VCは今どこから資金調達するのか | クリーンテック(CleanTech)

VCは今どこから資金調達するのか

1月の中旬こんな記事がベンチャーキャピタルに関するサイトに掲載されました。クレイナー・パーキンスが従来の機関投資家以外の投資家に、同社のクリーンテック関連ファンドへの投資を呼びかけたという内容です。

これが記事になるほど、これまでクレイナー・パーキンスは投資家集めに苦労したことはなかったということですが、記事にもあるように、従来の長期投資の担い手である米国の主要大学や年金などの運用資金は、これまで毎年の投資利益を再投資していたものの、こうした投資構造が継続できなくなったことが主な原因とのこと。

とはいっても同社のファンドに投資したい投資家はまだまだ沢山いるので、これはチャンスだとも捉えられるでしょう。しかし潤沢な資産を誇る非営利団体のスタンフォード大学も、この1月には10%の従業員のリストラを敢行しており、Yahoo, Googleのリストラも話題になっています。シリコンバレーも深刻な不況の波にさらされていることが目に見えるようになってきたといえます。

こんな記事から1ヶ月程たって、最近はクリーンテックに投資しているVCへの政府資金投入の可能性などもそこここで話題になったりしていますが、どうなることでしょう。

起業家の支援が、新事業と雇用の創設の支えになるというのは論理的には整合性があっても、VCは、雇用の創設より自社の投資回収のために動くものだという、ブロガーRob Day氏の意見ももっともな気が私はしますが。シリコンバレーの起業文化が、投資資金の流動性の変化をどう乗り越えていくのか注目されるところです。

デュターム