腎臓病初期のお悩み相談が多いので「そのフードちょっと待ったーーー」って事を書いてます。
腎臓病の目安となる、SDMAやクレアチニン。
数値が基準値から少し外れたからと「低たんぱくフード」を勧められ、その結果、皮膚炎や体調不良を起こすワンコが多いのです。
れん君もそのひとり、その一匹。
れん君の記事を読んで
【腎臓病⑦】「低たんぱくフード」の困った体験談!被害犬、続出!!
「うちの子とそっくりです」と、少し前からLINEでご相談を頂いているマルチーズのママさんから連絡が来ました。
11歳のマルチーズちゃんは、生後4ヶ月から外耳炎をおこしたのをきっかけに、皮膚炎がひどくなっていて、マラセチア・アレルギー体質。
肝臓の値も上がりやすく、2歳過ぎてから、とあるスープを知りました。
乳酸菌生産物質が配合されていて、腸を温めると言われている、そのスープをずっと飲ませていたそうです。
なのに・・・
何故か・・・
皮膚の痒みがひどくなってしまって・・・
炎症を抑える為に、ステロイドやアポキルを服用。アポキルは、かれこれ5年以上毎日かかさず・・・
便秘体質もなかなか良くならず心配です。との事でした。
私はまず、そのスープの原材料をネットで確認しました。
見るとすぐに、腸内環境を悪化させるものだと分かったんです。
米粉・山芋・本葛、これらは人間の、しかもの日本人の腸内環境には良いかもしれない。
だけど、この記事でも書いたように
【腎臓病⑧】ワンコは「雑食」よりも「肉食」と伝えた方が良い理由。
ワンコは99%オオカミと遺伝子が同じで肉食。
肉食のワンコが「米・山芋・本葛」をメインに食べるのは良くないのです。
しかも「タンパク質は良くない」ってメーカーの人に言われたそうで、手作りごはんも敢えて、お肉を減らしていたそうなんです。
メニューは主に
・お米&さつまいも(1日100g)
・ササミ(30~40g)
これでは「たんぱく質」が少なすぎますね。。。
他にもマルチビタミンサプリをあげていたそうですが、腸内環境が整っていないカラダにいくらサプリをいれても、上手に吸収ができないのです。
まず最初にやるべきことは、腸内環境を整えること。そしてワンコの腸内環境に合う「たんぱく質」をしっかり摂ること。
なんですよーーー
こんな食事がオススメです
愛犬にぴったりなごはんとは?~食べさせてあげたい腸活手づくりごはん~
ちなみに「たんぱく質を多く摂ると腎臓病になる」説ですが・・・
確かに肉に含まれる物質で、悪玉菌が大好物なものがあるんですよね。
その物質が腸で腐敗することで、有害物質を出してしまい腸から漏れ出し、巡り巡って腎臓に影響してしまうのです。
でも原因があるんです!
それは「リーキーガット症候群」
人間だけでなくワンコも注意です!
リーキーガット症候群によって有害物質が腸から漏れ出さないようにする!腎臓に負担をかけないようにする!
そのためにも、一番最初にやるべきことは、やっぱり腸内環境を整えることなのです。
それと・・・
「乳酸菌生産物質」と、うたっている商品が最近増えてきましたが、乳酸菌生産物質もピンキリで、製品の質が全く異なるので、ご注意を!