あっいやこれはマイディーラーの風景です。
フォルクスワーゲン車のオーナーになって3台目にして、初めての車検!
なんかねー輸入車の車検って高いってイメージあるじゃ無いですか。
実際どうなのって事で包み隠さず報告します。
よく、車検費用をモザイクかけてる方もおられますが、私はなにもやましい事ありませんし、特にズルして便宜も図ってもらいませんので、ここは同じパサート乗りの方、いや、これからVW車を購入しようかなと思っている方の参考になれば、との思いからのご報告です。
まず、3年目車検時の総額から。
ジャカジャカジャカジャーン!
172,660円!
高い?
そうです。高いです。
なぜなら、ここには車検費用とは言えん余計なものが入ってます。
一番大きいのは、
延長サービスプラス
って奴です。
これ次回車検までの2年間のメンテナンスパックのこと。車種によって料金も異なります。
・半年点検、一年法定点検(1回)
・ウォッシャー液(補充無制限)
・Adblue(補充無制限)
・キー電池(交換回数制限無し)
・オイル補充(無制限)
・オイル交換、エレメント交換(1回)
なんかがくっついてます。
向こう2年のメンテナンス費の前払いという位置付けなのです。
ディーラーでオイル交換、法定点検をする方なら、入る事をおすすめします。
ただ、すぐに買い換えますなんて方は、入らない方が当然良い訳ですが。
ちょっと車検とは脱線しますが、
TDI車にはAdblue補充が無制限なのです。
これ結構メリットって思ってます。
Adblueなんか、Amazonでも10L、2千円くらいで売ってましてそんなに高いもんじゃない、いや、市販品ははっきり言って安いですが、自宅保管の場合、温度管理(40℃以上だと急激に劣化)などもあるので品質保持の点でコストの割に大変面倒です。
これがパサートTDI車は、55,500円なのです。
なので、これを差し引くと、
117,160円
です。
さらに、今回、オイルとエレメント交換をしてます。これが、19,720円(因みに車検時交換は工賃無料)。
今回は、たまたま、ほぼ交換時期と近かったので、工賃メリットを考え合わせて実施しましたが、言ってみれば、これも車検には必須ではありません。
とすると、これも差し引きますと、
97,440円
これが、3年目車検時にかかった費用って事です。
なんか高いかと言うとそうでも無いですね。
いや、安いんじゃないの?
さて、ここから
この車検費用を因数分解していきます。
1、法定諸費用 35,010円
・重量税(2年分): 0円
実は令和4年度まではのクリーンディーゼル車もエコカー減税の対象でして、今回は免除でした!
実はこれがめちゃくちゃ大きかった!
後半でこの重量税を補足しておきますが、
尚、減税対象でなければ、32,800円もの重量税を納める必要がありました。
・自賠責保険: 20,010円
・印紙代: 1,800円
・代行料: 13,200円
このうち、代行料です。ディーラーが私の代わりに、運輸支局まで行って、手続きして車検証をもらってくる手数料です。
ユーザ車検をする方はここを削れる部分ですが、代車も提供してくれますので、それなりにリーズナブルと言えます。
2、Dによる法定点検、検査料 52,800円
・法定2年点検:29,040円
・メーカー指定項目:7,920円
・保安基準確認検査料:13,200円
・日常点検:2,640円
ーこれ、ちょい受け。戸締り確認のことでしょうか?
まず法定点検ですが、もちろん整備会社によって異なりますが、ここが輸入車ディーラー価格ってとこrでしょうかね。3万円ですからね。
でも、コンピューター診断してくれたり、安心ですからね。
次いで、メーカー指定項目。
これは、メーカー指定工場でないと無い作業項目でしょう。ここは要不要というより、正規ディーラーで頼むならくっついてきます。仕方無いです。
最後になんちゃら基準確認検査料。
これは完全に言い値価格。
一つの明細で5万円って書くより、感覚的に紛れるテクニック。いわゆる目眩しってやつです。
なので、一般工場に出せば、2万以下で済むんじゃないでしょうかね。
最後の「日常点検」は、名称としてちょい受けですが、ここはディーラー信頼料金って事にしておきましょう。でも要る作業なのか??
これらは、車検を委託する先を変えない限り変更できません。
3、 消耗品等の交換費用 26,730円
・下回り&エンジンルーム洗浄:9,240円
ー普段やらないですからね、高いけどねー
・ブレーキクリーナー:1,650円
・ブレーキフルード交換(1L):0円
ー購入時のニューサービスプラスに含まれてた
・クラーント交換(3.0L):13,640円
ー内工賃8千円くらい。高いのね
・廃棄物処理委託料:1,100円
ークーラントの廃棄ってそうする必要があるの?
・ショートパーツ:1,100円
ー作業消耗品雑費ね
1+2+3=114,540円
なんです。
従いこれが正規ディーラーでかかる車検費用って事です。
あれ?、97,440円とちゃう。
これね、実は、
・事前見積もり割引:▲10,000
・早期予約割引:▲3,000
・VOPポイント清算:▲4,100
の値引きがあるんです。
この合計が、17,100円
114,540-17,100=97,440円
これで、最初の計算と合います。
でも3番目の割引は今回限りなので、
結局、
101,540円
がディラーで必要な初回車検費用って事になります。
うーん、やっぱり、10万以上かかるんですね。
◆今回、お断りした整備
ひとつだけ、見積もりに入っていてお断りした項目がありました。
それはエンジン洗浄剤(確か2,500円程度)。
これこそ自前でいつでもできるのでねー
よーく説明受けないと気づかなかったかも。
◆重量税
重量税ってその名の通り、重さによって決まるんですが、エコカー減税ってやつで、複雑な料金体系になってます。
パサートは2t迄のカテゴリーなので、32,800円が向こう2年の重量税なのですが、マイパサはエコカー減税の対象の様です。
「2018年5月1日~2019年4月30日の間に新車購入をし、その後最初に受ける車検実施時(平成32年度燃費基準+50%以上を達成している車のみ)」の中に該当する様です。
この場合、最初の車検が「免税」となり、該当しない場合(2回目の車検などの場合)は、「エコカー(本則税率)」の区分に入ります。
という事で、次回の車検は、法律が変わらなければ2万円ですし、変更されて対象外扱いになれば、32,800円って事です。
下記サイトに重量税計算ツールがありますので、参考までにご紹介しておきます。
因みに、マイパサの計算結果は、
でした!
◆オイル交換前倒しタイミング
今回、車検同時だと工賃(6,325円)無料になるってんで交換したのですが、じゃ、どれくらいなら前倒し交換がメリットあるかって事を考えてみました。
これは
前倒しのコスト損失 < 工賃
の時に交換した方が良いって事でしょう。
純正オイルの工賃含めた費用は、
26,045円
推奨交換距離は、15,000km
1割増として、16,500kmで割ると、
1.58円/km
この単価で、工賃を割るとー
4,007kmです。
なので、車検入庫時点で、通常のオイル交換まで、4007kmを切っていたら損無しという事になります。
今回は予定したオイル交換迄、残り約2,000km切っていたので、前倒し交換を決断しました。
こうして考えるとオイルもランニングコスト化して見ることが出来ますね。
アディオス!