東洋経済の特集とフリードマンの「グリーン革命」
広告などで目にした方も多いと思いますが東洋経済が「新エネルギーバブル!」という特集号を出しました。分かりやすく日本語でまとまっていますのでお勧めです。もう先週号となってしまって店頭では簡単に見つからないかもしれませんが、バックナンバーをお求めになるか図書館でご覧になると是非いいと思います。
それから何度かこのブログでは引用しているフリードマンですが、"Hot, Flat, and Crowded"がついに日本語訳されました。タイトルは「グリーン革命」で、上下巻あります。情報としては他のところでも読めるような内容が多いですが、やはりベテランジャーナリストの筆致は素晴らしく、自分もスマート・グリッドの章からは学ぶことが多かったです。全体像を見るには非常によい本だと思います。
MJ
それから何度かこのブログでは引用しているフリードマンですが、"Hot, Flat, and Crowded"がついに日本語訳されました。タイトルは「グリーン革命」で、上下巻あります。情報としては他のところでも読めるような内容が多いですが、やはりベテランジャーナリストの筆致は素晴らしく、自分もスマート・グリッドの章からは学ぶことが多かったです。全体像を見るには非常によい本だと思います。
MJ
2009年は調整の年
前回の朋美さんとその前の自分の記事が相反するような内容になっていましたが、これはどちらも事実のようです。昨年もこのブログで取り上げたクリーンエッジの報告書"Clean Energy Trends 2009"が3月に出ました。2008年は全般的によい年で、バイオ燃料、風力、太陽光の3セクターの売り上げは2007年から2008年にかけて実に53%も成長しました。しかし昨年後半から(おそらく9月のリーマン・ブラザーズの破綻以降)は資金調達に困る企業が増えてきていて、拡張どころか存続も危ぶまれている会社もでてきているのはご存知の通りです。
過去のデータを振り返るとクリーンテック、特にエネルギー関連の活躍が見て取れます。グラフは2000年からの2008年までのクリーンエネルギー関連のベンチャー投資額と割合の推移を示しています。ベンチャー投資全体に占める割合が2000年にはたった0.6%だったものが2008年には11.84%に急成長しました。


長期的にはこのような成長が続くと思いますが、今年はこの経済不況。朋美さんが書いたようにクライナー・パーキンズも気を引き締めなければいけないような状況です。CleanEdgeの報告書ではクリーンテックの長期的な有望性を指摘しつつも、2009年はつぶれる会社などがでてきて調整が進むと指摘しています。
MJ
(グラフのデータの出展:CleanEdge, 2009, "Clean Energy Trends 2009", clean-energy venture capital investments in U.S.-based companies as Percent of Total)
過去のデータを振り返るとクリーンテック、特にエネルギー関連の活躍が見て取れます。グラフは2000年からの2008年までのクリーンエネルギー関連のベンチャー投資額と割合の推移を示しています。ベンチャー投資全体に占める割合が2000年にはたった0.6%だったものが2008年には11.84%に急成長しました。


長期的にはこのような成長が続くと思いますが、今年はこの経済不況。朋美さんが書いたようにクライナー・パーキンズも気を引き締めなければいけないような状況です。CleanEdgeの報告書ではクリーンテックの長期的な有望性を指摘しつつも、2009年はつぶれる会社などがでてきて調整が進むと指摘しています。
MJ
(グラフのデータの出展:CleanEdge, 2009, "Clean Energy Trends 2009", clean-energy venture capital investments in U.S.-based companies as Percent of Total)
VCは今どこから資金調達するのか
1月の中旬こんな記事がベンチャーキャピタルに関するサイトに掲載されました。クレイナー・パーキンスが従来の機関投資家以外の投資家に、同社のクリーンテック関連ファンドへの投資を呼びかけたという内容です。
これが記事になるほど、これまでクレイナー・パーキンスは投資家集めに苦労したことはなかったということですが、記事にもあるように、従来の長期投資の担い手である米国の主要大学や年金などの運用資金は、これまで毎年の投資利益を再投資していたものの、こうした投資構造が継続できなくなったことが主な原因とのこと。
とはいっても同社のファンドに投資したい投資家はまだまだ沢山いるので、これはチャンスだとも捉えられるでしょう。しかし潤沢な資産を誇る非営利団体のスタンフォード大学も、この1月には10%の従業員のリストラを敢行しており、Yahoo, Googleのリストラも話題になっています。シリコンバレーも深刻な不況の波にさらされていることが目に見えるようになってきたといえます。
こんな記事から1ヶ月程たって、最近はクリーンテックに投資しているVCへの政府資金投入の可能性などもそこここで話題になったりしていますが、どうなることでしょう。
起業家の支援が、新事業と雇用の創設の支えになるというのは論理的には整合性があっても、VCは、雇用の創設より自社の投資回収のために動くものだという、ブロガーRob Day氏の意見ももっともな気が私はしますが。シリコンバレーの起業文化が、投資資金の流動性の変化をどう乗り越えていくのか注目されるところです。
デュターム
これが記事になるほど、これまでクレイナー・パーキンスは投資家集めに苦労したことはなかったということですが、記事にもあるように、従来の長期投資の担い手である米国の主要大学や年金などの運用資金は、これまで毎年の投資利益を再投資していたものの、こうした投資構造が継続できなくなったことが主な原因とのこと。
とはいっても同社のファンドに投資したい投資家はまだまだ沢山いるので、これはチャンスだとも捉えられるでしょう。しかし潤沢な資産を誇る非営利団体のスタンフォード大学も、この1月には10%の従業員のリストラを敢行しており、Yahoo, Googleのリストラも話題になっています。シリコンバレーも深刻な不況の波にさらされていることが目に見えるようになってきたといえます。
こんな記事から1ヶ月程たって、最近はクリーンテックに投資しているVCへの政府資金投入の可能性などもそこここで話題になったりしていますが、どうなることでしょう。
起業家の支援が、新事業と雇用の創設の支えになるというのは論理的には整合性があっても、VCは、雇用の創設より自社の投資回収のために動くものだという、ブロガーRob Day氏の意見ももっともな気が私はしますが。シリコンバレーの起業文化が、投資資金の流動性の変化をどう乗り越えていくのか注目されるところです。
デュターム