従業員がイキイキと働くには、組織内の対話と従業員の心身の健康が大切です。働きがいと働きやすさを感じ、従業員も会社もともに成長できる組織づくりと健康づくりのヒントを経営者・管理職向けにシェアしています。
2005年10月にコーチングサプリという屋号でコーチング業をスタートして以来当ブログを更新してきましたが、2023年1月からは弊社ホームページブログならびにインスタグラムに一本化することになりました。弊社コーチングサプリからのイベント・サービス等のお知らせをはじめ、コーチング、コミュニケーション、健康経営・従業員の健康づくりやモチベーションアップ、リーダーシップ、マネジメントなど中小企業の組織開発やワークエンゲージメントを高め、働く人も会社も持続的成長し、三方がウェルビーイングにつながる組織活性化のヒントを今まで通り発信します。当ブログを楽しみにご覧いただいていた方、今までどうもありがとうございました。弊社ホームページもしくはインスタグラムをぜひご覧ください。---------------------------------------------------------------------コーチングサプリ〒466-0002愛知県名古屋市昭和区吹上町1-10-106https://coaching-supli.com/----------------------------------------------------------------------
人種や性別、性的指向などのマイノリティーに対する日常的な差別や見下しをマイクロアグレッションと言います。以前、当ブログに書いたアンコンシャス・バイアスも無意識の思い込み・偏見ですが、これはその中の1つと言えそうです。※2022年11月21日の中日新聞よりミックスルーツ(いわゆるハーフの人)やLGBTQ+の人などに対して悪気はなく善意や励ましのつもりで発した言葉が受け手にとっては違和感や不快感を感じたり、怒るべきなのか褒め言葉として受け取るべきかで悩む場合があるようです。例えば、・電車で隣に座らない・高額の買い物をする際に、店員が男性にしか話しかけない・女性の医師が看護師に間違われる・ハーフの人に「日本語上手ですね」(よそ者として見ている)私も最近、余計な一言を言って相手に不快感を与えたことがあります。セミナー中に、「今夜はW杯サッカー日本戦がありますが、今日は女性が多く テレビで見る人はさほど多くないでしょうから、 帰りが遅くなっても大丈夫そうですね」と。私の中で、女性はスポーツ観戦はしないという思い込みがそういうコメントにつながったと思います。悪気はなく、むしろ笑いにつながればと思ったのですが、一人の女性が気を悪くされてしまいました。その場でこのコメントについて対話ができればよかったのですが、状況的にできずアンケートにそのことが書いてあり、それで「そうだったのか」と気づきました。職場でマイクロアグレッションなどのアンコンシャスバイアスを感じたとき、できるだけその場で「いまその言葉に違和感を感じたんだけど」とか「それって思い込みじゃないですか?」と対話することが大事であり、それによってお互いを理解することができるのではないでしょうか。
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名古屋の中心で開催する月1回のワークワク読書会を12月は下記の通り行います。現在参加者を募集しています!読書好きの人もそうでない人も本はあなたの可能性を拓きます。少しでもご興味のある方はぜひご参加ください。日 時:2022年12月9日(金) 19:00~20:30(18:30 受付開始)場 所:中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)3F「タワーラウンジ CASHIME」 セミナールーム選定本:『シン・メイド・イン・ジャパン』 (著者:小林延行、出版:ディスカバー・トゥエンティワン)ファシリテーター:田中直美(弊社代表)定 員:8名参加費:2,000円申込方法:当HPのお問い合わせフォームから申込締切:12月2日(金)日本のモノづくりの強みの1つは何と言っても町工場です。が、後継者不足やIoTなど急速な時代の変化への対応など経営課題が多いのが実情です。中小零細製造業が生き残る道を経営者である著者が自社の体験を挙げて提言しています。日本の製造業で何が起こっているのかを知るとともに今の時代に必要なあり方・戦略を学べる1冊です。今回は読書会後に忘年会を開催します!