肝臓自愛デー
今週の火曜日に吉祥寺のl『美舟』で飲んだ。
カンガルーの“刺身”とまではいかなくても“から揚げ”でいいから食いたかったんだがムラが却下。ふだんはあまり物事にこだわりを感じさせない男なんだがなぜかこの“カンガルーを食う”事だけは頑なに難色を示し続けた。
しかたがないので焼き鳥で我慢した。あれで結構神経質なのよね。顔に似合わず・・。
私としては・・豚が食えてカンガルーが食えない・・という事がどうも納得できないし
それは、とりもなおさず鯉が食えて金魚が食えないって事に対するのと同等に・・私自身を含むすべての人間に内包する傲慢と欺瞞をなんとしても吐露させ且つ又壊滅させたかった訳なのだが・・。(いやそんな大げさな・・うそです・・)
自家製のラッキョウが大変旨かったのでよしとしましょう。
二階で宴会だか合コンだかをかましてた若者逹が大変賑やかで、まあそれは良いのだがトイレ付近での彼らの傍若無人さが目にあまり・・ふと自分の手を見るとちょうど焼き鳥の串を手にしていたのでそれでもって特にやかましい小僧の目ン玉をくりぬこうとしたところをムラに後ろから羽交い絞めにされて大事に至らず良かった良かった(うそです・・)
最近私は他人を敬う気持ちを持たぬ20代の傲慢な男性逹に対して非常に厳しく対応してしまう事がある・・。
それはともかく一階のカウンターはとても静かでゆっくりといい話が出来ました。
“とりあえずビール”に始まっていいちこの900mlの“ボトル一本”を空にした後“締めのビール”でいい心地で帰宅いたしました。
本日午前中、先日うちに来てくれた近所に住む叔母のうちへお礼も兼ねてご挨拶に行った。
そのついでといっては何だが、向こう隣に住む幼馴染みの兄弟が経営する木下板金工業に顔出しすると先客あり。
このお宅は行くと常に誰かが訪問している。私たちが子供の頃からなぜかこのお宅には常に人が集まってくるようになっている。
今日のその先客はミっちゃんと言って私の先輩にあたる人なんだが彼は某芸能事務所専属のスタイリストをやっていて、今日はコマーシャルのスチールの撮影で◇◇△○ってタレントが一度だけ履いた黒革のブーツを持ってきていてここの弟のほうに言い値で譲る交渉をしている最中であった。とてもシンプルなデザインだが流行の先端をいくような風情があるその他の靴を僕も履いてみたりしたのだが生憎サイズがちょっと小さかった。よかった・・散財を免れました。
東野圭吾『白夜行』堪能。最近私も日本の作家の本の“読み方”が少しずつ習得出来てきたようです。要は・・“リアル”な会話を期待するのではなくあくまでもエンターテイメントとしての“セリフ”として作中の会話を捉え、物語優先を最重要事項として読めば良いのだ・・ということに気づきました次第。楽しめてます。
変速球で篠田節子・・『女たちのジハード』。自分でもこういうジャンルの小説を読むのはちょっと“想定外”なるも・・いやいや大変楽しみました。当然パトリシア・ハイスミスのような作風は期待しておりませんので・・。
現在『容疑者Xの献身』中盤。・・・実はちょっと飽きてきたところ・・。で馬場啓一氏の白州次郎の半生・・というか白州氏のその“プリンシプル”という事を大切にした生き方みたいなものを書いた本に興味が移っているところなんですが・・はい、まずはこの東野作品・・最後まで読んでからです。
でもって次回こそはそろそろ海外物に行きたいところなんです。が、次は・・え~香納諒一って方の『ただ去るが如く』を新入荷して興味津々だし・・。
多分ボストン・テラン新作かいっその事、ガルシア・マルケスの『族長の秋』の再読へ飛んでいくか、かの『カラマーゾフの兄弟』の光文社の新訳版か・・。
で、今日もまた吉祥寺にて午後6時から“飲み”の誘い・・なるも肝臓と相談して欠席に決定しました。で『パットン大戦車軍団』
を観てジョージ・C・スコットのだみ声と悪たれに辟易しつつ『口は災いの元』って・・自分にも当然“耳の痛い”警句を思い浮かべながら食事して、更新おば。
それにしても・・音楽のジェリー・ゴールドスミスの素晴らしさよ!・・ですね。
来週の金曜日は多分、井の頭公園で『花見』になる予定です。

近所の野火止用水沿いの風景です。『紫菜の花』っていうらしいです。
彼岸入り
寒い寒いお墓参りでした。

↑お寺の境内で・・私の妻と娘と息子(因みに身長6フィート)です。
父の、初彼岸なので・・今日はうちに叔父や叔母たちがにぎやかにやって来ました。
そんな訳で『オオグシカレー堂』には行かれなかった。“サクラ”になれずすまんなサワ。
なんといってもトリだ
昨日、国立大劇場
で催された『華寿記念藤間掬穂舞踊会』へ行ってきた。
私には普段あまり縁のない日本舞踊の舞踊会でしかもなんたって国立劇場。めったに行く機会はありませんがそんな稀有な機会を持たせてくれたのが大谷亮介氏でした。
氏は長年藤間流の日本舞踊を習っており今回は会主である藤間掬穂師匠の相手役で“藤間掬之助”として、3月16日の『トリ』で「神田祭」を踊る・・ということであった。
何度も言ってしまうが、なんたって国立大劇場でトリだ。これはやっぱり凄いことなんではないの?
谷やん・・若干緊張してました模様。いやいや無理もあるまい。又言うが・・なんたって国立大劇場だ。しかも舞踊だ、で・・とりだ。しかも花道から登場だ!
