◆案外気づかないこと

こんばんは。

雫石雪乃です。

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昨日、何も考えずに書いた記事に思わぬ反響があって驚いております。

でも、よく考えたら悩みや心にずっしりと重いものを持ってやってくる人の中には

「子供の頃、お母さんが宗教にハマってしまって・・・」

とおっしゃる方は割と多くかったことを思い出しました（もちろん昨日のクライアントさんは宗教ではありませんが、似たような事例としてやめられなくなってしまったという意味で）

でも、私はそのことを聞いた時、それほど深く受け止めていなかったんです。

「ふんふん。なるほど。お母さんが宗教に」

ぐらいで。

当時は、それが家庭にどういう影響を及ぼすかまでちゃんと想像ができていませんでした。

だから、さらっと流してしまった。

本人にしたら、

「ええ！！そのことは私の中ですごく辛い思い出なので、もっとちゃんと聞いて欲しいのに！！」

と思っていたかもしれません。

それなのに、私はものすごーくさらっと流してしまっていました。

今考えると本当に申し訳ないことをしてしまったのだな、と思います。

同じような意味で、昨日セッションを受けれくれたYさんもさらっと流してしまっていたことがありました。

Yさんのご相談は、子供たちのことをとっても心配してしまうというご相談。

メールには息子さんの体調が心配でたまらないのに、自分がいくら言っても息子が病院に行ってくれないという切実な思いが淡々と書かれていました。

でも、セッションをして実際に話を聞いてみると、あまり息子さんとの仲が良いとは言えないご様子なのです。

「そばにいるとイライラするので、たまに会うぐらいがちょうどいいんです」

ん？心配とは真逆の発言

そう思いつつ、どんどん話を進めていくと要所、要所で

「ん？・・・・んんん？」

と思う発言が飛び出します。

「息子が就職活動をしていた頃なんですけど、私が何か言ったら息子が突然キレて足で蹴ってきたんです。私、何が起こったのか分からなくてびっくりしてしまって。いまだになんで蹴られたのか分からないんです」

「先日、何の話をしていたかは忘れたんですけど、娘と話をしていたら娘が突然ものすごく怒り出して、”わー、人の顔ってこんなに真っ赤になるんだ”って思うぐらい真っ赤になって怒っていました」

ここまで聞いてピンと来ました。

「Yさん。それっておそらくですけど、Yさんがお子さんたちの癇に障るような無神経なことを言っているのではないでしょうか？

Yさんは、お子さんたちがキレるたびに”なんてキレやすい子供達なんだろう。全くキレやすくてこまちゃうわ”と思って、子供達がキレることを子供たちのせいにしていたんだと思うんですよね。

でも、子供たちからしたら無神経なことを言って子供を傷つけても”私、悪くないもん”って言っている内省しない母親に見えると思うんですけど、どうでしょう？」

そこから、

「あ、あああ・・・・・そうですね