<忘年会>時 間:20:45〜22:45会 場:『九州うまいもんと焼酎 芋蔵 栄店』 定 員:先着7名(新型コロナ感染対策のため人数を制限させて頂きます)会 費:4,000円(税込、飲み放題付)当日現金払いコロナ禍でなかなかできなかった宴の席を初めて設けます。席と席の間にゆとりのある部屋を用意し、参加者同士の親睦を図りたいと思います。読書会にお申込みの際は、読書会と忘年会それぞれ参加・不参加を記入してご返信ください。定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。読書が苦手な方でも大歓迎!1冊の本を介していろんな方と一緒に楽しく学びと交流を図りましょう。★ワークワク読書会のサイトhttps://reading-workshop.amebaownd.com/pages/4818581/page_201603171112
帝国データバンクの2022年9月の調査によると、企業の50.1%が「正社員」が足りないと回答したそうです。非正社員が足りないということだけでなく、正社員が不足しているという回答が半数を超えたというのはコロナ前の2019年11月以来2年10か月ぶりとのことです。業種別では、情報サービスが最も高く71.3%、人材派遣・紹介、メンテナンス・警備・検査、建設、旅館・ホテルと続いています。ちょうど先日横浜で私が20年前に卒塾したホテル産業経営塾のセミナー&同窓会に参加した際、現ホテル関係者から人材不足の話が出ました。観光業を志望して業界に入ったものの、辞めたいと思っている人が50%を超えているとのことでした。理由の1つが、仕事内容・量が給料に見合わない、おまけに人が休んでいる土日が一番忙しく働かなければならない仕事です。今回、ちょうど全国旅行支援の恩恵を受けることができましたが、やはり私が宿泊した横浜みなとみらいの人気一流ホテルはチェックインに行列、朝食ブッフェも行列と現場のホテルスタッフの疲労が顔には出ていませんが、「おもてなしの精神」で接客するのにも限界があるだろうと一宿泊客として感じました。セミナーのパネラーの一人は人材不測の解消には「付加価値」と言っていたものの具体的にどんなことかが明示されませんでした。それだけこの問題の解決策の答えを出すのは容易ではないのかもしれません。ただ最近、インバウンドが入って来て、日本と諸外国の比較をするようになり、海外では給料が上がっているのに、日本は物価は上がるが給料は変わらずという事実を知る機会が増えました。実際に私の仕事でも提携先との時給は15年前と変わっていません。「こんなに頑張っているのに…」という思いはホテルの現場の人なら尚更でしょう。お金のためだけに働いているわけではありませんが、会社がやっていくこととしてはやはり物価上昇と連動して働いた分の給料を上げられる経営をしていく必要があるのではないでしょうか。
行動経済学者ダニエル・カーネマンの実験より人はいまを楽しむことによって得られる幸福感(A)よりも苦しいことを経験してきて、終わって振り返ってみると「たいへんだったけどあれをやってよかった」と感じられる満足感による幸福感(B)の方が脳はより幸福を感じるようです。旅行を例にすると(A)…天気がよく、計画通りにうまく進み、やりたかったことや欲しかったことが手に入ってどこへ行っても楽しかったというもの。(B)…天気が悪く、トラブルに巻き込まれ、予定通りにはいかなかったもののみんなで協力してなんとか無事に帰って来ることができたというもの。(A)は、旅行の最中は楽しかったけれど幸福感はそれを体験したその瞬間が最もピークであるのに対し、(B)はそのときは幸福感を味わうこともなかったが、時間が経つにつれ、その時の記憶は薄れず、トラブルをハプニングと捉え、面白い体験ができたと継続的に幸福を感じられるものです。このことから、仕事で無難に自分の力量内でできることをこなすよりもうまくいかなくても敢えてたいへんなことにチャレンジする方が仕事での幸福感が手に入るようになります。容易にできることよりも、できるかどうかわからないことにチャレンジする方がモチベーションが上がるという経験をみなさん一度や二度あるのではないでしょうか。
