アルドリッチを忘れない
一昨晩午後7:00~放送していたハイビジョン特集「坂東玉三郎vs篠山紀信 歌舞伎の中の女のすべて」を観た。
思わず観入り聞きいってしまった。
両氏の37年間の付き合いの軌道にも感激したが、なんと言っても五代目・玉三郎氏が、
自分の今まで演じてきた魅力ある女性達の事や数々の演目の大団円の場をいかに演じてきたか・・といった事を徹底的に語ってくれていて。
これは得しました。全く貴重ないいものを拝見させて頂きました。
御歳50歳半ばを過ぎる名女形はその年齢を全く感じさせない程無垢でその表情やしぐさがとても美しく、いつまでもこの人の話を聞いていたいと思わせる、やはり不思議な魅力を携える方でした。
死を向かえるその瞬間の人間の哀れさと解放感による悦びの混在した哀しい美しさ。生と死の美学。歌舞伎の様式によって語られる人間のあはれ。
そういった事を淡々と時に一瞬ぞくっとする程その演技の瞬間に入り込み語ってくれておりました。嗚呼、佳き時間に感謝です。
昨日朝は世界・時の旅人「ヘミングウェイ アメリカに背を向けた男の真実」。一昨年の放送時に見逃していたので今回の再放送は嬉しかった。
矢作俊彦氏が文豪アーネスト・ヘミングウェイの生家から晩年暮らしていたキューバの家まで、そして数々の短編の舞台となった場所を辿る旅を一時間番組で見せてくれた。
再放送を観られました。よかったです。
でも、この番組は確か一昨年の放送だと思ったけど・・とすると・・番組中ラスト近く、キューバの老人達の青少年時代にヘミングウェイが作った野球チームの話を聞いて矢作氏が感嘆の声を上げたのはちょっと変だなと思った・・
だってその時点(取材撮影が一昨年だとして)では既に刊行されていた氏の著作『ライオンを夢見る』の中に、その野球チームをモデルとしたような内容の氏による創作短編を掲載しているのだから・・。
(もしかしてキューバの取材撮影は刊行以前?・・だろうな、やっぱり。それなら納得)
ま、それはともかく・・『父と子』に書かれたミシガン州の荒野とか、名作『二つの心臓の大きな川』で書かれたフォックス川などに実際に氏が足を運び、その時のニックと同じように実際にフライフィッシングをしてみたり、スパゲッティの缶詰を薪とフライパンで料理してみたりして・・
『アメリカ人ってえのは、当時こんなもん食っていたんだ。で今だ金持ちになってもやっぱりこんなもんを食い続けてる・・やっぱり変な奴等だよ』等と愛すべきアメリカ文化を嬉しそうにクサしながら主人公ニックが食ったと同じスパゲッティを食ってみたり、ヘミングウェイ縁のバーでハバナ葉巻をくゆらせてジントニック(かな?)を飲みながら気取って語ったりするのがなんともほほえましかった。もちろん、ヘミングウェイの父と母の影響とその時代・・という事に関してもしっかりsuggestionしてくれてました。
で、やっぱり矢作さんのポケットチーフに10点!
この辺りの私の関連記事あります。
で、中でも私にとって白眉だったのは『拳闘家(高見浩訳『ファイター』)・・THE BATTRER』の舞台となった線路脇の風景が、自分が読んだ時に浮かんだ風景と全く違わない・・という感覚が持てたことだった。
私の好きな映画のひとつに『北国の帝王』というのがあって、
これがアメリカの不況時期に流行した“無賃乗車”の常習者達と車掌の対決を描いた
ロバート・アルドリッチ監督の後期の傑作骨太映画で、この舞台となるのがやはりそのアメリカ北部を走る列車やその近辺の線路脇にある浮浪者達のねぐら等など。
その映像と、『拳闘家』に描かれるその場面と、そしてこの番組で映し出されたその場所の映像が私のなかでぴったりと同じ映像に重なって・・・収まる所に物が収まった感じがしてなんとも妙に心地が良かった。
そして、今回この映画のリンク先を探していたらとても興味深いサイトを発見したのでロバート・アルドリッチを忘れぬ為にlをリンクさせていただきました。サム・ペキンパー以前に彼ありき。
大好きなバート・ランカスターの『アパッチ』や『ヴェラクルス』は今だに私のオールタイムベスト映画だし『特攻大作戦』(ダーティダズン!!)のリー・マーヴィンは言うに及ばず若きジョン・カサベテスやブレイク以前のチャールズ・ブロンソンがもう鳥肌もので本当にカッコ良かった。
こういう映画・・最近ないですね。そして『キッスで殺せ』のラルフ・ミーカーの大根さが実にカッコ良かったノワール映画の逸品も。・・いやいや、このサイト管理者の方に敬服してしまいます。
昨晩は例の『月9』・・御決まりの“目覚ましで目覚め寝坊・・大慌てで絶叫シーン”はなんとも定石通り(でも大爆笑!)でもあるし、東京の下宿先のモヤシ泥棒の先輩を演じる元テニス選手がどうやってあの手の芝居が出来るのかちょっと○○○○○であったが・・
まあ、それでも、もこみち君のあの爽やかで不器用な笑顔と倍賞美津子さんの存在感でなんとも懐かしい仕上がりになっていて、
細かいことはこの際言いっこなしで・・といった感じで楽しめる番組ですな。ご近所“ムサビ”も出てくるし・・・来週も楽しみです。
グレッグ・ルッカ『暗殺者』読了し『耽溺者』に突入。
こんないいとも悪いとも言える日は
私はふだん民放のドラマはあまり観る気がしないのだけれど、
珍しく今週の月曜九時の『東京タワー、オカンとボクと 時々オトン』を観た。
原作を友人に奨められ、冒頭部分までは読んだが父の看病等々で集中読書不可な状態で結局途中でほっぽってしまってあった訳で。
それでも加藤さんイチオシの傑作『愛しき者はすべて去り行く』はなんとか読了してはみたが、
はてさてその強烈な内容でさえも、その読了感といえば父逝去と共に霧散してしまったような次第で昨年夏以降の読書は全く身が入らぬ仕舞いであった。
で、このドラマ・・聞くところによると『月9』と言って過去歴史に残る高視聴率番組を数多く排出している枠で制作者側もそれなりに力を入れて挑んでいるし、
又視聴者も多大な期待を持ってそのステイタス番組を毎回楽しむと言った、ある意味国民的な番組枠での放送なのであるらしい。
但し私はそういうバックボーンには全く不案内で、
ただ単純に、初めてうちの坊主を見た人が一様に口を揃えて本人に似ていると言うところの速水もこみち君というタレントは一体どんな俳優なのかという興味と久々の倍賞美津子さんに何かとても心引かれる物を感じ本当に久しぶりにリアルタイムでテレビドラマを茶の間で楽しんでみたのでした。
そして見事にボロボロに泣かされてしまいました。
実に巧い。ラスト・・上京する列車で、オカンから強引に渡された握り飯をほおばりながら大粒の涙を溢れ流すもこみち君と一緒に鼻水をすすり上げるころには手元に抱えたゴミ籠にはティッシュボールが既に山積み状態でございました。
オカンを演じる倍賞美津子さんはやはりその期待通りいい味を出しており、又もこみち君は実に素直で嫌味や自意識過剰な演技がなく、現場では実によく監督の言う事を聞いて演技しているんだろうなというのが良く判る。
そして間違いなくこの人は実生活でも両親の愛情を燦々と浴びて育ったんだなという事がその演技からにじみ出ている。
そしてやはり人間は肉や魚で育つのではなく、親の愛情で成長するのだという自説に益々自信が持てるような気がしてきてしまう。