終演後、楽屋廊下で。・・・・う~ん実に味わい深い楽屋でした。しかもデカイ!・・お疲れサマでした。

自由劇場の5期の先輩逹とも大変久しぶりに会えて嬉しかった。
向かって左から・・竹原氏、佐藤康治君、真ん中のでかい人は谷やんの弟で現在『壱組印』の製作担当である大谷薫平氏、私、そして20数年ぶりの森口氏

東京壱組の追っかけであった伊藤氏や大貫さん逹とも大変久しぶりにお会いできた。
赤坂見附の居酒屋で昔話に花を咲かせ。今度は又近々に竹原氏に音頭を取っていただき是非国分寺か国立あたりでゆっくりやりましょうということでとりあえず終電で帰宅した。
それにしても金曜日の終電/中央線下り・・・これが最大のネックですね。
谷やん、招待ありがとうございました!
『ロンググッドバイ』読了。
私の書庫には『長いお別れ』76年の二刷版と89年の三十八刷版の二冊がともにセロテープで補強してもなおぼろぼろの状態で置いてあり、もう既に何度読んでいるか検討がつかないほど読み返している訳だけど・・今回の新訳・・村上氏のこの作品を愛する気持ちが伝わってくるようで又違った感慨をもって心地良い読了感に浸ることができた。感謝です。
で、今回面白かったのはあのバーニー・オールズの存在がテリー・レノックスより格段に大きく私の印象に残った・・という事です。
これが今回ちょと不思議な驚きでした。これは一体なんなのか・・もう少し時間をかけて私自身の内部を検証してみたいと思ってます。
現在、東野圭吾氏『白夜行』。今回もまた新しい作風を堪能中。800頁を越す長編だが、やはりページをめくる手を止め難い。
で、これの“あとがき”で又例によってあの○○○ってノワール系の作家が又一発ぶってるんだが、またもチャンドラーに対して
船戸与一氏がハメット至上との思い切なるが故にチャンドラーをくさしたり、又あの豊崎なんとかっていう書評家の姉ちゃんがハードボイルド小説(こういう“何々小説”っていうくくりがそもそもおかしいのだけれど・・)ついて冷笑的に勝手放題しゃべくるのはまあ放っておくとしても(但し船戸氏のコメントについては“やむなし!”)・・彼の場合はなんだかとても
この人は常に何かに向かって吼えていないと不安なのではなかろうか?と思ってしまう。
ついでに言えば“ノワール”“のわーる”と連呼して騒ぎすぎる。
ご自身でノワールの傑作を書いておられるんだからことさら吼え続けることもあるまいに・・。
東野作品に対する賞賛の気持ちが多大なるが為の論法なのは分かるのだが・・
ご自分の畑で寡黙にもっともっと豊穣な収穫を求めて頂きたいものでございます。今後も益々のご活躍をなさり秀逸な作品を世に輩出し続けていただきたくご期待申し上げます。
次回は妻が強力に推薦する篠田節子氏の『絹の変容』を現在物色中。多分、今日明日中に入手するはずです。
『レイモンド・チャンドラーの世界』バー・ヴィクターズの加藤さんご紹介の『聖域』は既に入手済み。
今年は日本の作家に注目し続ける年になりそうです。
・・・・レイモンド・チャンドラー及び『ロンググッドバイ』関連ネタはこの辺にしときます・・・・・・・・
なんか、又サブイ!っす!風邪に気をつけましょう。
なんといっても長いお別れ
地上波で放送していた『スウィングガールズ』を観た。大爆笑の連続でした。いやいや大変面白かったです。
はっきり言ってほぼ漫画。でも高校生役の女優さん逹がみんなとてもおおらかでちょっとぎこちない感じの演技が凄く初々しくて・・山形弁がなんとも言えずユーモラスな雰囲気で大変よかったです。楽器の演奏も含めて・・文字通りビギナー逹が頑張ってるって感じが好感度を高めておりましたね。やはり白眉は女子高生逹たちの演奏場面で、これがホントたいしたもんでした。
6月に公開される『ジアーズ』の主演女優さんが出ているのでどの子か探しながら見ていたが・・エレキベース担当のパンク系のとてもかわいい子だった・・エンドタイトルで判明しました。
ラストで演奏する『シングシングシング』は私にとっても思い出深い演奏なので拍手喝采でした。
私も・・ジーン・クルーパのドラミングのスタイルを一生懸命にパクっていた事もありました。
このところやっと大ブレークの熱は少々収まった感のあるコヒさんも出ていたので楽しみに観た。この映画では主演の子の父親役でほんの2シーンぐらの出演だったけど、相変わらず・・旨いね~やっぱり。あの枝豆(いや、山形だから“だだちゃまめ”か)の食い方・・。ああいうちょっととぼけた超自然体の演技は昔から絶品だ。爆笑です。
少なくとも彼の出演しているどの作品を見ても僕はまずは何故か大爆笑してしまうのです・・。
で、あの“本当に嬉しそ~”に演技するのは間違いなく串田さん(・・面白い記事を発見しましたので・・)譲りですね。
二年程前に故・城戸光子さんの葬儀の席で会った時は、相変わらずあの独特なにこやかな顔で・・ちょっとこの場をもう少し考えれば?と言いたくなるほど僕との再会を本当に嬉しそうに心から喜んでくれて数年間のブランクは一瞬のうちに吹き飛んでしまいましたが・・。
自由劇場の面子と会うと本当に見事になんの形式的な挨拶もなくストンと当時の間柄に戻ってしまえるのがやはり嬉しいです。
で・・今日は城戸光子作『森を抜けて』紹介させてください
そういえば今晩NHK・BS2で緒方拳・串田和美両氏の『ゴドーを待ちながら』放送する。
劇場では見逃していたままで・・やっと観られる。大変楽しみです。
『ジアーズ』と言えば・・先週のはじめに大変久しぶりに百瀬君からメールがあり・・先日中村拓監督宅で一足先に『ジアーズ』本編を見たとの事でその感想を述べてあり、板さんほんとにありがとうとの事。どうやら私はほんの数分間のみの出演であるが“多分”いい仕事をした模様。こういう声がけが本当に一番嬉しい。
ポール・マッカートニーのライブDVD『バック・イン・ザ・U.S.―ライヴ2002』