内省(リフレクション)について先日「Reflect to Create!」の著者であるエレイン・パターソンさんのオンラインワークショップに参加したので少しだけシェアします。エレインさんによればリフレクションとは、「現在の私たちから見た過去、現在、 そして起こりうる未来における経験を 意味付けることを可能にし、 私たちの探求をサポートするもの」と捉えています。私たちも大きな問題に直面したときやうまくいかないとき、頭の中であれこれ考え、ときに堂々巡りに陥いることもありますが、その行為自体が内省です。そこからいかにエレインさんが言うような私たちの探求をサポートするものにするか、その助けとなるのが話の聴き手、パートナーです。あなたには自分の話を黙って聴いてくれる人はいますか?もしいなければ、安心して心を許して話ができる人に、何も言わずに話を聴いてほしいとリクエストしてから自分自身について考えたいことを4,5分話してみましょう。その後、過去・現在・未来を意味づけしましょう。それまでとは違ったものになるかもしれません。
11月11日(金)に開催します。<選定本>喜多川 泰 著『株式会社タイムカプセル社』(㈱ディスカバー・トゥエンティワン) 今回は小説から選びました。10年前に自分に手紙を書いた5人に主人公が手紙を届けることから、手紙を受け取った側も渡した主人公もそこから大事なことを思い出すという現在と過去を行き来できるお話です。時間軸を変えて考えるのはコーチングの手法の1つ。本を読みながら忘れていた何かを取り戻せるかもしれません。<開催概要>読書会概要と参加者募集要項、参加申込はこちらをご覧ください。●受付 18時30分~19時00分●開始 19時00分~20時30分viaワークワク読書会 Your own website, Ameba Ownd
名古屋で健康経営やチームビルディングなどのコーチングや研修、セミナーで組織の成長支援、コミュニケーションの活性化を行っているコーチングサプリです。メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種(マスター)を持つ健康管理士として職場のメンタルヘルス対策についてご紹介します。今回は「メンタルヘルス不全を知る」についてです。↓↓↓メンタルヘルス不全を知ることが心理的安全性のある職場づくりの第一歩メンタルヘルス不全を知ることが心理的安全性のある職場づくりの第一歩 | コーチングサプリwww.coaching-supli.com
10月14日(金)に開催します。<選定本>田中 孝幸 著『13歳からの地政学』(東洋経済新報社)国際情勢やニュースの裏側、国同士のかけひきをわかりやすく解説している世界の仕組みが学べる1冊です。地理や世界史が苦手という人も読みやすいです。<開催概要>読書会概要と参加者募集要項、参加申込はこちらをご覧ください。⇒ワークワク読書会●受付 18時30分~19時00分●開始 19時00分~20時30分
あなたはセミナーの主宰者だとします。定期的に行うセミナーの収入は事業収益の1つの柱であるが、セミナー受講者数が伸び悩んでいます。そこで考えられる策は、受講料を3割下げて従来より参加しやすさを売りにすることです。よってそのプランをやるかやらないか(①案or②案)をあなたが選ぶとしたらどちらでしょうか?①案受講料を下げることで、収入が減るリスクはあるが、受講者数を増やせるリターンがあるのでやってみる。②案受講料を下げることで、受講者数を増やせるリターンはあるが、収入が減るリスクがあるのでやらない。おそらく4分の3の人が②案を選ぶのではないでしょうか。①案と②案は「得るもの」と「失うもの」の話す順番が違うだけですが、①案は得られるものにフォーカスを当てているが、②案は失うものにフォーカスが当たっていることになります。要は意思決定の際に「得るもの」と「失うもの」のどちらにフォーカスを当てるか、それによって意思決定が変わるというのがプロスペクト理論です。上司に提案するときは話の順番を意識するとリスクはあるがチャレンジフルな案を通しやすくなります。
目の前のことに集中できていないとき、頭の中で何が起こっているでしょうか?例えば、本を読もうと本を開いて文字を追っているとき、集中できていれば、本の中のストーリーに入り込み、どんどん読み進めることができます。が、集中できていないときは頭の中で本の中身とは関係のないいろんな思いが浮かんできます。集中できていないとき、過去の出来事に関して後悔や自己嫌悪、悲しみ、怒りが湧いてきたり、明日や未来のことに関して心配、不安などが襲ってきます。つまり、私たちは何かに集中できていないときに変えられない過去の出来事やまだ起こっていない出来事にふりまわされストレスを増長させています。これらから「マインドフルネス」という今、この瞬間に集中した状態で目の前で起こっていることを体験できるようになるエクササイズが段階的に紹介されている1冊がこちらの『頭を「からっぽ」にするレッスン』です。マインドフルな状態を意識して作り出す方法、瞑想を著者の体験談を交えて書かれていますが、この本には、歩きながら、食事をしながらもできることが書かれてます。