100年以上前のステンドグラス
この3日間は
大阪の田中アートグラスで教室。
世界でもトップクラスの
ステンドグラス作家、研究家の
志田政人先生にお越し頂いて
ステンドグラスの古典絵付け教室を
開催していました。
(志田先生は小樽芸術村ステンドグラス美術館、静岡県の掛川ステンドグラス美術館の総監修、顧問をされています)
小樽芸術村ステンドグラス美術館
今回から
ステンドグラスの修復を学ぶ
本格的な講義が始まりました。
皆さんが
自分自身で実際に
100年以上前の
ステンドグラスを用いて
割れたをガラスを交換したり
錆びた鉛桟をとりかえたり
…という内容です。
ほんとうに
100年以上前に制作された
イギリスのステンドグラスを用いて
直に触れて
自分の手で解体して
磨いたり、作り直したり…。
もうドキドキで超緊張!!!
生徒の皆さんは
それはもうテンション高く
意気込みもすごく
最高に盛り上がった
授業となりました!!!
そのままを残す
修復作業で一番大事なのは
出来るだけオリジナルのガラスを残す
という事だと、まず教わります。
ひどい割れ方をしていたり
欠損していたりで
どうしてもダメなガラスだけ
新しいモノと交換します。
今回は
19世紀のステンドグラスを
用いての授業でしたので
100〜200年前の作品でしたが
今ではもう
手に入らないガラスや顔料を
使用して製作されているものも多い。
どんなに古くとも
汚れていようとも
全く同じものは
2度と作ることができない
とても価値のあるもの。
汚れを落として
必要な部分だけ交換して
輝きを取り戻す。
オリジナルが一番価値があるって
本当は人間もまた同じなんですよね。
間違った思い込みをはずす
わたし達の
間違った思い込みの一つに
自分はそのままでは価値がない
というものがあります。
もっと成長しなくちゃ
もっと何かを取り入れなくちゃ
あんな風にならなくちゃ
と、自分以外の何かになろうとする。
でも本当は
生まれた時から
最高に価値のある存在。
世界でたった一人の唯一無二存在。
そのままでいい。
こびりついた汚れを落として
どんどん透明に輝いていく
ガラスを見ながら
そんな風に思います。
ワタクシの元にやってきた
19世紀イギリスのステンドグラス
技術の高さに驚き!!
綺麗すぎるでしょ
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ステンドグラス絵付け教室展
たくさんの方々にお越し頂き
ありがとうございました!!!