無償の愛だ。親の愛は間違いなく無償の愛だ。
劇中、武蔵野美術大学の願書入りの封筒が“東京の大学”を象徴するように何度もヨリで映し出されるのだがそれに住所まではっきり記載されていて、
実はその大学は我が家の近所でもあることから、その願書が映る度になんか嬉しいような照れくさいような妙な感じであった。
後で妻に聞いたら、本にそのあたりの事に触れている箇所があり『あこがれの東京の大学は実は中心からさらにさらに田舎へ引っ込んだところだった・・』
というような内容であるらしく、なるほど確に“花の東京”のイメージからは程遠い土地柄なので地方からこの大学を目指して上京してきた若者達はさぞかし戸惑うだろうなと思った。
「何ね?ここって・・やっぱ東京たい?」ってなところか。
「そうか~ムサビ(武蔵野美術大学の略称)に撮りに来てるんだな。もこみち君に会いに撮影見学に行ってみようかなー」などとぽつりと言ったら、
いまさらそんな素人さんみたいな事言いなさるなと妻に釘をさされてしまった。
数日前、自宅リビングで寛いでいたら息子が学校の友人を連れてきてリビングを使いたいと申し出た。
連れてきた友人は小林君といって色白でちょっと影の薄い感じだがなんとなくおっとりとしていてなんかとても良い奴そうであった。
私は彼に握手を求め『君のうわさは聞いているよ(本当は全然聞いてない。)
君に会えて本当に嬉しい。今日は愉しんで帰ってくれ。今日は君の為に良い一日になることを願っているよ』
というようなことをロバート・デ・ニーロ風に挨拶をしていたら息子は・・また始まったという顔をして
『はいはいわかったわかった、はいはいバイバイ』との事。
で、私は依然にこやかに、リビングを空け渡す。無償の愛です。
バンド仲間であるドラム担当の宮地君などが遊びに来たときは会う度に『よう ドラマー 元気か?』
と声を掛けいきなりその宮地君の胸のあたりを撫で回したりして、あせる本人に構わずに肩の筋肉をぐりぐり触って
『よ~しよし、良い筋肉がついてるな~。ドラマーは肩と腰が勝負だからな。鍛えろよ』などという挙に出、元ドラマーとしてのアドバイスを施しあげくに次は背比べなんぞをし出して『背ェ 又伸びた?』などと始まるものだから息子も『はいはいわかったわかった、はいはいバイバイ』
にプラスすることの『全くワケわかんね~よ バッカじゃねえの~ あーもーわーったわーった はいは~い バイバ~イ(笑)』となり、
私は最期に一言『バンドマン達よ!頑張れよ~!』
と声を掛けて満足げに退場する訳です。(バンドマン?!)
大変素晴らしい“無償の愛”を実践しておりますです。
ちなみに、こういった一連の行動も『イタクラ方式』の一部だと伝えられております。
ま、いずれにしても来週の月曜日午後9時が又楽しみです。
『LOST』・・は・・・何!!シャノンが撃たれた?・・・やばい。
グレック・ルッカ『暗殺者』中盤・・・そのストーリーテリングは言うに及ばずやはりセリフが凄く素敵だ。チャンドラーのそれに匹敵すると私は思う。
この作家はやはりなんと言っても“耳”がいいのだろう。それと訳者の古沢嘉道氏が凄く良い仕事をしてくれているんだと思う。さすがボッシュシリーズの訳者です。
それにしても、こういう本を読むと・・やっぱり早く原文でその世界を味わいたくなるな。頑張るぞ。
何だかこのところ、当ブログのアクセス数が数段階増加しているようです・・。
冷たい雨・・
CSテレビで
ザ・シールド~ルール無用の警察バッジ~
シーズン4を年末から一挙放送中につき鑑賞中。
昨年からご無沙汰してしまったので、今シーズンから又復活。
あのグレン・クローズが今シーズンから新署長役で実に良い味を出しています。
で、やっぱり凄いシリーズです。題名もなんか凄いですが・・。
07年2月から シーズン5スタートなのでその前に・・。
毎回、テレビの前に釘付け状態にて鑑賞中。
予想を裏切るハイテンションで非情なストーリー展開とLAの街を疾走するドキメンタリ-タッチの荒れたカメラワークと映像。
そしてなにより出演者全員の芝居が実に良いのです。力量のある役者達がリアル且つ又“体温”を感じさせる適確な演技で観る者のツボにその内面をきっちりと投げ込んでくれます。
かの昔『バグダッドカフェ』という佳作で良い味を出していた女優・CCH・パウンダ-がアフリカ系の女性刑事を演じていて、これが又実に良いのです。大好きですこういう女優さん。
そして・・主要な役者達ももちろんだが・・いったい何処から呼んできたのか?といいたくなるようなその体臭までも匂って来るような存在感でヒスパニック系の犯罪者やその家族達を演ずる役者達(もしかして素人さん?)も実に皆汚くてお見事。
そしてやはり主演のマイケル・チクリスがとにかくカッコイイのだ。このスキンヘッドのオッサン・・実に力強い良い役者ですね。その迫力ある存在感と演技力は熟練職人のそれで、納得。
劇場映画でももっともっと活躍して欲しい俳優ですね。圧巻です。

マイノリティ階層の覚醒剤や銃社会の問題も提起しながら骨太な実力派俳優達がタフな“大人”の人間関係を繊細に時にはユーモラスに見事に演じ、大人の為の娯楽作品に仕上げている・・羨ましいです、実に。
やっぱ向こうはふところが深い・・・製作者や演技者達の裾野が広大だ。
で、次に待機するは御待ちかね
LOST
シーズン2を途中から見逃したままになっていたので1/7に全24話終了まで録画及び録画予約済み。これは坊主と一緒に・・いよいよ。
またまた毎回終了後、二人で顔を見合わせて口と目をオー(O)の字にして、ちょっと呼吸を荒くするんでしょう。
シーズン3が5月から放送決定らしい・・実に楽しみ。
お気に入りのエイリアスは、その後にゆっくり行きたいと・・。
上記3作品はいずれもAXNチャンネルで放送中。今後シーズン1からの再放送の可能性も充分ありえますので、機会があったら皆さんも是非それぞれ必ず“第一話”から御覧下る事をお薦めします。
以前ではあまり見られなかった海外の良質な作品を沢山見ることが出来るようになってきて・・全く嬉しい限りです。
グレック・ルッカ『守護者』から『逸脱者』まで全巻購入完了。
現在『奪回者』。本から顔を上げる事が困難な状態です。久々に新しいご贔屓作家の登場といったところでしょうか・・。
そしてルッカの息抜きに『イギリスびいき』と横尾忠則氏が岡本太郎氏ら著名人と対談した対談集など・・。
ボストン・テランの最新作『凶器の貴公子』・・やっぱこちらも凄い題名ですが、やはり買ってしまっているわけです。
“あとがき”でミステリチャンネル恒例『闘うベストテン』で毎回レア物のTシャツ(俺も欲しい)を見せびらかせている杉江松恋氏が延々と語っておりますです。
・・色々と楽しみは尽きませんが・・。
本年も皆様にとって良い年になりますよう。
私の顔を見る道行く人々
昨日、2年ぶりに玄関脇のキンモクセイの剪定をした。
2階のベランダの上にまでその枝を伸ばし、強風の時などは電話線をも
切断してしまう恐れもある為今回は思いきってばっさりと短く刈り込んだ。
刈りこんだというよりも・・切断?もすこし綺麗に表現して・・カッティング?