眠る前に瞑想をやったことのある人は分かると思いますが、意外と難しく、挫折する人が多いものです。逆に何かをしているときに、今やっていることに集中する時間を決め、10分でもやってみる方が私はやりやすいと思います。私はジョギングを15年以上やっていますが、マインドフルな状態になりやすく、その状態に入りたいがために時間がないときでも20,30分でも走ろうとなっています。マインドフルな状態とはリラックスしている状態です。今やっていることに集中しているのにリラックスしているというと矛盾しているように聞こえますが、例えば、ゲームに夢中になっているとき後悔や不安というネガティブな気持ちが頭の中に湧いてくることはないでしょう。走っているときも同じで、走ることに集中しているときはランナーズハイが起こり、どれだけでも走り続けられるような感覚に陥ります。そうなると、気持ちがポジティブになり、ネガティブな気持ちは吹っ飛んでいき、まさに爽快(走快)です。⇒(参照)なおみっちゃんの気分走爽快日記究極はどんなときもマインドフルでいられることですが、まずあはどんな方法でもいいと思いますので、マインドフルな状態でいられる時間を作られるのをおすすめします。
9月9日(金)に開催します。<選定本>中島 岳志 著『思いがけず利他』(ミシマ社) コロナ禍をきっかけにクラウドファンディングなど利他への関心が高まっています。その一方、利他による弊害もあります。ほんとうの利他とは何か?を考える1冊です。<開催概要>読書会概要と参加者募集要項、参加申込はこちらをご覧ください。●受付 18時30分~19時00分●開始 19時00分~20時30分 viaワークワク読書会 Your own website, Ameba Ownd
下記の期間、業務を休業させていただきます。この間、お客様にはご不便をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。2022年8月11日(木)~18日(木)※現在ご契約中のお客様で緊急の場合は、メール対応いたします。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇対話で人・組織の成長と会社の価値創造を促進するコーチングサプリ 代表 田中直美(組織開発コーチ・健康経営エキスパートアドバイザー) ------------------------------------------------------------------------------愛知県名古屋市昭和区吹上町1-10-106Mobile:090-4210-0245 FAX:052-734-0056Email:tanaka@coaching-supli.comURL:https://www.coaching-supli.com------------------------------------------------------------------------------◎毎月開催!【ワークワク読書会】https://reading-workshop.amebaownd.com/【東海スロージョギングクラブ】https://tokai-slowjogging.localinfo.jp/◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日本の新型コロナウイルスの感染者数は過去最大の第7波真っ只中です。マスクや手指消毒といった感染予防策をしっかりやっているにもかかわらず。欧米ではほぼ入国制限なしだったり、人混みや電車以外はマスク着用義務なしとか。先日までテレビ中継されていたアメリカのオレゴンで行われた世界陸上の陸上競技場内の観戦客を見ていても「ゆるい」と感じましたし、日本選手ばかり?の陽性反応による欠場も他国との違いを感じました。第7波が大きくなっていっても行動制限や規制も強まることはなく、インバウンドが少しずつ増えてきているようですが、欧米人がいま行きたい国の第2位(22%)が日本だそうです。その理由は、日本ならではの文化に触れたいからです。着物、庭園、富士山、グルメ(寿司、ラーメンなど)、温泉、旅館といった従来のものだけでなく、とくに最近はアニメやゲームなどどちらかと言えばオタク気質の人が多く日本に訪れているらしいです。愛知県のインバウンド(2019年データ)はアジア圏が80%以上、アメリカはたったの2%です。アジアと欧米とでは旅行スタイルが違うようで、欧米人は個人旅行に対して、とくに中国人はグループ・団体旅行ですし、欧米人は日本の文化・自然に興味があるのに対し、中国人はショッピング。