ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 -3ページ目

ニッポンの風景② 東京散歩(押上~浅草~銀座)

今回の東京滞在は11泊。
友達と会う合間をぬって、毎日江戸散歩してました。


7日から学校が始まっちゃう息子のいるうちに
押上のスカイツリーに上る。
お正月で混雑するのを承知の上で、でもやっぱり行きたいという男たちの要望に答え
一ヶ月前にオンライン前売券を購入しておいた。
いや、チケット買っといて大正解です。当日券の窓口には長蛇の列。
彼らを横目にエレベーターに乗り込み、350mの展望台でドアが開くと・・・



富士山がっ!!
これが見られただけで大満足。
450m展望台に上るのは、また長い列ができてるのを見てさっさと諦め。


やっぱり相当高いですよね?
長い影が落ちる下町の町並みの小さいこと!
この後、浅草寺に向かって歩きましたが、ここもやっぱりすんごい人出で疲れ果て
お昼ごはんは銀座に出て、翌日日本を発つ息子のリクエストでウナギを食べました。


木村屋のアンパンを購入した後、若者向けゲストハウスに宿泊する息子と別れ
京橋~日本橋を経由して神田駅近くのウィークリーマンションまで歩いた。
夜も最後に食べ納めっっというリクエストで寿司屋へ。
美食しすぎ。ニッポンは美味しいなー。



ニッポンの風景①

@フランクフルト空港 これから乗りますエアバス380
ミュンヘンからは日本へは飛んでいない機種に、思いがけずフライト変更で乗り込むことに。
大きいので揺れも少なく、ゆったり乗り心地最高だったのはいいんだが
成田着陸後、タイヤの調子が悪くなって30分も立ち往生!
満席で重すぎたのかな?(私だけのせいではない・・・w



空港でピックアップしてくれた弟が、M市内の評判のお蕎麦屋さんに連れて行ってくれた。
しょっぱなから美味しくて罪だ罪だ・・・(笑


またある時は、釣りキチの義兄が自慢のマイ・ボートで太平洋体験クルージング・サービス。
危ないと心配するであろう両親たちには内緒の話。


ボートハウス近くのお魚市場は年末の買い物客で大賑わい。
活きのいい魚介類と意気のいい掛け声にわくわく。
この2階にあるお魚食堂(まさに食堂って感じ!!)で美味しいお魚料理を頂きました。



そして20年以上ぶりの、念願の初日の出。
おだやかな海と水平線から昇る太陽にこころ洗われる。

ここまで実家から車で15分程。
とっても静かな風景に見えますが、実は私たちの背後には
夜通し浜辺で年明けパーティしてた暴走族たちがうるさいのなんの!!
こんなに大量の族を見るなんて初めてかもしれない。それはそれで凄い眺めww
夫や息子は面白がって、さりげなく写真に収めていた。。。は、ははは

日本から戻りました

遅ればせながら
新年あけましておめでとうございます!


昨日約三週間の里帰りから戻りました。
関東のカラッと快晴お正月を堪能しつつ、家族友達知人に沢山会えた充実の日々。
帰ってきたらミュンヘンは雪景色だー本格的冬はこれからであります。


ン十年ぶりに見る太平洋の初日の出。
冬空にくっきりの富士山を何度も拝めたのも嬉しかった!


新年明けてからは東京に滞在して毎日江戸散歩。
新しさと古さが交じり合う不思議空間。




里帰りしてきます

去る月曜日のケルン詣の熱覚めやらぬまま
もうクリスマスが目の前に迫ってきました。
今年は何とそのイヴの日に日本に向けて飛び立ちます。
15年ぶり(私と息子)、初めて(夫)の日本で迎えるお正月

というわけで、暫くブログお休みになってしまうはず(ってもうずーっとサボってるけど・・)。
皆さま、良いお年をお迎えくださいねー♪



おまけに12月17日のアルタセルセ・カーテンコールの写真をば・・・
もしかして日本に向かう飛行機の中で暇に飽かせて感想記事の下書きできるかな?:

↑ このチェリストに注目♪


クッキー工房フル回転の週末

今年のクリスマスクッキーは種類少なめに。。。と
定番の人気7種類をリストアップして目下オーブンフル回転中です。
昨日と今日で4種類完成。
あとはレープクーヘンとシュピッツブーベンとジンジャーオレンジホワイトチョコボール。


これを里帰りの手土産にしようという魂胆
足りるかな?