鑑賞

森博嗣氏『すべてがFになる』に続いて山田正紀氏の『仮面』の後、折原一氏の『失踪者』・・すべて超堪能。いずれの方も私には初めての作家の方々。最近読書がやけにハイスピード化してますが・・いやいやいずれも素晴らしい手腕です。なんというか『読者』に果敢に挑んでいるっていう感じがとても新鮮で・・特に森氏の独特の世界とその倫理観のようなものには目新しいというよりも何か宗教的なようなものもすら感じられて、ちょっと麻薬的な面白さ。
犀川&萌枝コンビのシリーズは全作読んでみようと思ってます。又本格推理にハマりそうな気配です。
そして今は何と言っても村上春樹氏の新訳レイモンド・チャンドラー『ロンググッドバイ』。
今回も“あとがき”を先に読んだが、やはり氏は今回も又とても能弁にそして熱く語ってくれており・・そしてヘミングウェイとチャンドラーの類似性(というよりもヘミングウェイの手法をチャンドラーが継承している・・と言うべきか)とそしてフィッツジェラルドの影響
・・という部分とこの作品に常に漂っているイギリスの匂い。そしてアメリカ事象文献としての側面・・そして何よりも『グレートギャッツビー』と『ロンググッドバイ』に共通するテーマ性(というかチャンドラー自身の本作品に対するmotivateについて、というべきか)・・といったものに関してのサジェスチョンは全く見事でした。
今まで色々な識者やマニアの方のいろいろな意見や見解の読み物等があってそれはそれなりに色々と楽しませていただいたと同時に色々と学ばせて頂いたわけだけど、こういうふうにとても率直に理解しやすい言葉で語っていただくと私としては全くもって見事にパチン!と自分の膝のひとつやふたつを叩いてしまうしかないし又声を上げて『村上さん!本当にありがとう!』と言いたくなってしまう。
清水俊二氏訳独特の持ち味・・狭義口調のようなものとか、時代を感じさせてくれるちょっと古臭い言い回しや当時のスラング的な言い回しなどなど・・は真摯に継承しつつ、とても繊細な心使いで大切に大切に翻訳していただいている感じがして私としては大喝采です。
現在、読書は中盤過ぎ・・マーロウがグリーン部長刑事に自慢げにハーラン・ポッター邸を訪れたことを電話で告げたあたり。
・・・・・スウィングしなけりゃ意味ないべさぁ!・・・・・
いわゆる肖像権ってやつ?
昨年6月の下北沢 劇・小劇場での『アイノキセキ』が演劇動画番組でオンエアになりました。
まあ当然ですが芝居はあくまで生(ライブ)でご覧になって頂くためにこしらえたものですからこうやってカメラでもって捉えられた映像になってしまうと・・実際に出演している人間としてはちょっと複雑ですが、よろしかったらご覧になってくださいませ。
ノーカットで放送していただいておりまして・・誠にありがとうございます。CMが多いです。
OSはWindows 2000/XP/Vistaで対応します。但し98・MeとMacintoshには対応してないそうです。
昨年秋に思い切ってかなり短く剪定した”梅ノ木”に花が咲きました。梅の実は今年は無理でしょうが・・それにしても草木のパワーというのは本当に凄い。父との“梅の実落し”はもうできないが・・。


昨夜食べた頂き物の“抹茶わらび餅”が大変美味でした。『こはぎや本舗 茶茶茶房』 根津神社の裏門近くにあるんだそうです。
根津近辺・・そもそも文京区辺りって・・あまり行く機会がないんだけど。
今年は桜の頃にでも、根津神社あたりぶらりと行ってみたいな・・などと思っております。
で、この方のブログに「珉珉」の記事が載っていて・・あの餃子が無性に食べたくなりました。やはり私は阪神淡路大震災前の神戸で食べたあの餃子が思い出深く・・東京では確か八重洲地下街のはずれの方にあったような記憶があったが・・何と中野にもあったのだ。
八重洲地下街といえば『東京ブギ』という店のオムライスがこれがお勧めなのです。

東京駅のはずれのはずれのもろ端っこのトイレのすぐ脇にある小さな入り口を入るとそれこそ30年代の雰囲気。
夜がメインでいわゆる“立ち飲み屋”の風情なんですがこのランチ、旨いっす!お勧めです。
『ロンググッドバイ』待機のつもりで読んでいた『グレートギャッツビー』
以前の訳(確か野崎 孝氏の訳だったか?)では読んでいたのだが・・今回こんなに面白い本だったんだという事に改めて気づく。もちろんこちら側の“読む時期”ってのもありますから・・以前はまだきっとその時期ではなかったんでしょうけれど・・。
それにしてもこんなにも“読む楽しさ”を味わえる完成度の高い凄い作品だったんですね。
訳者あとがきで村上氏がやはりこの作品の翻訳に関してはかなりの思い入れがあるということで何時になく能弁になっており大変興味深く読ませていただき又勉強になりました。
その中で作品発表当時の文学界ではこのフィッツジェラルドと双璧を成していたヘミングウェイについてちょっと触れた部分があったが、村上氏のフィッツジェラルド崇拝度があまりに高い為にヘミングウェイについてはちょっと辛い口調になっていて私としてはちょっとムッとしたが、
彼のその“思い入れ”が体温で伝わってきたしノーベル文学賞まで取ろうかという氏のあのなんというか独特の“達観”といか“クールさ”みたいなものが今回の“あとがき”には全く感じられなくてなんかちょっとムキになってもいるようなところがあって興味深かった。
エリック・クラプトンのロバート・ジョンソン崇拝は有名だが、学生当時の彼が初めてロバート・ジョンソを聴いて以来“もう他のミュージシャンの音楽はまったく聴く気がしなくなり又“ロバートを知らないなどと言う奴がいるとムキになってそれ以来そいつとは全く口を利かなかった”というような話があり、そして彼などは『Me & Mr jhonson』っていうアルバムをとうとう作ってしまったわけですね。これもある意味ムキになった結果ですか?
