212年 グリーンジュースで乾杯 イマノルvsティアゴ | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
 
 
13日。
 
 

 
食卓には二人分のグリーンジュース
 
 
 
リンゴ
「・・魔銃師会は、グリーンジュースで乾杯することがあるんだって。ヴェルンヘルは前に魔銃師会のこと知りたいって言ってたよね。セシリアが産まれたお祝いを、グリーンジュースで乾杯しましょう」
 
 
ヴェルンヘル
「そ、そうだね!いただきます!」

 
グリーンジュースの強烈な味に、ヴェルンヘルは悶えながら必死で飲むのを、リンゴはゆっくりと飲みながら無表情で見つめていた。
 
リンゴ(味なんか感じない..)
 
 
 

 
釣りに誘われるので一応誘いを受けてみる。
 

 
移動中にティアゴ君がいた。
 
 
 
そのあとアルフォンソ君に声をかけられる。

 
香水のプレゼント!

 
香水は嬉しいなぁ。
 
ありがとう♪

 
お昼からはティアゴ君先生をみにいってみる。
 

 
 
 

 

 
 

 

 
 
 授業が終わるのを見計らって、リンゴは学舎を出た。
 
ふっと前に影が現れて顔を上げると目の前にティアゴ君がいた。
 
リンゴ
「え?!あれ、授業終わったばかりなのに」
(なんで後ろじゃなくて、前から現れるの?)
 エルネアあるある
 
ティアゴ
「リンゴちゃんはせんせーの授業受けたいのかな?リンゴちゃんなら特別になんでも教えてあげよう」
 
リンゴ「なんでも?」
 
ティアゴ「なんでも」
 
リンゴ
「魔銃導師にとって、重要な仕事はなんですか?」
 
ティアゴ
「・・遺跡方面の巡回、魔獣が増えすぎないように討伐すること、グリーンジュースを飲むこと、昼寝する時間を確保すること」
 
最初のほうは真面目な答えだったのに、後半はなぜそうなるのか。
 
リンゴ
「..もう一つ。カチカチパンとかの男子のみに継承される入手法を..」
 
ティアゴはダッと走って逃げてしまった。
 
リンゴ「・・・・・」
 
 
 
 
ダンジョンにこもってないからかヴェルンヘルにまた声をかけられる。
 

 
バシアス浴場に行こうって
 

 
白々しく聞こえるヴェルンヘルの言葉。
 
 
心にも響かず、記憶にも残らない。
ちょっとヒドイ言いよう..
*リンゴは元々は毒舌..
 
 
ヴェルンヘルはさっきも女の子の家にいた。
 
彼が受け身だというのもなんだか信じ難い。
 
 
そんな事より(?)アルフォンソ君にもらった香水の匂いがとれちゃう..
 
 
あ、ゴシゴシしなきゃいいんだ。
 
 
 
お風呂から上がり、禁断の遺跡に行くと待機している人たちが2名。

 
 
カリナさんとティアゴ君とダンジョン!
 

 
クリアしてから再びダンジョンに誘う。
 
カリナさん、斧装備だから禁断の遺跡での戦力としては
微妙...ティアゴ君が待機という選択肢をとっていたわけがよく分かったw
 
 

 
ルークおじさんも一緒に行ってもらいます♪
 
というよりルークが禁断の遺跡に入ったのを見かけたのでティアゴ君を誘って三人で突入します。




 
武器をゲットしたけど、スマホ時代にゲットした宝物の銃があるから、使うことはなさそうかな。
 

 
探索が終わり、おじさんに差し入れ。
 

 
ティアゴ君や、探索終わりで出てきた人たちにも。
 


 
お腹すかせていたイムピョンにもご飯。
 
いつもダンジョンについてきてくれてありがとう。
 

 
タニアちゃんもXさんにも。

 
 
