元宇宙工学者が語る「心の宇宙」工学by CoCoRo和ぁるど -29ページ目

科学の進歩、意識の進歩

昨日のブログでは、
アインシュタインの言葉を引用しました。

問題を解決するためには、
意識が変わらなければならないということでした。

さらに考えてみました。



世界は、ここ十数年で大きく変化しました。
科学技術の進歩は、目覚ましいものがあります。

たった15年前、
 携帯電話を使っている人は、会社関係ぐらいでした。
たった10年前、
 インターネットがはやり始めました。
たった5年前、
 ブログしている人なんて、ほとんどいません。
たった3年前、
 スカイプやツイッターを使っている人は、ほとんどいません。

ボタン一つで、世界とつながります。
外国語だって、すぐにコンピュータが翻訳してくれます。

今では、生活の一部のようになっているものは、
こうやってみてみると、とても新しい技術なのです。



テレビで、
新規開店で長蛇の列に並んだ若者が答えていました。
「列に並ぶのが楽しいんです」

行列の様子や、店の雰囲気をビデオで友人に送り、
メール交換をしていました。

「離れた友達と、いっしょに並んでいるみたいなんです」と。

科学技術のおかげで
こんなに世界が狭くなったのに、


意識は変わったのでしょうか?


戦争、対立、差別、自殺、賄賂、自然破壊、地球温暖化など、
人類はまだまだ問題でいっぱいです。



「アインシュタインとフロイトの往復書簡」という
有名な話があります。

アインシュタインは人間の心についてフロイトに質問します。
「憎悪と破壊という心の病に冒されないようにすることはできるのか?」

フロイトの答えはこうです。
「人間から攻撃的な性質を取り除くなど、できそうにもない!

…しかし、今の私たちにもこう言うことは許されていると思うのです。
 文化の発展を促せば、戦争の終焉 に向けて歩みだすことができる!」



明らかに
文化の発展や科学技術の進歩は、
途方もないスピードで進んでいます。
生活が劇的に変わっているのは事実です。

これから、意識の進歩が始まる番です。
フロイトが言うように、
戦争の終焉へと向かっていくのでしょう。

科学技術の発展に引っ張られて、
全人類の意識革命が始まっている。
…私には、そんな感じがするのです。

先ほどの若者がそうだったように、
世界の一体感が、
徐々に浸透しているのは事実です。(オーヤ)

逆境突破の第四の鍵

逆境は別名、「試練」とも言えます。

逆境の中では、

何が試されているのでしょうか?
何を練らなければならないのでしょうか?



アインシュタインは言います。

「問題を生み出したのと
同じレベルの意識では、
その問題を解決することは不可能」

私たちは、
この逆境・試練を通して、
意識を高めることができるのです。

自分自身が試されているのではありません。
自分の意識が試されているのです。

たとえて言うならば、
ダイヤモンドの原石が、
試練を通して磨かれ、
それをひとつひとつ乗り越えるに従って、
輝きが増していきます。



少々解説を加えると、
試練の中では
枠組み、イメージ、条件付けが
壊れていきます。

それらは、
自分自身の輝きを遮る殻なのです。

小さいときから、
殻をたくさん付けてきました。
思いこみ、信念、信条、
イデオロギー、自己イメージなど……。

意識とは、本来の自分です。
しかし、その意識が、殻に覆われてしまっています。

逆境、試練とは、
この殻に気づくチャンスなのです。

逆に、
逆境、試練がなければ、
自分の殻に気づくことは、なかなか難しいです。



今回の逆境の中で、
私自身、たくさんの殻に気づきました。
自分の信念、自己イメージ、思いこみがたくさんありました。

「すべての人から受け入れられたい」
「かわいそうに思われたい」
「完璧主義者」
「臆病者」
……などなど

それに気づき、受け入れると、
人生が楽になりました。(オーヤ)

逆境突破の第三の鍵

逆境は、嫌なものです。
自分の期待どおりには行きません。

苦しみがやってきますし、葛藤もあります。
生きることの意味も見失います。

私たちは、
こんな逆境を無くしてしまいたいと思います。
「逆境無しで生きたい」と思います。

しかし、
逆境無しの人生はあり得るでしょうか?