偉大なる両氏と私を比べるのはもちろん僭越でありますが・・私なども・・色々と・・ムキにならんと・・いかんな・と・・・。
山田宗樹氏の『直線の死角』読了。松本清張賞をとった作品で、時代性もあり又ミステリィとしての謎解き的要素も加味したエンターテイメントとしてしっかりした構成になっていてまあ
犯人の人物造形が若干ステロタイプかな?という部分は置いておいて充分に楽しめました。堪能です。
このごろは日本の作家にも食指を動かしつつあり現在森博嗣氏の『すべてがFになる』中盤にさしかかり。十分堪能中です。
本日、武蔵村山市に昨年末オープンした『ダイヤモンドシティ』へ買い物に行ってきた。
シティ内にある本屋さんで綿矢りささんのサイン会をやっていた。
ほんの少し遠巻きめから本人の写真撮ろうとしたら係員が急いで飛んできてカメラの前に手を掲げられ止められた。いつからそんな不自由になったわけよ?いいんじゃん?写真ぐらい・・。
ワーナーマイカルシネマ前で・・。やっぱ奴らデカイわ・・。

何故荒れる哉・・・
まさにアカデミー賞のこの時期、
毎年のように過去の名作をオンエアーしていただいてまことにありがたい次第です。
去年の作品賞
『クラッシュ』は実にいい映画でした。まだ観ていない方はぜひ。いままで観る機会をはずしていた『ライアンの娘』を観た。
デビッド・リーン・・の自然と人間との絶妙な織り成しを表現するあのカメラワークに舌を巻く。
やはり巨匠とはこういう方を言うのだろう。
特に、嵐の夜の海岸のシーンなどは筆舌に尽くしがたいものがある。
よくぞ撮ったりです。現代ではすぐに、CGを使ってしまうんでしょうが・・。
スタッフも役者もそれこそ命がけでの撮影だったでしょう。全く素晴らしい映画です。

ロバート・ミッチャムはタフガイともナイスガイとも悪人とも全く違う“善人”に徹した儲け役だがやはり例の調子でおっとりと何を考えているか分からない顔で演じておりタイトルロールを演じるサラ・マイルズとは対照的で面白かった。公開当時は軍人クリストファー・ジョーンズがジェームス・ディーンの再来か・・などと言われたがその後はどうしたんでしょうか?
ジョン・ミルズがアカデミー賞助演男優賞をとったんですね。
まあなんというか“くさい”というかイギリスの舞台俳優はあういう演技はお手のものなのだろうけど・・。いかにもシェイクスピアを舞台上で演じる道化・・のような演技が少々鼻につくけどいやいや・・まさに頑張っているという感じで結構でやした。
で、やはり何と言ってもトレバー・ハワードの存在感に拍手です。
今年のアカデミー賞はやっとのことでスコセッシが念願を果たしたようでよかったです。
でも、僕はあのディ○プリオ青年がどうしても駄目で彼が出演するようになってからの一連のスコセッシ映画は全部途中で降りちゃってるのです。
そういえば会場のアナウンスで、『ディパーテッド』は“日本の映画”である『インファナルアフェア』のリメイクであると言っていて当然それは何かの勘違いであろうと会場の人々も視聴者も皆思っていたと思うけど結局そのアナウンスについて訂正するコメントはなかった。
僕としてはあの『キャッチ22』のアラン・アーキン氏が助演男優賞を取ったのがうれしかった。
フォレスト・ウィティカーの主演男優賞は、まあこの人は作品に恵まれればいつかは何かを・・と思っていたけど・・主演男優賞とは。で、まさに昨日シーズン5が始まったテレビシリーズ『ザ・シールド』に今シーズンから出演しているのだ。HDR録画済み・・楽しみです。
ジャック・パランスが昨年亡くなったのは知っていましたが、ジャック・ウォーデンも亡くなったんですね。あとグレン・フォードも・・。『12人の怒れる男』『暴力教室』・・嗚呼。
去年の司会は確かビリー・クリスタルだったと思うが、今回の司会の女優(コメディエンヌ?)がクリント・イーストウッドと自分とのツーショットをスピルバーグに撮らせたり、同じく客席に座っている最前列の今を時めく女優連の足元に掃除機をかけてそのおみ足を持ち上げさしたりしてもうやりたい放題失礼で。傍若無人で大変面白かった。あとで検索してみたら彼女は本国ではレギュラー番組を持つかなり有名な人物らしい。ちなみに彼女は自身の同性愛をカミングアウトした方だとか・・。
日本のスタジオでは主役コメンテイターとしてキムタクがど真ん中に座って女性アナを小ばかにしたり進行役のジョン・カビラを困らせるようなしょうもないコメントをしていてちょっと“企画倒れ”感が否めなかった。
今の日本人が好きな“冷笑的”なギャグや他者を嘲け笑って自分を維持する方法論はこの世紀のイベントと対比して見ると・・なんだかとても矮小に見えた。
