「HUNTER×HUNTER」第25話「ミエナイ×ト×アエナイ」の感想など。
キルアが家を出たその頃。
ゴン達は、カナリアの案内で執事室へ向かっていたが…とにかく長い!
そしてキキョウはというと、ゴトー相手にヒステリック発動中(汗)
これを、歪んだ愛情というのだろうね。
ようやく、執事室が見えてきた。でもまだ距離があるやん。
そしてゴンは、カナリアがここまで連れてきているのは無断であるはずだから、迷惑がかかってしまうのではないか、と心配するが、とっくに知られているから手遅れ。
だからこそ、覚悟はできている。
そんなカナリアに、何かあれば俺が責任を負うとゴンが言うが、キルアの友達をお連れしただけなので、と…
そしてキルアはゴトーの元へ。
カナリアの案内で、ゴン達がこちらへ向かっていると伝えられた。正直だ。
で、ゴンが来たらすぐに呼べよ、とキルアはゴトーに告げ、承知しております、と答えたのだが…
あの目は、そうする気がないだろう。心の中で、キルアに謝罪をしていたし。
ようやくたどり着いた、執事室。
だがよく見ると、ゴトーを中心に5人ほど執事達が待ち構えていた。
異様な雰囲気がしたが…
いらっしゃいませ!
普通に出迎えたな。さらには、数々の無礼の謝罪まで。
ゴンの目の手当てもしてくれたよ。片目が完全に視界を遮られた状態だな。
豪華に見えるが、ここも屋敷ではない。執事用の住まいだってさ。
ゆっくりしていってくださいとは言うが、ゴトーよ、ここにキルアがいるのに、こちらに向かっておいでです、と軽い嘘をついた!
ただし。
ただ待つのは長く時間を感じるので、ゲームでもして時間を潰しましょう、と提案するのだ。
ここに、ゴトーの狙いがあるみたいだ。
コインを宙に投げ、それを手の動きを素早くシャッフルさせて、どちらにコインがあるか?というゲームだ。
最初は2択。で、ゴン、クラピカ、レオリオは3人とも、左手、と正解を当てる。
ちょっと難易度が上がった2回戦も、ゴンは左手、と見抜いた。
というわけで、ちょっと本気を出したゴトー。クロスするスピードがハンパねぇ!
これは確証がなかなか持てないわな。レオリオが、自信なさ気に、右、と呟いた時であった。
突然ゴトーが、キルアを小さい頃から見ている、って言い出し、親にも似た感情を抱いていることを告げる。
正直なところ、キルア様を奪おうとしているお前らが憎い。
ヤベェよ。一気に空気が変わった。
コインは左手。クラピカが答え、正解するが、まだゴトーの殺意がこもった空気は消えない。
そして、キルアが来るまでに、ゴトーのやり方で3人を判断する、ということになった。
カナリアにも、他の執事からサーベルが首に当てられる。
ゲームは、一度間違えたら、そいつはアウト。
もし3人とも間違えた場合、キルアには、3人が先に行ったと伝えるようだ。
二度と会えないところへと、というのは、殺すつもりがあるのだろう。
緊迫した空気の中、第4ゲーム。片目がふさがっているゴンにはかなり不利だ。
しかもゴトーが、3秒以内に答えろと脅迫してきた。時間もない中、焦りも生じるだろう。
ここで、ゴンとクラピカは右手、レオリオは左手と、意見が分かれた。
答えは右手。レオリオがアウトだ。
間髪いれず、第5ゲーム。
ゴン、やはり見えていないのだが…
ここは、ゴンが左手、クラピカが右手と回答。答えは左手で、クラピカがアウト。
第6ゲームが始まろうとした時だ。
ゴンが、ちょっと待って、と止めた。
ただの時間稼ぎならぶっ殺す、と言われる中、レオリオにナイフ貸して、と告げたゴン。
何をする気かと思ったが、腫れた左目を切ったのだ。
だがそれは、血を抜くことで腫れを引かせる目的のようだ。
一方、待つのに限界を迎えたキルアが部屋の外に出るが、電気がついていないから違和感を覚えた。
そして、治療を終えたゴンは、視界も回復。
軽く鼻で笑いとばしたゴトーが再度コインシャッフル。
ゴン、ズバッと当てたよ。
するとゴトー、これでは埒があかないと、さらに究極のシャッフルを繰り出す!
他の執事2人を両端に呼び寄せ、6つの手で高速シャッフルをしたのだ。
最終的にはゴトーの両手、2人の執事の片方ずつの手の、4択なのだが、クラピカとレオリオには多分見えていないはずだ。
さあ、誰が持っている?
ゴンの回答は…
後ろの、こっちの人でしょ?
何で分かったの!?