みんなに差し入れが終わると視線を感じた。
 
森の入り口でティアゴが木に寄りかかっている。
 
 
リンゴ
「遅くなってごめん!ご飯行こう!」
 
ティアゴ
「忘れてるのかと思った..」
少しすねたような顔をしていて、リンゴは苦笑しながら
 
リンゴ
「導師からのお誘いだもん、
忘れるわけないよー」
と、言うとティアゴは表情を僅かに和らげた。
 
ティアゴ
「時間が惜しいから、転移魔法で行くよ」
 
ティアゴはリンゴの腕をつかむと酒場に向かった。
 
酒場にはすでに山岳兵団が酔っ払っていた。

隅っこのテーブルに座る。リンゴはティアゴの向かい側に座った。
 
ティアゴがテーブルにつくと、ウィアラさんがポムの火酒を数本置いた。
 
リンゴ「ありがとうございますー」
 
事前にティアゴがいたら持ってしてほしいと頼んでいた。
 
リンゴ
「この前の賭けのポムの火酒。奢らせていただきます」
 
ティアゴ
「・・忘れてた、そんな約束してたね。疲れてるから酔いそうだなー..」
 
リンゴ
「酔っても、私が責任をもって導師を送って帰るよ!」
胸を叩いて言うとティアゴは苦笑した。

 
ティアゴ
「リンゴが俺の心配しなくていいんだよ。何も気にせずに今日は飲んでいいよ」
 
 
リンゴ
(・・・・・もしかしなくても、ティアゴ君昨日の朝のこと、知ってる..?・・・同情されてるの、私..?)
 
コクリとお酒の入ったグラスを口に運び久しぶりのポムの火酒を飲む。高いアルコール濃度に久々に飲むリンゴは一瞬クラッとした。

 
ティアゴ
「あんまり飲みすぎてベロベロになるなよ?お持ち帰りするよ?」
 
また冗談言って、とリンゴは鼻で笑った。
 
 
ティアゴ「今、鼻で笑ったなー」
 
リンゴ「そりゃそうだよ」

 
二人がいる席に、誰かやってきた。顔をあげるとイマノルがにこにこしながら立っていた。ティアゴがあからさまに嫌そうな顔をする。
 

イマノル
「出産おめでとう、さっきセシリア様を見てきたけど可愛かったねー」
 
リンゴ「ありがとう」
 

イマノル
「導師はセシリア様に会ってきました?」
 

ティアゴ
「・・・朝見てきたけど..」
 
イマノル「朝一とか!」
イマノルが笑うのでティアゴがムッとして答えた。
 
ティアゴ
「リンゴたちが出かけるのを見かけたからちょっと見てきたんだよ。悪いか」
*ティアゴは実は子供好き本人は肯定していませんが
 
リンゴ
「セシリアに会いにいってくれてありがとう!二人がきてくれてセシリアも喜んでたと思う!」
 
雰囲気が悪くなってきたのでリンゴは明るい声をだした。
 
 
ティアゴ
「・・・どうにも、無理だな。お前のことは好きになれない」
 
イマノル
「俺は導師大好きですよー」
それはそれで問題発言。
 
ティアゴ
「・・俺はお前が苦手」
 
イマノル
「それは俺にドルム山道でのこと見られたからでしょー?導師♪」

 
ティアゴ
「・・そーゆーところが苦手なんだよ」
不機嫌そうな声のティアゴにリンゴは不安になった。
 
イマノル
「そりゃ、陥落したところなんて、見られたくなかったよねー」
 

ティアゴ
「その減らず口、塞いでやろうか?」

ガタッとティアゴが立ち上がり、イマノルと睨み合う。
 
イマノル
「できるものなら。じゃあ、何で勝負しますか?」
 
周囲の人たちも険悪な二人の様子に気づいて、二人に注目しはじめた。

 
 
バーニスが慌ててやってきて、リンゴにコソコソ話しかける。
 
バーニス
「なになに?一体なにがあったの?」
 
リンゴ「よ、よくわかんない..」

 
 