エン二オ・モリコーネが特別功労賞(でしたっけ?)をとった場面が印象的でした。彼は根っからのイタリア人で英語は話せないのでしょうか?イタリア語でスピーチしておりました。で、とっさにプレゼンターのクリント・イーストウッドが機転を利かせて通訳していてそれが又イーストウッドの紳士ぶりを象徴していて凄く良かった。モリコーネが妻に向かって高々とオスカー像を掲げる姿が、優れた芸術家に皆共通するあの“幼児性”を体現していてなんとも言えず
感動的だった。
(後記・前回の司会は深夜番組のホストであるジョン・スチュワート氏で2005年がクリス・ロックでクリスタルはその前の2004年でした。訂正です。)

いよいよ3月8日がもうすぐです。他でもないあのチャンドラーの名作で僭越ながら付け足させて貰えば・・私の“オールタイムベスト”である『長いお別れ』すなわち『ロング・グッドバイ』の村上春樹氏の新訳が発売になる日でございます。清水俊二訳のあの硬質な文章がどういう変化をしているのか・・やはりとりあえず発売当日にその手に取ってみないことには・・。
こちらとリンクしている『レイモンド・チャンドラーの世界』の加藤氏によれば、一人称は『私』であるとの事で(バー・ヴィクターズ参照させていただきました)ひとまず安心。
現在はやはり氏の新訳であるスコット・フィッツジェラルドの『グレートギャッツビー』をぼちぼちと読んで待機です。実に楽しみです。
先週末、舞台監督の間氏の『闘病&リハビリお疲れ様及び広島で頑張れ会はたまたそんでもって早期復帰を願う会』(違った?)・・を某荻窪駅前の居酒屋で催し私も参加。
購入したてのデジタルカメラ持参で参加。中央の青いシャツが間氏。けっこうブレた写真多かったがせっかく撮ったので。帰宅間際私自身がちょっと“荒れた”・・。反省して・・おり・・ます。す・・。

国内物再考哉。
今週の月曜日、朝一番でN氏すなわちKILLBILL3からお待ちかねのプレゼントが届いた。
秘蔵の映画DVDとCDがどっさり30枚程。
さっそく『ヒストリーオブバイオレンス』観た。
2本目に観た『ブロークバックマウンテン』は・・序盤のテントの中のメイクラブシーンで・・申し訳ないが下車させていただきました。
次は香港映画観ず嫌いの私に彼が強力に推薦し続けてくれている『インファナルアフェア』。楽しみです。
息子用にと貰ったCD『my chemical romance』に私がハマってます。
同じくCDビートルズの『LOVE』・・これは今回真っ先に氏に頼んだCDなんだが・・ちょと複雑な気分で聴いた。賛否両論あるも・・強烈なビートルズfunであるうちの上の娘などはこのアルバムに関してはとりあえず外面上は無視している模様也。(Nさんへ感謝しつつ実はこっそり持ち出して聴いてるかも・・)
他に新しいところで『エネミーライン』とか最新CD『007カジノロワイヤル』や『父親逹の星条旗』のサントラや古いところではJ・ランディスのあの『ケンタッキーフライドムービー』等々。まだまだ楽しみは尽きません・・ありがとうKB3!!
山田宗樹著『嫌われ松子の一生』読了。以前からそのなんとも心憎い題名が気になっておりましたが・・。
そのちょっと嫌らしいくらいに旨い語り口に“読まされた”といった感じでもある。ネタばれになるが・・既に亡くなっている松子がその自分の半生を語る・・その手法も悲しくて、そしてそれが生命の実相を啓蒙してくれているようでもあり・・。
“何故だ?”“どうしてだ?”“おいおいちょっと待てよ~そっち行くなよ~”等々と思わず心の中で口ずさみ、グレック・ルッカ以降久々に時間を忘れた一気読みの幸福感を堪能いたしました。
その、ある意味悲壮な悲劇的な内容とは裏腹にその根底にある“人間肯定”の雰囲気が読後に爽快感さえ感じさせてくれて、良いものを読ませてもらったという感じです。
それとやはり思うのは人間は他人の不幸がやっぱり絶対的に大好きなのだな・・と。これはもう人間の業なのだな・・と。いたし方ありますまい。
最近は映画にもなっていて、主演の女優さんは“この役をやるために自分は女優になった気がする”とまでコメントしているそうで。
今でも、実際に千住旭町や上野松が谷や竜泉あたりの安アパートにこの松子のような女性がけっこう存在しているような気がしてしまいますね。
不思議な魅力の本でした。皆さん是非どうぞ。
東京マラソン2007。
2/18日あいにくの雨でしたが、出走者約30,000人のスタートの場面は圧巻だった。
関係ボランティアが10,000人との事。うちの坊主にも学校関係から声がかかり、当日は10キロ地点での車椅子ランナーのゴール者の誘導担当との事でその10,000人の中の一人に。
当日は早朝より起き出して気合を入れて望んだようだがあいにくの雨でもあり
そしてやはり私の予想どおり関係者たちの段取りの悪さ故、極寒中さんざんな目にあったらしく帰宅したそうそうに38度の熱を出しておりました。そうやって泥水を舐めていっちょまえになっていくのだ。由!