のこぎりでばっさばっさと。
ここ最近はめっきり肉体労働をしていないお陰で上腕筋が今日は若干痛い。
約2時間かけて刈り取った枝や葉っぱの片付け作業までの全行程終了。
乗ってきたところで、ついでに雨どいの修理もさくさくっと終了。

正午までまだ一時間。コーヒーで一息ついていると、見計らったように南氏から忘年の呑みへの御誘いのメール。
夕刻、中野で待ち合わせの段取り決め、昼食後ごろりと昼寝。ありがとうございます。良い身分です。
一昨日機種変更をした携帯D702iでひとしきり遊んだあと小腹が空いたのでドーナツとコーヒーのオヤツ。申し訳無いです、実に良い身分ですこの男は。
夕方まで佐伯泰英著『密命シリーズ』読む。
午後5時過ぎ・・エリック・アンブラー『ディミトリオスの棺』をポケットに突っ込んで、若干早めに中野へ出発。
中央線車内・・そろそろ年末の混雑の様相を呈する中私を待っていたかのように空いた座席に座り読書に集中。
すると・・たしか、荻窪あたりだったろうか、私の斜め前あたりから『稽古』『場あたり』がなんたら『アンダースタディ(代役)』がかんたら云々との女性二人の会話が聞こえてきた。
最近は音楽や演劇・マスコミ関係の仕事に従事しておる人々が多いようで、電車の中等でも、そういう業界関係者の会話や専門用語をを耳にする機会も多く、我々の仕事も以前のような特殊な仕事ではなくもっとポピュラーな、非常に垣根の低い仕事という感が強くなって来ているわけだな・・などとぼんやりと考えながらふとその私の斜め前あたりに立つ女性達を見上げると・・
なんと、ひとりは私と舞台ご一緒し相手役として御付き合いした事がある某舞台女優さんではないか。いやいやなんとも・・。
声をかけようか迷ったが、何やらその会話の内容が少しづつ深刻チックになってきている模様なので声がけのタイミングをはずしてしまった。
私の格好は帽子に若干色付きの眼鏡。そして電車中は必須アイテムであるマスクを着用していた為向こうは私に気が付く気配はなく、その話の内容にトラブル性のようなものが付随してきだした為益々声をかけにくくなってしまった。
あまりその内容を聞いていても失礼だし、又今声をかけると・・その、ある程度の話を聞いていたという事が露呈するわけだし・・何とも申し訳ないような、いやいや何とも。で結局エリック・アンブラーどころではなくなってしまった訳かい今の状況は・・?・・と。
すると
“中央線信号トラブルにて詳細点検済み次第発車いたします。今しばらく御待ち下さ~い“のアナウンス。ふと見ると、そこはなんと中野の駅構内ではないか。そうだ!俺様が降りるべき駅であったのではないか。いつの間にか目的の駅に着いていたのだ。
結局、声をかける間もなくと同時に向こうも私に気がつく間もなく電車から飛び出した。
○○さんごめんなさいな。
折角久しぶりにお会い出来そうだったのに声をかけそこなってしまいました。
いやいやなんか申し訳なかったです。
来年こそご飯ご馳走するからな~。。
それにしても最近・・・こういったばったり型の妙縁が続く・・。何か私の回りの『気』が変化しつつあるような気がする・・。
待ち合わせの時間まで少し時間があったので中野ブロードウェイをぶらつく。
ここは相変わらずベタな店が多い。先日のブログにも書いたけど・・松沢呉一氏の経営する店があると南氏に聞いていたので
ちょっくら覗いてみようと『タコシェ』店内を見ると、まず最初に目に飛び込んできたのが裸の男性二人がエロチックに抱き合っている肌色も眩しいイラストのポスター。それが拒絶反応と言えるかどうかは定かではないが、とっさに目をそらし歩調を速めて通り過ぎたのは
言うまでもなく。なんだそうか、そういう店だった訳で彼はモーホー系の方だった訳か。でも書く本はメチャクチャ面白いし、やはりモーホーならばこそあの反骨精神溢れたあの過激とユーモアの混ざった素敵な表現が可能になるのかいのう・・などと思料しながら
再度、待ち合わせの中野駅北口へ向かった。
ちなみに後で南氏にその店の趣旨のようなものを聞いたところ、決してその筋専門の店ではなく、主に自主制作の本や、オタク垂涎物の希少本やら絵画等などをお取り扱う店であるという事がわかり認識を改めた次第です。失礼しました。
後で、ネットで検索してみたら・・結構ベタで面白い店のようで・・店のブログを自分のお気に入りサイトに追加しました。
待ち合わせ場所でほんの数分南氏を待っていたら、私の隣に団しん也氏が立っていてやはり芸人(名前は思い出せないが)と待ち合わせをしていたらしく二人で飲み屋街の方へ歩いて行った。
結局、今年最後の氏との呑みは・・やはりいつもと同じく御互いヘビーな酩酊状態となった訳だが、今回は一件目が初めて入ってみた店(名前は失念したが・・)で、これが予想外に焼き鳥が美味で、鳥皮の焼き具合は大変よろしく中でも牛レバ刺しはかなりのもんだったがいかんせん店内が雑然としすぎであった。
結構おしゃれな方々も多く又女性客も多いその隠れ家的な狭い店内のリラックス感と解放感はとても宜しいのだがなんせ店員ががさつだ。
これはいかん。乱暴な奴が一人二人いてこいつらが混雑した店内を走り回っていて私の手や足によくぶつかって行って平然としている。ま、これが中野らしいっちゃあ中野らしいんだろうし本人たちは当然だが悪意でやっている訳ではないんだろうが、口に運んだグラスを持つ手にぶつかって来た野郎のおかげで焼酎をあやうく服にぶちまけそうになったり、他の店に移るべく会計を済ましている途中に私が立っている所へ後から思いっきりぶつかってきたり・・。その店員などに対してはほとんど間髪入れずに、その口の中に靴の底を押しこんでやろうとも思ったがそれをやっちゃあおしまいだ。
怒りにまかせた挙に出た後ですっきりと気が晴れた試しはない・・。
ただし、会計を済ませて店を出た後、私達を追ってきて受け取り忘れたつり銭を誠実に届けてくれた店員のおかげで好感度はキープできた次第。
よしまた行ってやるからな。
2件目は、南氏が昔良く通っていたという洋風バー(これも名前忘れ)。
一杯目はオールドクロウのシングル。2杯目以降はズブロッカをボトルで注文し、ハイネケンをチェイサーにして今年最後の酩酊への道を突き進んだ。
南さん、来年も益々よろしくね!
