科学の進歩、意識の進歩
昨日のブログでは、
アインシュタインの言葉を引用しました。
問題を解決するためには、
意識が変わらなければならないということでした。
さらに考えてみました。
世界は、ここ十数年で大きく変化しました。
科学技術の進歩は、目覚ましいものがあります。
たった15年前、
携帯電話を使っている人は、会社関係ぐらいでした。
たった10年前、
インターネットがはやり始めました。
たった5年前、
ブログしている人なんて、ほとんどいません。
たった3年前、
スカイプやツイッターを使っている人は、ほとんどいません。
ボタン一つで、世界とつながります。
外国語だって、すぐにコンピュータが翻訳してくれます。
今では、生活の一部のようになっているものは、
こうやってみてみると、とても新しい技術なのです。
テレビで、
新規開店で長蛇の列に並んだ若者が答えていました。
「列に並ぶのが楽しいんです」
行列の様子や、店の雰囲気をビデオで友人に送り、
メール交換をしていました。
「離れた友達と、いっしょに並んでいるみたいなんです」と。
科学技術のおかげで
こんなに世界が狭くなったのに、
意識は変わったのでしょうか?
戦争、対立、差別、自殺、賄賂、自然破壊、地球温暖化など、
人類はまだまだ問題でいっぱいです。
「アインシュタインとフロイトの往復書簡」という
有名な話があります。
アインシュタインは人間の心についてフロイトに質問します。
「憎悪と破壊という心の病に冒されないようにすることはできるのか?」
フロイトの答えはこうです。
「人間から攻撃的な性質を取り除くなど、できそうにもない!
…しかし、今の私たちにもこう言うことは許されていると思うのです。
文化の発展を促せば、戦争の終焉 に向けて歩みだすことができる!」
明らかに
文化の発展や科学技術の進歩は、
途方もないスピードで進んでいます。
生活が劇的に変わっているのは事実です。
これから、意識の進歩が始まる番です。
フロイトが言うように、
戦争の終焉へと向かっていくのでしょう。
科学技術の発展に引っ張られて、
全人類の意識革命が始まっている。
…私には、そんな感じがするのです。
先ほどの若者がそうだったように、
世界の一体感が、
徐々に浸透しているのは事実です。(オーヤ)