本日やっと吉村昭氏の『戦艦武蔵』をブックオフにて発見。この方のこの本だけはなかなか出回っておらずしかも程度の良いものが見つからずにいたのだが・・やっと手に入りました。由由。
でもその前にフォークナー『響きと怒り』序盤に入っておりまして。。既に舌を巻いております由。
娘がかれこれもう10年以上飼い続けているハムスター。先日昇天した先代ハムを最後に自身の成人式という良いタイミングでもあり彼女もハム卒業かと思われましたが・・また購入してまいりやした新人ハム侯です・・ちっこいです。何代目になるんでしょうか・・パパさんはあんまり好きじゃないんですけどね・・そのペットっちゅうのが・・。で、名前は・・あ まだ聞いてないや。ま、いいか。

勘違い懺悔考察・・。
やっとこさPC買い替えた。恥かしながら・・95の機種を98にバージョンアップしたでっかいIBMを使い続けて約8年強。よく使い込みました。最近ではアナログの例のでっかいディスプレイ君は接続不良でつきが悪く、ディスプレイ本体の上や側面を手でぼこぼこぶっ叩いてその振動で接触がよくなってからようやく画面が写るといった体で・・・。
大体の人は私の使っているOSを聞いた時点で吹き出してましたから・・。
で、新しいPCはまさにこの時期ではありますが・・VISTAではありません。XPです。はい。
チャンネルNECOで『レディジョーカー』観た。
俳優陣がみな一様に小声。何故だろうとそればかり考えながら観ていた。それでも今を時めく渋い俳優逹(邦画界では豪華な顔ぶれ・・というのだろう)
の気負いのない演技で静かにラストまで観させてくれたが、どうもいまいち話が見えないままであった。
結局あのレディはどういう子だったのか?まったく何の繋がりがないように見えた犯人逹は
実はどういう繋がりだったのか?えーっと・・全員・・その・・何らからの形で差別されている人達・・・か?
いまひとつ、こちらに投げかけられていない物がある感じがした。
それと、吉川○司氏のあの刑事はなんでいつもあんなに競馬場でぶらぶらしてられるのか?刑事ってあんなに暇じゃないだろ?
彼のあの妙な投げやり感だとか彼に対する警察の対応や上司の自殺等々・・なんか変だった、どう考えても。そういう・・嘘(というか未消化な部分)があると、自分などはその辺に引っかかってしまってもう駄目なのですわ。
でやはり致命的に困ったのはあの人は警察官にはどうしても見えない・・。残念。
それと、なんか意味不明に“ただ無意味に暗くて声が小さい”だけの菅野○穂さんはいろいろな意味でやっぱり何か“勘違い”している。
ま、役者の演技はともかくとしても・・原作を読でいればそれぞれの人物設定やその行動原理みたいなものが噛み砕いて例によってねっちりとがっぷりと書いてあるから当然理解できるんだろうけど・・でも、原作をよまなきゃあ・・じゃあちょっと違うでしょ?
映画化は難しいとされている題材にあえて取り組んだその姿勢等々が評価された映画らしいし確かに荘厳な雰囲気を持った仕上りにはなっていて、よくわからないけど色々な人物の思いが重なっているようで・・それとさすが渡哲也さんの静かな演技は素晴らしく・・良い映画を観た・・というラストにはなっていたようだが・・とにかく色々な要素が旨くサマライズされていなかった、かな。
映画館へチケット代を支払って観にいってはいない“決済外”の無責任な観客としての意見ですが・・。どうかひとつ良しなに・・。
それでも、私の知り合いの役者逹が脇でたくさん出ていて、そういう意味では大変嬉しかったし役者として喚起されるものもあった。
上席から現場刑事逹を叱責する警察のキャリア組の役で出ていた影山さんは相変わらずピンの役は回ってこないようで老境の粋にまだ少し早いけれど・・頑張っておられるようで何よりです。でも、もう少し良い役をやっていただきたい。
彼とはその昔、あの『赤プリ』で苦楽を共にさせていただいたものでした。
健三も出ていたし、窪園さんも・・。ちょい・・でね。
合田刑事とコンビを組んでいた光石氏は、それこそもう20年も前に舞台一本だけ一緒したことがあった。
その当時は彼はすでに『博多っ子純情』で映画の主役を経験済みで、その頃所属していた事務所の関連で自由劇場の博品館公演に客演していてそこで私と一緒になった訳だけど、彼のその舞台の人間とはちょっと違う“芝居”に対してどこか超然と構えているっていうか、仕事としての演技をどこか舐めているっていう軽めの乗りが僕は好きで色々と辛らつなジョークを言い合って大笑いしたり、R&Bの大ファンであった彼の秘蔵版であるZ・Z・ヒルとかウィリアム・ベルといった日本では知名度の低い本格ブルース(ソウル)シンガーのLPを貸してもらったりした思い出がある。
それと、まだ『カクスコ』結成以前の岸さんや近藤さん逹も出ていたんだけど、すでに大御所の貫禄を誇っていた串田ワールドでは皆さんあまり満足のいく使い方をされなかったようで・・それとその当時の僕もまあよく言えばずいぶん“やんちゃ”で又悪く表現すれば“荒れて”いて、多分いろいろと『勘違い』をしていた時期でもあり、自他共にあの当時の思い出はあまり良い印象は残っていない気がする。
でその光石氏・・数年前にはテレンス・マリックの『シンレッドライン』ではもの凄い存在感を出していたし、そう最近ではもう日本映画には欠かせない重要なバイプレイヤーぶりで大変結構ですね。
もしかしたら、大杉連さんの次に多忙な映画俳優かも?