Advent, Advent, Impressionen

今年もアドヴェントになりましたね。
アドヴェンツクランツの最初のロウソクに灯が点ったところですが
私のは今回この通り・・・ずっとこの一本でいきます(笑
せっせと点けて小さくなったら、24日の里帰り便が待っている。




第一アドヴェント日曜日あたりから冷え込んで雪が降りましたが
今朝は雨でまた融けちゃった。



いくつになってもアドヴェンツカレンダーは欠かせないもので・・・
夫にはLindtのプラリネ入りオリエンタルムードのカレンダーを調達。
依然として頑なに健康な食生活を目指してる息子に
今朝は開いていいわよ~と悪魔の言葉を耳元で囁いてますが、いつ陥落するか?



そして、うちのネットショップでもかなり売れたこのお茶カレンダーがワタシ用。
一杯の熱いお茶でホッと和む、この季節はコーヒーよりも断然お茶ですね



恒例のクッキー焼きは
日本への手土産にしたいので、これからです
来週あたりやらないとな・・・その後にはケルンも待っているし♪

今年もリース作りの季節がやってきた

今度の週末はもう12月。
それとともに第一アドヴェント日曜日になります。
去年はショップで販売という気合が入っていたのに比べ
ちょっと出遅れ気味でしたが、やっとリース作りに取り掛かり。

昨日、恒例の義母義妹姪とのリースの日と相成りました。
この間の山の上の如く、なぜかやけに温暖でテラスで製作。
第一回目のはいつも気に入らないのだが
今年はあまり数を作らないだろうしなあ。。。


肝心のアドヴェンツリースそっちのけで、まずはドア用をば:


材料: 瑠璃玉アザミ、アジサイ、スターチス、野ブドウ、ジュニパー、ツタ、イチイなど
     (アジサイとスターチスは花屋で調達)




鮮やかなマゼンタ色のリボンをつけてみた





この秋最後の遠足日和

いつも音楽情報満載の楽しいブログをロンドンから発信なさっている椿姫さんには
3年前、相棒Zwinkerさんとのロンドン詣の際にも大変お世話になり(→)
いつかお返しをしたいものだと思っていたら
この週末なんと、お友達Tさんと一緒にミュンヘンに遊びにいらっしゃいました。


お天気が良かったらやっぱりアルプスの山へドライブしたいね、と計画を練っていた。
でも、なんたって11月はジメジメ暗くて寒い日が多くて一番日本が恋しくなる時期。
どうなることかと実は心配していたけれど、なんとこれ以上望めない快晴に恵まれて
充実の遠足日和となりました。
車中4人とも晴れ女ということを確認、これで晴れなかったらマズいもんね?(笑


ルートは空港からミュンヘンを横目に通り過ぎ
バイエルンの田舎風景の中をドイツ・アルプスまで走ること約2時間足らず。
今の時期、平地は霧中で底冷えがするのに山の上は快晴というパターンが多い。
この日もまさにその典型で、しばらくすると霧が切れて美しい稜線が目の前に現れる。
牧草地と森と点在する小さな村々を抜け、保養地バート・テルツ(→)から麓の町コッヘル(標高600m)へ。
ここからいろは坂を一気に上るとヴァルヒェン湖(Walchensee 800m 水深190m)に到着!
この湖は春夏にはトルコブルー色の水面が印象的で、周辺を山に囲まれた静かな佇みも相まって
初めて訪れた時以来バイエルンで一番好きな湖なんだ♪


さて、湖畔の駐車場からリフトでヘルツォークシュタント(Herzogstand1731m)の中腹まで上ります。
この天気とあって流石かなりの人出だけど、
夏場などもっと混んでて頂上まで数珠繋ぎになる程なのに較べればまあ良しとしましょう。
まずはリフトを降りて10分ほど歩いた山のレストランで腹ごしらえ!!
ちょうどラッキーにテラスに座席を確保、4人4種類バイエルン料理を注文してビールなどで乾杯~
しばし食事とお喋りに花が咲いたところでお勘定、ここから30分ほどで頂上にたどり着きます。
ヘルツォークシュタントはミュンヘンっ子お馴染み人気の山の一つ。
スニーカー姿でも小さな子供でも安心して登れるルートだし
てっぺんからはアルプスのパノラマはもちろんのこと、北方もお天気次第でミュンヘンまで一望できる。
秋の湖の色は深い青。その向こうの白く雪をいただく高い山々あたりはもうオーストリア。
風もなく穏やかでTシャツにアノラック一枚で丁度良いくらい、というのは普段の行いの善さのお陰か(笑)。
ちなみに、リフトは今日19日からスキーシーズンが始まるまで総点検で休業に入ったらしく
まさにこの日は全てが私たちを待っていてくれたとしか思えません!



