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こんばんは。
雫石雪乃です。
今日はこどもの日ですが、私の誕生日でもありました。
私は子供達のために何にもしてないのに、子供達は家の中を綺麗に飾り付けて、
「これ、デデが大好きだし、超盛り上がるからね！！」
と言って氣志團のDVDをBGMに流し、盛大に誕生日を祝ってくれました。
「こんなにしてくれるの？？」
と問いかける私に
「だって、デデは僕たちの誕生日の時にいっつも最高の1日にしてくれるでしょう？
だから、デデの誕生日だってそうしないと！！」
と。
その言葉を聞いて、母は台所の陰でそっと咽び泣きました
だからって、
「子供がいるって最高だよ！！」
という気は全然ありません。
だって、実際問題、子供2人の人生を背負う重圧に三日に一回ぐらいは耐えられなくなるもの。
自分1人だったらどんなに楽だろうって。
「可愛い、可愛い」だけじゃ済まされない現実がたくさんあるから。
その現実をいかに楽しむか、そんな精神を鍛え上げられるのが育児なのではないかと思います。
自分を押し付けず、個を尊重するという意味でも（それができなくて３日に１回はあっぷあっぷしています）
そして、私にとっては「男」という生き物を深く知るための修行にもなっているような気がします。
「男」と言えば。
大学生の頃、家庭教師のアルバイトをしていたのですが、その時に悩んだのが男の子の扱い方でした。
宿題もしてくれないし、怒ってもいうことを全然聞いてくれない。
まあ、今考えればミニスカートにVネックという、いわば
「パンツもおっぱいもチラチラ見えてますよ！！」
という状態の女子大生が中３男子に勉強を教えているわけですから、
そりゃあ、集中できるわけもなく・・・・。
彼らにとって重要なのは、顔よりもおっぱいとパンツだったでしょうからね。
でも、当時の私もアホだったから、そんなこと全然気づかず
ただただ
「男の子って難しいな〜」
って思っていました。
その時考えていたのが、
「怒るって女の役割ではないのかも」
ということ。
どうにも私はうまく怒ることができない。
怒っても全然聞いてくれない。
これはもう、怒るというのは女の役割ではないのかも？？
と思っていました。
じゃあ、女の役割って何かと言ったら、その時はただひたすら優しくするのかな？って思っていたのですが、最近出した結論が、
女は男がしてくれることに対してただただ喜んでいればいい
ってこと。
例えば、宿題をしてくれたとして、
「宿題したんだ！偉いじゃん！！」
って褒めるのではなくて、
「宿題してくれたんだ！！嬉しい！！」
って喜んであげたら、人を喜ばせたことの喜び（？）と人を喜ばせることができる自分に対して自己肯定感が高まるような気がします。
褒めると褒められるために何かをして、
「もっともっと」
とさらに褒め言葉を要求し、承認欲求だけが膨れ上がってしまいます。
けれども、喜んであげると
「もっともっと喜んで」
とさらにこちらが喜ぶようなことをしてくれます。
この違い、大きいと思いません？
売れるキャバ嬢は、一円をもらっただけでも大喜びするそうです。
それはなぜかと言ったら、
「一円あげただけでもこんなに喜んでくれるなんて、もっとあげたらどうなるんだろう？？」
と相手に思わせるからだそうです。
にも関わらず、多くの女性が
「け！これは私の欲しかったものじゃない」
とか
「私がして欲しいのはこんなことじゃない」
と言って、男性の行為を無にしてしまうんですよね。
それで、あの人は何もくれないとか、何もしてくれないとか、そんなことを言って怒ってしまう。
要は「気持ち」を受け取ることができないのだと思います。
でも、これが自分の子供だったらどうでしょう？
たとえアルミホイルで作った変な形のブローチでも喜んであげるでしょう？
ダサいキーホルダーのお土産を買ってきたとしても喜んであげるでしょう？
私が子育てしていて出した結論。
それは、
男は幾つになっても、このアルミホイルのブローチをあげたときの気持ちのまま。
だから、その「気持ち」を受け取って喜んであげること。
それが大事なのだと思います。
こんな結論に至ったところで、先日発売になった吉本ばななさんと奥平亜美衣さんの本にもこんなことが書かれていました（2人とも大好きなので思わず購入）
（男性に何をして欲しいか？という問いに、例えば熊を取ってきて欲しいと答えたばななさん）
「熊を取ってきてくれたら、たくさんお礼を言って、熊を美味しく煮込む」
（中略）
「私はこれをやってもらって嬉しい」と伝えるわけです。「熊を取れるなんて、なんてすごい！！」って言った挙句、煮込んで食べさせてあげるという形で。分業が大切だと思う。
私は「褒める育児」というのが好きではないので、
子供達を褒めることは滅多にないのですが、
「ありがとう！！」「嬉しいね」「楽しいね」「幸せだね」「美味しいね」「いいことがたくさんあったね」
こんな言葉を使って、自分の嬉しい気持ちを子供達と共有することにしています。
これ使うとね、本当に男性も女性もびっくりするぐらい優しくなります。
知らない人もやたらめったら親切にしてくれます。
いろいろなことを心から喜び、
それを言葉や態度で表現する。
それだけで、自分も周りの人の態度もどんどん変わって行きますよ。
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