そんなこんな・・良い御身分の一日。
さあ!来年は皆さん乞う御期待。
今日は風が強いけど良い天気。今晩は蒲団がフカフカでしょう。
皆様・・来年も益々ご発展されますよう心より御祈念もうしあげます。
・・・いや、まだ・・更新するかも・・しれませんが・・・一応ご挨拶!
※ちなみに、今回の表題と内容は全く関連性はありません。
年の瀬に又更新
一昨日の親戚の葬儀の後の精進落としで遠縁の叔父達と酒を酌み交わし、
生前の父が如何に彼ら(父の従兄弟達)の心を捕らえていたかという事を改めて認識させられて嬉しかった。
同時に我が一族のルーツのようなものが判る貴重な話等々も聞けて大変興味深い時間を過ごす事が出来た。
昨日、若干酒が残っているとも居ないとも判然としないややぼんやりとした頭を風呂で覚まして池袋へ。
目的は東京芸術劇場小ホールへ野水さん出演の芝居『泥つき』観劇。
前回の公演では初めての御付き合いにも関わらず彼女には参考曲のMDコピーやら衣装の件で労と財布を惜しまぬバックアップを戴き、又父の逝去の際には生花を届けていただいたりと色々御世話になった。
その御礼を兼ねて、今回は何か差し入れ・・などを仕入れようかと池袋東武百貨店を流してみたが、時まさにクリスマス年末商戦たけなわのギフト商品売り場の文字通りの『いも洗い』状態に閉口し早々にあきらめて劇場へ向かった。
そして、その途中の池袋西口公園を歩いていると何と女優・大西多摩江さんとばったり。
ほぼ10年ぶりだろうか。
このブログにも以前その話を書いているけど、彼女には二兎社『パパのデモクラシー』に急遽私が代役として出演した折にとても気を使っていただき又、楽屋履きに是非使ってくれと“雪駄”のプレゼントまで戴きました。そして終演の後ご丁寧な“御礼”の手紙まで戴いて・・。
そんなことも含めていつかご縁があれば是非またご一緒したい女優さんのうちのひとりでもあった訳でそんな彼女と思わぬところでばったり出っくわしたのは大変嬉しかった。
最近はCSテレビドラマでアテレコの仕事もされているようで『エイリアス』のフェイ・ダナウェイ。又最近では老境に入ったアラン・ドロン復活の刑事物単発3話完結のシリーズ(これは面白い!)にも声の出演をなさってる。
現在は以前所属していた“無名塾”から他の事務所に移り多岐にわたった仕事をこなしている模様。
今日は次の芝居の稽古が終了したのでこれから所用を足しに行く所だと言う。又その稽古中の芝居は現在ちょっとトラブっている最中・・だとも。あえて詳細は伺いませんでしたが・・。
又折りにつけ有福さん等に私自身の近況等を聞いたりしていたのだが・・最近は如何されているの?との質問に・・
私も昨年から又芝居の仕事も再開しこれから益々盛んに活動してく所存であることを説明申し上げた。
そして、御互い心からこの数分間の偶然の再会を喜び会い、御互い連絡先は以前と変わりないことを確認しあいお別れした。
大西さん相変わらずで・・又齢を重ねた分しっとりとした雰囲気を加味されていてとても魅力的でした。良かった良かった。2005年の関連記事あります・・
さて、そして肝心の観劇なんですが・・冒頭の立川文都師匠の落語が・・その力の抜け具合が素晴らしく、期待も若干高まったんですが、いざ芝居になってからがごめんなさいでした。
キャパ200~300名程度の劇場に対応するセリフが出来ていない方々たちががなっているので、聞きたいところが聞き取れない。
要は“滑舌”と“腹筋”を使いきらずに勢いだけでリアルにしゃべってしんまうからたまらん。
セリフが聞きたいのに聞き取れない・・“あれ?今なんて言った?”という回数が増せば増すほど観客のほうはストレスが溜まってきてしまう。
折角観ているのだから、なんとか愉しもうと必死でセリフを聞こう・・理解しようと勤めるのだが、舞台上の若い役者の方々は一向にこちらの苦行を解ってくれない。
そして、しまいには我々は睡魔と闘うことになる。
マチネという事もあり皆さん若干乗りきっていなかったのかもしれませんし・・難しいかも知れませんがね・・この中途半端なサイズの小屋は・・。小屋と上手に付き合うのも大事ね。
ただし意中の野水さんは少ないセリフながらもその存在感と安定した発声で、その劇場と芝居にマッチしており、納得でした。惜しむらくは、もう少し彼女の見せ場が欲しかったところ。
主演を演じる役者さんは、向こうが私を知らない程に私も知らない方でしたが(私の認識不足でしょうが、結構マスコミでも活躍していらっしゃる方なんですね)
八面六臂、文字通り大奮闘で良かったです。
途中、股間ぴったりこんのパンツ一枚で劇中コントを演じて(即興で若い役者を困らせて笑わせる手法は欽ちゃんや三宅裕司さんを彷彿とさせ、成功しているいないは別として私としては和みましたが・・)
そして何よりそのパンツの中の一物そのものの形が判然としてしまっていて、なんともセクシーで又ユーモラスであった(私の右前隣の女性はヨダレすすってましたが)
のとその良く動く身体も間違いなく芸人のそれであり、そしてとりわけ捨て身の役者魂とでも言える気骨みたいなものがひしひしと感じられて私としては好印象を持ちました。
で、調度そのコントの場面の最中・・開演既に1時間はたったと思われた時に・・通路を挟んだ私の隣の席に遅れて参じた観客有り。
ふと見ると・・その何とも特異な風貌。身の丈6尺はあろうし又体重は優に100キロは超しているであろう巨漢。頭はきれいに剃り上げており、マオカラーのスーツを着こなすその御仁。
着席するや否やおもむろに携帯を取りだしボタン音をぴぴぴっと鳴らしポケットへ収めた。
そして、すぐに大きくため息をつきだした。
そして、私と言えば・・昨年5月劇・小劇場で初めてエムズクルーの芝居を観たときの記憶が蘇る。
そうだ、この人物確かあの時あの劇場の最前列に陣取り・・客入れの最中も唯我独尊で携帯で会話しておったあの御方だ。
この独特の風貌とその客席での居方・・間違いない。
『おーもしもし、あ俺だ・・ああ・・うん うん 今劇小だよ。そっちはどうだ?え?アートスフィアは?どうだ?え・・ああ そうか、うんうん』てな按配だったな。
で、今回の芝居・・もちろん開演中に入ってきたんだから当然電話はかけるようなことはなさらなかったがやはり芝居中もあくびをしたり、伸びをしたり、大きくため息をついていて・・・・今日もその当時と全く同じ方法で観劇しておられた。
で、一体この御方はどの方面のどういう御方か?と思料しながら観劇し又先刻の大西さんとは又違った妙縁を感じてしまった次第。
ともあれ、一幕物で2時間30分はやはり長く・・この御仁の気持ちも解らなくはないようではありましたが、非常に綿密に良く出来た美術が物語るように・・
作者の“何かを強く求めているのにかなえられない人物”そして“失ってしまった大切なもの”への熱い熱い思いがラストシーンではひしひしと伝わってきた芝居ではありましたしそういう思いと“やっと終わったか”との思いが渾然とした複雑なものでした。
あ、それと殺陣は良く稽古されていたしわかりやすくて危なげでなくてとてもよかったと思います。
でも・・これだけの長尺になるのにマチネが3時開演というのはなんとかならなかったのでしょうか?ソワレとの間に役者は大変でしょうに・・。
おまけに終演後に出演者皆さんで客出しの挨拶まで盛りこんで。ご苦労様です。みんなご飯食べる時間は取れたのかな?
