こんばんは。
雫石雪乃です。
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本日は久しぶりの対面セッション。
もう何年も前からイベントに参加してくれたり、ブレスレットや感情解放CDを購入してくれたりしているモコちゃん（仮名）。
何度か実際に会ったり、LINEでやりとりなどはしているものの、彼女が私に何か相談することはなかったので、
「興味を持ってくれているということは何かしら悩んでいる事があるんだろうけれど、他人に相談するということはできない人なのだろう」
と思って、こちらから何かを尋ねることはなく、数年間の歳月を過ごしていました。
そんな彼女が満を辞していよいよ対面セッションのお申し込み。
「ついに腹を括ったのね！！」
と思い、いつものドトールで彼女が来るのを待ちました。
数分後、爽やかなワンピース姿で登場したモコちゃん。
「久しぶり〜！！」
と声をかけると、
「ブログ毎日読んでるし、インスタもチェックしてるから私としては全然久しぶりじゃないのよ〜！！」
と嬉しい言葉をかけてくれました✨
毎日読んでくれているなんてめちゃくちゃ嬉しい
一通りの世間話をし、いよいよ本題に入ると、その内容が
めちゃくちゃヘビー
簡単に言ってしまうと、ものすごい大金が絡むトラブルに見舞われ、それを機に仕事も上手くいかなくなり、いよいよ
「次にミスをしたらクビ！」
とクビ宣告まで受けてしまったというのです。
それを聞いた彼女はこの世の終わりのような絶望感を味わい、
「これはもうダメだ。人に面と向かって悩みを相談するなんて怖すぎるけれど、雪乃さんに相談しよう」
と思ってお申し込みをしてくれたのだそうです。
彼女曰く、それもこれも今までずっと「人が怖い」「嫌なことから逃げてしまう」ということを繰り返してきているのに、そこと真剣に向き合うことからすら逃げていたからもういい加減逃げられないようにこんなことが起きてしまったのだろうということでした。
どこからアプローチすればいいのか分からないほど、課題が山積み。
そこでまずは彼女の話をじっくりと聞いてみることにしました。
彼女が人を怖がるようになったのは3歳頃から。
最初はお母さんが怖いと思っていたけれど、それからお姉ちゃんも怖いと感じるようになり、別のセラピーを受けた時にこの人に対する恐怖はだいぶ和らいだはずなのに、今回またこんな事が起こってしまって、根本が治っていないのだろうということでした。
友人関係を聞いてみると、学年が上がるごとに前の学年の友達は切り、積極的に仲良くなろうとするのは転校生ばかり。なぜかといえば、転校生はまたすぐにいなくなるからずっと友達でいなくてもいい、そんな気持ちがあったそうです。
そのようにして長く付き合う友達を作ることなくずーっと過ごしてきたモコちゃん。
こういう場合、根本のところに
「自分がダメだから、すぐに嫌われるだろう。捨てられるだろう」
というような見捨てられ不安があって、この不安があると人間関係において
「捨てられる前に自分から捨ててしまおう（捨てられるのは辛いから）」
という行動を繰り返してしまいます。
モコちゃんのこれまでの人間関係はまさにこれ。
なのでまず最初はこの見捨てられ不安にアプローチすることにして、
「モコちゃんには”捨てられる”という不安がすごくあると思うのね・・・」
と伝えると、ハッとしたように
「雪乃さん！！私、2歳の時におじいちゃんのお墓に捨てられたんですよ。お母さんが”こんないうことを聞かない子はお墓に捨てる！！ご先祖さまのところに行ってしまえ〜！！ってお墓に捨てられたんです。それ以来、お母さんも怖いし、お化けも怖いし、とにかく全てのものが怖くなってしまったんです」
見捨てられ不安っていうか、
本当に捨てられてた
これだと彼女が冒頭で言っていた
「3歳ごろから人が怖い」
と話していたこととも合致します。
なので、この時の傷を癒すべく感情解放。
その不安感や怒りをじっくりと味わってみると
「背中から怒りがブワーッと湧いてきます。背中が燃えたぎるように熱いです」
というので、その熱さを燃え尽きるまでじっくりと味わってもらいました。
終わると、ポーッとしたように
「私、今まで背中がすごくただれたり、ニキビがたくさんできたりして大変だったんですよ。それって、こんなにも背中に怒りを溜め込んでたからなんだって今気づいて、すごくびっくりしています！！」
と放心状態になりながら教えてくれました。
「なるほど。なるほど。でね、終わったところ悪いんだけれど、見捨てられ不安を手放したら今度はモコちゃんの中から憎しみとか恨みとか（のエネルギー）が出てきたのね。無自覚だろうけど。だから教えて欲しいんだけど、今までの人生で一番、憎んだり、恨んだりした人は誰かな？」
そう尋ねると、
「それはやっぱり娘ですね。私のいうことを全然聞いてくれなくて、本当に育てるのが大変でいっつも怒っていました。怒って、怒って、怒りながら育てて、ある日ふと”もうこの子は私には育てられない。どこかに行ってしまえばいいのに”そう思ったんです。
そうしたら、その日から娘が穏やかになって、仲直りもできて、育てるのが楽になったんです。
娘がね、突然言ったんですよ。
”お母さん、切ないよ。私、そんなこと言われたら切ないよ」
って。それまでは私が怒れば、怒りで返してきてたんです。
でも、その日は娘が引いたんですよ。怒りで返すのではなく、自分は弱っているんだというのを教えてくれた。それでハッとしたんです」
そう言いながら目に涙をいっぱい溜めてハラハラと泣き始めたモコちゃん。
そのタイミングで
「では、今悲しみがたくさん体の中から湧いてきていると思うので、その悲しみをじっくりと味わって解放してみましょう」
そう告げると、静かにモコちゃんは感情解放を始めました。
インスタライブや感情解放CDで何度も感情解放に挑戦しているので、要領は分かっています。
ですから、下手に声はかけずに静かに彼女の中で起こることを手を握り締めながら見守っていました。
しばらくした頃、
「どうですか？」
と声をかけると、ゆっくりと目を開け
「？？？？こんなことってあるんですか？
私、ずっと良い人で通してきていた私を、娘が無茶苦茶することで、私の中からあらゆる怒りや憎しみを剥き出しにさせた娘が本当に憎くて、嫌で堪らなかったのに、
そういうのが全部なくなっちゃいました
え？そんなことある？
本当にそんな感情があったのってぐらい無くなったいました💦
今まで自分で何度も感情解放をしてきたのに、その解放のポイントがぴたりと当てはまるとこんなにも綺麗に無くなっちゃうんですね。びっくり！」
そう言って、彼女は驚きと不思議さを胸に
「すごく軽くなった〜」
と大喜びしながら帰って行きました。
よかったね、モコちゃん！
また会いにきてね✨
自分で行う感情解放
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