宇宙山羊の地球(娯楽文化)調査日誌 -8ページ目

ギャップ

思えば、本当に

悶えるような、13週間であった。




ワタシを悶えさせたのは、

アニメ「夏のあらし」である。




この作品が単体で放送されて

いたのであれば、ワタシは、これほど

悶える13週間を過ごすことは

なかったことだけは確かである。




そう。




「ハヤテのごとく」と

同時期に放送されてしまったことが、

ワタシにとって、悲劇なのか、

喜劇だったか、あるいは、

なんといっていいのか、は、

まぁ、さておいて、悶える原因を

作ったのである。







はるか昔、ワレワレの同胞の

調査官が発見した定理がある。




「「「ある女性声優の男の子役の、

演技を聴いたあとに、

女の子キャラの演技を

きくと、妙に、きく。




まるで、すきっ腹に

度数の高いアルコールを

いれるように。」」」




この定理には、適切に

地球の言葉に置き換える

定まった名前がないのであるが、

まぁ、それは、さておいて、

それで、悶えるハメとなったのだ。







さらに、その元凶となった、ある人物の

歌う「夏のあらし」のED曲が、

また現代から、ちょっと

ズレた、ギャップがあるような

背景のもとでEDが流れる、

という、二重のギャップ。




さらには、主人公と、ヒロインの

生まれた時代が、ずれている

という、三重のギャップ。




加えて、そのED曲の、

プロモーション映像の、

ずれっぷり、という4重のギャップ。




ひさびさに、原作を読んでみたい

と思った作品で、地球に

降り立ち、既刊コミックが

出ている分を全て完読。




既刊分コミックが、ちょうど、

悶えるような、いい

エピソードが完了したところで、

ワタシは、とどめを刺されてしまった。






どうでもいい話だが、

(この報告書自身が、地球人の

傍受者にとっては、本当に

どうでもいいものだろうが、)

ワレワレの調査隊が、

つい最近行った、地球のアニメ、

今クールベストカットは???という

娯楽アンケートでは、

メイド姿のA崎Hーマイ●ニーのほうが、

いいという意見が圧倒的に多数だったが、

ワタシから、いわせれば、

そんなのは坊や達の、思春期の一時の

勘違いにすぎない、と。




ともあれ、これからは、

間違いなく、「夏のあらし」は、

チェックしていきたいところである。

暑いではなく、熱い曲

謎の磁場嵐で、

今週、1週間は、この

地球から、なぞの磁場嵐のため、

通信網が、断続的に途絶え、

その復旧のため、

各所の機材の取り換え、

さらには、ソフトウェアのインストール、

さらには新しいソフトの開発に、

娯楽調査部隊は、

駆り出されてしまった。




しかし、どんなときでも、娯楽は、

やめるわけにはいかない、

そんな猛者で構成される

調査部隊の若者達が、

徹夜で作業をするのに、

エンドレスで聞いていた曲がある。




そう、春から放映されている

バスカッシュなるアニメの

OPテーマ「nO limiT」である。




この作品なのだが、

当初、若い隊員もそうだが、

主人公のあまりにも、

単純とも思える性格造形に、

「隊長、これは、もう見なくていい

んじゃないでしょうか?」だとか、

「ちょっと、あまりにも、なにも

考えてない主人公ですよね?」

だとか、

「いったい、これは、なにを

伝えたい作品なのでしょうか?