とにかく皆さん本日千秋楽・・頑張って!
帰宅途中、地元駅前で本場の家庭が漬けた本物カクテキを購入。やはり寒い冬は私を含め皆さんこういったスタミナ源を活用してらっしゃるようで電車の中等で隣にこういったものをおそらく数時間前に召し上がった方などが座ってしまいますと参りますな、実に。俺も気をつけよう。
だから、電車に乗る時は風邪予防を兼ねて臭い予防でマスクを常に着用することにしてるのですのあたくし。
でも旨いんだけどね~ほんと!
年の瀬感。
12月20日(水)
畑澤聖悟作王子小劇場プロデュース「俺の屍を越えていけ」」観劇した。
今年6月公演で初めて一緒した原田君の出演と言う事と、
このエモイワレヌそこはかとないハードボイルド感溢れる題名に期待して初日に・・。
原田君は今静かに注目されているreset-Nという劇団の俳優でまだ30歳そこそこの若い世代なのだが、これがどうしてどうして70年代の映画(これはさすがに知らんだろ・・ってう映画もしっかり観ていて嬉しくなる)や音楽・・そしてノワール小説のファンであり又ジェイムス・エルロイの大ファンでもある。
思わぬ方向から現れた趣を同じくする人物との出会いに御互い多いに気を良くし6月の芝居稽古中もことある事に酒を飲みながら大好きな映画や小説の話をともに愉しんだ。
で、この芝居・・その原田君が関わり又題名からノワール感漂うアートシアターギルド系の渋い渋い内容かと勝手に決めつけて大いなる(でもないか・・?)期待を胸に京浜東北線王子駅から徒歩3分ばかりに位置する劇場に足を運んだ。
私としては今回初めて訪れた王子小劇場はとても魅力的な小劇場でそこそこアンダーグラウンド感もあり又清潔でありちょっとポップな使い方も出来そうでもあり、この手の劇場としてはかなり高レベルと思われる劇場であった。
三方から舞台を囲む形に設えた特設舞台の上で繰り広げられた世界はハードボイルドともノワールともかけ離れた、東北の地方都市の赤字ローカルラジオ局の6人の若いスタッフ達のリストラに絡む苦悩を描いたものだった。
来年に計画している私の企画公演の為に、現在若くて力量のある役者を物色中であることもありその辺りでも非常に興味を持って拝見させていただいた。
結果から言うと・・色々な意味で期待は裏切られはしなかった・・。
冒頭は、又最近の若い人達得意のキムタク芝居(私は決してキムタクが嫌いなわけではないが・・リアルに演じることと舞台でのリアルさとは違うんで有るぞという事を知らない俳優予備軍の連中がキムタクの存在感と同じものを観客に提供できると思いこんでいるのは単なる高慢と怠慢に他ならんのよ。腹筋鍛えろ、腹筋!)が延々と続くかとも思いちょっと気が重くもなりかけたが、いやいや皆さんしっかりと本を読み込んでらっしゃるし、しっかりとその劇の時間を役者同士で共有していました。そして何より皆さん非常に素直に芝居に取り組んでいる姿に好漢が持て、とても誠実な芝居を観た・・という感想を持ちました。
で、その・・登場しない第七の人物設定が・・変則的なハードボイルドだったかも・・。
先月新宿で観たマルサンの会・・これは東京壱組時代からの後輩であり又去年から今年にかけて何かと縁が続く小野康子が出演しているとのことで観劇した訳だが、
こちらなどはやはりあまり不相応に空間を広げてしまうとよほどの構成力と演技力が伴わない限り虚構の世界を観客に説得力を持って納得させる事は困難になるのだ・・
という事を痛感させられてしまったわけで(小野ちゃんの・・『太陽にほえろ』の“テキサス”をもじった“メキシコ”役とツッパリレディース達は大爆笑でしたが)、
今回の公演は限られたスペースで限られた人員での会話劇でもあり役者の集中力でぐいぐいと進行していく形でもあった為比較的安心して観劇できた。
そのマルサンの会・・芝居はともかく、久々に観る小野ちゃんの芝居となんとも懐かしい自由劇場の一年後輩・阿部祥子の芝居も久しぶりに観られたし、
又当日来ていた了さんとも観劇後酒を酌み交わし語れたし
・・イタサンの顔を見て元気でた。迷いがちょっと吹っ切れた。イタクラ方式(注:演劇用語辞典には載っておりません)を思い出した。楽日まで頑張れそうだ。ありがとうイタサン・・との小野ちゃんのことばに私自身も元気を戴き、そうかそうかよしよし俺もこれであと数ヶ月程はこの言葉のお陰で元気に過ごせるぞと・・。小野よお前は本当に可愛いのう・・と。
惜しむらくは先週末の響屋スタジオの野田さんのライブに行かれなかった事。
父の畑の撤収作業の段取り打ち合わせでどうしても時間を取れなかった次第。
安良岡さん 綾子さん・・・又誘ってくださいませ。谷やんにも会いたかったのだが、残念。
野田さん・・今回もごめんなさい!次回こそ!
