いいお母さんだと思われたい | 裏庭のないしょ話

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こんにちは。

雫石雪乃です。

 

今日は晴天に恵まれて、長男くんもニコニコで宿泊学習へと旅立って行きました。

先月だったか、田植えの授業で(笑)イネ科植物のアレルギーが出てしまい、身体中が蕁麻疹でボコボコになったので、今回はどんな草むらに行っても大丈夫なように一応長ズボンを履かせましたが、どうだろう・・・・。

 

さてさて。

ここのところ、「自分を変える努力をしましょう」と言う話を散々書いて来ましたが、今日偶然、心屋さんの「頑張らない」と言う内容(存在給?)のポッドキャストを聞いて、

 

「あ、私の努力をしましょう」

 

も勘違いする人が多いかもしれないな、と思ったので今日はその辺について。

 

先日の「みなさんの悩みを教えてください」と言うLINE@での問いかけに対して、子育てのお悩みを書いてくださった方が非常に多くいました。

 

子供に怒鳴ってしまう、

子供を叩いてしまう、

ものすごく酷いことを言ってしまう。

 

そんな感じ。

 

でね。

みんな、なんでそんなことをしてしまうか自分では分かっているんですよ。

 

ちゃんと宿題をさせないと自分がダメな母親だと思われてしまうから、とか、

しっかり躾をしないと世間の人に後ろ指を指されるから、とか

子供の将来が心配だから、とかとか。

 

全部、自分の不安の押し付けなんですよね。

自分が世間にどう思われるかって言う。

 

で、ここで「努力をしましょう」と言うと、みなさん

 

怒らずに子供に言うことを聞かせられるお母さんになる

どんなに腹がたっても、冷静でいられるお母さんになる

 

結局

 

「世間から見ていいお母さんになる」

 

という他人目線な努力をしてしまうんです。

 

違うの。

そうじゃないんですよ。

 

世間にいいお母さんだと思われたくて苦しいわけで、

世間にダメなお母さんだと思われたくなくて苦しいのだから、

 

ダメだって思われたっていいや、

 

と思える自分になるよう努力すると言うこと。

 

ダメだって思われたっていいや、と思えるようになること。

 

そこを頑張って。

 

例えば、うちの長男くんは3年生、4年生とほぼ2年間、夏休みも含め一切宿題をして行きませんでした。

 

最初はやっぱり私もざわざわしたんですよ。

私のざわざわの正体も

 

「ちゃんと宿題も見てあげないダメなお母さんだって先生に思われるだろうな」

 

って言う完全なる他人目線です。

 

そして、宿題をしていかなかったら自分だって困るだろうに、と思いました。

 

でも、本人はやりたくないんです。

やらせようとするとそこに衝突が生まれる。

そうするとお互いが苦しい。

 

ですから、私は宿題をさせることを諦めました。

でも、ただ諦めたわけではありません。

 

宿題をしないことによって怒られるのは自分。

怒られないにしても、授業についていけなくて困るのは自分。

お友達に「なんで宿題してこねえんだよ」などといじめられることもあるかもしれないし、ずるいと僻まれることだってあるかもしれません。

やらなくてもいいよ。やらなくてもいいけど、その全てを覚悟して自己責任の上でやらないと言う選択をしなさい。

 

という話をこんこんとしました。

 

もちろん、次男くんにも同じ話をしています。

 

その結果、長男くんは宿題をしないことを選択し、次男くんは宿題をすることを選択しました。

ですから、次男くんは声がけしなくても毎日自分で宿題を済ませます。

それはなぜかと言ったら自分で決めたことだからです。

 

そして、もう一つの問題。

先生のこと。

 

この問題も先生に正直に話すことでクリアしました。

宿題をしないことで腹が立つならどれだけ怒ってもいいし、そうではないなら私と長男くんの考えはこんな風です、と言うお話を丁寧にしました。

 

すると、当時の担任の先生は

 

「僕も長男くんの意思とタイミングに任せます」

 

と話してくれました。

 

そうして宿題を放棄して丸2年。

先日、ついにそのタイミングがやって来ました。

 

漢字の50問テストで18点をとって来た長男くん。

普段、漢字の書き取りの宿題をしていないのだから当然の結果です。

 

再テストの前日、漢字を覚えられないことにイライラした長男くんが聞いてきました。

 

「ねぇ。漢字を覚えるコツってないの?」

 

「漢字を覚えるコツ?どんなものでも覚えるには、1日に2個とか3個とかちょっとずつ覚えて復習するのが一番だよ。

 

長男くんは、宿題をしないから1日2個とか3個でも覚えないでしょう?だから、テストの時に50問とか覚える羽目になるんだよ。

 

でも、普段から漢字の書き取りの宿題をしていたら、前の日に慌てて50個覚えなくてもそこそこの点数を取れるんだよ。とりあえず今日から漢字の宿題をしてみたら」

 

と話すと、なんとなくその気になったようで、その日から毎日漢字の宿題をするようになりました。

 

すると、次のテストで取れた点数が80点。

これには先生もびっくりで

 

「どうした!?やれば出来るじゃん!」

 

って言うコメントが書かれていました(笑)

 

そこで本人も

 

「なるほど、毎日ちょっとずつ覚えると本当にこんな点数が取れるんだな」

 

と理解したようです。

これが本人のタイミングだったんですよね。

 

 

「なんでこんな嫌な思いをしてまで子供を叱らなきゃいけないんだろう」

 

そんな風に自分の

 

「子供を叱りたくない」

 

と言う気持ちを誤魔化して、自分に嘘をついて子供を叱るよりも、

本当の気持ちを尊重する努力をすること。

 

そこを頑張ってください。

 

認められたい〜!!

いい母親だって思われたい〜!!

ダメだって思われたくない〜!!

 

そういう欲(承認欲求)を手放す努力をしてください。

その欲があなたを苦しめているのだから。

 

ま、いっか。

 

とただ開き直る無責任なアホになるのではなく、ちゃんと自分の中の欲を認めて、

親の側も先生や周りのお友達やそのお母さんに対して責任をとる覚悟をしつつ手放してください。

(↑ここが大事ね)

 

私も結構いろいろやらかしていますが、それでも全然大丈夫なので、

きっとあなたもちゃんとしたお母さんにならなくても大丈夫❤️

 

焦らなくても大丈夫。

 

小さい子にはこの宿題の例のように話して言い聞かせるのは難しいので、

「お願いする」と言う形をとると割と怒らずにすみます。

 

「手を洗いなさーい!!」じゃなくて、「手を洗ってきてくれる?」

「お手伝いしなさーい!!」じゃなくて、「ママ大変だからお手伝いしてくれる?」

「持ってきなさーい!!」じゃなくて、「持ってきてくれる?」

 

そして必ず

 

「ありがとう。お利口さんだね」

 

犬の躾と同じです真顔

 

 

なかには「お願いすることに抵抗がある」とか「人に対してありがとうと言いたくない」と言う方もいますが、そう言う方は自分の中にあるその抵抗感を手放してくださいね。

 

そしたらさらっと言えるようになって、いろんな人との人間関係も円滑になりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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