そして、二人は腕相撲をしていた。しかし山岳兵で、ドルム山で鍛えられているイマノルが有利で、腕相撲はイマノルの勝ちだった。
 

イマノルの勝利に酒場にいた山岳兵団たちの歓声が上がる。
 

X
「まさか、腕相撲対決だけじゃないでしょ?腕力なら野蛮な山岳兵が勝って当然だもの」
 
酒場の壁に寄りかかったXが、ニヤリと笑って一同を一瞥した。
 
イマノル
「たしかに、男のくせに華奢な導師に勝っても当然の結果ですね」
 
イマノルは負けじと言い返す。Xはクスッと笑い、
 
X「ならこちらから提案する勝負に文句はないわね?我が魔銃師協会の勝負といったら、どちらかが潰れるまでの酒の飲み比べよ」
 
 
イマノル「受けてたちます」
 
X「導師は?やれる?」
 
ティアゴ
「飲み比べ?俺がこんな若造に負けるわけないですよ」
不敵な笑みを浮かべた。

はやしたてるような野次が飛ぶ。

セシィー
「導師ー!頑張ってー!」
魔銃師会から応援の声が聞こえる。
 

リンゴ(なんでこうなった...)
 
 
いつの間にかギャラリーが増えていた。見回せば、知り合いだらけだった。
 
山岳兵団からはバーニー、バーニス、バルナバ、シモーヌ(イマノルのお母さん)、メーベル、ティム、アリス、アラルコス。
魔銃師会はセシィー、タニア、X、カリナ、ルーク。
 
騎士隊からはリリー、ジェレマイア、エドモンド、アート、ウィリー、マキシム、セイディ。
 
 
イマノルもティアゴも黙々と睨み合いながら酒を飲んでいった。
 
二人に呆れつつ、リンゴはバルナバの元に行った。バルナバは勝負の行方を高みの見物をしながは仲間と談笑していた。
 
リンゴ「こんばんは」
 
バルナバ
「こんばんは。リンゴちゃん、出産おめでとう」
 
リンゴ
「ありがとうございます!ちょっと話があるんですけど」
 
バルナバ「?そこ座って」
 
バルナバに促され、空いてる席に座る。
 
バルナバ「改まってどうしたの?」
 
リンゴ
「この前の掃討作戦の時に感じたことなんですが、導師隊が攻撃を集中的に受けたとき、ティアゴ君..導師に攻撃が集中した気がするんです。導師隊のトップを魔物が意識して潰しにくる、そんなことってあるんでしょうか?」
 
バルナバ「どうなんだろう...」
 
 
バーニー
「離れた場所から的確に援護していた導師隊は、魔物にとっては脅威だったことには間違いないとは思う。バーニスが怪我した時、導師隊の援護がなければ後退は成功しなかった」
 
 
バルナバ
「ティアゴ君が負傷して、手当から戻るまでと戻ったあとの立て直し。あれをみるだけで導師隊の柱は間違いなくティアゴ君。それを魔物が短時間で見抜いて攻撃を集中させる、なんてことがあればこれからが怖いね」
 
 
しばらく雑談していると、勝負がついた。
 
 
ぐったりとしたイマノルの傍らでティアゴが椅子にもたれていた。
 
勝者であるティアゴは、余裕、、ではなかった。かなり酔いが回っていた。
 
バルナバ
「そういえば、なんであの二人勝負してるの?」
 
リンゴ
「さあ...イマノルは導師のこと好きだって言ってたけど導師はイマノルを苦手、そんなやりとりしてたと思ったらこんなことに」

リンゴはかなり雑な説明をした。というか詳しく説明することが内容的に出来なかった。

イマノルは、どうやら210年、レッドとの対決前日、リンゴの気持ちがティアゴにバレた時の話をしていたようだ..

ティアゴから、その時の話を聞いたことはないのでバレたのかどうか本人に聞かなければ分からないが..
 
バーニー 
「本当になんでその流れでこんなことに」
 
 
バルナバ「つまりイマノルはふられたの?」
 
 
リンゴ「・・違うと思いますw」
 
 話が変な方向にいって噂になったら二人がかわいそうなので否定しておく。

かといって、詳細は絶対に話すことはできない..