日本映画は今“バブル”らしいですね。大変結構です。
同じくチャンネルNECOで今月と来月勅使河原宏監督の特集を組んでいる。
とりあえず今回放送されるものはすべてHDD録画予約完了してあり一本目はあの『砂の女』だ。その昔、懐かしき池袋文芸座で観たときはそりゃあもうブチ飛んだ・・全く凄い映画ですね。
今は亡き岸田今日子さんのあの艶かしさよ・・。
現代では多分不可能に近いであろう・・こだわりのフィルム作りの為のスタッフと役者への要求・・。等々。
心して観なくては・・。
今晩は『フライトプラン』を予定。『LOST・Ⅱ』が全然追いつかない・・困った。
昨日は又3冊買ってしまった。吉田修一氏の
『パーククライフ』読み出し。昨夜・・某阿佐ヶ谷の店で

雪は何処か・・
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』DVD鑑賞
トミー・リー・ジョーンズの初監督作品・・映画の真骨頂である『省略の妙』は、それは観客を信頼していなければ当然なし得ない技であって、その映画の余韻は他でもないその『信頼』の上に成り立っているという事を如実に語ってくれておりました。剛直な西部男を淡々と演じていたトミーは間違い無くこれからも映画を撮るに違いない。
儲け役バリー・ペッパーの捨て身の演技はなまくらな若造には足元にも及ぶまい。
なんだかとても怖くて変な顔だけどこれから益々伸びていっていって欲しい役者ですね。
汚いところ狙って演技してますね・・いいですねェ。
そしてやはりドワイト・ヨーカムが大変良いのです。『スリング・ブレイド』のあの嫌な嫌なやつが又してもとてもダサくて憎めない嫌~な奴を好演しておりました。オフビートな芝居しますね、実に。なんかワキの下が匂ってくるような演技しますね・・良いですねェ。
この役者・・なんか如何にもイギリス人的な名前だし・・その地味さ加減・胡散臭さ加減も物凄くイギリス的だ・・。
うん。トミー・リー・ジョーンズにミロ役で決まり!(勝手に言わせて)
なんといってもラストが良かったです。『あんたは大丈夫か?』・・良いネエ。涙が溢れた。

アレサ・フランクリン・ベリーベスト60年代
アレサ・フランクリン・ベリー・ベスト70年代
聴いてます。
昨年、私がワンシーン出演した中村拓監督の映画『TheEARS』の上演が決まったようで、メールが届きましたので下記にまんま転用いたします。
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お待たせ致しました。
映画『TheEARS』プレミア上映が決まりました☆
2007年6月30日(土)
新宿明治安田生命ホールにて
<インディーズムービー・フェスティバル・プレ・サミット2007 in東京>
そして『TheEARS』公式ホームページできました
http://wevco.com/the-ears/
まだまだボリューム加えていきますのでお楽しみに!
なお、皆さんの中でご自身のホームページやブログをお持ちの方がいらっしゃいました
ら、ぜひ『TheEARS』公式ホームページにLINKしてください。
さらに、ザ・メディアジョン『タウン情報YAMAGUCHI』1月号にて
映画『TheEARS』の特集記事が掲載されました。
今後も多数雑誌に掲載される予定でおります。
今後の予定、上映会の詳細などはホームページをご覧下さい。
http://wevco.com/the-ears/
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ちょっとまだ先の話になりますが、皆様乞う期待。
中村監督はもちろん、中村組常連の若手俳優達や制作関係者の面々の
“まあ・・俺達はそこそこクールにファッショナブルにいくけどさ、まだまだ世の中捨てたもんじゃないんじゃないの?”っていうちょっと生意気なトっぽさと“映画への熱い思い”“表現することへの情熱”が常にビンビンに感じられて、関係者諸兄と接する度に背筋が伸びる思いがするのでございます。
ようやく、ロバート・アルドリッチ監督
『特攻大作戦』DVD購入強面で骨太なあの凄いダズン(12人)との再会だ・・。
芸能に上手といはるる人は、馬鹿風なり。
車を変えた。
VWゴルフ。中古だが走行距離がなんと7000km。”買い”でした。先週の水曜に納車。快適。
いままで乗っていたトヨタファンカーゴは購入時の父のそのねらいどおり燃費は抜群に良いし、車内も広く適度に快適だったのだが、やはり1300ccのエンジンでは力不足が否めなく、
信号等での発進の時など、馬力が弱いため後続車に苛立たしそうに後にぴったりくっつかれたり
・・又これはこの車の外観からくるおっとりとしたイメージからか・・制限速度である40kmあたりでとことこ走っていても、後続のなんだかやけに強気なドライバーが車間距離を詰めてきてあおってきたりする事が多く、その度毎に路肩に車を止めてそのドライバーに自己紹介をしたくなってしまう事も少なくなかった。
そんなこともあり又今年の2月に車検でもあったのでこの際思いきって買い換えた。
2000ccのエンジンはやはり快適な走りを具現し又足回りも全く“へたり”がなく。ドイツ車独特の骨太な安定感がグッド。
父の広範囲の付き合いに後押しされて、下取り価格はとても良い条件で。
又この車の方の価格もこれまた破格・・といって良いくらいの“掘り出し物”であった。
