2009年は調整の年 | クリーンテック(CleanTech)

2009年は調整の年

前回の朋美さんとその前の自分の記事が相反するような内容になっていましたが、これはどちらも事実のようです。昨年もこのブログで取り上げたクリーンエッジの報告書"Clean Energy Trends 2009"が3月に出ました。2008年は全般的によい年で、バイオ燃料、風力、太陽光の3セクターの売り上げは2007年から2008年にかけて実に53%も成長しました。しかし昨年後半から(おそらく9月のリーマン・ブラザーズの破綻以降)は資金調達に困る企業が増えてきていて、拡張どころか存続も危ぶまれている会社もでてきているのはご存知の通りです。

過去のデータを振り返るとクリーンテック、特にエネルギー関連の活躍が見て取れます。グラフは2000年からの2008年までのクリーンエネルギー関連のベンチャー投資額と割合の推移を示しています。ベンチャー投資全体に占める割合が2000年にはたった0.6%だったものが2008年には11.84%に急成長しました。

クリーンテック(CleanTech)-米国のエネルギー関連ベンチャー投資額

クリーンテック(CleanTech)-ベンチャー投資額に占めるエネルギー関連投資の割合

長期的にはこのような成長が続くと思いますが、今年はこの経済不況。朋美さんが書いたようにクライナー・パーキンズも気を引き締めなければいけないような状況です。CleanEdgeの報告書ではクリーンテックの長期的な有望性を指摘しつつも、2009年はつぶれる会社などがでてきて調整が進むと指摘しています。

MJ

(グラフのデータの出展:CleanEdge, 2009, "Clean Energy Trends 2009", clean-energy venture capital investments in U.S.-based companies as Percent of Total)