 
ウィアラが二人に水の入ったグラスを持ってきてくれて、二人は一気に飲み干していた。
 
バルナバ
「二人とも大丈夫?」
 
ティアゴ
「なんとか..イマノル、意外に飲むんで驚きました..」
 
バルナバ
「こいつ、俺やバーニーより酒強いから..」

イマノルは水を飲み干すとテーブルに突っ伏していた。
 
ティアゴ
「げっ..道理で強いと思いましたよ..」

バルナバ
「ティアゴくんは酔ってはいるけど、会話は成り立つし、まだ余裕だね...前に酔って禁断の遺跡に入ろうとしていた時は一体何杯飲んだの?」

ティアゴにとって、その日の話をしてイマノルと勝負することになっているのだから妙なタイミングで聞かれたなぁと内心思った。

ティアゴ
「さあ・・・酒場で飲んだ記憶がほとんどないんで覚えてないんです」
 
 
バルナバ
「そうなんだwじゃあ、イマノルは連れて帰るから。ティアゴ君は大丈夫?帰れそう?」
 
ティアゴ
「大丈夫です。イマノルのことお願いしますね」
 
酒場に集まった人々が一斉に帰っていく。酒場にいる人たちの姿がまばらになると、リンゴは空になったグラスに水を入れてティアゴに渡した。
 
リンゴ
「もっと飲んで。それもと吐く?お店の奥に水道があるから使わせてもらう?」
 
ティアゴ
「お気遣いどーも。そこまで気持ち悪くないから大丈夫です..」
 
ティアゴはグラスを受け取ると、水をゆっくり飲んだ。
 
ティアゴ
「ごめんね..こっちからご飯誘ったのに、リンゴそっちのけで勝負して..」
 
リンゴ
「こんな珍しい光景見られて良かったよ。見てて面白かった」
 
 

 

風にあたって酔いをさましながら帰るというティアゴ君ですが、その足はふらついていて今にも倒れそうでした。

 

リンゴはティアゴに駆け寄ると腕をつかみ、自分の肩にまわした。

 

リンゴ

「どうぞ寄りかかってください、導師。」

 

 

ティアゴ「重いからいいって」


 

 リンゴ

「導師の介抱が出来るなんて滅多にないことなんで役得ですよ」

 


 ティアゴ

「リンゴはへんなことばかり言うね...」

 


 リンゴ

「そう?掃討作戦の時にもっと変なこと言ってた導師に言われたくないなー」

 212年 掃討作戦

 

ティアゴ「あ、あれは...」

 

 

リンゴ「混乱してて」

 

言い淀むティアゴの言葉を引き取った。

 

 

ティアゴ

「混乱してても思ってもないことは言わない」

 

 

 耳元で囁かれてどきりとしました。

 

  


リンゴ

「・・ねえ、ティアゴくん」

 

 ティアゴ

「ん?」

 

 静まり返った夜道に聞こえてるのは二人分の足音だけ。月明かりがティアゴとリンゴを照らしている。



 リンゴ

「もしかして、知ってるの?」

 

 

 ティアゴ

「なにを?」

 

 

 リンゴ

「誰かから聞いちゃった、よね?」

 

 

 

月明かりの中、歩みを止めず進み続ける。

 

 

質問しているが、ティアゴが知っているのを確信している言い方だった。

 

 

暫しの沈黙のあと、

 

 ティアゴ

「うん、きいた。言っとくけど、その人がベラベラ喋ったわけじゃない。その人が教えてくれないから、ちょっと騙して言わせた」

 

 

セシィーに迷惑がかからないよう、説明する。

 

 

リンゴ

「さすが策士だね」

 

 ティアゴ

「その人にもそう言われたよ...」

 

 

 リンゴ

「励まそうとして、ご飯誘ってくれたんだね」

 

 

 ティアゴ

「別に...後輩とたまにはご飯食べたくなって誘っただけだよ」

 


リンゴ

 「・・・自業自得なんだよ、こんな事になったのも。

 

ヴェルンヘルが悪いわけじゃない。みんなに噂されるくらいだもん、私の気持ちが違う場所にあるって気づくよね。その結果がこうなっただけ。

挙句浮気を繰り返されて、私ってバカなやつだよね」

 

 

 ティアゴ

「俺んとこだって、、奥さんジェレマイアさんのファンクラブに結婚する前から入ってるぞ。それで結婚する俺ってマヌケなんじゃ..」

 

 

 リンゴ

「ファンクラブなんて可愛いものだと思う」

 

 

 

魔銃師会の前に着いたので立ち止まった。

 

 リンゴ

「一人でお家入れる?中まで送ろうか?」

 

 ティアゴ

「へいき」

 

 

ティアゴはリンゴから離れた。ティアゴの重さと温もりがなくなり軽くなったが途端に寂しく感じた。

 

 リンゴ

「こうして導師がご飯誘ってくれたしー?