で、この車を発見してから交渉に入るまでの時間がもう数分遅かったら、今ごろはこの車は他人の手に渡っていたであろう(私の前後に都合2人の人物が交渉を希望しており、一方の人などは提示価格より高値でも可なので是非にとの申し出もあったと聞いた)という経緯もあり
・・この“絶妙”は常にラッキーマンであった父の向こうからの“念波”に間違いあるまい。
昨日、ブックオフでの散策中、ハードカバー海外作家コーナーで不思議な本を発見した。
2000年に出版された『誕生日辞典』ゲイリー・ゴールドシュナイダー/ユースト・エルファース・・角川書店。
心理学・歴史学・占星術・タロット・数術学を駆使して、一年365日全ての誕生日について各々見開き2ページづつ費やしてそれぞれの誕生日に生まれた人間の性格やどういった人生を歩んでいる人物が多いかとか今後生きていく上でのアドバイスや健康に留意すべきところやその人に最適な瞑想の言葉・・そしてその日に生まれた著名人たちが全て掲載されている全800頁を越える重厚な本。
当然だが私もまっさきに自分の誕生日のページを開き『おーそおかぁ・・メリル・ストリ-プと同じ誕生日なのか~。ビリー・ワイルダーも。あ何!あの伝説のギャング、ジョン・デリンジャーも同じか・・』
と・・そしてどうやら私は『人生にロマンや冒険を求め』『愛を称えるロマンチスト』であるらしい。
で“短所”は『だまされやすい。現実離れしている。人をあやつりたがる』であるらしい
・・等などに大きく頷きながら立ち読みし、では又今度来た時にでもまだあったら買ってみようかと本棚に戻そうとしたところ・・
20代前半の女性二人がその本棚のあたりでなにやら騒がしく或る本を探している風情。
『黄色い背表紙で』『分厚くて』『誕生日なんたら・・と書いてあって』『え?何何?ついさっきまであったのに・・売れちゃったのかしら?』・・で
『あ~やだ~!あ~残念残念~』『え~どうしようう~もう~もう~!』との事。どうやら自分の持っているこの本ではなかろうか?そうだこの本だ。
私は野に咲くゆりが自分の球根を餓え乾く旅人に差し出すごとくその本を彼女達に譲ろうかとも考えたが、実際に私がしたことは出来るだけ何気なくその本を娘達から見えない方の脇の下にはさみ『あそうだ!・・文庫も文庫も・・見て見て・・え~と』等という小芝居をしながらレジに向かった次第也。
今回は、車の時と同じく“ほんの数分の絶妙”ではなく“ほんの数秒の絶妙”だったかも・・。とうさん、ありがとう。
でちなみに、この本の各誕生日の欄の最期の“瞑想の言葉”にはそれぞれ薀蓄のある言葉が書かれていて各々それこそ座右の銘としたいような名言が多く、私も家に帰ってゆっくりと自分の誕生日のその“瞑想の言葉”を読んでみたら
『この世でだめなら、来世で』・・・ですと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『若き日に立身して御用に立つは、のうじなきものなり。
発明の生まれにつきても、器量熟せず、人も請け取らぬなり。
五十ばかりより、そろそろ仕上げたるがよきなり。その内は諸人の目に立身遅くと思ふ程なるが、のうじあるなり。
又身上崩しても、志ある者は私曲の事にてこれなき故、早く直るなり。』
(葉隠聞書 第一 145頁)
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一昨日は、この2月に退院して故郷でリハビリ生活に入る間氏の見舞いにやっとやっと行って来た。
見た目はちょっとこざっぱりしていくらか細くなったようだが、もう何も問題がないように見えたし、本人の口からも今後は完全に楽観できないまでもそう悲観する状況でもない・・というようなことが聞けたので大変嬉しかった。
なので、そこそこ安心した私は早速“そんなことよりお前は酒は飲んでるのか?そして今後も飲めるのか?”と質問し同席していた野水さんに失笑されてしまった。
大変久しぶりに会ったので皆とももっとゆっくりと話をしたかったところだが、実はその日の朝、横田基地近辺で自動車関係の仕事を営む叔父から急遽連絡が入ってしまい、基地のBX関係の人にお願いした買い物を本日夕方まで取りに来いとの事であったので、主役の間氏や当日待ち合わせた野水さん原田君達との会話もそこそこで御暇した。
高村薫著の『李歐』・・なんとも言えない未体験なストーリ展開とその雰囲気に引き込まれそうになりながら、その独特なスローテンポというかその人物の行動とその動機付けみたいな事の書きこみ過ぎによるノッキングというか
・・私が日本の作家の本をあまり読めないのはその辺りなんだが・・
但し今回はいったい何処に向かっていくのやら・・それがこの作家の計算なのかどうなのか解らないまま懸命に読んでみたのだが、結局途中でそれが解らなくても、もうどうでも良くなってしまうぐらい丁寧に書きこんで戴いてあって・・そうするともう読むのが面独くさいというか、楽しくなくなってきて結局途中下車してしまった。
私は常に“面倒くさく”なるといとも簡単に“降りる”。
その辺に関しては私とはちょっと違う妻は・・実直というか粘り強いというか物事に妙に律儀な性格を発揮して頑張って長尺『照柿』に挑戦中の模様。ご苦労さん。
で私はジム・トンプソン『失われた男』へ移行。御大、やっぱりなんとも実に絶対的に変だがやっぱりなんだかとっても魅力的だ。
やはり私はこの辺に戻ると安心するし又わくわくして・・思わず頬を緩ませて読んでしまいますな。
次回はがらりと趣向変わってお待ちかねの『アンジェラの灰』か、ジェイムス・ディッキーの『白の海へ』。これはあのジョン・ブアマンの映画『脱出』の原作者の本なのでちょっと楽しみ・・を予定。