愛知県はインバウンドに限らず国内でもあまり県外から旅行にする人は少なく、新幹線ならば名古屋の地に足を踏むことも少ないし、飛行機でセントレア(中部国際空港)に来たとしても、名古屋は通過され、三重県の伊勢志摩や岐阜県の高山などへ。名古屋市内に泊まるとしたら、お値打ちなビジネスホテルで2,3泊し、名古屋を拠点に東海地方を観光する形が多く、かろうじて名古屋めしを食べて帰るくらいでしょうか。そこで、どうしたら愛知県のインバウンドを増やすか?1つは、日本に来ても愛知県にしかないというものを作る。もう1つは、インバウンド観光客に優しい環境を作る。・多言語化・体験(例:有松しぼり)・おもてなし「おもてなし」は東京オリンピックを誘致する際の滝川クリステルさんのプレゼンで国内外で認知されていますが、実は外国人から見ると日本人は、・リクエストに関する柔軟性がない(マニュアル重視)・接客時、とくに初対面では人との距離感がある(オープンではない)おもてなしと言いながら、欧米人が求めるフレンドリーというおもてなしはありません。そこでダイバーシティ・アクセシビリティです。誰もが触れたり体験でき、手に入れられる仕組みやサービスが今後できるようになると、愛知県や県下の飲食店等企業が活性化すると考えられます。
愛知県の名古屋市の東に位置する長久手市にある愛・地球博記念公園内にジブリパークが今年の11月1日に開園することが発表されました。私はその1か月前に名古屋商工会議所のある部会にて㈱ジブリパークの広報担当者からジブリパークの理念や目指す方向性などの構想を聞くことができました。○○パークと聞くと、イコールテーマパークと捉えがちですが、実はジブリパークはテーマパークではないことを認識しましょう。ジブリパークはあくまでも愛・地球博記念公園の中にあり、第1期では、・ジブリの大倉庫(カフェやショップ、展示室などのメインエリア)・青春の丘(『耳をすませば』の地球屋)・どんどこ森(『となりのトトロ』のサツキとメイの家、どんどこ堂)がオープンするようですが、各エリア以外は今まで同様の公園です。実はそこがジブリ側と公園を所有する愛知県側の理念が合致したところです。ジブリパークはジブリの世界を表現した公園でありながら、豊かな自然を残した公園の中に存在する形をとり、自然との共生やローカル性を大切にしています。なので、テーマパークでは当たり前のキャラクター(着ぐるみ)もVRも音楽もアトラクションもないということです。それにもともと屋内プールがあった建物は、ジブリの大倉庫にリノベーションされたものです。東京ドーム40個分、東京ディズニーランドの3.8個分という広大な敷地が万博終了後、名古屋の中心部から遠いということもありさみしい感じになっていましたが、長久手市というのはIKEAができたり、大型ショッピング施設ができ、子育て世代が移り住むようになり、住みやすい街で東海地方では№1になっている街ですので、ジブリパークのオープンで愛・地球博の跡地がよみがえるのを期待したいと思います。
一般の大人が50m走や100m走を走ってみるとゴールの3~5m手前から力を抜くことがあります。これは「確実にゴールできる」という確信が持てると安心してしまう心理が働いている証拠です。社会心理学者エレン・ランガーの実験によると「ジャンピングジャック(両手・両足を開閉する運動)を50回するとしたら、 何回目くらいで疲れると思うか?」と聞いたとき、ほとんどの人が「30回くらい」と答え、「ジャンピングジャックを70回するとしたら?」と聞いたとき、ほとんど人が「50回くらい」と答えたそうです。つまり、人は要求の3分の2くらいしかできないと予想するということです。これは前述の「確実にゴールできる」というハードルを下げて考えていることを意味しています。なので、例えば「部下に10件の契約を取ってほしい」と望むなら、部下に「15件の契約を目標にやってほしい」とリクエストすれば、10件の契約は案外達成できるかもしれません。5円玉を立てる実験では被験者に「5円玉を立ててください」というよりも「5円玉を立ててから穴に糸を通してください」という方が5円玉をたやすく立てることができたそうです。要はゴールのその先を用意しておくことです。