今月4日に新宿ミラノ座で観た新作『007/カジノロワイヤル』はこれはもう最高に面白かった。
今度の俳優は恐らく原作のジェームス・ボンドに一番近いのではないだろうか。
原作にある“どこか残忍な雰囲気を漂わす・・・”この辺りがショーン・コネリー以後のボンド俳優には欠けていた。とくにピアーズ・ブロスナンなんていうのは顔もきれいだし、又芝居もきれいに作り過ぎて全く面白みがなかった。
新生ボンドの、生身の人間である事を前面に押し出しそりゃあもう満身創痍で仕事を遂行する姿、傷だらけのジェームス・ボンドが大変素敵でした。そうそうそれと、あんなフェリックス・レイターもありなんだな・・と。彼が名乗りをあげたシーンでは一人で手を叩いて爆笑してしまった。
又自分としては、演じる役者云々の問題以前に“M”が女性である・・という設定は未だになじめないが・・。ジュディ・デンチは凄い女優だと思いますが・・・。
ともあれ、文字通り俳優のアクションとスタントとカット割の技術の妙。ふんだんに金をかけた超一流のアクション映画を久々に・・。骨太な・・これぞ映画の醍醐味。
皆さんCG作品を絶賛するのはそろそろやめませんか?映画はこれですよ。
年末中なんとしても是非映画館で観たいのは他でもない『硫黄島からの手紙』。大いなる期待を。
ようやく、期待しておりました『山猫は眠らない3』を観た。スナイパートム・ベケットが又ちょっと太ったみたいだが・・
あ~カッコいいなあ~トム・ベレンジャー。存在自体が固ゆでなんだよなこの人は、ほんと。
でももう太るのはその辺にしておこうぜ、トム。
このブログとリンクしているvbayareaさんが彼の大ファンで探偵スペンサー役に是非トムで・・と推しておられたのを記憶しておりますが、確かにそれも妙案ですし実に楽しい想像ですが私としてはトム・ベレンジャーに是非ジェイムス・クラムリーの探偵ミロドラゴラヴィッチか我がハリー・ボッシュを演じてみてもらいたいところです。
現在、アントニー・バークリー作品読書中。堪らなく面白い。
で、この内容をヒントに自作の構想が浮かんできた。是非戴きたい。パクりではなく、インスパイアよ。よ~し書くぞ。
ちょっくら気バラシに読んだ松沢呉一という方の『ぐろぐろ』これがもう大爆笑もの。決して電車の中で読んではいけない。間違いなく突然噴出します。
シモネタとシモニタネギにアレルギー反応出ない人にお奨め。
その題名のとおり、エロくてグロイ話が満載なのだがその、人を食った論法と超ストレートな非常に潔い表現はむしろ高貴なほどの反骨精神に溢れており脱帽です。不肖私めと同世代の方。是非いつかこういう人と一緒に仕事したいものです。
今年の仕事は一応一段落し終了した模様。あとは、今年一杯で地主に返却する約束の父の畑の撤収作業最終段階へ。
そしてここへ来て又親戚の訃報が入った。今晩通夜で明日告別式。
先月の義父の13回忌を最後にもう喪服はクローゼットの奥に仕舞いこんでいたのだが・・。
父の幅広い交友関係を継承し高齢化の進む親類やご近所等々・・これからも“祭”につけ“法”につけ、事ある毎に出席しなければいけないのです。
訃報といえば・・本日青島幸男氏と岸田今日子さんの訃報をテレビで。ともに、70代半ば。うちの父と同世代の方々。先月は中谷昇氏そしてあの藤岡琢也氏。この両氏は父と同じ76歳。
同じ歳でも我等がクリント・イーストウッドは元老にて矍鑠として日本映画を撮っているし。
人の道は千差万別・・人それぞれ。早く進んでもゆっくり進んでも同じ人生・・ですか。
そいえば・・映画『ジ・アース』はその後の上映プロデュース等々順調に行っているんだろうか?中村監督、何?又賞なんか取っちゃう訳?早く観たいな・・。
今週末は6月の芝居一緒し、ここへも書きこみ戴いている野水佐記子さんの出演している芝居を東京芸術劇場へ観劇予定。
で、今日は息子はライブハウスデビュー。国分寺モルガーナでライブ出演ですと。でも、パパは絶対見に来るな・・ですと。パパは乗ると声出したりするからうるさいんですと。気が散るんですと。で、やっぱり照れくさいんですと・・。どうせ、俺は通夜だから行かれねーやい。ざまみろ。こんちくしょう。
南氏から、今年中に一発、呑みをやっときましょうや・・との誘いもあり。自他そして皆様共に肝臓自愛必要な年の瀬でございます。
来年は頑張るぞ・・・・って、まだ今年更新するかも・・・しれま・・・せん・・・・・・・が・・・。
では!良い年の瀬を!
更新です
前回からなんとも四ヶ月ぶりの更新でして・・皆様には大変ご心配をおかけしてしまいました。
特に私の健康等々に問題あったというような訳では特になく・・。
実は3月に肺がん発症して治療を続けておりました父が、去る8月半ばに力尽きて他界いたしました訳でした。
前回更新のすぐ後から病状が急転後、脳に転移した部分が治療不可能な状態にてあっと言う間にこの世に見切りをつけてしまいました父。
その『死』をやっとやっとようやく静かに受け入れられてきましたところで・・そして又、日々それなりに気に掛けて様子を見に来ていただいている当ブログの訪問者の方々に申し訳ない思いが既に満杯になって来ましたところで・・。更新をば・・。
皆さん誠に申し訳ありませんでした。
喪主という一世一代の大イベントをこなす為に『悲しい』『残念』『寂しい』等々の語彙を自分の中から排除し続けて、目の前に次々と現れる『やるべき事』『やらねばならぬ事』達の助けをかりてしっかりと涙腺に栓をし、泣くという行為の浄化法への不信感(というより嫌悪感に近い)を内包する事で精神を鎮めながら向かえた四十九日の法要の日。
住職の読む般若心経の最後に鳴らす長い長い鎮魂の鐘の音を聞いていたとき・・突然やってきた全身が痺れるような感覚の中、父がとうとうあちら側へ行くのだ、という思い。
・・絶え絶えの息の中、病室で私に話しかけた父の顔,
強い鎮痛剤の副作用で深い深い夢の世界で昔に帰りその場には居ない誰かに英語で話しかけファイティングポーズを取ったりする父。
意識が薄れている中、私にだけはとても上手にヒゲを剃らせた父の口元やら通院の時の送り迎えの車の中で話した色々な事。
聞こえているかいないのか判然としない父に(かまうもんか!)向かって大声で顔をくっつけんばかりに近づけて大袈裟に話聞かせる私の冗談に顔をほころばせていた父の笑顔等々。
最後の数ヶ月は本当に父も若くそして私も幼かった頃と同じように接し続けることが出来たある意味大変幸せな時の数々、
そして母が他界してからの13年間、決して語る事はなかった父の心の隙間等々・・が脳裏を掠め
・・涙と鼻水が止め処無く流れそれに戸惑いながらもそれを押さえる術を持たぬ自分をその日だけは許しました。

大勢の方々に本当に御世話になりましたし又これからも御世話にならなければ自分はやって行かれないという事を本当に強く強く実感しておる今日この頃でございます。
そして、他界した事により私がこれから生きていく上でのそういった沢山のそして大切な事柄を気づかせる事を体現させてくれた事を含めこれからは私が管理しなくてはならない大切な事を沢山残してくれた父に感謝して・・・・。そして心を引き締めて・・。
会葬にお越しいただいた大勢の皆様。お悔やみの花やお言葉を戴いた皆様。心から御礼申し上げます。
(二瓶さん、安良岡さんはじめ南さんご夫妻他の皆さんほんとうにありがとうございました)
10月に入り、智恵ちゃんの芝居を新宿ゴールデン街劇場に観に行き、当日来ていた安良岡さんや役者達に元気を戴いて(ヤスはやっぱ俺にとっては幾つになってもかわいいな。で、英子ちゃんありがと)・・。
月末には、父他界後の初仕事・・映画『ジアーズ』撮影。銀座クラブのシーンで若い女の子達に囲まれて。
久しぶりの映画『ブラックダリア』を大スクリー‐ンで堪能し(内容は・・実に惜しい!)