答えは「ノー」です。
逆境の大小はありますが、誰もが逆境を体験するのが人生です。

逆境と順境は、
自然のスイングなのです。


自然界を見れば、分かります。

上げ潮があれば、かならず下げ潮があります。
下げ潮があれば、かならず上げ潮があります。

誕生があれば、かならず死があります。
死があれば、かならず誕生があります。

昼があれば、かならず夜があります。
夜があれば、かならず昼があります。

人生もこれと同じです。
逆境と順境は、振り子と同じです。



私の経験でもそうです。
今から一五年前、引きこもりになりました。
何日も、無断で仕事を休み、悶々としていました。

そんな中で、何とか人生を前に踏み出さなければいけないと思い、
インドに旅立ったのです。

この一人旅で、
たくさんの出会いがあり、
たくさんの奇跡がありました。
そして、こころのリセットができました。

その縁を通じて、
スピリチュアルな世界での活動が始まったのです。

逆境の後には、かならず順境がやってきます。
「朝の来ない夜はありません」

数ヶ月前、再び逆境がやってきました。

今回もまた、
たくさんの気づきがあり、
たくさんの助けをいただきました。
「救いの神」を感じています。



今、逆境を体験されている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
自暴自棄になる必要はありません。

必ず朝はやってきます。(オーヤ)

逆境突破の第二の鍵

逆境のとき、あなたはどんな反応をしますか?

あなたがどんな反応をするかで
その逆境がプラスになるか、マイナスになるかが決まります。

逆境に耐えかねて、暴力に出たり、
あるいは自殺してしまう人もいます。

それとは逆に
逆境をバネにして、時代を築くような成功者もいます。

私たちの反応は、
大きく分けるとこんな感じです。

1,非難、責める、何かのせいにする
  (不満や怒りをぶつける)
2,疑問を発して、分析する
  (「誰が悪いのか?」「誰の責任なのか?」)
3,その問題から逃げる
(無視、無関心、逃避)
4,紛らわし……
(お酒、パチンコ、アダルトビデオ)

実際それで、問題解決できるでしょうか?
人生が前進するでしょうか?

もちろん「NO」です。



ここで、
「非難したり、責めたり」することのマイナスについて、
少し考えてみたいと思います。

非難や責めたりすることが悪いと
言いたいのではありません。

道徳をお伝えするつもりはありません。

お伝えしたいのは、
「非難や責めることは、あなたにとって大きな損だ」
ということです。

なぜなら、
解決策を相手に預けてしまっています。

つまり、

 相手が変わらなければ、自分は幸せになれない。
 状況が変わらなければ、前進できない。

などと、自分の主導権を放棄しているのです。
それは、運命を他人に預けてしまっているのと同じです。

野口英世の言葉です。

「絶望のどん底にいると想像し、
 泣き言をいって絶望しているのは、
 自分の成功を妨げ、
 そのうえ、心の平安を乱すばかりだ」



批判モードになって、
葛藤し始めたとき、
ぜひ思い出してくださいね。(オーヤ)

逆境突破の第一の鍵

昨日、半年ぶりのセミナー開催でした。
タイトルは「逆境へのアプローチ」。

お越し頂いた方、お手伝い頂いた方、
宣伝して頂いた方には、
心から感謝いたします。

さて、時代を築いた先人たちは皆、
逆境を乗り越えて、
偉大な事業を成し遂げています。

マハトマ・ガンジーも、
キング牧師も、
ネルソン・マンデラも、
ダライラマ14世も、

皆、自分の命をかけて、
国や民族や人々の権利、自由を獲得しました。

死をも恐れず、
ビジョンの実現のために、一途に働き続けました。

彼らの目指した方向性は、とても明確です。

外国の支配から独立すること、
黒人やチベット人の平等な権利など……。
そして、国の自立、民族の自立を目指しました。

確実にいえることは、

逆境の中では、
自分の意図やビジョンに対して、
明確である必要がある
ということです。

なぜか?

多くの場合、逆境の中では、
批判や混乱の中で、
自分の意図が見えなくなってしまいます。

特に、
他人のせい、社会のせい、国のせい……と、
責任転嫁しているかぎり
前進できません。

そればかりか、
自分の意図や夢が、その非難や責任転嫁の中で
かすんでしまいます。

数週間前のことです。
ある幼稚園の園長さんにお会いしました。

その方は、仕事のパートナーとの折り合いが悪く、
不満がたまっていました。

私との話し合いの中で、
本来の夢を思い出しました。

そして、パートナーへの不平不満を、心の中で続ける中で、
自分の本当の夢、希望を失っていた
とおっしゃっいました。

本当は、
子供たちが元気に育つこと、笑顔一杯になることを
心から願って、保育園を始めたのです。

不平不満の中で、その本心を見失っていたのです。

しかし、逆境は、ある意味、チャンスです。
自分のビジョンや夢を、もう一度、再確認する場であり、
自分の人生を問い直す場なのです。

そして、自分の意志が明確になれば、
乗り越えるエネルギーも沸き上がります。



オーヤのひとこと 「明確さが、逆境突破の第一の鍵!」

逆境が来たとき、ぜひ思い出してくださいね(オーヤ)