 

私、大丈夫だから。今日はありがとうございました」

 

 

 ティアゴ

「...」

 

 

 

するとティアゴはリンゴの目をジッと見つめて

 

 

「本当にごめん

俺が、殿下の告白を受けるように急かしたから..」

 

 

 

 リンゴ

「殿下と付き合うと決めたのも、結婚することを決めたのも全部私。ティアゴ君のせいじゃないよ。

それに、あれは私のためを思って、背中を押してくれたんでしょう」

 

 

 

リンゴはティアゴの帽子をとると、背伸びをしてよしよしと頭を撫でた。

 

「ティアゴ君は優しいねー。」

 

 

 ティアゴ

「・・・」


抵抗もせず、ティアゴは為すがままにされている。

 

 リンゴ

「私は、一人で大丈夫だよ。」

 

 

帽子をティアゴの頭に乗せると、リンゴは微笑んだ。

 

 

「じゃあ、導師、おやすみなさい。」

 

そう言って、踵を返したリンゴの背中にティアゴは言った。

 

 

 ティアゴ

「・・リンゴは一人じゃないよ。俺や魔銃師会の人たちやティム君もガラちゃんもいるでしょう」

 

 

 リンゴ

「うん、そうだね!みんながいるし…今日は、ティアゴ君と美味しいご飯を食べれたしね」

 

 

リンゴはにっこり笑った。

 

 

「まだそんな暗い顔してる..そんな顔してると、ハグしちゃうよ?こんな場所でいいの?」

 

 

リンゴはへらへらと笑いながら両手を広げてみせた。魔銃師会の前は人通りが多すぎる。


 

 ティアゴ

「こ、ここではちょっと..」

 

予想通り、ティアゴは戸惑った。戸惑ってくれないと困るのだが。

 


 リンゴ

「じゃあ、そんな顔しないの。あ、じゃあこれあげる」

 

 

ザッハトルテをティアゴに渡した。

 

 リンゴ

「おやすみなさい」

 

 ティアゴ

「・・ありがとう..おやすみ」

 

 

笑顔で手を振って帰っていくリンゴに、ティアゴもおやすみと返した。

 

 

リンゴの姿が見えなくなってから、ティアゴはため息をついた。

 

 

慰めるつもりが逆に慰められて、励まされ、差し入れされた...

 

しかも。作り笑いを浮かべて自分は一人て大丈夫だと言い切っていた。

 

ティアゴ

「俺はリンゴのことガキの頃から見てるんだよ..空元気なのバレバレなんだよ...」

 

 リンゴが消えた方向に、小さな声で呟いた。

 
 
 
 酔っ払いのティアゴ君を送ってから、ドルム山に向かった。
 
 
 
山岳兵団の試合日程をみると変化があった。

 

 
人数が減っている。
 
 
シモーヌさんが引退して、ボイド家の隊長はイマノルになったらしい。さっき会話している時は気づかなかった。
 
 
年末には白髪になっていたシモーヌさん。
 
リーグが始まる前に引き継ぎするという選択肢はなかったのか。
(ざっとロケハンした時は年初めにはアラルコスもイマノルも隊長を引き継いでいました。しかし、普通にプレイしてみると二人とも隊長の引き継ぎはされていない...時界結晶を使ってすすめるのと、そうでない時と結果は違う時があります。
つまり、隊長引き継ぎの時期は固定ではない、という可能性が、高いみたいです)
 

 
 
 
気まぐれに所持金ランキングを見てみると、
 
二位と五位以外は山岳兵団でした。六位以外もバーニスやアリス隊長の名前が続きます。二位は、魔銃師会の重鎮、Xさん。
 
途中から職に就くほかの職に比べて成人したと同時に山岳兵という職に自動的に就く山岳兵団は、所持金が増えやすいんでしょうか?
 
あとは洞窟から金塊がザクザク出るから、彼らの財布は潤ってそうです
 
 
 

あとがき

見直して文章足していくうちに長くなってしまった...

次の回、内容的に少し悩んでいます。

でも、このままいくと思います...