今週は福田と新宿で飲んで語り・・自分のスタンスを再認識させてもらい・・。
一昨日は永遠のファンキーおのぼり野郎KILLBILL3と久々に吉祥寺、伊勢屋で語り元気頂戴。ありがとう!たまにはコメント頂戴な。
同日一日千秋の想いで待ち焦がれたクラプトン&JJケールのアルバム購入。
本日『Vフォーヴァンデッタ』DVD鑑賞。ナタリー・ポートマンの幹が締まった熱演に感動。
そう言えば、先週観たDVD『ボブ・ディランの頭の中』も独裁政治を扱った近未来の話だった。
なんだかんだと言っても、やはり現に私達が生きているこの世界も結局は独裁政治の・・
・・などと考える余裕が少し・・
と・・何とこれを書いているまさにその時に父の件で電話が入った。地元警察の交通課のT係長から。永年わたり交通安全に深く貢献したとの事で今回特別栄誉の表彰を受けることになったので私に表彰式に出席して父の代わりに受け取ってもらいたいとの申し出。
なんと言う事だ。
しかも、当日はちょうど『百か日(ひゃっかにち・・亡くなってから100日目の日)』法要の日。
流石あらゆる事にタイミングをはずさなかった父。
決して大人物ではなかったが、常に周囲に温かい光を放ち続け、そして常にラッキーな男。
若い頃はボクシングで鳴らした腕っ節自慢で、GHQ当時から勤務していた横田基地の兵隊達との数々の武勇伝を誇り。
そして常に笑顔を絶やさず繊細な気遣い故の辛らつなジョーク連発で『場』を和まし笑いを一手に引き受ける事を常として人寄せの場にはなくてはならない存在なるも、この人物を怒らせるべきではないと人々に直感させる・・とかく風評のある男。
76年間の切れの良い骨太でラッキーな人生。
まだまだ俺なんざ青い。
11月20日、表彰式・・頑張って行ってこよう。
本日はこの辺で。
では!!
グッドハーベスト情報
毎日獲れてます・・トマト

もう少しの辛抱・・ピーターコーン。となりは葱坊主。

で・・断煙3日め、でございます。
映画/『バニシングポイント』 本/ジョージ・P・ペレケーノス『shoedog』(邦題とカバーのイラスト・・なんとかしてくれ!ハヤカワさん!他のペレケーノスの作品の装丁は抜群なのに何故?)共に超堪能。
CD/SANTANAの『Shaman』。
先ごろBSで放送された'76年の彼のライブ放送を観ながら当時の武道館でのライブが記憶に蘇りに激しく感動。グラハム・レアのドラミングが懐かしい!
で、自分のコレクションの中から数少ないサンタナのCD(永岡さんからのプレゼントですね)を久々に・・。
そしていよいよ、加藤さん一押しのデニス・レへイン『愛しきものはすべて去り行く』へ遅れ馳せながら・・突入。
で・・Kuddock、に決めてみようか・・最終的に思案中。
鬼門だ奇遇だ。いたしかたあるまい。
前回以降、図らずも少し緩めの生活を継続している私でございます。
『ビリー・ザ・キッド21歳の生涯』(サム・ペキンパー監督)は、冒頭を旨く処理してあり編者の勝利。文句なし。
弾に当たらない少年エイリアスを演じるボブ・ディランが実にシャイで良い演技をしているのだ。
原田にコピーして、次回・スズナリ観劇時に渡す約束を結束済み。
原田ぁ~ 15日(多分)に行くぞ~ 頑張れよ~!足は如何かもう良いか?
『暴走機関車』・・1984年の作品。黒澤明原案。ノンストップ超硬派アクション。私見ですが、タッチが完全にジョン・フランケンハイマ-節です。
で、ジョン・ボイドが凄まじい演技で圧倒する(アカデミー主演男優候補になったらしい・・)。片目を少し潰してね、銀歯入れて。で、微妙なロシア訛り・・ってんですか?でも、日本人は苦手ですね、こういうアクの強過ぎる役者は。もう少し引き気味の、もう少し整った顔の役者がいいんでしょう。
で、舞台出身ですね彼も。今や筋金入りの大御所ですね。最近は『アナコンダ』で彼にしか出来ない狂人をやってました。凄い。そういえば、先ごろ亡くなった作家エドワード・バンカーが『レザボア・ドッグス』に先駆けて、脚本の他に俳優としても冒頭に出演していて存在感を光らせていた。合掌。
お気に入りblues映画を再度続けて鑑賞。
『soul of man』ヴィム・ヴィンダース監督
『feel like going home』マーティン・スコセッシ監督
次は『red, and white blues』マイク・フィギス監督・・・そうそうイーストウッドの『ピアノブルース』 も。でした。
辺見庸『ゆで卵』・・読了。やられました・・。次回は『単独発言』をツン読。固茹でだ。
続けて、ロバート・B・パーカー『虚空』
スペンサーシリーズは、『キャッツキルの鷲』後のスーザンをどうしても好きになれずに
困っていたのだが、そうこう言いながらも順次読みつづけており・・といっても実際はそれ以降の作品の内容については特別に印象に残った話もなく・・。
ただし今回は、フランク・ベルソンの妻の誘拐という主題のなかで、『キャッツキル・・』当時
のスペンサーとスーザンの心情などについてもさらっと触れていて・・よし、やっと俺もお前さんを少し好きになれるか・・と。
あの時のスペンサーの寡黙な行動を読み進み、その行間から溢れる『痛み』に何度涙を流した事か・・。
又、あんた達の中略付きのS○○にも付き合ってやろうかと・・。ファ○キン・フロイト的な講釈にも目をつむってスペンサーのシニカルなコメントと勇姿を愉しもうかと・・。
「グラヴィトロンに乗っていた若い女が下りてきてトライセップマシンの方へ歩いて行った。ベンチプレスのそばを通る時、重量を見てこっそり私を見た。重量と私をちらっと見ただけだが、それで充分だった。彼女が私のものになったのが判っていた」
と軽口をのたまうスペンサーは、マチズモを崇拝する(ように見える?ように見せかける?)いけ好かない男としても、ある意味最高の男なのだ。実に潔し。
次回は、出版年は前後してしまうが『ペイパードール』。所謂フーダニットが主体になった、シンプルかつ伝統的な主題を
モチーフとしたミステリーとして評価されている作品らしいので・・遅れ馳せながら。
・・・・・「誰がロジャー・アクロイドを殺そうとかまうものか」・・・
ロバート・ジョンソンのコンプリートレコーディングスを又久々に・・。
はっきり言ってこれは確かに鬼門だ。これを聞くと他の音楽を聴く気がしなくなってしまうのですわ。
(注)
【鬼門】き-もん
・何事をするにも忌み避けるべき、艮ウシトラ (=東北) の方角。
・陰陽道で、鬼が出入りすると考えた方向。・裏鬼門。
・その人にとって好ましくない相手・物事・場所。苦手ニガテ。
大変好ましいものは、大変好ましくないものに成り得るのです。
あ・・その『まんじゅう怖い』っていうのと同じ・・ですか?
