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日産、ベタープレース型対応電気自動車販売

日産が、ベター・プレース方式対応の電気自動車を来年から日米で発売するそうです。電気自動車インフラ会社であるベター・プレースはデンマークやイスラエルなどで日産・ルノーと協力して電気自動車を展開していくことをすでに決めていますが、日本でも同様なシステムを採用するとのことです。

電気自動車には大まかにわけて2種類の急速な電気の補充の仕方があります。一つは急速充電、もう一つは充電池交換です。ベター・プレイスは充電池交換型のシステムを開発しており、先日ブログで書いたようにベター・プレイスは今月6月20日まで横浜で実証試験をしています。

システムの設置コストは約4800万円でガソリンスタンドの貯蔵タンクの半分以下で済むそうです。新聞記事では日産が充電池交換スタンドを設置していきたいと書いてありましたが、ベター・プレイスが主体として進めるのか、日産と共同でやるのかどうなるのか気になりますね。

日産以外にも電気自動車のニュースは最近は多いですね。三菱自動車の電気自動車のアイミーブの量産がはじまりましたし、今年は電気自動車がインフラと車体の両面で、試みが広がりそうです。

MJ

マサチューセッツからのニュース

MITのクリーンエネルギー賞の受賞者発表が5月13日にありました。
今年の受賞者は、米の籾殻を使った新素材による熱効率のよい冷蔵庫の普及を目指す、ミシガン州の新興会社Husk社です。
アメリカ政府の現環境長官がゲストスピーカーとして招いての授賞式は、クリーンテック起業を推進するMITのシグニチャー的イベントとなってきた感があります。スピーカーにはGoogle.orgのダン・ライカー氏も登場しました。

そんなクリーンテック熱盛んなマサチューセッツ州ですが、一方でこうしたニュースもあります。
2001年創立のバイオ燃料会社GreenFuel社がその扉を閉じるというのです。
原生藻類のアルジーに工場排出の二酸化炭素を消費させそれから燃料を作ることで、炭素排出を抑制し代替燃料を確保するというビジネスコンセプトをもったこの会社は、2006年に私が会社を訪問した折には、資金調達にはまったく困ることがないと言っていましたが、時代が変わり、クレジットクランチに陥ったようです。

アルジーを使ったバイオ燃料の先駆的存在だった同社の撤退のニュースは、業界の淘汰が厳しくすすんでいることを印象付けます。
これからもこうしたニュースを目にすることがしばらく続きそうです。

デュターム

ベタープレイスの充電池交換実証実験

前回書いたベター・プレイスの実証実験にいってまいりました。横浜の会場はこじんまりとしていましたが、充電ステーションと電池交換ステーションの両方を見ることができました。

電気自動車インフラ会社のベター・プレイス。今回のデモンストレーションの見どころは充電池交換です。レールに沿って車がステーションに進入してきます。前輪の片方を止めて待っていると、下から電池を取るロボット(?)が出てきて、壱拾電池をはずします。そして新しい充電地を差し込みます。2回ほどデモンストレーションをしてくれましたが、どちらも電池交換にかかったのは1分30秒。これなら時間的にガソリンを普通の自動車に入れるのとほぼ変わらないでしょう。

すべてが非常にスムーズに進んだので一回見ただけでは信じられませんでした。もしかしたら運転手が凄腕なのかとも疑いました。というのも下から充電池を交換するので、車を停める場所が正確でないといけないように見えたからです。ところが運転をしていた人に聞くと、ロボットが自動で調整するから問題ないという答えが返ってきました。ITが活用されているようです。

充電ステーションの方は車をつないでいませんでしたが、スイカのような非接触式ICカードの「鍵」を見せてもらいました。この鍵で開錠してから電源ケーブルをつなげるのです。確かに勝手に使えたら誰が盗電するか分かりませんね。充電ステーションは時間がかかり、ショッピングセンターで30分ぐらい買い物をする場合などを想定しているようです。

カリスマ性のあるアップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏になぞらえて、環境ビジネスの「ジョブズ」と呼ばれるCEOのシャイ・アガシ氏。彼は今月中旬に来日するそうです。英語圏だとEconomist, Time, Newsweek, New York Times Magazine, Wiredのように、環境系の雑誌やウェブ(例えばGrist)だけではなく一般誌に沢山の記事が書かれています。せっかく日本で実証実験やっているので、アガシ氏の来日にあわせて大きくメディアに取り上げられることを願っています。

(ベター・プレイスのビデオ)


MJ