深夜わざわざ起きてライブで

みるべき作品というのは、ちょっと・・・」

と、おおよそ、良いなど、とは

いえない評判が続いていた。


事実、地球でも「打ち切りなんじゃない?」

という噂も一時流れたし、そんな

ような演出をされた回もあったのである。




が、この曲と、主人公。




非常に、クセものだった。






聞けば聞くほど、

そして、口ずさめば口ずさむほど・・・




「沁みる」なにか、が含まれている、と

隊員たちの顔色がかわっていったのである。





そして、ようやく、

ワレワレは、気づいたのである。



久々に、「アニソン」の魂に

触れている音楽だ、と。




この作品の、単純で、

愚直な主人公の行動や、性格を

観察したとき、ふと思いだすのは、

一昔前、そう「萌え」とか、

そういった言葉が、まだ

地球に蔓延っておらず、

ひそかに大きなお友達が、

ほそぼそと、作品を楽しんでいた

そんな時代の香りすら、思いだす。




複雑で、リアルな葛藤を

どこかに記述するアニメが昨今、

多い気がしてならない。




そうでなければ、やたらと

心理描写が多い作品か、あるいは

ウケ一辺倒な「萌え」系だとかの、

「「「よく売れる」」」タイプの作品が、

アニメ化されるかされないかを問わず、

万延している気がする。




ひさびさに、この作品の

「単純」だけども、「すなおさ」が

視える主人公に、ああ、こんな

幼稚で、馬鹿な奴(キャラ)でも、

ヒトの心に訴えかけるものがあるのだ、と、

そんなふうにも感じるのであるが、

かかる、「単純」で、子細工のない、

主人公の態度が、そう、

さきほどの、「nO limiT」と、

となり合わせて見るときに、

果たして、「限界」を超えていく人とは、

はたして、どんな人物なのか、と

いうことを、あらためて深く、

考えてしまうのである。





実は、春番組には、もうひとつ、

この作品と同じく、熱い「夏」をテーマにした、

バスカッシュの主人公と同じくらい

「馬鹿」な、すがすがしい少年を

主人公にした作品がある。




(その作品については、

また後日、語ることにする。)




しかし、「nO limiT」、イイ・・・。




そして、小細工や、知識に頼らない、

あの真っ直ぐな主人公もヨイ。




最近の、地球、とりわけ、

この日本の大人(ろうじん)達の、

苦しい言い訳がましいセリフのような

生き方や、あきらめきった子供たちを

どこでも、よく見ているから、

なおさら、栄える栄える。




「美しい花を咲かせるには・・・」という

セリフが、バスッカシュで、

大原さやか女史のセリフであった

記憶があるが、美しくない星に、

美しい花(さくひん)が咲くと、

その花の美しさが本当に際立つ、と

感じた今日このごろである。

この地球(ほし)の・・・

刑務所は、どうかしている。




この記事 、によると、かの某帝国の

刑務所の囚人は、ゲーム機が

使える(らしいのである)。




ワレワレが主に調査している

この島国(にほん)の刑務所が

はたしてどのようなものかは、

娯楽とは若干ずれるので、

まだ調査していないのであるが、

あの島国と同じくゲーム機が

つかえる、とは思いがたい。




なにか「教育矯正(きょうせい)」の

ためになるのならば、わかるのだが。




もしや、出所後、ゲーム会社にでも

就職させるためなのだろうか?




ひょっとすると、刑務所内で、

IT系の教育が

行われているのだろうか???




ところで。




この島国で、かつて花札を

作っていた京都の某会社が

ファミ●ンなるものを発明したのが、

この星の、大衆家庭用電子遊戯機器の

現代版産業革命だったといえる。

その後、SF、SS、PS戦争が勃発したのは、

まだまだワレワレの記憶には

新しいが、最近は、どうにも

ハードウェアに関する戦争は、

下火になり、ゲームハードウェア国際連盟が

あたかも「ある」かのごとき状況である。




これは、おそらく異なる

ハードウェア間でも、ゲーム・

ソフトウェアを移植することが、

技術上、比較的に容易に

なってきたこと、住み分けが

進んできたことが要因として

あげられるのだが、ソフトウェアが、

若干、平板なものとなり、

かつてのN社のFコンで発売された

(でろでろ・・・♪、と、やたら

セーブが消えやすかった)

D○3がごとき

大ヒットする作品が

着実に減りつつあるのも

また事実である。




今の、家庭用ゲーム機、

あるいは、そのソフトウェア業界は、

よくいえば、成熟したともいえるが、

別の見方をするならば、

今までのゲームの枠から、

抜け出せずに、もがいている

状態とも、ワレワレの目には見える。




(続く)