これは、ある意味・・私の中でのサーフィンとゴルフ&テニス。美空ひばり&ビリーホリディと同等を成すもんなのでございます。
特にサーフィンは、ちょっと・・大変久しぶりに行ったら終わりだ。のめり込んでしまうはずなのだ。素晴らしいはずなのだ・。
グわーっと、もうへぼへぼに疲れても、大海と闘わざるを得ないのだ。闘いながら遊んでやるのだ。いや遊ばれてるのか。こんちくしょうめ。
観客も傍観者も居ない。自分vs海。へこたれて手を休めたら静かに静かに奥へ奥へつれて行かれてしまうのだ。それが、是か非かを決めるのは決して他人ではない。
自分と海だ。そこには何者も介在しない。だから、闘うのだ。闘いながら愛するのだ。愛しながら闘うのだ。闘いながら感謝するのだ。
そして彼らは孤高のファイターでありそして究極のプレーヤーになるのだ。
だから、そんな話しをしながら再三再四・・サーファー○井から「先輩。もう、暖かいからスーツも要らないので身軽に・・ね。行きましょうよ。で・・今週どうっすか?あ、じゃあ来週は?」と駅前のかっぱで焼酎を飲みながら誘われつづけている時、いやいや自分の仕事ももっともっとダイナミックで対マクロ感覚で多いに奔放にプレイ出来る可能性を秘めるとても魅力的なものなんだぞ・・と説明するのに今は若干骨が折れてしまうし、腹に力がこもらない・・のはいたしかた有るまい。もう少し、やってみてからだ、海へ行くのは。
ちなみに、どこから見ても名無しのプロレスラー又はそのトレーナーはたまた今は無き中野ヘルスの常連さん・・にしか見えない○井は、私が最近テレビやCMに出ない事にどうしても納得がいかず、しかもその事について常に悔しがってもいる。
でも・・しかし、ちくしょう!行きたいぞ。
今日は昼過ぎから、府中病院へ親父の運転手件付き添い。
本日は外来扱いの診察なので、一般の受付を終えて待合室に親父を座らせ、ふとその隣に座っている人を見るとどこかで見覚えのある方。
A4のコピー用紙の束を読みながら、なにやらぶつぶつと口ずさんでらっしゃるその方をよく見ると、何となんと!中村方隆さんではないか!
呼吸器科・・そうか、2年ほど前に呼吸器を患い入院していたと聞き及んでいたが、まだ通院はされているご様子だ。そうか府中病院だったのか。
奇遇だ~。
静かな待合室で、ともすれば深刻な病状の方々もいらっしゃるところで突然の出会いを大声を上げて喜びあうわけにも行かず、とりあえず親父の採血の順番待ちと氏の会計待ちのタイミングを見計らっての会見となった。
現在は、観客参加型のホテル内での公演『ミステリーナイト』http://www.epin.co.jp/mysterynight/top.htmlの稽古中だとの事。
チケットは全公演完売らしい。ま、俺は行かないと思うけどね・・。で、ぶつぶつと・・セリフを憶えてらっしゃったんですね。
せりふを覚えている最中の役者は、時と場所によって結構まぬけに見える・・のもいたしかた有るまい。
ためらいながらも病状等を伺えば、既に悪い個所は切り取り、今は月一回程度の通院で、仕事には全く差し支えないし本来辞めなければ行けないタバコも医者には内緒で吸っているし、
大好きなお酒は毎日欠かさずにやっていると、相変わらずの御茶目ぶり。
昨年11月の私の芝居の時に電話で声だけはお聞きしていたのだが、お会いするのは昨年の8月以来。
お元気そうで何よりです。お家も近所ですし、芝居落ち着いたら是非呑みましょう・・というようなご挨拶をして。時と場所をわきまえて小さな声で御暇。
↓待合室にあった血圧計で。↓

7月は、観劇予定が3件。
前出の
reset-N(スズナリ)
椿組(新宿花園神社)
月ともぐら(シアターグリーン)
なんだか、マイナスイオンが沢山噴出しているようで・・良く眠り、良く食べて、順調に体重も元にもどりつつある・・今日この頃。です。
ちなみに、これ私の書斎 今回お見せできるのはあとはこんなもんで・・。いたしかたあるまい。

で、今日も煙草は辞められない・・。いたしかたあるまい。(?)いや!いたしかた、ある!
では!
公演終了

無事千秋楽を迎えました。

今回は心も身体も『痛い痛い』芝居でした。
千秋楽のラスト近くで原田君が、皆の痛み・・を血を流して体現してくれました。
原田よ、本当にありがとう!
それにしても・・いやいや・・6ステージは実に短い!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
K・J・a・ウィシュア著『23階段の闇』。フィル・バスカセーラの活躍に胸を躍らせ一気に行きたいところだったが、稽古途中ゆえ途中下車していた。さて気分一新で・・読みなおすか。
次はエリック・ライト『ロージー・ドーンの誘拐』。マックス・アラン・コリンズ『リンドバーグデッドライン』
さて、朝風呂だ。歯医者だ。親父の病院だ。
それとジョン・ウェイン『リオ・ロボ』鑑賞だ。HDRだ。綺麗だ。で、なんたって監督ハワード・ホークスだ。骨太だ。ま、でも晩年の作品だから・・切れが甘いのはいたし方あるまいが・・。
あ、それと今日は照明の溝上がきゅうりをもぎに来る約束なのだが・・。
おーし! まだまだ今日もやすみだ~!天気もそこそこだ。嬉しいぞ、俺!
ご来場の皆様・・まことにありがとうございました!
ご無沙汰してしまいましたが・・今日はこんなところで。
では~!
////////////NEWS//////////
6月29日『ビリー・ザ・キッド21歳の生涯』(特別版)
NHK/BSにて午後3時~放送です!
私自身の関連記事あり
Runtime: 115 min (2005 DVD Special Edition) ・多分このバージョンです。
皆様是非!
本当は→/ 122 min (1988 restored version) が本当は最高なのですが・・。ご辛抱を。
で、ちなみにこれは見なくていいです→/ 106 min (Cut theatrical version)