リフト降りたところから南方を望む




こちらは山頂から北方へ。ミュンヘンははるか彼方。
真下のコッヘル湖はさっきまで霧に包まれていた。


下りのリフトに乗り込む前。すでに夕日っぽくなっている・・・(涙)


それでもやはり11月。
午後3時を過ぎると急に日差しが弱くなってきた。そしてリフトで下ると湖畔の寒いこと!
当初、山の後テルツあたりでコーヒーでも・・と思っていたのだけれど
晩秋の太陽はあっという間に西に傾き、お二人も朝早くから行動中でお疲れだろうし
・・ということで、一気にミュンヘンへ向かいましょう。



大きな地図で見る


ミュンヘンに入ると、バイエルン州議事堂を過ぎてイザール川を渡り
キラキラと華やかな高級ブティックやホテルの並ぶマクシミリアン通りへ入る。
オペラ劇場の目の前からホテルまで徒歩1分ってところかな?
この辺は、空襲で殆ど破壊されたゆえ比較的近代的な建物の多いミュンヘンの中にあって
中世の面影をほんのちょっとだけ味わえる貴重なエリアです。
(角を曲がれば年中オクトバーフェストな?ホーフブロイハウスもあります・笑)。
王宮、クリスマス市場の準備が進むマリーエン広場、ヴィクトゥアリエン市場も
全部歩いて直ぐのいい場所ね。
そうそう、オペラはどうだったでしょうか?興味津々で旅行記を待っておりますよ。
また近い将来ロンドンで・ミュンヘンで・日本で(ケルンで?!)お会いできたら嬉しいです。



最後にZwinkerさん、ほんとにお疲れ様。ありがとう!
愛車プリウスの乗り心地満点だったわーまた乗せてね~♪
ちなみにコッヘルにあるフランツ・マルク美術館には未だに行ったことがない。
今回のドライブを羨ましがってた(笑)夫を連れて、次はカルチャーハイキングといこうかな?



やっぱりケルン行き急遽決定☆

ケルンのアルタセルセ(コンサート形式)。
行きたいけど遠いし時期も悪いし・・・ってウジウジしてたんですが
お里帰りから戻られたファンクラブ同志のレイネさん
昨日メールでやり取りしてたら、トントン拍子にあれよあれよと決まってしまいました(笑)。



中央駅・大聖堂そしてオペラハウス(改装中のため特設テントで?)など
全て歩いて行ける宿を予約。


初めて訪れるケルンです。
アドヴェントの最中できっと華やか賑やかなことでしょう。
ルンルン♪
(ハッ!平日だった・・ワンコの面倒は誰が?



20年ぶり?のトスカ

昨夜は今シーズン初めてのオペラ観劇、演目は『トスカ』。
主演はタチアナ・セルジャン(トスカ)とヨナス・カウフマン(カヴァラドッシ)。
いえ、カウフマンにこだわった訳ではなく
どっぷりとイタリアオペラに浸りたい気分だねーと夫と話していたのでした。


プッチーニといや、4月にトゥーランドットを見たんだった。
私にとってオペラ初体験だった作曲家の、一番好きかも知れない「トスカ」の
ドラマチックかつ限りなく美しく繊細で
ベルエポックからガーシュウィンあたりへの過渡期を感じさせる音楽に酔いしれた宵。


古典的作品・日曜日・それにカウフマン人気のせいかもちろん完売。
私たちはお気に入りの、リーズナブルで比較的近くてよく見えるバルコニー3列目をゲットできてラッキー(40ユーロ)。


舞台も衣装も比較的普通にオーソドックスで、
くるくる天パー&無精ひげのカウフマンはオーラも抜群・革命派シンパの芸術家カヴァラドッシにピッタリ。
大工でも精神病棟のパジャマ男でもなく、やっとマトモに「カッコイイ」役を見ることができましたわ(笑)。


歌唱的には、パヴァロッティの艶と伸びのあるパヴァロッティのテノール声と比較しちゃまずいですかね?
スキンヘッド!で悪なスカルピアと時々聞き間違えるくらい、バリトンに近い気がする。
もちろん上手いし、拷問で痛めつけられ銃殺される寸前のアリアなど、この暗めの声で正解かも・・などと思ったり。


トスカ役のタチアナ・セルジャンというロシア人ソプラノは初めてでしたが
歌も上手だし、愛だけに生きたいのに嫉妬と陰謀駆引きに苦しむジレンマがよく伝わってくる演技も素晴らしかった。
何より、プレミエ時のトスカよりも美人で説得力あり↓

実のところ、遠目にはここまでハッキリ見えなかった・・・



↓ 照明が暗くて、このシーンの最初暗がりに転がってるカヴァラドッシに気がつかなかったぜ(爆)





それから、1幕目最後の「テ・デウム」がかっこよかったなー。
鳥肌が立った。
このプレミア時の牛太郎氏ほどの迫力は無かったけれど、もうトコトン悪い奴。
悪い奴ほど演じ甲斐もあるというものでしょうか。