暑いではなく、熱い曲
謎の磁場嵐で、
今週、1週間は、この
地球から、なぞの磁場嵐のため、
通信網が、断続的に途絶え、
その復旧のため、
各所の機材の取り換え、
さらには、ソフトウェアのインストール、
さらには新しいソフトの開発に、
娯楽調査部隊は、
駆り出されてしまった。
しかし、どんなときでも、娯楽は、
やめるわけにはいかない、
そんな猛者で構成される
調査部隊の若者達が、
徹夜で作業をするのに、
エンドレスで聞いていた曲がある。
そう、春から放映されている
バスカッシュなるアニメの
OPテーマ「nO limiT」である。
この作品なのだが、
当初、若い隊員もそうだが、
主人公のあまりにも、
単純とも思える性格造形に、
「隊長、これは、もう見なくていい
んじゃないでしょうか?」だとか、
「ちょっと、あまりにも、なにも
考えてない主人公ですよね?」
だとか、
「いったい、これは、なにを
伝えたい作品なのでしょうか?
深夜わざわざ起きてライブで
みるべき作品というのは、ちょっと・・・」
と、おおよそ、良いなど、とは
いえない評判が続いていた。
事実、地球でも「打ち切りなんじゃない?」
という噂も一時流れたし、そんな
ような演出をされた回もあったのである。
が、この曲と、主人公。
非常に、クセものだった。
聞けば聞くほど、
そして、口ずさめば口ずさむほど・・・
「沁みる」なにか、が含まれている、と
隊員たちの顔色がかわっていったのである。
そして、ようやく、
ワレワレは、気づいたのである。
久々に、「アニソン」の魂に
触れている音楽だ、と。
この作品の、単純で、
愚直な主人公の行動や、性格を
観察したとき、ふと思いだすのは、
一昔前、そう「萌え」とか、
そういった言葉が、まだ
地球に蔓延っておらず、
ひそかに大きなお友達が、
ほそぼそと、作品を楽しんでいた
そんな時代の香りすら、思いだす。
複雑で、リアルな葛藤を
どこかに記述するアニメが昨今、
多い気がしてならない。
そうでなければ、やたらと
心理描写が多い作品か、あるいは
ウケ一辺倒な「萌え」系だとかの、
「「「よく売れる」」」タイプの作品が、
アニメ化されるかされないかを問わず、
万延している気がする。
ひさびさに、この作品の
「単純」だけども、「すなおさ」が
視える主人公に、ああ、こんな
幼稚で、馬鹿な奴(キャラ)でも、
ヒトの心に訴えかけるものがあるのだ、と、
そんなふうにも感じるのであるが、
かかる、「単純」で、子細工のない、
主人公の態度が、そう、
さきほどの、「nO limiT」と、
となり合わせて見るときに、
果たして、「限界」を超えていく人とは、
はたして、どんな人物なのか、と
いうことを、あらためて深く、
考えてしまうのである。
実は、春番組には、もうひとつ、
この作品と同じく、熱い「夏」をテーマにした、
バスカッシュの主人公と同じくらい
「馬鹿」な、すがすがしい少年を
主人公にした作品がある。
(その作品については、
また後日、語ることにする。)
しかし、「nO limiT」、イイ・・・。
そして、小細工や、知識に頼らない、
あの真っ直ぐな主人公もヨイ。
最近の、地球、とりわけ、
この日本の大人(ろうじん)達の、
苦しい言い訳がましいセリフのような
生き方や、あきらめきった子供たちを
どこでも、よく見ているから、
なおさら、栄える栄える。
「美しい花を咲かせるには・・・」という
セリフが、バスッカシュで、
大原さやか女史のセリフであった
記憶があるが、美しくない星に、
美しい花(さくひん)が咲くと、
その花の美しさが本当に際立つ、と
感じた今日このごろである。