AHR20・ハイブリッドバッテリー交換
ひろきち号ことエスティマハイブリッドは
14年目27万ウン千キロ
充電能力がどんどん落ちてまして
走ってても全然電池残量あがりません
ハイブリッドバッテリーが劣化するとお約束で出現する異常
●ハイブリッドシステムチェック
電池電圧低下が主な原因で、エアコン使ったりアクセルを強く踏み込んだりすると出やすいです
●VSCチェック
一応4駆のe-fourはハイブリッドシステムにも依存するので、走行姿勢をコントロールするシステム(VSC:Vehicle Stability Control)も同時に止まります。だから滑ってるシンボルと黄色ブレーキシンボル、あとシステムチェックとか色々出て賑やかです
週1くらいの出現が徐々に縮まり、1日2~3度の頻度に。。
異常が出たらモーターのアシストはなくなり、充電もしなくなるので、どーんと重たくなるけど、安全なところに車を止めてリセットすれば走ります。。
おぃら車の買い替えができないので、しばらくひろきち号に頼らければならないんだけど、このHVバッテリー交換はディーラに頼むと50万円近くするようなんです
次回車検代だけでも40万円近くかかりそうな予想
ここはこれ以上維持費掛けられないので、自分で交換を試みることにしました
新品買えないから再生品ですけど
会社に届けて貰って、作業日を決めさせて貰って、
その前に事前準備で、、
椅子のボルト半分とセンターコンソールを撤去、あとケーブルとか
これら外すとエアバッグ警告が出ます
安全上の問題があるので、この状態で走行してはいけません
さて作業開始は椅子撤去から
こんなトコ外さないので、ゴミがすごい
バッテリー廃棄向けの取外し手順書があったので参照、ボルトやクリップの位置、コネクターの数もわかるので、これがあれば作業出来ます
とても重たい(65kgくらいの)バッテリーは、会社の人が手を貸してくれました
これをひとりでやり抜こうとしたのは無謀な挑戦でした
取外しまでは順調に終了
左が取り外したもの
右の再生品は、開梱時点で色々ダメージがありました
つべこべ言わす、バッテリーに搭載されていた部品を移植します
どんどん復元していきまして、最低限の構成で動作確認
起動しない・・。ヤバぃ
電圧異常リセット効かないし何だろうな?
手順を追ってコネクターの差し忘れとか間違いがないことを何度も確認
HVバッテリーが再生品にて空だから?騙されたと思って救援車に補機バッテリーつないで貰ったけど、エンジンがセルで掛かる訳ではないので関係なかった
開梱の時ダメージ色々あったから、初期不良品だったのかな~?
翌朝元のバッテリーに戻すことにしようと思うけど、治らなくて自走できなかったらヤだな~
今日はここまでにして、会社の車を借りて、一度帰宅
こういった失敗談を探していたら、サービスプラグのスライド忘れというのが目につきました。作業前安全に電気を遮断するもので、終了後カチッとつけて、レバーを倒すもの
ただ手順はもう一つあって、このレバーを内側にスライドして縮めて沈ませなきゃならんのだが、、これを怠っていたことに気づきました
翌朝一番で確認、問題なく起動しました
あとはエンジン学習とか
■2WD整備モード手順(知りたい人向け)
⓪シフトレバーP確認、パーキングブレーキ確認
①エンジン掛けずSTARTボタン2回押す。OFF→ACC→IGN
②アクセルペダル2回最後まで踏む
③シフトレバーP→N
④アクセルペダル2回最後まで踏む
⑤シフトレバーN→P
⑥アクセルペダル2回最後まで踏む
⑦2WD整備モード表示確認(⑦迄の操作10秒以内)
⑧ブレーキペダルを踏みながらSTARTボタン押す。READY点灯
・シフトレバー操作は、フットブレーキ・シフトロック解除どちらでも良い
しばらく放置して、通常起動しなおし
警告灯が全部消えました
外したバッテリーは梱包しました、週明け出荷予定
ひろきち号も場内少々移動
作業無事終了です
インプレっていうほどのものではないけど一応感想
50km/h以下では積極的にエンジンが止まるようになりました
電流見たらどの速度域でもエアコン使ってても、ちゃんと充電してました
発進がなめらかになり、エンジンとの切り替わりの際のショックがなくなりました
力になってくれた皆様、どうもありがとうございました
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おやくそく
この記事を参考にして作業される場合は安全に充分注意して自己責任でお願いします
高電圧部分が多くあります
作業に際し所定の特別教育を受けた上で絶縁手袋・絶縁工具を準備し、周囲への注意喚起が必要です