今回は第2金曜日がお盆休みのため、8月19日(金)に開催します。<選定本>アンディ・プディコム(イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタント) 著 『頭を「からっぽ」にするレッスン』(辰巳出版)ビル・ゲイツが読んでおくべき1冊として推薦し、世界各国で刊行されベスト&ロングセラーとなっている本です。読書会までにお盆休みがありますので、休暇前に読んで、休暇中に実践し、その効果をシェアし合えるといいかなと思っています。<開催概要>読書会概要と参加者募集要項、参加申込はこちらをご覧ください。●受付 18時30分~19時00分●開始 19時00分~20時30分viaワークワク読書会 Your own website, Ameba Ownd
「アイリスオーヤマ」と聞いて思い浮かぶのは何ですか?私は俳優の吉沢亮さんが出演するテレビCMとお米の銘柄ごとに炊き方を自動的に変える炊飯器です。斬新でコミカルなCMは会社の革新的なイメージを印象付けています。炊飯器に関しては数年前に炊飯器を買おうとした際にその炊飯器を最後の最後まで迷ったものの、どこかその機能を信じることができず昔から炊飯器に強い家電メーカーのものを選びました。が、アイリスオーヤマって家電も製造販売していることをこのとき知ったような気がします。アイリスオーヤマは生活用品の企画、製造、販売の会社でホームセンターで販売されている商品の中にその名を見ることが多かったような気がします。会社の沿革を見ても現会長の大山健太郎氏が2代目社長になってからガーデニング用品やペット用品を扱い始めているのがわかります。いったいいつから家電も製造、販売するようになったのでしょう。先日、現会長の講演を聴く機会があり、『いかなる時代環境でも求められるリーダー像』という題でお話しされました。「マーケットインの先は何だろう?」という問いから出てきた答えが「最終ユーザーに合わせた商品をつくる”ユーザーイン”」であり、生活者への代弁となるという軸が固まりましたが、それには技術力が必要です。どうやって技術力を付けたかというと、大手家電メーカーが工場縮小や事業撤退などで技術者をリストラする動きが出、大山会長は技術を持っている優秀な人材が海外に流出されてはいけないと思い、大阪の心斎橋という立地の良い(通勤に便利)な場所に開発拠点を設けて他社に勤めていた優秀な技術者を確保し、商品開発に取り組んだということです。大手がやらなかったお米の銘柄ごとに炊き方を変えるという技術はそういうところから生まれたことを私は知り、「あ~、あのときアイリスオーヤマの炊飯器を選べばよかった」と後悔しています。うまくいっている会社は自分の会社の利益だけでなく、三方良しの考えがちゃんとあるんですね。
「いい対話とは何か?」コミュニケーションの正解は1つではない。だからこそずっと考え続けている対話。この本はタイトルだけで惹かれたましたが、哲学者である著者がファシリテートする側あるいはされた経験を基に書かれた哲学対話の本です。ひとつのテーマについて水中に深く潜るが如く、深く考えるのが哲学対話であり、参加者同士でゆっくり聞き合い、じっくり考え合う場となっています。対象は大人だけではなく小学校でも哲学対話を行う機会があるようで、子どもの方が本質を突く「なんでそうなの?」質問が多く、逆に大人は問いのパターンが偏りがちだし、問いすら持たずわかった気になりやすいものです。私のコーチとしての経験上、「人はそう簡単には変わらない」という人ほど自分が変わることを恐れ、拒んでいるように感じます。著者が参加したある哲学対話にはこんなルールが。・ひとの話をよく聞くこと・自分の言葉で話すこと・変わることをおそれないこと私はこの本を読んで大人にはとくに3つ目が重要に感じました。本の中の一節↓ひとの話をよく聞き、それによって自分の考えが変わること、それを楽しんでください。自分の考えが変わるのを楽しむという発想はコーチングを学んでいないとそうはいかないでしょうし、多くの人は、誰かの言葉で自分の考えが変わることはその人に負けたと捉えがちではないでしょうか。相手の考えを変えようとした場合、答えを与えがちですが逆に問いを立てることでいろんな答えが水中からゴポゴポといくつも泡立ってくるようになるもの。そもそも対話(dialogue)は古代ギリシャ語から来ていて言葉を通じてひととひとが交わり合うことを意味するらしい。余談ですが、宇宙飛行士の野口聡一さんがラジオで「宇宙は逃げ場がないし、協力し合わないと地球に帰れないので、 気の合う仲間ではなくても気心を知っている方がいい」と。「気の合う」と「気心を知っている」は異なり、同じ考え方でなくてもお互いがどう考えているかやどう感じているかを知っているし、ときにどちらかが譲歩し相手の考えを受け入れる、つまり変わることを受け入れられるかどうかが宇宙でも地球でも会社組織でも生き残っていくには必要のようです。対話で相手と自分が違うことを楽しんでみましょう。