と思うが、これで一気に空気が緩和したよ。
ゴトー、素晴らしいとゴンに拍手。
そこへキルアがやって来た。ゴンはいいんだが、クラピカはついで扱い、レオリオはわざと名前を間違われる不憫な扱いだわ(汗)
そしてゴトーは、ちょっと悪ふざけが過ぎた、と謝罪。
キルアは、どうしてもここにいたくないみたいだね。
ゴトーに対し、キキョウに何を言われてもついて来るなよと釘を刺した。
最後にゴンはゴトーに、キルアがいなくなったら寂しくなるね、と告げると…
雇用主に感情は持ち合わせていない、と嘘っぽいこと言われたぞ!?
ちなみに偶然か否かは不明だが、この放送、エイプリルフールにやってたので、いかようにもとらえられるんじゃないか?
最後に簡単なコイントリックを見せたゴトーは、世の中正しいことばかりではない、という言葉を餞別に、ゴンに、キルアをよろしくお願いします、と告げるのだった。
後で、さっきゴトーがやったトリックの種明かしを、クラピカが実践して説明してくれた。
目には、左手でキャッチしたように見えた。だが、コインは右手である。
ゴトーは、コインを2枚持っていた。1枚を右手に隠し持ち、左手のコインを上げて左手で取る。
この時、どっちだ?と聞く前に、相手の目よりやや高いところに両手を上げ、拳を開かずに左手のコインを袖の中へ落とす、というものだ。
とはいえ、たとえゲームでも、ズルは嫌いなゴトー。最後しか使っていないだろう、とね。
帰りの電車内。
観光ビザでここにいると聞いて驚くキルア。
せっかくハンター試験に合格したのに、と、普通は思うよね。
ちなみに、クラピカとレオリオも、同じこと言ったんだけどね(笑)
やること全部やってから使う、というゴンのそれが示す意味とは…
第4次試験でヒソカに渡された、このプレート!
要は、あの時ヒソカに殴られたように、ヒソカに1発顔面パンチをかまして、プレートを返すまでが、やることみたいだね。
決意は固いが、肝心のヒソカの居場所が分からないんじゃどうしょーもない(汗)
だが、クラピカが何故か知っていた。本人に直接聞いたからだそうだ。
いつ?なんてことは愚問。あの、最終試験での対決の時以外に他ならない。
じゃなかった。講習が終わった後だった(汗)
それはいい。でも、対戦時に言われた時と関係があることは間違いないはずだ。
前から気になっていたが、あの時、クラピカはヒソカに何を言われたのか?
…蜘蛛について。
ヒソカに幻影旅団のことを話した覚えはない。だから、1次試験でのレオリオとの話を聞かれたか、他の誰かが話した可能性が高い。
旅団の情報を知っていたヒソカの話に、興味があった、と言われれば、それは嘘ではない。
それを聞けば、プライドの高いクラピカが、ヒソカの試験放棄を受け入れたのも納得がいく。
で、講習後に、ヒソカを問いただすと…
9月1日。ヨークシンシティで待ってる。
まだ半年以上先ではある。
が、その日は世界最大のオークションがある、とレオリオが思い出した。
9月1日~9月10日まで、世界中から国宝級の貴重品などが、ヨークシンシティに集まる。
その時は、世界で一番、金が集まる場所になる。
幻影旅団がそれを狙わないはずがない。その日、ヒソカはヨークシンシティのどこかにいるはずだしね。
ってなわけで、キルアとも再会できたため、区切りがついたクラピカは、オークションに参加するための準備で、本格的なハンターとして雇い主を捜すべく、別行動を取ることに。
で、医者の夢を諦め切れないレオリオも、故郷へ帰ることに。授業料は免除できるアテがあるので、とにかく合格のための猛勉強だ。
そして4人は、9月1日、ヨークシンシティでの再会を約束し、それぞれの道を進むのである。
残されたゴンとキルアがやることは、特訓しかないよな。
でもゴン、先ほど自分が言ったことをすっかり忘れてる!?
遊んでたら、ヒソカに顔面パンチなんてお見舞いできないっしょ(爆)
現在の力の差をキルアに示されて、泣きたくなってきた(汗)
さすがにこんなこと言われると、ちょっとどころじゃないっしょ!かなりムカツクよね~
とはいえ、力量の差など、完璧に測れるものでもない。勘に頼る部分もあるだろう。
ま、そこは経験を積むことで、少しは精度がよくなるだろう。でも、強い奴ほど自分の力を隠すことにも長けているから、あまり頼りすぎるのもよくない。
ともかくヒソカは強い。並大抵のことでは、半年で一矢報いるのも無理。
するとここで、金はあるか?とキルアが聞いた。ゴンもキルアも、そろそろ手持ちがねぇ…
そこで、特訓と金儲けの一石二鳥の場所がある。それは、
天空闘技場さ。
説明はあと。ますは天空闘技場へ向かおう!
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