◆羨ましすぎて嫌いだった人達 | 裏庭のないしょ話

裏庭のないしょ話

心の中のこと

こんにちは。

雫石雪乃です。

 

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四角オレンジ初めての方はこちらからお読み下さい。

 

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ちょうど一月前に、Uさんからこんなメッセージをいただいていました。

 

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(前略)

 

私は「良い」を主張したいのではなく「悪くない」と思いたいし、世間にも思われたいんだ!!!

その違い(「良い」と「悪くない」)を自分の中に掘っていくとさらに何かが判明しそうで面白怖そうです。
がんばって(ひとごとじゃないから!自分のことだから!笑)。

 

全文はこちら↓

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「良い」と「悪くない」これを考察しようと思っていたら、

ちょうど昨日、これと向き合う貴重な機会が得られました。

 

それは、子供達とYouTubeをみていた時のこと。

あるユーチューバーが

 

「おれ、熱があるんすよ。ほら、みて」

 

と言って、37,2度の体温計をカメラに向けるシーンがありました。

それをみて、私は即座に

 

「37,2度ぐらいで熱があるなんて大袈裟。そんなの熱のうちに入らないよ」

 

と言うと、子供達から猛反発が。

 

次男君(小5)「なんて可哀想なこというの!!」

 

長男君(小6)「デデ(私)だって、すぐに頭痛いとか具合悪いとか言って寝るじゃん!そん時、熱とか出てないよね!?それなのに、この人にはそんな嫌なこと言うの!?」

 

お母さん、ぐうの音も出ませんでした・・・・。

 

そこで、なぜ私はこんな人を馬鹿にするような嫌なことを言っちゃったんだろう・・・と考えてみたのです。

 

思い起こしてみると、私は物心ついた頃にはもう、熱が出たとか、怪我をしたとか言って大騒ぎする同級生が嫌いでした。ちょっと転んだだけで大泣きしようものなら軽蔑に近い目でその人のことを見ていました。

 

不思議ですよね。

何をされたわけでもないのに、なぜそんなにも嫌うのか。

 

そこで、37,2度で大騒ぎ(言い方な!笑)の彼のことを考えて、その嫌悪感をじっくり味わってみることにしたのです。

 

「ああ、たかがそれぐらいの熱で大騒ぎなんて、キライ、キライ・・・」

 

じっくり、じっくり味わってみます。

そうすると、見えてきましたよ。

それは5歳ぐらいの頃の記憶。

 

以前にも書きましたが、私は子供の頃、人が考えていること(心の中の声)が肉声のように聞こえると言う能力(?)があり、祖母に連れられて行った病院で医師が

 

「これぐらいのことで病院に来るなよ」

 

と心の中で言っているのがはっきりと聞こえてきたのです。

 

そう言われた時、

 

「好きできたわけじゃないのに。

おばあちゃんに連れてこられただけで、

私は悪くないのに」

 

と強く、強く思っていた私。

 

そこに、

 

「私は悪くない」

 

以外の思いはありませんでした。

おばあちゃんが悪い、も

こんなことを言うお医者さんが悪い、も何もなく、

 

そこには内側に閉じこもって”私は悪くないのに”と泣いているような私がいるだけでした。

 

それ以来、ちょっとの怪我や病気で大騒ぎしてもこんな風に言われない人たちが妬ましくて、妬ましくてしょうがなかったのだな。羨ましすぎてキライになったのだな・・・と理解しました。

 

私が今まで何か言われた時や、悪者にされそうになった時、とっさに

 

「私は悪くない!!」

 

と思ってしまう心の癖があったのは、あの時の私が泣いて拗ねていたままだったからなのです。

 

ではどのようにしてあの頃の自分を癒すのか。

 

「誰も悪くないよ」

 

では小さな私は納得しませんでした。

 

「私は悪くないのに」

 

そう思う以外に、私自身をあの時納得させられる思いが他にあるのか?

さらに深く深く、

 

「私は悪くない」

 

と言う思いを味わい、どうしたら「これぐらいのことで・・・」と心の中で思っていたお医者さんへの私の思いを慰められるのか?と魂の中から納得のいく答えを探し続けていたらようやく心がパーンと弾けるような答えを見つけました。

 

それは、

なんと・・・・

 

ありがとう

 

でした。

 

「これぐらいのことで来るなよ」

 

と思うほど忙しくてしょうがないのに診てくれてありがとう。

 

そんな風に思えたら、私の中で40年近くとドロドロし続けていた思いが一気に解放され、浄化されていきました。

 

今考えると、

子供が転んだ時に「大丈夫!?」と優しく言うことができなかったのも、この時の思いがあったからなのですね。

 

そして、何よりも一番心を大きく変える感情は心からの感謝なのだということが今回よく分かりました。

 

皆さんも何かあった時、少し立ち止まって感謝に変わるまで(無理に変えるのではなく、変わるまで)じっくりとその感情を味わってみてください。

 

そうして何かの思いを手放したら、その後の物事の考え方が180度ごろっと変わります。

 

以前、Yさんがパートナーさんの浮気相手にまで感謝してしまいました!とご連絡をくれましたが、本当にそのような相手でも感謝の念が必ず湧いてきます。

 

ですから、いつまでも憎んだり、恨んだり、嫌いという感情に飲み込まれて苦しみ続けるよりも、ほんの一時、自分の中の感情に飛び込んで、大きな大きな愛情に変えてみてくださいね。

 

 

 

 

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