルと戦ったところでもあります。決戦の場所としてはふさわしいか……!?
さあ!やってまいりましたトールとの再戦!
今後こそ決着を付けようぞ!こちとら新しい武器だったり、防具だったりを身に着けているので、負けるわけがありませんよね!
ミーミル 「このままでは家族がバラバラになってしまうんじゃぞ!」
ミーミルは戦いの間でも積極的にトールのことを説得しようと試みます。ですが、娘の件もあってトールは完全に頭に血が上っていて聞く耳持ちません。あまり乗り気になりませんが、ヘイムダルと同じ運命をたどってしまうのでしょうか。
ここで、トールの体に変化が!
トール 「うらあああ!」
大丈夫!?感電してない!?
トール自身に雷をまといパワーアップ!……てコト!?
この状態のトールは光の速さで移動したり、技が派手になったりとしますが、なんてことはありません。やっぱりプレイスキルの向上や技の習得のおかげで、初戦の時よりかは随分戦いやすかった印象です。
↑ドラウプニルを使っての戦闘は、今までと少し異なりテクニカルな動きをするので見ていて楽しいですね。
↑リヴァイアサンとミョルニルの激突!前にも言ったかもしれませんが、なんだかんだ似た者同士なのかもしれません。
最後は妻の形見のナイフを手に刺しフィニッシュ!……これ妻の形見のだよね……?違ったっけ。自信ないなあ……。前作の動画を見返してみると柄の部分とか異なっていたので、多分違ったかあ~(あやふや)。
何はともあれクレイトスの勝利!トールも興奮が収まったようで、身にまとっていた雷もなくなりました。
トール 「どうした さっさととどめを刺さんか!」
何だか自暴自棄になってしまった感じで悲しいです。クレイトスとトール、この2人の父親像の対比も今作の魅力の一つですかね。
トール 「わしらは一生破壊者のままよ」
言葉でこうは言っていますが、向こうから攻撃を仕掛けるそぶりは見せません。説得が功を奏したか?
オーディン 「殺すどころか おしゃべりだと?」
来ました。今回のラグナロクの元凶ともいえる主神オーディンです。
オーディン 「頭をつかうのは わしの役目だ お前は殺していれば良い」
オーディンも嫌な言い方をしますね。トールに対してあたりが強かったのはこれまでの描写でも分かっていましたが、改めてこうまじまじと見せつけられると、敵であっても嫌な気持ちになります。
トール 「これまで目を背けて来たが シヴの言う通りだったな」
トールも考えを変えたか!こうなるともうオーディンの後ろ盾はエインヘリヤル以外いなくなりましたね。怒ったオーディンはトールにさっさと戦いを続けろと命令しますが……
トール 「断る」
おお!ここにきて「NO」を言いました。もしかしたら父親相手に初めて異を唱えたのかもしれません。しかも、オーディンに対してこの「断る」というセリフ、一番最初にトール達が来訪してきた際にクレイトスが放ったものを思い起こさせます。
こいつ自身の息子にも手をかけやがった!!
ここにきてオーディンの凶行が嫌でも目につきます。このゲーム中盤まではオーディンは本当に悪い奴なのかどうかプレイヤー目線だと見極めるのが難しかったですが、今では完全に悪に染まっていますね。確かに悪人であればあるほど、敵として倒しがいはありますが、何だかオーディンのキャラクター像としての魅力が薄くなってしまったような気がして少し残念な気持ちも……。
オーディン 「わしとてこんなこと 決して望んでなどいなかった!」
だったら殺すなよな~(怒)。
スルーズ 「いやあ!!」
何というか北欧神話最強の神と謳われるトールにしては、去り際があまりにもあっさりでしたね。しかも、不思議なことにトールの死体が残らずにさらさらと粒子状になって消えていきました。何故でしょう?オーディンが持つ槍の魔力のなせる技でしょうか?何にせよ弔うべき遺体が消滅してしまうのは、スルーズやシヴにとって無念でしょうね。
アトレウスやスルーズが駆けつけますが、オーディンがミョルニルを使ってスルーズを吹っ飛ばします。でも、アトレウスが来てくれただけでも助かります!一緒にこの主神を打倒しような!
オーディン 「全く役立たずどもめが」
さあて、ついにオーディンとの直接対決ですね!彼がラスボスで、倒せばエンディングになるでしょう!
次回、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク最終回!
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