にほんごのおべんきょう | 北京妄想王国

にほんごのおべんきょう

今日もワタクシのナショナリズムは熱いぞ~っ!


 

ふらりと立ち寄った本屋で見つけた一冊。


にほんご

新世紀 日本語教程

 

中国の大学で、第二外国語に

日本語を選択している人用のテキストのようだ。

 

 

外国人が日本語を勉強する場合、

どのような学び方をするのか?

以前から少し興味があった。

 

国語の授業で文法を学ぶというけれど、

すでに話せる状態からスタートする授業は

「日本語を学ぶ」とはちょっと違う。

日本語教師や学生が身近にいない限り

「ゼロから日本語を学ぶ」方法を知ることは少ない。

 

客観的に日本語をみつめるいいチャンスだっ!

早速見てみる。



第一課 発音

 

 あ い  う  え お   ア  イ ウ  エ オ

 安 以 宇 衣 於   阿  伊 宇 江 於


最初はやっぱり平仮名カタカナ、そして発音。

漢字には馴染みがあってもカナは知らない。

簡単な文字だと思うけれど、書き順まで丁寧に説明あり。

なんだか幼稚園の頃を思い出す・・。


清音、長音、濁音、促音・・・(どの行のことかわかるかな?)

と続く。


なるほどな~と思ったのが、


にほんごアクセント

アクセントの説明

 

 

カナなんてそのまま読みゃ~いいだろ、

と思うけれど、中国人にはそうはいかない。


中国語の一番やっかいなモノ。

ワタクシをいつも苦しめているモノ


四声

 

をわたる・をわたる・をわたる


同じ発音でもアクセント・音の高低によって意味が違う単語は

日本語にもたくさんある。

が、中国語は漢字ひとつひとつに

全て決まった音の高低(四声)があり、

うまく発音しても四声を間違えると、違う単語になり、

全然意味が通じなくなってしまう。


極端な話、

 

「あなたはとても聡明で美しい」

と言うつもりが

「じいさんは今年も満開だ」

(あくまでも例え)

 

と訳分からない、意味不明の文章になりうる危険があるのだ。

もしかしたら文にすらならないかもしれない。


だから

アクセントが多少違っても意味が通じる、

という感覚が分かりづらいんだろうな。


というわけで、日本語にもきっちりアクセントをつけている。

アクセントなんて関東と関西で違ったりするし、

あまり神経質にならなくてもいいのに~

と、思ったりする。


 

課が進み、本文・会話が、登場。

動詞や、助動詞、形容詞、などの各品詞、

そしてその活用と、だんだん難しくなってくる。

 

 

おもしろい本文発見。


 

第十六課

 

【本文】

 

外国人が日本で生活を始めるとき、

気をつけなければならないことがいろいろあります。

たとえば、日本では交通規則を守らなければなりません。

また、日本人は音に敏感です。ドアは静かに閉めましょう。

また、公共の場で大声で話すのは避けた方がいいでしょう。

電車にのると「携帯電話はご遠慮ください」という放送が聞こえます。

プライバシーも大切です。他人に「給料はいくらですか?」と

聞いてはいけません。

・・・・以下略

 

・・・つっこみどころ満載!!

 

 

しかし・・やばい。

先日帰国した折、思い切り赤信号で横断歩道を渡ってた~!!

「車少ないのになんでみんな渡んないの~?」とか思いながらっ。


(日本では)交通規則を守らねば!